天晴珍語〜野球女子

dragon49

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野球女子

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 最近見かける新人類に野球女子というものがあります。

 野球女子といってもカープやジャイアンツの野球帽をかぶってスタンドで応援する女子でもなければ、ファールのたびに審判にボールを持っていくグラウンドガールでもありません。

  マウンドからガチで振りかぶってオーバースローで100kmを超すストレートを投げ込んだり、打席に入ればイチローばりのバットコントロールでヒットを飛ばしたりする女子らのことです。

  国鉄スワローズの金田さんが直球とドロップでバッタバッタと三振をとっていたり、神様稲尾様が日本シリーズで巨人にヨンタテを食らわせたり、王さん長嶋さんが後楽園でホームランを撃ちまくっていた時分には、この手の人種は存在していませんでした。

 女子といえば、ウインドミルでソフトボールを下から投げていたものです。

  プロ野球は現在オープン戦で間もなく公式戦が始まりますが、開幕戦で子宮式、あいや間違えた始球式を勤めるのは大抵綺麗な女優さんかアイドル、今でいえば土屋太鳳さんか広瀬すずさんといったグラウンドの華でした。
  
 しかし今は少々違いまして稲村亜美ちゃんがマウンドから快速球を捕手に投げ込む異次元の子宮式、あいや違う始球式なのです。

 都内の大手企業に新人OLのA子さんが入って来ました。容姿は十人並み、胸はぺったんこなのに何故か男子社員に人気がある。

 男子社員B「おい、今度きた新人の女の子、容姿はそれほど美人とは言えないけど妙にモテるな」

男子社員C「ああ。実は俺も首ったけさ。彼女は実は野球女子なんだ」

B「分からんなー、スポーツをやっていて可愛い娘は社内にもっといるじゃないか」

C「彼女はな夜も凄いんだ」

B「ええっ?ナイターでもやっているのか?」

C「彼女は、バットとボールの扱いが最高なんだよ」
 

 
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