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第40話 魔王、翌朝三人の王子を呼び出す
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――翌朝。
第二、第三、第四王子の三人は、ヴォルトに呼び出され、騎士団本部の弓術練習場へと集まっていた。
弓術練習場には、ヴォルト、ユウ、スカーレットの三人が先に来ていた。
ヴォルトは弓の練習をしており、王子たちが来てもそれを続けていた。
上半身裸になり、ここにある一番大きな弓を手にしていた。矢筒から矢を一本手に取ると、弓を構え、力いっぱい引く。静止。ヴォルトの長身がその大きな弓を構える姿は壮観だった。まっすぐ伸びた背筋に時間が止まったかのような一瞬の後、弓を射る。
的に向かって飛んだ矢は、五重の円の一番中心に突き刺さる。その前に射った7本も全て同じ中心に突き刺さっていて、的の一番中央にはもう矢が刺さる隙間もないほどだった。
そこでヴォルトは三人の王子に向き直る。
「よく来たな」
三人が来る前から弓術の練習をしていたヴォルトの身体からは、湯気が立ち上っていた。
そんなヴォルトに対して、呼び出しの理由を聞いていない王子たち。これから何が始まるのかも分かっていない。
最初に第四王子の方から質問が飛び出した。
「こんなところに呼び出して、一体何の用ですか?」
「うむ。お前たちもやってみろ」
「はあ?」
「はあじゃない!やってみろ!」
そう言ってヴォルトは、自分の持っていた大きな弓を第四王子に突き出した。
「ヴォルト様、マキシ様にその長弓は難しいです。こちらの普通のサイズの弓を」
ヴォルトの後ろからスカーレットが、用意してあった通常のサイズの弓を王子たちに配る。
なぜこんな事をやらされるのか分からず戸惑いながら、王子たちはそれぞれ弓矢の練習を始めた。
「あまり弓は得意ではないのですが……」
第三王子はそう言いながら弓を射る。飛距離は十分だが、残念ながら屋は的を大きく外れた。
「弓を射るには集中力が必要だ。お前は集中力が足りん。打つ時は的とそれに向かう矢に意識を集中して、それ以外のものを意識しないようにしろ。ほら、お前の兄貴はもっとダメだな」
ヴォルトが言ったのは第二王子の事で、力が足りずに弓を満足に引けずにいた。
「兄様、腕の力だけでは弓は引けません。もっと腹筋に力を入れて……」
武術についてはど素人な第二王子に、騎士団に所属しているため多少はかじったことのある第三王子がアドバイスをする。
そんな二人の横で、第四王子が声を上げた。
「当たったぞ!ヴォルト様。見てくれたか?僕が一番最初に的に当てたぞ!」
言われてみると、的の一番隅に矢が刺さっていた。
「ダメだダメな。全くきさまは要領だけ良くて困る。適当に打ってなんとなく当ておって。そんな打ち方じゃ何千回打っても的の真ん中には当たらん。弓を引く姿勢からやり直せ!」
「そんな……当たったのに……」
第四王子がヴォルトに怒られている横で、第二王子がようやく射った矢も、ぎりぎり的の隅を捕えていた。
「ほう。やはり兄の方がセンスがあるな」
「一緒じゃないですか!」
第二王子を褒めたヴォルトは、第四王子のクレームは無視をする。
「これは、見ている以上に疲れるものですね。一回打っただけなのに体中がだるいです……」
「バカもの!お前の基礎体力が足りないだけだ!やればできるのに努力が足りないだけだ」
「返す言葉もありません」
そう答える第二王子の顔は笑っていた。
「しかし、いきなり的に当たるなんて兄様はセンスが良いです。私も見習わなくては」
「そう思ったら今度はお前が第二王子に見てもらえ。悪いところがあったらズバリ言ってやれ。あと第四王子のフォームも滅茶苦茶だから、お前から指導してやれ!」
「「はい」」
ヴォルトの指示に、二人は同時に返事をする。
そしてその後しばらく、三人で弓を射る練習を続けた。
