4 / 13
第1章 さぁ冒険を始めよう!
第4話 狂牛を啄む鴉
しおりを挟む地面を蹴る。
剣を抜き、『武技』を発動させる。
「『セイバー』」
青く光輝き、虫型モンスターの横腹を深く切り裂く。そして斬撃の残像と共に弾けて消えた。
Lv10なった武器系スキルはすべて『武技』が使えるようになる。武技はプレイヤーの姿勢、スキルの熟練度、発動のための言葉によって発動させる事ができ、威力が上がる。が、使用後数秒硬直し、クールタイムがあるため、使い勝手はそこまで良いと言えないらしい。
だがソロではこれを使いこなさないとかなりきつい。ということで今は練習しているのだ。かれこれ3日かかってる。結構疲れた。
「ま、だいぶできてきたし、タウロス狩りに行きますか」
♢ ♧ ♡ ♤
40分後、ポーションを買い、やっとボスである《タウロス•ヴァーサーク》と対峙する。
「4日ぶりだね」
マジメ、結構長かった。
ナイフを回しながら走り出す。
「『鴉』」
速く、強く、直線に。ただそれだけを極めた【投擲】単発『武技』。
【投擲】の『武技』の中で一番使い勝手が悪いが一番速度と威力が高い派生らしい。まず器用さが一定以上なくちゃ使えず、器用さ重視の僕でも【ペン回し】による補正も含めて30%の確率でしか発動させることができない。
運良く発動し、《タウロス》の顔面に当たる。
威力は普通の【投擲】の約5倍なのでぶっちゃけ『セイバー』より威力が高い。
いっきに20分の1が削られ、《タウロス》が吠えるが、気にせず【投擲】する。
《タウロス》は中•長距離が極端に弱かったため、僕の猛攻に耐えられず、およそ15分でその体を爆破させた。
同時にアイテムの回収の音がなり、戦闘を静かに終えた。
「ふぅ。結構楽勝だったわ」
いや~ここまで楽勝だとなんか嬉しい感じがする。
僕はこれから起こる出来事なんかに気付くはずもなく、ただ勝利を一人噛み締めるだけだった。
…
……
…………。
♤ ♡ ♧ ♢
街つく。
歩きながら《セカン》でのクエストについて考える。
《セカン》には街のどこかに運営プレゼントがあるらしい。
何やら“ドッキリ”的な感じのプレゼントでカップルで探すといいとか…。
ま、まぁ僕には関係ないけどね!?(泣)。
運営によると“場所”と“条件”が揃うとプレゼントが手に入れられるらしい。
というわけで今探しているのだが…
取り敢えずそれらしいところを回る。
「は~やっぱ“条件”がわからないとね~」
見晴らしの一番良い教会のベランダに続く坂を降りる。この教会は4階建てのかなり巨大な建物だったので下まで20mはある。下手したら死ねるたかさだ。と言っても1時間の行動阻害だが……
思ってたより眺めが良かった。
夕焼けに遠くに見える湖の水が乱反射してキラキラ光っていた。
「キレイだなぁ……
……案外ここが“場所”だったりしてね。」
街の何処かにいるNPCに聞けば場所はわかるらしい。がまだ見つかってないとか。
まぁしばらくここで休もう。
僕は特にする事もなく、一人静かに景色を眺めてた。
___________
ルナ
Lv15
持ち金:195300コル
HP:230/230
MP:276/276
筋力:265
速度:310
頑丈:201
魔力:278
器用:329
体力:235
スキル:【千里眼Lv15】【投擲Lv14】【剣術Lv14】【魔力Lv11】【水魔法Lv11】【ペンまわしLv12】【軽業Lv10】【限界突破Lv9】【祈りLv1】【手品Lv1】
___________
0
あなたにおすすめの小説
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
この世界、貞操が逆で男女比1対100!?〜文哉の転生学園性活〜
妄想屋さん
SF
気がつけば、そこは“男女の常識”がひっくり返った世界だった。
男は極端に希少で守られる存在、女は戦い、競い、恋を挑む時代。
現代日本で命を落とした青年・文哉は、最先端の学園都市《ノア・クロス》に転生する。
そこでは「バイオギア」と呼ばれる強化装甲を纏う少女たちが、日々鍛錬に明け暮れていた。
しかし、ただの転生では終わらなかった――
彼は“男でありながらバイオギアに適合する”という奇跡的な特性を持っていたのだ。
無自覚に女子の心をかき乱し、甘さと葛藤の狭間で揺れる日々。
護衛科トップの快活系ヒロイン・桜葉梨羽、内向的で絵を描く少女・柊真帆、
毒気を纏った闇の装甲をまとう守護者・海里しずく……
個性的な少女たちとのイチャイチャ・バトル・三角関係は、次第に“恋と戦い”の渦へと深まっていく。
――これは、“守られるはずだった少年”が、“守る覚悟”を知るまでの物語。
そして、少女たちは彼の隣で、“本当の強さ”と“愛し方”を知ってゆく。
「誰かのために戦うって、こういうことなんだな……」
恋も戦場も、手加減なんてしてられない。
逆転世界ラブコメ×ハーレム×SFバトル群像劇、開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる