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第55話 魔王、工場見学?
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工場とやらに出現したという魔物討伐に駆り出されたオレは、酒場の店主こと冒険者ギルドの支部長バルトと助けを求めてきた男タスク(一般人=冒険者ではない)の三人で、その工場へとやってきた。
今回ユウたちはこちらへは来ず、町で情報収集を続けてもらっている。
オレは来る前に、ロングソードを調達して来た。魔力温存のためだ。
本当はオレの得意武器は弓矢なのだが、建物の中では遠距離武器は扱いづらいだろう。
それにしても人間界では好きなだけ魔法を使えないため、もどかしいな。
オレは視界に入って来た工場を見つめる。
町はずれに立つこの大きな四角い建物は、裏が崖になっており、雑木林を切り開いて建てられたようだ。周辺には他の建物はない。
タスクの話によると、この工場ではかつてはいろいろな道具の製作をしていたらしいが、最近ではマジックランタンの製作が主だそうだ。
マジックランタンというのは、要するに火を使わないで辺りを照らすことができる照明器具らしい。発光石という魔力を注ぐと光る石と、魔力を蓄積する魔石を組み合わせてできているのだそうだ。魔石の魔力が無くなったら、魔法使いによって魔力を補充してもらうか、魔石を交換すればいいらしい。
魔界では≪照明≫の魔法で簡単に明かりを灯せるし、魔力なら空気中に漂っているため一晩中≪照明≫の魔法を使い続けていても負担にはならない。そのためこのような道具の需要はないのだが、人間界では今でも夜にはろうそくの明かりを使っているらしく、マジックランタンは発売と同時に飛ぶように売れているらしい。
文化が違えば必要なアイテムも変わってくるようだ。
それにしても、どうせ魔界から略奪した魔石がこの工場でも使われているのだろう。そう考えると少し不快な気分になる。
もしかしたら人間が魔界に侵攻する理由は、人間界の文明が魔界よりも遅れているからなのかもしれない。
だとしたら、もし人間界の文明の発達を助けてやることができれば、戦争をやめさせることができるだろうか?
そんな事を考えている内に工場の目の前まで着いてしまった。
いかんな。目の前のクエストに集中せねば。
「さて、どこから突入するかね?」
バルトが言った。
この男バルトは、最初会った時はただの酒場の店主かと思っていたら、後で冒険者ギルドの支部長だと知って驚かされた。
気性の荒い冒険者がバルトの言葉に素直に従っていたのも、それを知って納得した。支部長に逆らっているようでは、冒険者ギルド内でうまくやっていけないだろうからな。
バルトの階級は一応1級らしいが、小さな支部の支部長であり、実力的には1級でも最低レベルだという。
ちなみに1級冒険者の資格としては、パーティーで大型モンスターの討伐の実績が必要となる。バルトは暴れ巨象を倒したらしいが、ほとんど仲間が倒してくれたようなものだと語っていた。現在では体力の衰えで引退しており、戦力としてあまり期待しないでほしいとのことだった。
あまりに謙遜するので、極度の謙遜は美徳ではないとオレは言ってやった。そしてオレがついていれば恐れることはないと続けた。これが責任感というものなのだ。
突入前にオレはバルトに尋ねる。
「工場の外の魔物はどうする?ほっておくか?先に倒すか?」
「何?外にもいるのか?」
オレは先ほど≪周辺捜索≫の魔法で魔物の配置を確認しており、工場内には2体、外にも数体の魔物の姿があることを確認できていたのだ。
バルトは少し考えてから答えた。
「中の逃げ遅れた人たちの救出が先だな……」
「うむ」
今回のクエスト報酬は、ギルドからはこの国の情報提供、そしてこの工場の中にいるオーナーから救出の金銭を要求することとなっている。だとするとオーナーに死なれては困る。
バルトの意見に同意し、オレたちは工場の中へと進んだ。
オレはロングソードを持ち構えながら中へと進んだ。
一応どこに魔物がいるかは把握しているが、万が一魔法で発見しづらいアンデッドなどがいたら困るため、慎重に進む。そして無事に魔物がいる部屋の隣までたどり着いた。
「この扉の向こうに魔物が一体いる」
「本当か?どんな魔物か分かるか?」
魔法が使えないバルトはオレに問いかける。
「クモだな。ちょっと大きい」
「クモ?」
「ああ」
バルトが扉を蹴とばし部屋に突入すると、そこには体長1mほどの大型のクモがいた。
「うわあああ!」
バルトは声を上げながら突進し、手に持った大型の斧を振り下ろす。
斧は巨大蜘蛛の脳天に炸裂した。
