流されて地下アイドル~地味で陰キャなヒロインはイケメン大学生に溺愛されて困惑する~

知見夜空

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秘密の場所、見せてあげる

誠慈君にパンツを見せる【視点混合・性描写あり】

【誠慈視点】

 彼女の仕事に水を差すような悩み。普通は困るだろうに萌乃は嫌な顏一つしないで聞いてくれたばかりか

「誠慈君の気持ち、ちゃんと知れて良かった。ひとりで悩んで欲しくないから」
「も、萌乃。ありがとう」

 思いやりのある言葉に、心のモヤモヤが少し晴れる。

 ただ萌乃はこの先、もっと人気になってしまうだろう。

 それも田中さんや斉藤さんのような人だけでなく、公の場所で「萌乃にゃんエロい」とはしゃいだり、彼女と握手した後に

『この手でシコッたら実質、萌乃にゃんに抜いてもらったことになるのでは?』

 なんて友だちと真顔で言い合ったりするヤツラに。

 前者はともかく後者は本当に、今すぐトイレに引きずり込んで、手の皮がズル剥けるまで洗ってやろうかと思うほどだった。

 一緒に居た田中さんと斉藤さんが「せ、誠慈君、お気を確かに!」と止めてくれなかったら危なかった。

 ともかく萌乃に下心のあるヤツが、彼女に近づくのが本当に嫌だ。触れるどころか、見ることさえ許せない。

 思い返すと、また狂暴な気持ちが湧いて来たが

「あのね、さっきの話だけど、彼氏の特権をもっと味わえば、他の人が気にならなくなると思う」
「彼氏の特権って?」
「こうして休日に2人で会えるのもそうだし、時間を気にせず話せるのもそうだし」

