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第81話 魔王、話し合いたい
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「危険です陛下、下がっていてください!」
そう言ってヴァレンシュタイン国王とヴォルトの間にしゃしゃり出て来たのは、他の兵士よりも一回り大きな体格の兵士だった。その手には他の兵士の持つ槍よりも、一回り太い槍を構えられている。
「ガンドラオン!」
ヴァレンシュタイン国王は、期待を込めてその男の名を呼ぶ。
「魔王を名乗る狼藉者め!国王陛下の前で暴れた罪は重い。この近衛隊長ガンドラオンが、引導を渡してやろう!」
兵士はそう名乗りながら、槍をヴォルトへと向ける。
槍からは魔力が漂っている事をヴォルトは気付いていた。
その槍の名は『凍結長槍』。
刺した対象物に、切り傷だけでなく凍結の追加効果を与える魔法の槍だった。
槍を見るヴォルトの視線に気づき、ガンドラオンはにやりと笑う。
「ふふふ、気付いたか。私の魔法の槍に。『凍結長槍』の……」
長々と説明を始めようとしたガンドラオンに、ヴォルトは音もなく近寄るとあご先にパンチを一撃放つ。
隙だらけだったガンドラオンは、簡単に間合いを詰められると、その一撃で失神し、その場に崩れ落ちた。
「お前の部下には、ひ弱な魔法使いであるオレに殴られただけで倒されるような、弱いやつしかいないようだな」
人間離れをした超人的身体能力を持ったヴォルトを、ひ弱な魔法使いと自称するのはおかしい。
だが確かにヴォルトは魔法使いであり、実際魔法での攻撃は拳や剣を持って戦った時よりもはるかに強い。
ヴォルトの体術や剣術が常人の2倍強いとしたら、魔法の強さなら常人の100倍以上と言えるだろう。
そんなあまりにも現実離れしたヴォルトの強さを見せつけられたヴァレンシュタイン国王は、恐怖に顔を引きつらせる。
「き……貴様……何が目的だ?!わしの首か?!わしを人質にしたいのだったら無駄だ!人質になるくらいなら、舌を噛んで死んでやる!」
「はあ……。おまえらのその戦争脳どうにかならんのか?オレは話し合いに来たと言ってるだろう?」
ヴォルトの言葉を一切理解しようとしないヴァレンシュタイン国王に対し、オズワルドが諭すように声を掛ける。
「ヴァレンシュタイン国王よ。ヴォルト様は礼を持って接すれば礼を持って対応してくださる方です。非礼を詫びて話し合いに応じてください」
「な……何を若造が!貴様ら、いくら魔王が恐ろしいとは言え、魂まで売ったのか?」
「ダメだこいつ。全然会話が成立しないぞ?」
追いつめられるとその人間の本性が現れるというのは、よくあることだ。
だからヴァレンシュタイン国王の取り乱し方は、最初窮地に陥ったために混乱したためかと思った。
だがこれはいささかおかしい。
自分に都合の悪いことは、本当に聞こえていないかのようだ。
ヴォルトは、疑いの視線を国王に送る。
焦点が定まっていない目、早い鼓動、混乱している事は間違いない。
「≪鎮静≫」
落ち着いて対話に臨んでもらうために、ヴォルトは国王へ鎮静の魔法を掛ける。
だが、バチッ!という音とともに、ヴォルトの魔法が抵抗された。
「バカな?!」
ヴォルトは目を疑った。
回復魔法に対する抵抗など考えられない。
低レベルの攻撃魔法や状態変化魔法に対する抵抗を持っているヴォルトだが、回復魔法に対する抵抗はない。
それは例え敵が唱えた回復魔法だろうが、自分にとって良い効果しかないからだ。
回復魔法でダメージを受ける一部のアンデッドモンスターならありえない話ではないが、ただの人間であるヴァレンシュタイン国王が回復魔法に抵抗する意味が分からない。
怯えながらヴォルトを睨みつけるヴァレンシュタイン国王に、ヴォルトはずかずかと歩みよる。
そしてその目をしっかりと見つめて言った。
考えられる一つの可能性を。
「まさか貴様、呪いを掛けられているのか?」
ヴォルトの言葉に、部屋に驚きの声が響く。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ヴォルトがヴァレンシュタイン国王に終戦を迫っていた同じ頃。
ヴァレンシュタイン王国最北部の街バーデンバーグでは、魔界と終戦協定について話し合いが持たれていた。
大きな部屋の中央にある長机では、人間族と魔族の代表者が座っている。
前回と違うのは、会合を行う場所だけでなく、魔界の代表であるシオンの反対側に、軍隊の将軍よりも上の地位である元帥の階級を兼任している、オーテウス教大司祭ザズーであった。
この会合で、ザズーが終戦を認めれば、戦争は終わる。
シオンたちもここが正念場と、並々ならぬ気合を持ってこの会合へとやって来てた。