ヴォルトからしたら三人とも素人なのだが、口を出すことなく笑顔でその様子を見守っていた。
第三王子と第四王子の矢も、だんだんと的の中央に近いところに当たるようになってきた頃には、三人とも大量の汗を流していた。そろそろ良いかと判断すると、ヴォルトが声を掛ける。
「よし。終わりにしようか」
その一声で、三人の練習は終わる。はあはあと肩で息をしながら、第四王子がヴォルトに尋ねた。
「それで……、何で我々は弓の練習をさせられたのですか?」
「お前たちに足りないものを分かってもらうために決まってるだろう?」
「足りないもの?」
「第四王子マクシミリアン。貴様は何事も要領よくやっているが、要はずるいだけだ。面倒なことは他の誰かに押し付ければいいという考え方では人の上には立てん。今まで何か一つでも本気で取り組んだ事はあるか?人が嫌がる事を率先してできる人間になれ。何事にも一生懸命になれるようになれ」
突然そう言われ、驚いて第四王子は言葉を返せずにいた。
「第二王子オズワルド。お前は何よりまず体力を付けろ。健全な精神は健全な肉体に宿る。体が弱ければ少しでも強くなれるよう努力をしろ。そしてもう一つ。お前は先ほど弟のアドバイス一つで見違えるほどフォームが良くなった。もっと頼っていいのではないか?自分の苦手な部分を任せることができれば、お前にできることはもっと増えるのではないか?」
先ほどまで体を動かした満足感から笑顔だった第二王子だったが、ヴォルトの言葉に真剣な面持ちとなる。そして全て聞き終わった時、「はい」と一言答えた。
「そして第三王子テディ。お前は体力に頼ってばかりで頭を使う事から逃げるところがある。体だけ鍛えているだけではダメだ。考える事から逃げるな。悩め。考えろ。悩んだ数だけおまえなりの答えが見つかるはずだ。時にはオズワルドに相談すれば、すぐ力になってくれるだろう。だからお前も苦手分野から逃げる癖をやめろ」
「はい」
第三王子もヴォルトの言葉に反論することなく、素直にうなずいた。
何より、ヴォルトが三人を名前で呼ぶのは初めてのことだった。
シャンダライズ王家の家庭の事情には関わらないと宣言していたが、面倒事に巻き込まれてもそこに踏み込むことにしたのだろう。
名前で呼ばれたそれぞれの王子は、ヴォルトから一人の人間として向き合ってもらったような気がしていた。
「いいか、三人ともよく聞け」
ヴォルトはそう言って、矢筒から一本の矢を取り出して見せる。
「お前たちは一本の矢だ。弓を射る体力と集中力さえあれば的の真ん中を的中することだってできる。だが一本の矢は細く弱い。フン!」
ヴォルトは力を込めて、細い木でできた矢を折った。
「オレにかかれば簡単に折られてしまうだろう。だがお前たち三人が合わさればこうだ」
そういってヴォルトは、今度は矢筒から三本の矢を同時に取り出す。
「三本の矢が重なれば……フン!」
そう言って、思い切り三本同時に折った。
「……」
何が言いたいか分からない王子たちは、ただ沈黙していた。
「つまり、お前たち三人が力を合わせようが、オレには全く通用しないということだ。以上!」
「???」
三人の王子は目を?にしていると、そこにユウが割り込んできた。
「あー、ダメだこいつ。ちゃんと俺が教えた通りに説明しろよ!」
ヴォルトと三人の王子の間に立ったユウは、改めて王子たちに説明をする。
「昨日こいつに俺の国に伝わることわざを教えてやったんだけど、こいつがバカ力すぎるんだよ。つまりな。一本だと簡単に折れる矢も、三本重ねると折れにくくなるだろ?やってみろ。要するにお前たちも一緒で、三人力を合わせれば一人の時よりずっと強くなれるってこと。一人じゃ国王を勤めるには実力不足でも、三人で力を合わせればなんとかなるんじゃねえか?ってこいつは言いたかったみたいだぜ」
「ああ、なるほど!」
「ふん!オレから言いたいことはもうない。それじゃあな!」
