終わらない仮想世界へようこそ

ソナタ

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第1章 さぁ冒険を始めよう!

第3話 鍛冶師との出会い

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「ハァ~眠い」

僕は独り暮らしをしてから1ヶ月たった。
高校1年で独り暮らしは珍しいかもしれないけど、親が再婚相手の家に行ってしまったため、昔住んでいた家を売り払ってアパートに住んでいる。
朝、パンを焼き、身嗜みを整えながら朝食を取る。そしていつもどうりの電車に乗って学校まで行く。
教室につくとひとりの少年がコチラに駆け寄ってきた。

「おはよう流七」

「おはよ、翔」

七瀬ななせしょう
彼が僕にPEOを勧めた張本人だ。黒髪黒目のイケメンである。性格は優しい感じだし、ルックスはいいし、顔は整ってるし、勉強できるしの超完璧人間だ。ゲームももちろん上手い。
とても大変モテるが主人公特有の鈍感によってその思いに全く気付いてない。少し自棄的な部分もあるけど……

「そんなイケメンじゃないよ!それより流七のほうがイケメンじゃない?顔整ってて目クリクリだし…」

……喧嘩売ってんのかなぁ?アハハハ(#・∀・)

「でどこまで行った?PEO」

「一応《ベアーガーデン》のボスは倒したけど…」

「へ~って早くない?まだ初日なんだけど…」

「で翔はどこまで行ったの?」

「普通にレベル上げ。後パーティー組んだかな」

パーティーというのは協同プレイでのチームのようなもので主に狩る効率やひとりじゃ難しいクエストのクリアを目的している。まぁデメリットも結構あるけど…。

「そちらこそもう6人パーティー組めたの?早くない?」

「いや、メンバー募集のパーティーは結構いっぱいあったからな……流七もパーティー組む?」

「いや、僕はソロを気に入ってるからさ」「ですよね~」

……すでにわかってたように即答された。

「まぁ~可愛い子がいたら入ってもいいけど」

「………逆に襲われるんじゃない?」

「…………。」

ゴンッ
(僕が翔の頭を撃墜げきついさせる音)

「い、痛いんだけど……」

「無論、痛くするようにした」

「ですよね~」

僕たちがそうやって笑い合いながら雑談をしていると、クラスの担任が入ってきた。

「じゃ、またね」

「うん。わかった」

そう言って僕たちは一旦別れた。

♤ ♡ ♧ ♢

学校から家に帰り、そしてギアをつける。

「リンク•スタート!」

そして僕は目を閉じた。


……
………。

そして目を開けると仮想世界が始まっていた。色ありふれる店並ぶ街、《ファスト》である。
ん~今日はどうしよっかな~
少しだけ考えて次の街《セカン》を目指す事にする。今行けると思われている街は《ファスト》、《セカン》、《サード》の3つである。
と言っても《サード》には殆どの人がイケてないだろうが。一度ついた街は街の真ん中にある転移ボックスによって移動が可能だ。まぁ一回街に入る必要があるけど…
《フォス》からはギルド推奨のボスを倒さないといけないのでかなり難しいと思われている。まぁ二日目だしね。そんなギルドとかはまだ作れないでしょ!

「そういえば靴だけは新しくしないと…」


チャリン
10分後には全財産が消えた…


ま、まぁ必要経費かな~アハハ

…………。

いやまぁ必要だったんだけどね……(;´∀`)

「……ふぅ…よし行こう!」

気分を変えて歩き出す。まぁ気楽にやっていこう!

♢ ♧ ♡ ♤

2日目にして初めて死にました。
ボス強えぇエエェェ!!
ってマジブレス半端ねー感じでした。
ボスの正体は《タウロス•ヴァーサーク》巨大な大剣を振り回すミノタウロス、それが《セカン》への唯一の道に立ちはだかっているのだ。
真面目、近距離がやばい。大剣の垂直斬りの衝撃によって半径3メートル以内にいる敵を行動不能にさせるのだ。しかも遠距離からだと炎のブレスをうってくるし……。
ソロではほぼ無理だったと言ってもいい。【投擲】や、【水魔法】での遠距離も攻撃力が足りず、魔力や投擲物のほうが早く無くなってしまうのだ。

「真面目にパーティーを組むべきかな?」

ため息をつきながら愚痴をこぼしていると、いつの間にか目の前に武器屋が佇んでいた。

「まぁデスペナで1時間は動作阻害がされてるし、入ってみるか…」

そう言って扉を開き、中に入る。が誰もいなかった。

「すいませーん」

とりあえず誰かがここに来る事を期待し、大きく声を出して店員を呼ぶ。そしてしばらくすると奥から人が出てきた。赤い長髪の男の人だ。恐らく大学生ぐらいだろう。

「いらっしゃいませ、嬢ちゃん。今日はどうしたんだい?」

驚いた事にNPCではなくプレイヤーだった。とてもいい人そうだ。…言葉に変なことがあったけど

「投げナイフって売ってますか?」

「投げナイフか…【投擲】スキル持ちか?一応あるが…ちょっと待っててくれ。」

そう言って一旦奥に引っ込み、すぐに戻ってくる。

「これが投げナイフだ」

手渡されたナイフは露骨な感じの両刃のナイフだった。30cmぐらいの長さだ。

   ___________

《クロウ•ナイフ》 攻撃力50
効果:器用さ補正

   ___________

試しに【ペン回し】を発動させる。いつもの1回転ではなく、Lv10になって習得した、手のひらと手の甲で1回転ずつさせるやつだ。それを2連続でやる。成功確率が一回目で80%、2回目で60%だ。だが恐らくナイフの効果である器用さ補正によって成功確率が上がるはずだ。
クルクルックルクルッ!!
…簡単に成功してしまった。むしろ普通のやつの方が難しかったような気がする。

「じょ、嬢ちゃん。な、なんかナイフの扱いうまくないかい?」

少し怯えた感じで見てきた男の人……。
それを無視して言う。

「これなかなかいいね。在庫は何個ある?」

すると我に返ったように慌てて言う。

「まだそれは試験の段階だから。まだそれだけなんだ。何個欲しいか言ってくれれば後日作るけど」

「じゃあ、100個ほど作ってくれない?」

「わかった。一応それ一個で270コルだから100個で27000コルだ。でも嬢ちゃん面白そうだから25000にしておくよ。……その俺とフレンド登録してくれないか?」

少し恥ずかしそうに言ってくる。あんま男が照れても嬉しくないがまけてくれたし、またここに来るつもりだし悪くないだろう。何故か肌寒い感じがするけど!

「わかった。僕はルナです。よろしく」

「お、おう。クレドールだ。」

こうしてクレドールとフレンドになった。
もちろん去り際に、「僕、男だから」と言っておいた。
クレドールは「嘘だろ!?」とか言ってたような気がするが無視して去った。

         
   ___________

ルナ
Lv10
持ち金:70065コル
HP:170/170
MP:208/208
筋力:198
速度:231
頑丈:159
魔力:186
器用:245
体力:194

スキル:【千里眼Lv11】【投擲Lv10】【剣術Lv12】【魔力Lv10】【水魔法Lv10】【ペンまわしLv11】【軽業Lv9】【限界突破Lv9】【祈りLv1】【手品Lv1】

   ___________
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