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Phase 1 生まれ変わってもブラック会社に勤めていた迷宮探索者の憂鬱
第6話 悪夢
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★★★★★★★★
窓の外はとっくに日が落ちて、真っ暗になっていた。
部屋の中では二人の男がそれぞれのデスクに座り、PCに向かって作業を続けている。
「おい、〇〇!メールの件はどうなってるんだ?社長からいつできるんだって怒られたじゃないか!お前からいつまでたっても資料の提出がないんで報告が遅れたって謝らされたんだぞ!どこまでできてるんだ?」
「え?何の話ですか?」
「先週メールで送っただろう!」
「え?いや、もらってませんけど?」
「バカヤロウ!確認してみろ!」
「あ、はい」
すぐにスリープモードのPCを立ち上げ、メールの確認をする。
「自分宛てのメールは全部返信しなきゃだめだろ!そうやって止めるから全体が止まるんだよ!全く、お前がさっさと資料をまとめないと、俺は報告へも行けないじゃないか。そういうやつのせいで俺に負担がかかるんだ」
ぶつぶつと小言が止まらない。俺はムカつくが相手にしない。
「あの、何日にくれたメールですかね?それらしいメール見つからないんですけど」
「ああ?!しょうがねえなあ……えっとな……」
上司も同じように送信メールの確認をしているようだ。なかなか返事がないが……
「しょうがねえな、もう一回送信しといてやるぞ。今日中にまとめて俺に返信しとけよ」
「はい……」
送られてきたメールを確認すると、送信履歴のアドレスに俺のアドレスが抜けている。
「あの、これやっぱり俺に送ってもらってないですよね?全員に返信しただけで俺のアドレスが抜けてる……」
「だから今送っただろうが!」
なんだよ!さっきは俺が送られてきたメールを無視したって怒ったくせに、自分が忘れてただけじゃねえか!
カチンときたが、これ以上言い返すと説教が始まって俺の仕事が進まなくなる。
俺は黙ってメール本文を確認する。
「あの……、これの資料まとめるにも元データ俺持ってないんですけど?そもそもウチの部署でやる仕事じゃないですよね?押し付けられてるだけじゃないですか?」
「しょうがねえな、データも送ってやるわ」
「いや、そういうことじゃなくて……」
「はあ?俺が先週の経営会議でやるって言ったんだよ!ウチの部署でやるしかねえだろ!」
「え?」
おまえが自分でやるって言ったなら自分でやれよ!なんで俺に押し付けるんだよ?
喉まで出かかったが、こいつは言い返すと100倍の小言を言い返してくるので、とにかく時間のない今は黙ってやりすごすしかないと堪えた。
おそらく誰もやりたがらないからみんなが他人に押し付けて、最後に俺に回ってきたのだろう。クソが。
「くそ、データどこやったっけな?まあいい、データは後で送る。確認しとくわ」
「え?!いや、資料も今日中にまとめないといけないんですよね?」
「だからデータも今日中に送るって言ってんだろうが!」
じゃあ俺はいつそのデータをまとめて資料作ればいいんだよ?!バカかおまえ?!
……その後俺はすぐに他部署に電話とメールしてデータを取り寄せ、資料を作り始めた。
外が暗くなった頃、気づけば上司はさっさと先に帰宅していた。
結局資料のデータは、上司からメールはもらえていない。
先に自分で取り寄せといて良かった。これで明日までにできてなかったら絶対またキレる。
なんとか資料がまとまった時、今夜も時計は23時を回っていた。
「ちきしょう……」
わなわなと込み上げてくる怒りを抑えきれずにいた。
「ふざけんな!」
俺は両手をデスクに振り下ろした。
★★★★★★★★
「ふざけんな!」
ロキは自分の怒声とともに目覚めると、その声に驚いたミノタウロスがこちらに向き直るのが視界に入った。
ミノタウロスは、振りかぶっていた斧をこちらへ向けて振り下ろす。
「うおっ!」
慌てて飛び起き、斧の軌跡から回避する。
間一髪直撃を交わすと、次の攻撃を受けないよう距離を取り、そして状況を把握するべく周りを観察する。
ミノタウロスの向こうには、新人たちが倒れていた。
激しい頭痛をこらえつつ、頭をフル回転させる。
(そうだ、あいつらをかばってさっき攻撃を受けたんだった。変な夢を見た……夜だけじゃないのか、あの夢は……)
腰に手を伸ばし、そこに細剣があることを確認する。
小盾はさっき吹き飛ばされた。
自分の装備の確認ができると、剣を引き抜いた。
一撃で殺し損ねた人間の男に対し、警戒しながら斧を構えるミノタウロス。
対峙する人間の男ロキが細い剣を腰から引き抜くところを見ると、ミノタウロスは腰を落とし次の一撃へと力を込める。
先に動いたのはロキだった。
剣を構えミノタウロスへと突進する。ミノタウロスはその武器ごと人間を叩き折ろうと大斧を振り下ろした。
大振りの斧を紙一重で交わし、ロキはその手に持った剣でミノタウロスの首を切った。
「!」
振り抜くつもりが、あまりに固いその感触に、すぐに剣を引きバックステップで再び距離を取る。
ミノタウロスの首にはうっすらと細い傷跡が残り、血液がタラリと流れる。
「それだけかよ?」
ミノタウロスの防御力は想像以上に高かった。ミノタウロスの装備は、下半身と手首までを覆う体毛以外は、腰蓑くらいのものだ。だがその固い筋肉と厚い皮膚は、並大抵の刃物では傷つけることすら叶わないようだ。
ロキは手の中の細剣を構え、どうすべきか頭を悩ませる。
明らかに武器の選択が悪い。
今回はスライムや大コウモリなどのいわゆるザコモンスターを数多く狩る目的でダンジョンに潜ったため、軽量で取り回しが良く荷物にもならないこの武器を選んだ。
しかしこの大型モンスターを相手にするならば、できれば両手剣、せめて刀身が幅広の小剣くらいの重さをもった剣を持ってくれば良かったと後悔をする。
だが今ロキの手元には細剣しかないのだ。後悔をしている時間は無駄と考え、すぐに思考を切り替える。
ミノタウロスは斧を振り回しながら接近してきた。先ほどの一撃ほどの大振りではないため、なかなか反撃の隙がつかめず、ロキはどんどんと後退してゆく。
後退しながらも、倒れている新人たちの様子をうかがうと、まだ息をしているようでほっと胸をなでおろす。
「!」
そしてついに壁を背負ってしまうロキ。
追い詰めた獲物を逃がさぬよう、ミノタウロスはじりじりとにじり寄る。
一寸の沈黙の後、ミノタウロスの斧がロキを襲う。
だがその斧が直撃する前に、ロキの細剣が斧を持ったミノタウロスの手に突き刺さった。
「モオオオオ!!!」
痛みの叫び声を挙げるミノタウロス。一瞬ひるんだその瞬間に、ロキはミノタウロスのアゴ下に向かって細剣を突き刺した。
両手で思い切り突き上げた細剣は、深々と突き刺さるが、次の瞬間、ミノタウロスの体重が刀身にかかりボキリと折れてしまう。
焦ったロキはミノタウロスの脇をすりぬけるようにその場から脱出すると、何か武器はないか周囲を探す。
何もない。
だがロキの焦りは無駄に終わった。
急所に剣が刺さったミノタウロスは前に倒れこむと、ドスンと大きな音を立てる。
まもなくして光の粒となって消えた。
ほっと胸をなでおろすロキの前には、ミノタウロスが残した大きめの魔力結晶と、ドロップアイテムである先ほどまで奴が振り回していた大斧が残っていた。
窓の外はとっくに日が落ちて、真っ暗になっていた。
部屋の中では二人の男がそれぞれのデスクに座り、PCに向かって作業を続けている。
「おい、〇〇!メールの件はどうなってるんだ?社長からいつできるんだって怒られたじゃないか!お前からいつまでたっても資料の提出がないんで報告が遅れたって謝らされたんだぞ!どこまでできてるんだ?」
「え?何の話ですか?」
「先週メールで送っただろう!」
「え?いや、もらってませんけど?」
「バカヤロウ!確認してみろ!」
「あ、はい」
すぐにスリープモードのPCを立ち上げ、メールの確認をする。
「自分宛てのメールは全部返信しなきゃだめだろ!そうやって止めるから全体が止まるんだよ!全く、お前がさっさと資料をまとめないと、俺は報告へも行けないじゃないか。そういうやつのせいで俺に負担がかかるんだ」
ぶつぶつと小言が止まらない。俺はムカつくが相手にしない。
「あの、何日にくれたメールですかね?それらしいメール見つからないんですけど」
「ああ?!しょうがねえなあ……えっとな……」
上司も同じように送信メールの確認をしているようだ。なかなか返事がないが……
「しょうがねえな、もう一回送信しといてやるぞ。今日中にまとめて俺に返信しとけよ」
「はい……」
送られてきたメールを確認すると、送信履歴のアドレスに俺のアドレスが抜けている。
「あの、これやっぱり俺に送ってもらってないですよね?全員に返信しただけで俺のアドレスが抜けてる……」
「だから今送っただろうが!」
なんだよ!さっきは俺が送られてきたメールを無視したって怒ったくせに、自分が忘れてただけじゃねえか!
カチンときたが、これ以上言い返すと説教が始まって俺の仕事が進まなくなる。
俺は黙ってメール本文を確認する。
「あの……、これの資料まとめるにも元データ俺持ってないんですけど?そもそもウチの部署でやる仕事じゃないですよね?押し付けられてるだけじゃないですか?」
「しょうがねえな、データも送ってやるわ」
「いや、そういうことじゃなくて……」
「はあ?俺が先週の経営会議でやるって言ったんだよ!ウチの部署でやるしかねえだろ!」
「え?」
おまえが自分でやるって言ったなら自分でやれよ!なんで俺に押し付けるんだよ?
喉まで出かかったが、こいつは言い返すと100倍の小言を言い返してくるので、とにかく時間のない今は黙ってやりすごすしかないと堪えた。
おそらく誰もやりたがらないからみんなが他人に押し付けて、最後に俺に回ってきたのだろう。クソが。
「くそ、データどこやったっけな?まあいい、データは後で送る。確認しとくわ」
「え?!いや、資料も今日中にまとめないといけないんですよね?」
「だからデータも今日中に送るって言ってんだろうが!」
じゃあ俺はいつそのデータをまとめて資料作ればいいんだよ?!バカかおまえ?!
……その後俺はすぐに他部署に電話とメールしてデータを取り寄せ、資料を作り始めた。
外が暗くなった頃、気づけば上司はさっさと先に帰宅していた。
結局資料のデータは、上司からメールはもらえていない。
先に自分で取り寄せといて良かった。これで明日までにできてなかったら絶対またキレる。
なんとか資料がまとまった時、今夜も時計は23時を回っていた。
「ちきしょう……」
わなわなと込み上げてくる怒りを抑えきれずにいた。
「ふざけんな!」
俺は両手をデスクに振り下ろした。
★★★★★★★★
「ふざけんな!」
ロキは自分の怒声とともに目覚めると、その声に驚いたミノタウロスがこちらに向き直るのが視界に入った。
ミノタウロスは、振りかぶっていた斧をこちらへ向けて振り下ろす。
「うおっ!」
慌てて飛び起き、斧の軌跡から回避する。
間一髪直撃を交わすと、次の攻撃を受けないよう距離を取り、そして状況を把握するべく周りを観察する。
ミノタウロスの向こうには、新人たちが倒れていた。
激しい頭痛をこらえつつ、頭をフル回転させる。
(そうだ、あいつらをかばってさっき攻撃を受けたんだった。変な夢を見た……夜だけじゃないのか、あの夢は……)
腰に手を伸ばし、そこに細剣があることを確認する。
小盾はさっき吹き飛ばされた。
自分の装備の確認ができると、剣を引き抜いた。
一撃で殺し損ねた人間の男に対し、警戒しながら斧を構えるミノタウロス。
対峙する人間の男ロキが細い剣を腰から引き抜くところを見ると、ミノタウロスは腰を落とし次の一撃へと力を込める。
先に動いたのはロキだった。
剣を構えミノタウロスへと突進する。ミノタウロスはその武器ごと人間を叩き折ろうと大斧を振り下ろした。
大振りの斧を紙一重で交わし、ロキはその手に持った剣でミノタウロスの首を切った。
「!」
振り抜くつもりが、あまりに固いその感触に、すぐに剣を引きバックステップで再び距離を取る。
ミノタウロスの首にはうっすらと細い傷跡が残り、血液がタラリと流れる。
「それだけかよ?」
ミノタウロスの防御力は想像以上に高かった。ミノタウロスの装備は、下半身と手首までを覆う体毛以外は、腰蓑くらいのものだ。だがその固い筋肉と厚い皮膚は、並大抵の刃物では傷つけることすら叶わないようだ。
ロキは手の中の細剣を構え、どうすべきか頭を悩ませる。
明らかに武器の選択が悪い。
今回はスライムや大コウモリなどのいわゆるザコモンスターを数多く狩る目的でダンジョンに潜ったため、軽量で取り回しが良く荷物にもならないこの武器を選んだ。
しかしこの大型モンスターを相手にするならば、できれば両手剣、せめて刀身が幅広の小剣くらいの重さをもった剣を持ってくれば良かったと後悔をする。
だが今ロキの手元には細剣しかないのだ。後悔をしている時間は無駄と考え、すぐに思考を切り替える。
ミノタウロスは斧を振り回しながら接近してきた。先ほどの一撃ほどの大振りではないため、なかなか反撃の隙がつかめず、ロキはどんどんと後退してゆく。
後退しながらも、倒れている新人たちの様子をうかがうと、まだ息をしているようでほっと胸をなでおろす。
「!」
そしてついに壁を背負ってしまうロキ。
追い詰めた獲物を逃がさぬよう、ミノタウロスはじりじりとにじり寄る。
一寸の沈黙の後、ミノタウロスの斧がロキを襲う。
だがその斧が直撃する前に、ロキの細剣が斧を持ったミノタウロスの手に突き刺さった。
「モオオオオ!!!」
痛みの叫び声を挙げるミノタウロス。一瞬ひるんだその瞬間に、ロキはミノタウロスのアゴ下に向かって細剣を突き刺した。
両手で思い切り突き上げた細剣は、深々と突き刺さるが、次の瞬間、ミノタウロスの体重が刀身にかかりボキリと折れてしまう。
焦ったロキはミノタウロスの脇をすりぬけるようにその場から脱出すると、何か武器はないか周囲を探す。
何もない。
だがロキの焦りは無駄に終わった。
急所に剣が刺さったミノタウロスは前に倒れこむと、ドスンと大きな音を立てる。
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