ヴォルトは最後の最後で打ち合わせ通りできなかったことに腹を立て、先に練習場から出て行った。
「ありがとうございました!」
そんなヴォルトに、三人は礼を言い、頭を下げて見送った。
第二、第三、第四王子の三人は、ヴォルトに呼び出され、騎士団本部の弓術練習場へと集まっていた。
弓術練習場には、ヴォルト、ユウ、スカーレットの三人が先に来ていた。
ヴォルトは弓の練習をしており、王子たちが来てもそれを続けていた。
上半身裸になり、ここにある一番大きな弓を手にしていた。矢筒から矢を一本手に取ると、弓を構え、力いっぱい引く。静止。ヴォルトの長身がその大きな弓を構える姿は壮観だった。まっすぐ伸びた背筋に時間が止まったかのような一瞬の後、弓を射る。
的に向かって飛んだ矢は、五重の円の一番中心に突き刺さる。その前に射った7本も全て同じ中心に突き刺さっていて、的の一番中央にはもう矢が刺さる隙間もないほどだった。
そこでヴォルトは三人の王子に向き直る。
「よく来たな」
三人が来る前から弓術の練習をしていたヴォルトの身体からは、湯気が立ち上っていた。
そんなヴォルトに対して、呼び出しの理由を聞いていない王子たち。これから何が始まるのかも分かっていない。
最初に第四王子の方から質問が飛び出した。
「こんなところに呼び出して、一体何の用ですか?」
「うむ。お前たちもやってみろ」
「はあ?」
「はあじゃない!やってみろ!」
そう言ってヴォルトは、自分の持っていた大きな弓を第四王子に突き出した。
「ヴォルト様、マキシ様にその長弓は難しいです。こちらの普通のサイズの弓を」
ヴォルトの後ろからスカーレットが、用意してあった通常のサイズの弓を王子たちに配る。
なぜこんな事をやらされるのか分からず戸惑いながら、王子たちはそれぞれ弓矢の練習を始めた。
「あまり弓は得意ではないのですが……」
第三王子はそう言いながら弓を射る。飛距離は十分だが、残念ながら屋は的を大きく外れた。
「弓を射るには集中力が必要だ。お前は集中力が足りん。打つ時は的とそれに向かう矢に意識を集中して、それ以外のものを意識しないようにしろ。ほら、お前の兄貴はもっとダメだな」
ヴォルトが言ったのは第二王子の事で、力が足りずに弓を満足に引けずにいた。
「兄様、腕の力だけでは弓は引けません。もっと腹筋に力を入れて……」
武術についてはど素人な第二王子に、騎士団に所属しているため多少はかじったことのある第三王子がアドバイスをする。
そんな二人の横で、第四王子が声を上げた。
「当たったぞ!ヴォルト様。見てくれたか?僕が一番最初に的に当てたぞ!」
言われてみると、的の一番隅に矢が刺さっていた。
「ダメだダメな。全くきさまは要領だけ良くて困る。適当に打ってなんとなく当ておって。そんな打ち方じゃ何千回打っても的の真ん中には当たらん。弓を引く姿勢からやり直せ!」
「そんな……当たったのに……」
第四王子がヴォルトに怒られている横で、第二王子がようやく射った矢も、ぎりぎり的の隅を捕えていた。
「ほう。やはり兄の方がセンスがあるな」
「一緒じゃないですか!」
第二王子を褒めたヴォルトは、第四王子のクレームは無視をする。
「これは、見ている以上に疲れるものですね。一回打っただけなのに体中がだるいです……」
「バカもの!お前の基礎体力が足りないだけだ!やればできるのに努力が足りないだけだ」
「返す言葉もありません」
そう答える第二王子の顔は笑っていた。
「しかし、いきなり的に当たるなんて兄様はセンスが良いです。私も見習わなくては」
「そう思ったら今度はお前が第二王子に見てもらえ。悪いところがあったらズバリ言ってやれ。あと第四王子のフォームも滅茶苦茶だから、お前から指導してやれ!」
「「はい」」
ヴォルトの指示に、二人は同時に返事をする。
そしてその後しばらく、三人で弓を射る練習を続けた。
ヴォルトからしたら三人とも素人なのだが、口を出すことなく笑顔でその様子を見守っていた。
