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歌
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「じゃあ、貴方にだけ、見せちゃいます。」
そういい 君は歌い始めた。
碧青の 深遠のよに澄みきった
すいこまれるよな 君のうたこえ
こんな、少女が
いたいけな
まだあどけない15の少女
演ずることを 命ずけられて
パフォーマンスに 生きがいを....。
恋人にすら、「演者」である。
そのことに
かなしさを感じるほどに 美しく...。
「もっと、普通で いいんだよ?」
「...え....」
「おもしろく、なかったですか...。」
「いや、素晴らしいんだけど、だけどね..」
「?」
僕は、観客じゃ....。
君の、素顔で、いいんだよ。
その、ままで..。
---------------------[長文のコーナー]------------------------------------
[convenience・ story]
軽やかな2ストロークの排気音。
あのコがまってる、と思うと、スロットルも軽やかに回る。
コンビニのバイトも、だいぶ慣れてきた。
まあ、バイトったって、あのコがお目当て、なんだケド^^;
図書館通りの少しはずれ、葉桜並木が美しく。
ちょいと前まで、pinkの花が、咲いていて、
店番しながら、落ちる花びら、数えてた。
暗い夜道にぼおっと浮かぶ、ウインドウのあかり。
赤い看板、緑のマーク。
黄色い数字がアクセント。
僕らの店に、ご到着。
メット抱えて、硝子戸を押す。
「いらっしゃいま..あ!」
「おはよう!」
君は、ひまわりいろの制服で微笑む。
いつもの元気。
日向の匂いのするような、活動的で、無造作な髪。
「さ、今日もがんばろう!」
どことなく、お母さんっぽい、口調。
....たぶん、いいお母さんになるんだろうな....。
「いらっしゃいませぇ!」
でも、君との距離は、2メートル。
それ以上でも、以下でもない....。
・
・
・
...もう、いつも遅れてくるのね...。でも、ちょっと、頑張ってるわね。
もうちょっと、根性だせばいい感じなんだけど....。
・
・
「あ、いらっしゃいませぇ!」
コンビニエント。図書館帰りの学生で、この時間はちょっと混む。と...。
ひとり、スポーツバックを肩から掛けた少年が、レジの様子を伺って。
.....。
隅の方で、静かにバックのファスナーを....。
防犯カメラに映っている。
彼女、ゆっくり近づき、「あのぉ....。」
「..え!....あ、あの....。」
「お客様..なにか、おさがしでしょうか?」
「.....あ、あの....。」
「バッグの開け閉めは、...その..店内では.....。」
「......。」
「!これ!読んでください!ラヴ・レターです!。」
「★☆!!;;;;;.....。」
・
・
・
・
「あ、ごめん、おそくなって?...あ.れ..。」
僕は、バック・ヤードから制服に着替えて、店に出てきた。
僕の目の前の出来事。
どこかのオトコが、彼女に....。
....手紙、渡してた....。
「あ、ご、ごめんっ!。」
どうしよう。あんなことって....。
それから、なんだか。気まずくて。彼女の顔、見れなかった。
バイトの時間は、終わり。僕は、スクーターに乗って、家に帰る。
彼女の視線、感じたような....気のせいかな?
セルをまわして、勢いよくスタートした。
ヘルメットの中を、夜の雰囲気が流れる。
....あんな..
....あんな、やつ...
....僕だって...ラヴ・レターくらい....
僕は、煮え切らない自分の不甲斐なさを悔いていた。
・
・
・
「あ...。」
「いっちゃったぁ....。」
彼女の視線の彼方。
テール・パイプから白煙を吐き、2ストロークのスクーターに乗る、“彼”。
「さっきのこと、気になってたのにな...。」
“彼”、どう思ってるのかナ....。
少女は、店先にまだ漂っている2ストロークの煙が
薄れているのをじっと見ていた...。
・
・
・
「よし!」....こうなったら..。
僕は、決めた!
U・ターン。
「こらぁ~!」
急にUターンしたので、後ろを走っていたタクシーの運転手
怒鳴っている。
「ごめんよーおじさん。一大事なんだよー。^^;。」
少年は、スクーターのスロットル・グリップを、めいっぱい引き絞った。
・
・
・
さっきのように、赤い看板が、夜霧にぼぉっと。
なんだか、とっても眩しく感じる..
スクーターを端っこに止め、僕は、メットを取った。
いつもと同じこと、なのに。
なんか、ちがうことしてるみたいだ。
・
・
・
「あら、どうしたの?忘れ物?」
彼女は、僕を見てそういう。
コンビニのレジの向こう。
「....ちょっと、来て。」
「....え!?」
「...いいから。」
「....!?あッ!。」
僕は、彼女の手を引き、裏口から店裏へと駆けた。
「ちょっと、どうしたの?...痛いよ。」
店の裏手。
ダンボールやら、ビールケースやらでごちゃごちゃと。
....ムード、無いな...でも、もう時間ないんだ!
僕は、ポケットの手を拳に握り締めた。
「俺、好きだ!!」
「!?」
「君のこと、好きだ!...他のやつに渡したくない!!!」
「!!....。」
・
・
・
・
君の瞳が。
きらきら、まぶしく、ひかってた。
星の、またたくかのように。
おおきくゆれて、僕を見つめた
星のかけらが ひとつぶこぼれ
君の ほっぺた ながれて おちて
元気いっぱい、いつもの君の
いまの笑顔が いちばん素敵....。
「あり...が...とう....。」
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