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最終話・死んだくらいじゃ逃げられない
穢れ無き人々と贖罪の羊(残酷描写注意)
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しかし訪れた冥界は、光り輝く白い世界ではなく
「お、お父様。ここは本当に天の国なの? 地獄の間違いじゃ?」
空は黒一色に塗りつぶされて地表は荒れ果て、幹と枝だけの木々は乾いた灰色だった。空気はどんよりと重く、どこからともなく血の臭いが漂って来る。
さらに死者の国に入った途端、こちらの世界の法則に囚われたように、体が重くなり飛べなくなった。前を歩く父の背に、ナンデが恐々と問いかけると
「ナンデ。冥界は転生するために避けては通れない場所だが、決して安らぎの園ではない。お前の言うとおり、罪人であるわしらにとっては地獄のような場所だ」
「先に言ってよ! というか、どうしたの、お父様!? 顔が汚いわ!」
いつの間にかケネンの顔には、大きな黒いシミが出来ていた。顔だけでなく霊体全体が、なんだか薄汚れていたが
「言っておくが、汚いのはわしだけじゃないぞ」
ケネンはナンデに鏡を見せた。鏡に映るナンデの肌にも、父と同じように黒く大きなシミができていた。
「いやああっ!? 何これ気持ち悪い! せっかく若返ったのに、こんなに醜いシミが!」
ケネンによれば、冥界に入ると魂に染みついた穢れが浮き彫りになるそうだ。この穢れを落としてからでないと、転生の門を通れないと言うが
「通れないって……開きっぱなしみたいだけど」
転生の門は黒夜の世界でただ1つ、燦然と輝いていた。この不安で不気味な世界よりは、明らかにマシな場所に繋がっていそうだ。転生の門だと知らなくても、思わず入りたくなる外観だが、
「開いていようと通ってはいけないのだ。この穢れがついたまま転生したら、次の世でも同じ過ちを繰り返すそうだ。冥界でキチンと罪を償い、まっさらな魂で転生しなければならないのだ」
「でも罪を償うって、どうやって?」
「それは……」
ケネンの説明を遮るように、漆黒のカーテンのように深い暗闇の奥から
「嫌だぁぁ! やめてくれぇぇ! このまま行かせてくれぇぇ!」
そこに何か居ると知覚した途端、ナンデにはそれらが急に見えるようになった。
薄汚れたナンデやケネンと違い、輝くように美しい霊体たちが泣き叫ぶ男を捕まえて
「あなたは盗賊団の一員として、数多の人間の命と富を奪い、女性を犯しました。それらの罪を清めぬうちに、次の世に行かせるわけにはいきません」
「そうだ! お前たちのような罪人を、そのまま転生させるわけにはいかん!」
「もう地上の人たちを苦しめないように、罪人にはここで弱者の痛みを教えなければ!」
天使のように神々しい姿に反して、罪人を責め立てる霊体たちにナンデは驚き
「な、何あれ!?」
「罪を拭わぬうちに転生の門を通ろうとしたから、穢れ無き人々に捕まったのだ」
「け、穢れ無き人々って?」
ケネンによれば、冥界では罪のシミを持たない人を『穢れ無き人』と呼んでいるそうだ。穢れ無き人には償うべき罪が無いので、すぐにでも転生の門を通れる。
しかし冥界には、神や天使のように魂を管理する者がいない。放っておけば生前の罪を清めぬまま、転生の門を通ろうとする違反者が出てしまう。
だから穢れ無き人は、罪人が罪を清めぬまま転生の門を通って再び地上に災厄をもたらさぬように、自主的にここを見張っているらしいのだが、
「うわぁぁ! 嫌だ! もうそれは、ああーッ!?」
穢れ無き人々はナンデの目の前で、罪人の手足を切り落とした。ナンデは恐怖に震えながら
「いくら罪人だからって、あんな拷問をする人たちが、穢れてないって言うの?」
それはケネンに向けた言葉だったが、穢れ無き人たちの1人が振り返り
「私たちは怒りや嫉妬や欲望など、個人的な感情で罪人を裁いているわけではありません。地上の人々とあくまで本人のために、二度と過ちを繰り返さないように必要な裁きをくだしているだけです」
まるで聖人のような口ぶりで説明すると
「あなたの所業についてもケダカから聞いていますよ」
「け、ケダカが!?」