 そこまでは「確かにそうだなぁ。萌乃はいいことを言うなぁ」と聞いていたが

「他の人には絶対に見せない場所。誠慈君は見られるし、触れる」

 妖しい微笑みに、俺はドキッとしながら

「ほ、他の人には絶対に見せない場所って?」
「スカートの中とか」

 萌乃はサラッと言うと、おもむろに立ち上がって

「今日は誠慈君と会うから、綺麗な下着を穿いている。見る?」
「えっ!? えっ!? 本気!?」

 盛大に取り乱す俺とは逆に、萌乃はコクンと頷いて

「誰にも見せないところ、誠慈君にだけ見せてあげる」

 本当にスカートを持ち上げた。ただの客には決して見せない位置まで。

 ただ萌乃の下着を見てしまうだけでもダメなのに、自分から差し出すようなポーズ。あまりに刺激的な光景に、興奮を通り越して脳がショートした。

 俺が無反応なので少し不安になったのか

「……嬉しい? つまらない?」
「つ、つまらなくない」

 萌乃の問いに、俺は慌てて首を振ると

「喜んでいいのか分からないけど、俺だけに見せてくれて、ありがとう。すごく嬉しい……」

 彼女がしてくれたことは、俺の悩みの直接の解決にはならない。

 けれど喜びと不満を同時に抱くことはできないみたいだ。

 あまりに現金で恥ずかしいけど、萌乃にパンツを見せてもらった衝撃で、心のモヤモヤが吹っ飛んでしまった。

 けっきょく俺がいちばん彼女を、性的な目で見ているのかもしれない。

 他人を睨むなら自分がまず、この邪心を抑えるべきだ。

 しかし反省したのも束の間。

「誠慈君が良かったら、スカートの中に顔を入れてみる?」
「どういう提案!?」

 ギョッとする俺に、萌乃は普段どおり淡々とした口調で

「エッチな漫画でよく、スカートの中に顔を突っ込むシーンが出て来るから。男の人は嬉しいのかなって。誠慈君は違う?」

 彼女の問いに、俺は震えながら

「それに「したい」って答えたら、あまりにも変態じゃない……?」
「じゃあ、しない?」

 萌乃の顔が気持ち曇る。彼女は俺を喜ばせようとしてくれているのに。

 完全な見当違いならともかく、そういう欲求が無くは無いのに。むしろあり過ぎて抑えなければと、いま反省したところなのに。

 自分だけマトモぶって萌乃に恥をかかせるのか。

 考え過ぎた結果。


【萌乃視点】


 エッチなお誘いは空振りすれば、ただの痴女だ。今回ばかりは誠慈君も引いたかなと不安になったが

「ほ、本当にいいの?」

 遠慮がちに確認されて、やっぱりすることになった。

 直立した私と向かい合うように誠慈君が座る。

 身長152センチの私に対して、誠慈君は178センチある。スカートの中に顔を突っ込むには座ってもなお、頭の位置が高い。

 なので少し背中を曲げてもらい

「来ていいよ?」

 誠慈君の顔の真ん前でスカートをまくる。

 誠慈君はやはり躊躇いつつも、私の股間に顔を埋めた。

 これでスカートを下ろすと、誠慈君も無事『あの子のスカートの中』状態である。

「どんな感じ?」

 感想を聞くと、誠慈君は熱い吐息交じりの声で

「温かくて柔らかくて気持ちいい。すごくいい匂いがする……」

 もっと匂いをごうとするように、パンツにグリグリと鼻を押し付けた。自分から招いておいてなんだけど、そこは本来排泄のための場所だ。

 臭くないんだろうかと今さら気になった。でも誠慈君はいい匂いだと言っているし、嗅がせてあげればいいのか。

 ただ女にとっての急所で、あんまり顔を動かされると

「んっ、鼻くすぐったい……」

 水を差すまいと我慢していたが、つい声を漏らすと

「わっ!? ご、ゴメン。つい!」

 我に返った誠慈君は、飛びのくようにして離れた。

 スカートから出た彼の顔は真っ赤で、羞恥のせいか欲情の名残か目は潤んでいた。

 誠慈君は情けないと恥ずかしがるけど、そういう可愛い顔がもっと見たくて

「くすぐったいだけで嫌じゃないから」

 やめてと言ったわけじゃないと伝えると

「また声が出ちゃうかもだけど、もっとグリグリして?」

 また自分からスカートを持ち上げて見せると、誠慈君の目は分かりやすくグルグルした。

 きっと私が思う以上に、色んな葛藤があるんだろうな。

 単に自分がしたいだけじゃなくて、恐らく誘いを断ることで私だけを変態にしないように、彼は再びスカートに顔を突っ込むと

「あの、さっきみたいにグリグリしていいって本当?」

 控えめな確認に「いいよ」と返すと、なぜか誠慈君は「あの……」と消え入りそうな声で

「お尻も触りたい……いい?」

 いつも慎ましい誠慈君らしからぬ大胆なオネダリ。呼吸も荒いし声も震えているし、思った以上に理性がグラグラなのかもしれない。

 少し驚いたが、触りたいと思ってくれて嬉しかったので

「いいよ。全部誠慈君のだから、いっぱい触って?」

 許可するとすぐに、彼の両手がお尻に回る。最初は遠慮がちに表面を撫でるだけだったけど

「お尻プニプニで気持ちいい……」

 豊かとは言えない尻肉を夢中で揉まれる。

 私は低身長の幼児体型なので、自分の胸やお尻が男性にとって魅力的だと考えたことも無かった。

 でも誠慈君は大興奮だ。

 好きな人に異性として求められると例えようもなく嬉しくて、薄い布越しの感触がもどかしくなる。

 いっそ下着を脱がされて、彼の熱い手や吐息を直接感じたい。

 けれど脱いだらお互いに、もっと我慢できなくなるのは目に見えている。

 それでも、もうちょっとだけすごいことがしたくなって

「……下着、下だけじゃなくて上も綺麗だよ。見る?」

 私の問いに、誠慈君はビクッとして一旦スカートから出ると

「えっ? 上もって。ブラジャーも見せてくれるの?」
「うん……見てのとおり貧乳だから、面白くないかもだけど」

 流石に成人女性なので、ささやかな膨らみはある。でも谷間は完全に無い。

 自分から勧めておいてなんだけど、あまりにも貧相な胸だ。

 自信を無くす私に、誠慈君はブンブンと首を振って

「大きいとか小さいとかじゃなくて、萌乃の胸だから見たい」

 「だ、だから見てもいい……?」と震える声で続けた。

 ブラジャーを見せると言う名目がどこかに消えてしまった。まぁ、私だってブラジャーではなく、自分の体に興味を持たれたい。

 誠慈君はまた勃起してしまったようで、恥ずかしそうに両手で股間を隠している。その体勢で私が脱ぐのを見守る姿が、ちょっとミーアキャットに似ていた。
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