見事な一撃だ。セミリタイヤ中とは言え、1級冒険者は伊達ではなさそうだ。
頭部を破壊された巨大蜘蛛はジタバタと足を動かしているが、その内動かなくなるだろう。
「き、気持ち悪いな……。こんな魔物、この辺じゃ見るのは初めてだ」
バルトはそう言って虫の息の巨大蜘蛛を見つめていた。
オレは状況把握のため、部屋の中を確認する。
裏口の扉が開いていてそこから入って来たようだ。タスクに聞くと、この辺りには魔物はでないため、その扉は普段から開けっぱなしだったと言う。
オレは気になって裏口へ歩き出す。
「あ、みんながいるのはそっちじゃないですよ」
その声を無視し、オレは裏口から外に出た。
裏口の外に積まれているごみの山を見てオレは驚き、思わず声を上げてしまう。
「なんだこれは?」
そこには小さな石の瓦礫が積み上げられていた。
「何をそんなに驚いているんだ?ただのゴミ捨て場のようだが……」
バルトがそんな暢気な言葉を呟く。するとタスクが説明をしてくれた。
「ああ、それは魔石や発光石の屑を捨ててあるんです。採掘された魔石や発光石はバラバラの大きさで入荷するので、ランタンに入る大きさに加工するんです。砕いた時にどうしても小さい屑ができてしまうんですが、小さすぎて使い道がない屑は、そこに捨ててるんですよ。ちょっとたくさん溜まりすぎちゃいましたね」
「バカかおまえらは!」
こいつは責任者でも何でもないと知ってはいるが、思わずオレは怒鳴ってしまう。
なぜなら今回の魔物発生の原因は、これなのだ。
オレに怒られて、タスクは理由が分からずぽかんとしていた。
「この屑にだって少しずつ魔力が籠っているだろうが。見てわかるだろう。おそらく昆虫などがこの魔力を浴びて巨大化したのだろう。全く……≪魔力吸収≫」
オレは瓦礫の山から魔力を吸収する。魔石の瓦礫から魔力が無くなったのを確認し、手を降ろす。
「魔石の屑を捨てるなら、こうやって魔力を抜き取ってから捨てなければ危険だろう!お前たちは魔石の扱い方が本当に分かってないな。体の小さい昆虫なんかは魔力の許容量が少ないから変異しやすいに決まってるだろ。あまり強い魔力を浴びると、人間だっておかしくなるんだぞ」
オレの解説を、今まで全く知らなかったという顔で二人は驚いていた。
マジか……。
このヴァレンシュタイン王国は、魔界に侵略し、魔界にある魔石を略奪している。それがこうして人間界のいろんな場所で使われているだろう。だが人間たちは魔石の危険性や扱いを全く分かっていないようだ。
だとすると、ここだけでなくいろんな場所で同じような被害が出ているはずだ。
オレは頭が痛くなってきた。
人間たちが被害にあっても関係ないような気もするが、だが実際被害にあうのは何も知らない一般人で、戦争を仕掛けてきているやつらはただ魔石を売って儲けているだけだろう。
面倒だが、後でこの国に魔石の取り扱い方法を広めなければいけないと思う。
今回ユウたちはこちらへは来ず、町で情報収集を続けてもらっている。
オレは来る前に、ロングソードを調達して来た。魔力温存のためだ。
本当はオレの得意武器は弓矢なのだが、建物の中では遠距離武器は扱いづらいだろう。
それにしても人間界では好きなだけ魔法を使えないため、もどかしいな。
オレは視界に入って来た工場を見つめる。
町はずれに立つこの大きな四角い建物は、裏が崖になっており、雑木林を切り開いて建てられたようだ。周辺には他の建物はない。
タスクの話によると、この工場ではかつてはいろいろな道具の製作をしていたらしいが、最近ではマジックランタンの製作が主だそうだ。
マジックランタンというのは、要するに火を使わないで辺りを照らすことができる照明器具らしい。発光石という魔力を注ぐと光る石と、魔力を蓄積する魔石を組み合わせてできているのだそうだ。魔石の魔力が無くなったら、魔法使いによって魔力を補充してもらうか、魔石を交換すればいいらしい。
魔界では≪照明≫の魔法で簡単に明かりを灯せるし、魔力なら空気中に漂っているため一晩中≪照明≫の魔法を使い続けていても負担にはならない。そのためこのような道具の需要はないのだが、人間界では今でも夜にはろうそくの明かりを使っているらしく、マジックランタンは発売と同時に飛ぶように売れているらしい。
文化が違えば必要なアイテムも変わってくるようだ。
それにしても、どうせ魔界から略奪した魔石がこの工場でも使われているのだろう。そう考えると少し不快な気分になる。
もしかしたら人間が魔界に侵攻する理由は、人間界の文明が魔界よりも遅れているからなのかもしれない。
だとしたら、もし人間界の文明の発達を助けてやることができれば、戦争をやめさせることができるだろうか?
そんな事を考えている内に工場の目の前まで着いてしまった。
いかんな。目の前のクエストに集中せねば。
「さて、どこから突入するかね?」
バルトが言った。
この男バルトは、最初会った時はただの酒場の店主かと思っていたら、後で冒険者ギルドの支部長だと知って驚かされた。
気性の荒い冒険者がバルトの言葉に素直に従っていたのも、それを知って納得した。支部長に逆らっているようでは、冒険者ギルド内でうまくやっていけないだろうからな。
バルトの階級は一応1級らしいが、小さな支部の支部長であり、実力的には1級でも最低レベルだという。
ちなみに1級冒険者の資格としては、パーティーで大型モンスターの討伐の実績が必要となる。バルトは暴れ巨象を倒したらしいが、ほとんど仲間が倒してくれたようなものだと語っていた。現在では体力の衰えで引退しており、戦力としてあまり期待しないでほしいとのことだった。
あまりに謙遜するので、極度の謙遜は美徳ではないとオレは言ってやった。そしてオレがついていれば恐れることはないと続けた。これが責任感というものなのだ。
突入前にオレはバルトに尋ねる。
「工場の外の魔物はどうする?ほっておくか?先に倒すか?」
「何?外にもいるのか?」
オレは先ほど≪周辺捜索≫の魔法で魔物の配置を確認しており、工場内には2体、外にも数体の魔物の姿があることを確認できていたのだ。
バルトは少し考えてから答えた。
「中の逃げ遅れた人たちの救出が先だな……」
「うむ」
今回のクエスト報酬は、ギルドからはこの国の情報提供、そしてこの工場の中にいるオーナーから救出の金銭を要求することとなっている。だとするとオーナーに死なれては困る。
バルトの意見に同意し、オレたちは工場の中へと進んだ。
オレはロングソードを持ち構えながら中へと進んだ。
一応どこに魔物がいるかは把握しているが、万が一魔法で発見しづらいアンデッドなどがいたら困るため、慎重に進む。そして無事に魔物がいる部屋の隣までたどり着いた。
「この扉の向こうに魔物が一体いる」
「本当か?どんな魔物か分かるか?」
魔法が使えないバルトはオレに問いかける。
「クモだな。ちょっと大きい」
「クモ?」
「ああ」
バルトが扉を蹴とばし部屋に突入すると、そこには体長1mほどの大型のクモがいた。
「うわあああ!」
バルトは声を上げながら突進し、手に持った大型の斧を振り下ろす。
斧は巨大蜘蛛の脳天に炸裂した。
見事な一撃だ。セミリタイヤ中とは言え、1級冒険者は伊達ではなさそうだ。
頭部を破壊された巨大蜘蛛はジタバタと足を動かしているが、その内動かなくなるだろう。
「き、気持ち悪いな……。こんな魔物、この辺じゃ見るのは初めてだ」
バルトはそう言って虫の息の巨大蜘蛛を見つめていた。
オレは状況把握のため、部屋の中を確認する。
裏口の扉が開いていてそこから入って来たようだ。タスクに聞くと、この辺りには魔物はでないため、その扉は普段から開けっぱなしだったと言う。
オレは気になって裏口へ歩き出す。
「あ、みんながいるのはそっちじゃないですよ」
その声を無視し、オレは裏口から外に出た。
裏口の外に積まれているごみの山を見てオレは驚き、思わず声を上げてしまう。
「なんだこれは?」
そこには小さな石の瓦礫が積み上げられていた。
「何をそんなに驚いているんだ?ただのゴミ捨て場のようだが……」
バルトがそんな暢気な言葉を呟く。するとタスクが説明をしてくれた。
「ああ、それは魔石や発光石の屑を捨ててあるんです。採掘された魔石や発光石はバラバラの大きさで入荷するので、ランタンに入る大きさに加工するんです。砕いた時にどうしても小さい屑ができてしまうんですが、小さすぎて使い道がない屑は、そこに捨ててるんですよ。ちょっとたくさん溜まりすぎちゃいましたね」
「バカかおまえらは!」
こいつは責任者でも何でもないと知ってはいるが、思わずオレは怒鳴ってしまう。
なぜなら今回の魔物発生の原因は、これなのだ。
オレに怒られて、タスクは理由が分からずぽかんとしていた。
「この屑にだって少しずつ魔力が籠っているだろうが。見てわかるだろう。おそらく昆虫などがこの魔力を浴びて巨大化したのだろう。全く……≪魔力吸収≫」
オレは瓦礫の山から魔力を吸収する。魔石の瓦礫から魔力が無くなったのを確認し、手を降ろす。
「魔石の屑を捨てるなら、こうやって魔力を抜き取ってから捨てなければ危険だろう!お前たちは魔石の扱い方が本当に分かってないな。体の小さい昆虫なんかは魔力の許容量が少ないから変異しやすいに決まってるだろ。あまり強い魔力を浴びると、人間だっておかしくなるんだぞ」
オレの解説を、今まで全く知らなかったという顔で二人は驚いていた。
マジか……。
このヴァレンシュタイン王国は、魔界に侵略し、魔界にある魔石を略奪している。それがこうして人間界のいろんな場所で使われているだろう。だが人間たちは魔石の危険性や扱いを全く分かっていないようだ。
だとすると、ここだけでなくいろんな場所で同じような被害が出ているはずだ。
オレは頭が痛くなってきた。
人間たちが被害にあっても関係ないような気もするが、だが実際被害にあうのは何も知らない一般人で、戦争を仕掛けてきているやつらはただ魔石を売って儲けているだけだろう。
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