ギクッとするナンデに続いて
「あら、一度会っただけの妹を覚えておいででしたか、姉上」
そこに居たのは自分と違って、眩しいほどに美しい姿のケダカだった。母親の命を助けるために、我が身を犠牲にして命を落としたケダカも、穢れ無き魂として冥界にやって来た。そして穢れ無き人の一員となり、悪人がそのまま生まれ変わり、再び弱者を苦しめないように懲らしめていた。
ナンデのことも霊が残された者を見守るための冥界の水鏡で、ずっと見ていたそうだ。その後、態度を改めて他者のために少しでも貢献したなら過ちを許そうと。
しかしナンデはよりにもよって、ドーエスとともに幼い我が子の性癖を狂わせて死に至る理由を作った。そして泣いて命乞いする我が子を見殺しにした。
「姉上には3つの罪があります。私を身代わりにした罪。我が子を見殺しにした罪。夫が人々から略奪したもので私腹を肥やした罪」
ケダカは幅広の剣を引きずるようにナンデに近づくと、
「この3つの罪が拭われぬうちは、姉上に転生の門を通らせるわけにはいきません。私が姉上の罪を清めてさしあげますから、まずは殺された妹の痛みが分かるように、その首を差し出しなさい」
いつか見た悪夢が現実のものとなったナンデは
「いやあああっ!? 助けてお父様!」
助けを求めて泣き叫んだが、ケネンは冷たく首を振って
「ナンデ。すまないが、わしにも罪がある。それはお前だけを可愛がって、ケダカを死なせた罪だ。それを償わなければ、わしも転生させてもらえぬのだ。お互いのためにも、ここで罪を償おう」
ナンデはすぐに先ほどの男と同じように、穢れ無き人たちに押さえつけられた。ケダカは微笑みを浮かべながら、動けぬナンデを見下ろして
「罪の償い方は簡単です。身に浮き出た罪のシミが消えるまで、その部分を切除したり皮を剥いだりするだけです。姉上のお顔の醜いシミが消えるまで、私が何度でも首を落として差し上げますからね」
ケダカが剣を振り上げる気配に、ナンデは必死の形相で
「いやぁぁ、お願い! やめてぇぇ! 罪なら他の方法で償うからぁぁ!」
「罪人の分際で罰を選べると思うなんて、反省していない証拠ですよ。この場で十分苦しみのたうって、少しは悔い改めてください」
今度こそケダカはナンデの首を斬り落とそうとした。
「お、お父様。ここは本当に天の国なの? 地獄の間違いじゃ?」
空は黒一色に塗りつぶされて地表は荒れ果て、幹と枝だけの木々は乾いた灰色だった。空気はどんよりと重く、どこからともなく血の臭いが漂って来る。
さらに死者の国に入った途端、こちらの世界の法則に囚われたように、体が重くなり飛べなくなった。前を歩く父の背に、ナンデが恐々と問いかけると
「ナンデ。冥界は転生するために避けては通れない場所だが、決して安らぎの園ではない。お前の言うとおり、罪人であるわしらにとっては地獄のような場所だ」
「先に言ってよ! というか、どうしたの、お父様!? 顔が汚いわ!」
いつの間にかケネンの顔には、大きな黒いシミが出来ていた。顔だけでなく霊体全体が、なんだか薄汚れていたが
「言っておくが、汚いのはわしだけじゃないぞ」
ケネンはナンデに鏡を見せた。鏡に映るナンデの肌にも、父と同じように黒く大きなシミができていた。
「いやああっ!? 何これ気持ち悪い! せっかく若返ったのに、こんなに醜いシミが!」
ケネンによれば、冥界に入ると魂に染みついた穢れが浮き彫りになるそうだ。この穢れを落としてからでないと、転生の門を通れないと言うが
「通れないって……開きっぱなしみたいだけど」
転生の門は黒夜の世界でただ1つ、燦然と輝いていた。この不安で不気味な世界よりは、明らかにマシな場所に繋がっていそうだ。転生の門だと知らなくても、思わず入りたくなる外観だが、
「開いていようと通ってはいけないのだ。この穢れがついたまま転生したら、次の世でも同じ過ちを繰り返すそうだ。冥界でキチンと罪を償い、まっさらな魂で転生しなければならないのだ」
「でも罪を償うって、どうやって?」
「それは……」
ケネンの説明を遮るように、漆黒のカーテンのように深い暗闇の奥から
「嫌だぁぁ! やめてくれぇぇ! このまま行かせてくれぇぇ!」
そこに何か居ると知覚した途端、ナンデにはそれらが急に見えるようになった。