第三王子と第四王子の矢も、だんだんと的の中央に近いところに当たるようになってきた頃には、三人とも大量の汗を流していた。そろそろ良いかと判断すると、ヴォルトが声を掛ける。
「よし。終わりにしようか」
その一声で、三人の練習は終わる。はあはあと肩で息をしながら、第四王子がヴォルトに尋ねた。
「それで……、何で我々は弓の練習をさせられたのですか?」
「お前たちに足りないものを分かってもらうために決まってるだろう?」
「足りないもの?」
「第四王子マクシミリアン。貴様は何事も要領よくやっているが、要はずるいだけだ。面倒なことは他の誰かに押し付ければいいという考え方では人の上には立てん。今まで何か一つでも本気で取り組んだ事はあるか?人が嫌がる事を率先してできる人間になれ。何事にも一生懸命になれるようになれ」
突然そう言われ、驚いて第四王子は言葉を返せずにいた。
「第二王子オズワルド。お前は何よりまず体力を付けろ。健全な精神は健全な肉体に宿る。体が弱ければ少しでも強くなれるよう努力をしろ。そしてもう一つ。お前は先ほど弟のアドバイス一つで見違えるほどフォームが良くなった。もっと頼っていいのではないか?自分の苦手な部分を任せることができれば、お前にできることはもっと増えるのではないか?」
先ほどまで体を動かした満足感から笑顔だった第二王子だったが、ヴォルトの言葉に真剣な面持ちとなる。そして全て聞き終わった時、「はい」と一言答えた。
「そして第三王子テディ。お前は体力に頼ってばかりで頭を使う事から逃げるところがある。体だけ鍛えているだけではダメだ。考える事から逃げるな。悩め。考えろ。悩んだ数だけおまえなりの答えが見つかるはずだ。時にはオズワルドに相談すれば、すぐ力になってくれるだろう。だからお前も苦手分野から逃げる癖をやめろ」
「はい」
第三王子もヴォルトの言葉に反論することなく、素直にうなずいた。
何より、ヴォルトが三人を名前で呼ぶのは初めてのことだった。
シャンダライズ王家の家庭の事情には関わらないと宣言していたが、面倒事に巻き込まれてもそこに踏み込むことにしたのだろう。
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「いいか、三人ともよく聞け」
ヴォルトはそう言って、矢筒から一本の矢を取り出して見せる。
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そういってヴォルトは、今度は矢筒から三本の矢を同時に取り出す。
「三本の矢が重なれば……フン!」
そう言って、思い切り三本同時に折った。
「……」
何が言いたいか分からない王子たちは、ただ沈黙していた。
「つまり、お前たち三人が力を合わせようが、オレには全く通用しないということだ。以上!」
「???」
三人の王子は目を?にしていると、そこにユウが割り込んできた。
「あー、ダメだこいつ。ちゃんと俺が教えた通りに説明しろよ!」
ヴォルトと三人の王子の間に立ったユウは、改めて王子たちに説明をする。
「昨日こいつに俺の国に伝わることわざを教えてやったんだけど、こいつがバカ力すぎるんだよ。つまりな。一本だと簡単に折れる矢も、三本重ねると折れにくくなるだろ?やってみろ。要するにお前たちも一緒で、三人力を合わせれば一人の時よりずっと強くなれるってこと。一人じゃ国王を勤めるには実力不足でも、三人で力を合わせればなんとかなるんじゃねえか?ってこいつは言いたかったみたいだぜ」
「ああ、なるほど!」
「ふん!オレから言いたいことはもうない。それじゃあな!」
ヴォルトは最後の最後で打ち合わせ通りできなかったことに腹を立て、先に練習場から出て行った。
「ありがとうございました!」
そんなヴォルトに、三人は礼を言い、頭を下げて見送った。
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