82 / 86
にゃご
しおりを挟む
めぐは、いつものように
畑の方から家に入ろうとした。
トマト畑から、おばあちゃんが出てきて
「おかえり、めぐ」なんて言って。
にこにこしてくれると、めぐもにこにこ。
そんな毎日は、なーんとなくしあわせ。
そう思って、めぐは
なにげなく
10年ほど後の、この時間軸で
同じ事をした。
やっぱり、おばあちゃんは
畑で、草取りをしてたり。
大きな麦藁帽子をかぶって。
「めぐ、おかえり。あら?」と
タイムスリップしてきためぐを迎えてくれた。
いつか、ルーフィたちが訪れた時のように
クワスとヨーグルトを、農機具小屋で
冷たいものを頂ながら。
おばあちゃんは「そうね。未来は確かに気になるわ。
あまり知りすぎると、つまらないのも
よくわかる。
ルーフィさんのご主人様は
、それで、眠りに入ってしまったの?」と
おばあちゃんは、めぐの想像に
答えた。
それは、想像よ、と
めぐは言う。
「それにしても、18歳のあなたは素敵ね。
とってもかわいいわ。
フランスのお人形さんみたいよ
」と
おばあちゃんは言うので
めぐは、恥ずかしくなって、頬が染まった。
「いま、ここに住んでるあたしは、どんな?
大人っぽくなってる?」と
めぐは、気になってる事を
おばあちゃんに尋ねた。
おばあちゃんは、楽しそうに笑って
「はい、とても素敵なレディよ。
おばあちゃんの一番の楽しみだもの。
めぐが、しあわせになる事が。」と
魔法使いにしては、ふつうのひとみたいな
おばあちゃんの願いに、めぐはちょっと聞いてみたくなった。
「おばあちゃんは、魔法使いで
永遠に生きられるでしょう?
どうして、そんなにふつうなの?」
おばあちゃんは、少し考えて、
トマト畑の草を集めながら
「そう、でも
おじいちゃんと出会ってしまったから。
人間として、しあわせに生きるのが
やっぱり、大切だし。
家族の中に生きていくって
やっぱりしあわせだもの。
」と、笑いながら。
めぐは、半分納得しながら
それだと、魔法使い同士で
出会ってしまったら
どうなるのかなぁ、なんて
思ったりもした。
もちろん、ルーフィ、それとめぐ自身と
Megの事だけど。
10年後も、おばあちゃんの話だと
まだ、めぐ自身は
答を見出だしていないらしい(笑)。
そっかぁ、と
溜息をついて。
めぐは、自分のお部屋の方へ行こうとした。
おばあちゃんは「あ、今
家族に会うと変よ?
あなたは、18歳のままだもの。」
と、おばあちゃんが言うから
めぐはそれに気づく。
「そっかぁ」あまり、何も変わらないので、
錯覚してしまった。
でも、お母さんやお父さんが見たら
それを、ドイツ語のドッペルケンガーとか、
二重身、なんて
言われるのかな、なんて
思ったりもした。
家族のために、おばあちゃんは
魔法使いとしての生き方より
人間としてのしあわせを選んだ。
と、いうよりも
選ばれたから、そう
生きたんだろな、と
めぐは、女の子っぽく想像した。
おじいちゃんに想われて。
おじいちゃんをしあわせにしてあげたい。
それが、しあわせだと思ったら
「やっぱり、そうなってしまうのかな」
なんて、回想しながらめぐは歩いて。
温泉の小屋の前、日陰のとこで
涼んだ。
にゃごが、のこのこ、と
歩いてきて。
どこか、にゃごに似た子猫が3ひき。
「かわいい.....ああ、孫か!」めぐは
その、白と、とら猫、それとぶちの
にゃんこたちを
遠くから眺めた。
にゃごも、愛おしむように
子猫たちを見守っている。
畑の方から家に入ろうとした。
トマト畑から、おばあちゃんが出てきて
「おかえり、めぐ」なんて言って。
にこにこしてくれると、めぐもにこにこ。
そんな毎日は、なーんとなくしあわせ。
そう思って、めぐは
なにげなく
10年ほど後の、この時間軸で
同じ事をした。
やっぱり、おばあちゃんは
畑で、草取りをしてたり。
大きな麦藁帽子をかぶって。
「めぐ、おかえり。あら?」と
タイムスリップしてきためぐを迎えてくれた。
いつか、ルーフィたちが訪れた時のように
クワスとヨーグルトを、農機具小屋で
冷たいものを頂ながら。
おばあちゃんは「そうね。未来は確かに気になるわ。
あまり知りすぎると、つまらないのも
よくわかる。
ルーフィさんのご主人様は
、それで、眠りに入ってしまったの?」と
おばあちゃんは、めぐの想像に
答えた。
それは、想像よ、と
めぐは言う。
「それにしても、18歳のあなたは素敵ね。
とってもかわいいわ。
フランスのお人形さんみたいよ
」と
おばあちゃんは言うので
めぐは、恥ずかしくなって、頬が染まった。
「いま、ここに住んでるあたしは、どんな?
大人っぽくなってる?」と
めぐは、気になってる事を
おばあちゃんに尋ねた。
おばあちゃんは、楽しそうに笑って
「はい、とても素敵なレディよ。
おばあちゃんの一番の楽しみだもの。
めぐが、しあわせになる事が。」と
魔法使いにしては、ふつうのひとみたいな
おばあちゃんの願いに、めぐはちょっと聞いてみたくなった。
「おばあちゃんは、魔法使いで
永遠に生きられるでしょう?
どうして、そんなにふつうなの?」
おばあちゃんは、少し考えて、
トマト畑の草を集めながら
「そう、でも
おじいちゃんと出会ってしまったから。
人間として、しあわせに生きるのが
やっぱり、大切だし。
家族の中に生きていくって
やっぱりしあわせだもの。
」と、笑いながら。
めぐは、半分納得しながら
それだと、魔法使い同士で
出会ってしまったら
どうなるのかなぁ、なんて
思ったりもした。
もちろん、ルーフィ、それとめぐ自身と
Megの事だけど。
10年後も、おばあちゃんの話だと
まだ、めぐ自身は
答を見出だしていないらしい(笑)。
そっかぁ、と
溜息をついて。
めぐは、自分のお部屋の方へ行こうとした。
おばあちゃんは「あ、今
家族に会うと変よ?
あなたは、18歳のままだもの。」
と、おばあちゃんが言うから
めぐはそれに気づく。
「そっかぁ」あまり、何も変わらないので、
錯覚してしまった。
でも、お母さんやお父さんが見たら
それを、ドイツ語のドッペルケンガーとか、
二重身、なんて
言われるのかな、なんて
思ったりもした。
家族のために、おばあちゃんは
魔法使いとしての生き方より
人間としてのしあわせを選んだ。
と、いうよりも
選ばれたから、そう
生きたんだろな、と
めぐは、女の子っぽく想像した。
おじいちゃんに想われて。
おじいちゃんをしあわせにしてあげたい。
それが、しあわせだと思ったら
「やっぱり、そうなってしまうのかな」
なんて、回想しながらめぐは歩いて。
温泉の小屋の前、日陰のとこで
涼んだ。
にゃごが、のこのこ、と
歩いてきて。
どこか、にゃごに似た子猫が3ひき。
「かわいい.....ああ、孫か!」めぐは
その、白と、とら猫、それとぶちの
にゃんこたちを
遠くから眺めた。
にゃごも、愛おしむように
子猫たちを見守っている。
0
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる