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第27話 魔王、王城防衛の依頼を受けるか否か
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再び騎士団本部の部屋に戻って来たオレたちは、最初に座った席へと座りなおす。
「全く、今日はスケルトン退治で疲れているというのに余計な事をさせてくれる」
嘘だ。スケルトン退治は余裕だった。疲れてはいない。だが余計な時間を過ごしたというのは事実だ。
この女騎士団長スカーレットがオレたちの実力を知りたいとか言うので、練習場で手合わせをしてきたのだが、そもそもこいつが最初からオレたちの事を信じていればそんな無駄な時間を過ごさずに済んだのだ。このオレの実力を疑うなどとは、全く腹立たしい。
「すいませんでした……」
その返事にオレは驚く。
なんと、スカーレットはオレの嫌味に対して素直に頭を下げてきたのだ。
先ほどまでの傲慢な態度と打って変わったその態度に、オレは焦って取り繕う。
「い……いや、オレはいいのだ。ユウが疲れているんじゃないかと、心配してただけだ」
「人のせいにすんなよ!俺は平気だよ」
「うむ。ユウもこう言っている事だし、気にするな、スカーレットよ」
「暖かいお言葉ありがとうございます、勇者様、ヴォルト様。先ほどまではお二人に対して失礼な態度を取ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」
……やりづらい。
先ほどまでの不遜な女は、どこへ行ってしまったのか?美しい女を怯えさせている自分が、悪いことをしているかのような気がしてきてしまう。
「ほ……本当に気にするな。それよりも話に戻ろうではないか。確か魔物を倒してほしいという話だったな?」
「はい!実はお恥ずかしい話なのですが、先日王城へ魔物の侵入を許してしまい、それだけでなく第一王子に重傷を負わせてしまうという事件がありました」
「何だと?この国の城の守りはそんなに手薄なのか?」
「そう言われてしまうと、返す言葉に困ってしまいます。ですが言い訳をさせてもらえるのならば、魔物は空を飛んで城へと侵入し、これまで前例がなかったため対応ができなかったという事が理由の一つです」
「空を飛ぶ魔物?思い浮かぶのは、ワイバーンやハーピーなどか……」
「いえ、城へと侵入してきたのは、ガーゴイルです」
「ガーゴイルだと?」
ガーゴイルとは、遺跡などにある羽の生えた小悪魔のような姿をした石像が、魔法により命を与えられた魔物だ。ガーゴイルは石でできているため、剣などの斬撃が通用せず、さらにはほとんどの魔法も無効化してしまうという特性を持っている。その体長は1.5mほどとあまり大きくはないが、凶暴性と防御力の高さのため、かなりやっかいな魔物だ。
それよりなにより問題なのは、ガーゴイルは野性の魔物ではないという事だ。
「つまり何者かがガーゴイルを操って、第一王子の命を狙ったという事か?」
オレの推測が的確だったのだろう。スカーレットは眉間にしわを寄せ深刻な表情を見せると、深く頷いた。
キースやサラも重苦しい表情を浮かべている。こいつら騎士団の力が足りず、王子を守り切れなかったという事なのだから、反省するのも分かる。
「それにしても、ガーゴイルを使役するとなると、かなりの使い手だな……」
オレからしたら大した敵ではないが、スカーレット程度の腕では大苦戦するほどの魔物だ。それを使役する魔法使いとなると、かなりの高位の魔法使いであるか、それとも相応の犠牲を払って呪いを成就させたという可能性もある。
「これはガーゴイルを倒せばいいという話ではないぞ?裏にはそれを操る魔法使いがおり、また王子を狙う動機がある。一度や二度撃退しようが、その後も何度も襲撃に会うのは目に見えている。オレたちはそんなにゆっくり護衛をしてやる余裕がないぞ?」
それからオレはスカーレットたちに、オレたちの事情を説明した。
オレたちは、ヴァレンシュタイン王国の戦争を裏で操っているオーテウス教の大司教たちを倒しに行かなければいかないこと。戦争で亡くなる人は後を絶たないため、急いでいる事。オレ達の旅の手助けをしてくれるなら、ガーゴイル討伐を手伝うのはやぶさかではないが、急いでいるため長居はできないという事を伝えた。
スカーレットは困った顔を続けている。そんなに困った顔をされてもこっちも困る。
「黒幕に心当たりはないのか?元を絶てば一番いいんだが」
「それが、心当たりがありすぎて……。第一王子がいなくなれば、第二王子以下の王位継承権を持つ者たちが喜びます。また第一王子はその傲慢で怠惰な性格から、多くの人に恨まれています。彼が気に食わないという理由で王城での仕事を首になった者も多く、彼の命令で無実の罪で死刑になった者も多くいます。それに……」
第一王子の悪事についてのスカーレットの説明は終わることなく続く。それだけ悪い王子なら、いっそ殺されてしまった方が国のためじゃないのか?
「そんな第一王子ですが、もし彼が亡くなってしまうと、次期王座を巡って争いが起こってしまうのも目に見えています」
「なんでだ?順番でいくと第二王子が継げばいいんじゃないのか?」
「それが、第二王子は聡明で賢い方なのですが、お体が病弱で、国王としての厳しい仕事をこなすのは難しいと考えられます。第三王子は、第三王子を産んだ第三王妃が平民の出という理由と、本人があまり賢くないという理由から王位継承権を放棄し、現在騎士団に入団しております。第四王子は第一王子とまた違った意味で性格に問題のある人物で。そして第五王子はまだ8歳と、王位継承するには幼すぎるのです」
「めっちゃ複雑だな」
「はい。さらには全ての王子の母が違っていて、王妃同士の仲もあまりうまくいっていないので……」
「ヴォルト、ちょっといいか?」
スカーレットの説明をそこまで聞いたところで、ユウがオレに小さな声で話しかけて来た。
これまでの話を聞いて、ユウの意見としては助けるべきではないんじゃないかと言う。
王位継承の争いは根深い問題だ。
例えガーゴイルを倒したとしても、王位継承の争いは続く。
下手に力を貸すと、その後オレたちがどの王子に付くのかという話にもなってくるし、この国の国政に関わっている暇はない。それよりも自分たちの目的地ヴァレンシュタイン王国を目指した方がいい。それがユウの考えだった。
ひそひそ話をするオレたちを、不安な顔で見守るスカーレットたち。
「話を中断させてすまなかった。オレたちの意見はまとまった。悪いがオレたちは、そちらの王位継承争いに関わるつもりはない」
その返答を聞き、明らかに残念だという表情を浮かべるスカーレット。だがそれ以上しつこく言ってこない。自分たちの力不足が原因だと分かっているから、オレたちに頼るのも申し訳ないという気持ちがあるのだろう。
「だが、オレたちがヴァレンシュタイン王国へ行く手助けをしてくれるというなら、ガーゴイル退治だけは協力してやろう。それ以降の事は知らん。お前たちの国で勝手になんとかしろ」
そのオレの言葉を聞いて、スカーレットの顔には喜びの表情が浮かぶ。
ガーゴイルを倒したら次期王位争いが表面化してくるはず。そんなに素直に喜べることではないと思うのだがな。
「ありがとうございます!」
オレに礼を言うスカーレットのその目には、うっすら涙が浮かんでいた。
感謝され、オレはまんざらでもない気持ちでいると、横にいたユウが口を挟んでくる。
「おい!大丈夫なのか?女の涙に甘すぎるぞ?」
「大丈夫だ!どちらにせよオレたちはヴァレンシュタイン王国へ行く旅の費用を稼がなければならない。スケルトンをコツコツ退治していてもなかなか金は貯まらん。ガーゴイル退治の報酬の方が手っ取り早いはずだ」
「あの女に乗せられたのかと思ったら、おまえ結構打算的なんだな……」
ユウが呆れるような表情で言った。
「失礼な。策略家と言ってくれ!」
「全く、今日はスケルトン退治で疲れているというのに余計な事をさせてくれる」
嘘だ。スケルトン退治は余裕だった。疲れてはいない。だが余計な時間を過ごしたというのは事実だ。
この女騎士団長スカーレットがオレたちの実力を知りたいとか言うので、練習場で手合わせをしてきたのだが、そもそもこいつが最初からオレたちの事を信じていればそんな無駄な時間を過ごさずに済んだのだ。このオレの実力を疑うなどとは、全く腹立たしい。
「すいませんでした……」
その返事にオレは驚く。
なんと、スカーレットはオレの嫌味に対して素直に頭を下げてきたのだ。
先ほどまでの傲慢な態度と打って変わったその態度に、オレは焦って取り繕う。
「い……いや、オレはいいのだ。ユウが疲れているんじゃないかと、心配してただけだ」
「人のせいにすんなよ!俺は平気だよ」
「うむ。ユウもこう言っている事だし、気にするな、スカーレットよ」
「暖かいお言葉ありがとうございます、勇者様、ヴォルト様。先ほどまではお二人に対して失礼な態度を取ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」
……やりづらい。
先ほどまでの不遜な女は、どこへ行ってしまったのか?美しい女を怯えさせている自分が、悪いことをしているかのような気がしてきてしまう。
「ほ……本当に気にするな。それよりも話に戻ろうではないか。確か魔物を倒してほしいという話だったな?」
「はい!実はお恥ずかしい話なのですが、先日王城へ魔物の侵入を許してしまい、それだけでなく第一王子に重傷を負わせてしまうという事件がありました」
「何だと?この国の城の守りはそんなに手薄なのか?」
「そう言われてしまうと、返す言葉に困ってしまいます。ですが言い訳をさせてもらえるのならば、魔物は空を飛んで城へと侵入し、これまで前例がなかったため対応ができなかったという事が理由の一つです」
「空を飛ぶ魔物?思い浮かぶのは、ワイバーンやハーピーなどか……」
「いえ、城へと侵入してきたのは、ガーゴイルです」
「ガーゴイルだと?」
ガーゴイルとは、遺跡などにある羽の生えた小悪魔のような姿をした石像が、魔法により命を与えられた魔物だ。ガーゴイルは石でできているため、剣などの斬撃が通用せず、さらにはほとんどの魔法も無効化してしまうという特性を持っている。その体長は1.5mほどとあまり大きくはないが、凶暴性と防御力の高さのため、かなりやっかいな魔物だ。
それよりなにより問題なのは、ガーゴイルは野性の魔物ではないという事だ。
「つまり何者かがガーゴイルを操って、第一王子の命を狙ったという事か?」
オレの推測が的確だったのだろう。スカーレットは眉間にしわを寄せ深刻な表情を見せると、深く頷いた。
キースやサラも重苦しい表情を浮かべている。こいつら騎士団の力が足りず、王子を守り切れなかったという事なのだから、反省するのも分かる。
「それにしても、ガーゴイルを使役するとなると、かなりの使い手だな……」
オレからしたら大した敵ではないが、スカーレット程度の腕では大苦戦するほどの魔物だ。それを使役する魔法使いとなると、かなりの高位の魔法使いであるか、それとも相応の犠牲を払って呪いを成就させたという可能性もある。
「これはガーゴイルを倒せばいいという話ではないぞ?裏にはそれを操る魔法使いがおり、また王子を狙う動機がある。一度や二度撃退しようが、その後も何度も襲撃に会うのは目に見えている。オレたちはそんなにゆっくり護衛をしてやる余裕がないぞ?」
それからオレはスカーレットたちに、オレたちの事情を説明した。
オレたちは、ヴァレンシュタイン王国の戦争を裏で操っているオーテウス教の大司教たちを倒しに行かなければいかないこと。戦争で亡くなる人は後を絶たないため、急いでいる事。オレ達の旅の手助けをしてくれるなら、ガーゴイル討伐を手伝うのはやぶさかではないが、急いでいるため長居はできないという事を伝えた。
スカーレットは困った顔を続けている。そんなに困った顔をされてもこっちも困る。
「黒幕に心当たりはないのか?元を絶てば一番いいんだが」
「それが、心当たりがありすぎて……。第一王子がいなくなれば、第二王子以下の王位継承権を持つ者たちが喜びます。また第一王子はその傲慢で怠惰な性格から、多くの人に恨まれています。彼が気に食わないという理由で王城での仕事を首になった者も多く、彼の命令で無実の罪で死刑になった者も多くいます。それに……」
第一王子の悪事についてのスカーレットの説明は終わることなく続く。それだけ悪い王子なら、いっそ殺されてしまった方が国のためじゃないのか?
「そんな第一王子ですが、もし彼が亡くなってしまうと、次期王座を巡って争いが起こってしまうのも目に見えています」
「なんでだ?順番でいくと第二王子が継げばいいんじゃないのか?」
「それが、第二王子は聡明で賢い方なのですが、お体が病弱で、国王としての厳しい仕事をこなすのは難しいと考えられます。第三王子は、第三王子を産んだ第三王妃が平民の出という理由と、本人があまり賢くないという理由から王位継承権を放棄し、現在騎士団に入団しております。第四王子は第一王子とまた違った意味で性格に問題のある人物で。そして第五王子はまだ8歳と、王位継承するには幼すぎるのです」
「めっちゃ複雑だな」
「はい。さらには全ての王子の母が違っていて、王妃同士の仲もあまりうまくいっていないので……」
「ヴォルト、ちょっといいか?」
スカーレットの説明をそこまで聞いたところで、ユウがオレに小さな声で話しかけて来た。
これまでの話を聞いて、ユウの意見としては助けるべきではないんじゃないかと言う。
王位継承の争いは根深い問題だ。
例えガーゴイルを倒したとしても、王位継承の争いは続く。
下手に力を貸すと、その後オレたちがどの王子に付くのかという話にもなってくるし、この国の国政に関わっている暇はない。それよりも自分たちの目的地ヴァレンシュタイン王国を目指した方がいい。それがユウの考えだった。
ひそひそ話をするオレたちを、不安な顔で見守るスカーレットたち。
「話を中断させてすまなかった。オレたちの意見はまとまった。悪いがオレたちは、そちらの王位継承争いに関わるつもりはない」
その返答を聞き、明らかに残念だという表情を浮かべるスカーレット。だがそれ以上しつこく言ってこない。自分たちの力不足が原因だと分かっているから、オレたちに頼るのも申し訳ないという気持ちがあるのだろう。
「だが、オレたちがヴァレンシュタイン王国へ行く手助けをしてくれるというなら、ガーゴイル退治だけは協力してやろう。それ以降の事は知らん。お前たちの国で勝手になんとかしろ」
そのオレの言葉を聞いて、スカーレットの顔には喜びの表情が浮かぶ。
ガーゴイルを倒したら次期王位争いが表面化してくるはず。そんなに素直に喜べることではないと思うのだがな。
「ありがとうございます!」
オレに礼を言うスカーレットのその目には、うっすら涙が浮かんでいた。
感謝され、オレはまんざらでもない気持ちでいると、横にいたユウが口を挟んでくる。
「おい!大丈夫なのか?女の涙に甘すぎるぞ?」
「大丈夫だ!どちらにせよオレたちはヴァレンシュタイン王国へ行く旅の費用を稼がなければならない。スケルトンをコツコツ退治していてもなかなか金は貯まらん。ガーゴイル退治の報酬の方が手っ取り早いはずだ」
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