薄汚れたナンデやケネンと違い、輝くように美しい霊体たちが泣き叫ぶ男を捕まえて
「あなたは盗賊団の一員として、数多の人間の命と富を奪い、女性を犯しました。それらの罪を清めぬうちに、次の世に行かせるわけにはいきません」
「そうだ! お前たちのような罪人を、そのまま転生させるわけにはいかん!」
「もう地上の人たちを苦しめないように、罪人にはここで弱者の痛みを教えなければ!」
天使のように神々しい姿に反して、罪人を責め立てる霊体たちにナンデは驚き
「な、何あれ!?」
「罪を拭わぬうちに転生の門を通ろうとしたから、穢れ無き人々に捕まったのだ」
「け、穢れ無き人々って?」
ケネンによれば、冥界では罪のシミを持たない人を『穢れ無き人』と呼んでいるそうだ。穢れ無き人には償うべき罪が無いので、すぐにでも転生の門を通れる。
しかし冥界には、神や天使のように魂を管理する者がいない。放っておけば生前の罪を清めぬまま、転生の門を通ろうとする違反者が出てしまう。
だから穢れ無き人は、罪人が罪を清めぬまま転生の門を通って再び地上に災厄をもたらさぬように、自主的にここを見張っているらしいのだが、
「うわぁぁ! 嫌だ! もうそれは、ああーッ!?」
穢れ無き人々はナンデの目の前で、罪人の手足を切り落とした。ナンデは恐怖に震えながら
「いくら罪人だからって、あんな拷問をする人たちが、穢れてないって言うの?」
それはケネンに向けた言葉だったが、穢れ無き人たちの1人が振り返り
「私たちは怒りや嫉妬や欲望など、個人的な感情で罪人を裁いているわけではありません。地上の人々とあくまで本人のために、二度と過ちを繰り返さないように必要な裁きをくだしているだけです」
まるで聖人のような口ぶりで説明すると
「あなたの所業についてもケダカから聞いていますよ」
「け、ケダカが!?」
ギクッとするナンデに続いて
「あら、一度会っただけの妹を覚えておいででしたか、姉上」
そこに居たのは自分と違って、眩しいほどに美しい姿のケダカだった。母親の命を助けるために、我が身を犠牲にして命を落としたケダカも、穢れ無き魂として冥界にやって来た。そして穢れ無き人の一員となり、悪人がそのまま生まれ変わり、再び弱者を苦しめないように懲らしめていた。
ナンデのことも霊が残された者を見守るための冥界の水鏡で、ずっと見ていたそうだ。その後、態度を改めて他者のために少しでも貢献したなら過ちを許そうと。
しかしナンデはよりにもよって、ドーエスとともに幼い我が子の性癖を狂わせて死に至る理由を作った。そして泣いて命乞いする我が子を見殺しにした。
「姉上には3つの罪があります。私を身代わりにした罪。我が子を見殺しにした罪。夫が人々から略奪したもので私腹を肥やした罪」
ケダカは幅広の剣を引きずるようにナンデに近づくと、
「この3つの罪が拭われぬうちは、姉上に転生の門を通らせるわけにはいきません。私が姉上の罪を清めてさしあげますから、まずは殺された妹の痛みが分かるように、その首を差し出しなさい」
いつか見た悪夢が現実のものとなったナンデは
「いやあああっ!? 助けてお父様!」
助けを求めて泣き叫んだが、ケネンは冷たく首を振って
「ナンデ。すまないが、わしにも罪がある。それはお前だけを可愛がって、ケダカを死なせた罪だ。それを償わなければ、わしも転生させてもらえぬのだ。お互いのためにも、ここで罪を償おう」
ナンデはすぐに先ほどの男と同じように、穢れ無き人たちに押さえつけられた。ケダカは微笑みを浮かべながら、動けぬナンデを見下ろして
「罪の償い方は簡単です。身に浮き出た罪のシミが消えるまで、その部分を切除したり皮を剥いだりするだけです。姉上のお顔の醜いシミが消えるまで、私が何度でも首を落として差し上げますからね」
ケダカが剣を振り上げる気配に、ナンデは必死の形相で
「いやぁぁ、お願い! やめてぇぇ! 罪なら他の方法で償うからぁぁ!」
「罪人の分際で罰を選べると思うなんて、反省していない証拠ですよ。この場で十分苦しみのたうって、少しは悔い改めてください」
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