魔族の捕虜を全て解放し、これ以上の攻撃を止め、終戦を認めるのであれば、魔界の領土の一部と、魔石鉱山をヴァレンシュタイン王国に差し出す。それが魔界の妥協案だった。
ザズーは、提出された資料を詳しく読む。
正直、魔界の領土などどうでもいい。魔界は魔力が多く、人間が生活するには向かない土地だ。闘争心が高まり、戦うためには良いが、生活を営むには不向きだ。それに魔物の数も人間界と比べ多く、そして強い。軍隊が駐留するなら、退けることもできるが、一般市民が住むにはやはり問題がある。
それよりなにより魅力的なのは、魔石鉱山だった。
魔石は金のなる木だ。
現在人間たちの軍勢は、本格的な鉱山を占領しているわけではない。
だが山岳地帯などで魔石は普通に落ちているため、それを拾って人間界へ持ち帰ると高額で売れる。
大きなものであれば、何年も遊んで暮らせるほどの金額になる。
それほどであるから、ザズーは、提供するという鉱山の規模、予想採掘量などの情報を特に気にして読んだ。
それは現在のヴァレンシュタイン王国の工業規模では何十年かかっても消費しきれないほどの量で、今後も戦争を続けることによる経済的効果をはるかに上回る事は確かだった。
「なるほど……」
飛び上がって喜びたいほどの気持ちを抑え、冷静に言葉を選ぶ。
「もしこの鉱山で、この資料に書かれているだけの魔石が採掘できなかった場合は保証していただけるのですね?」
「もちろんだ。最悪の場合、別の鉱山を提供しても構わない。お前たちが魔界と戦争する目的は、魔石なのだろう?十分に手に入れば、お前たちが戦争をしたい理由はないはずだ」
シオンのその言い方に、ザズーは不快感を覚える。
だが言っている事は事実。そして損得のためなら、相手の態度など大目に見ても良いだろう。
「分かりました。それではお互い立ち合いの元、その鉱山の調査を行い、私たちの希望に沿うものであれば終戦を……」
ザズーがそこまで言いかけた時、部屋へ侵入者があった。
人間と魔族の重大な話し合いの最中であり、途中から誰かが入ってくるなど考えられない。
しかもそれが、子供など……
「エィス様……、どうされましたか?」
ザズーはその子供に対し、怯えながら声を掛けた。
軍事の最高責任者であるこの男が様付けで呼んでいるのだから、王族なのだろうか?だとしても会議中に勝手に入ってくるなど躾がなっていない。シオンがそう思っていると、子供は予想外の言葉を投げかけて来た。
「おいおい、さっきから戦争を終わらせるみたいな話が聞こえて来たんだが、きさまらバカなことを言うなよ?オレがせっかくここに来たんだ。盛大に死んでくれよ」
「何を言っているのだ貴様?」
この無礼な侵入者に対し、シオンは注意をする。
だが子供の仲間であるはずのザズーは注意をするどころか、オロオロと戸惑うばかりだった。
「そこの魔族。口の利き方に気を付けろよ?」
「エィス様、この者は魔族の代表ゆえ、殺されるのは困ります」
「そうか。利用価値はあるのだな?」
「はい」
エィスとザズーの不審な会話に危険を察知した、ルビィとマグマが立ち上がり、シオンを庇おうとする。
「信仰魔法っていうのは、神の力を借りて行使されるんだ。つまりこいつらオーテウス教団が使う魔法は、全て僕の力を貸しているっていう事。僕の魔法はどれだけか分かる?」
「さっきから貴様、何を言っているんだ?!」
「≪生贄≫」
神人エィスの唱えた魔法によって、シオンたちは全員身動きが取れなくなる。
驚きの表情で固まったシオンの額からは、大量の汗が流れる。
「いくら魔法に強い魔族と言っても、神の力の前には何もできないようだね。ザズー。こいつらを人質にして、全戦力を投入した戦いを起こせ。人間も魔族もたくさん殺し合え!そこで死んだ魂を僕に捧げるんだ」
「は……はい!」
あと一歩のところまで進んだ終戦協定が、エィスの介入によって破談となった。
そして戦争は、最悪の展開へと導かれようとしていた。
そう言ってヴァレンシュタイン国王とヴォルトの間にしゃしゃり出て来たのは、他の兵士よりも一回り大きな体格の兵士だった。その手には他の兵士の持つ槍よりも、一回り太い槍を構えられている。
「ガンドラオン!」
ヴァレンシュタイン国王は、期待を込めてその男の名を呼ぶ。
「魔王を名乗る狼藉者め!国王陛下の前で暴れた罪は重い。この近衛隊長ガンドラオンが、引導を渡してやろう!」
兵士はそう名乗りながら、槍をヴォルトへと向ける。
槍からは魔力が漂っている事をヴォルトは気付いていた。
その槍の名は『凍結長槍』。
刺した対象物に、切り傷だけでなく凍結の追加効果を与える魔法の槍だった。
槍を見るヴォルトの視線に気づき、ガンドラオンはにやりと笑う。
「ふふふ、気付いたか。私の魔法の槍に。『凍結長槍』の……」
長々と説明を始めようとしたガンドラオンに、ヴォルトは音もなく近寄るとあご先にパンチを一撃放つ。
隙だらけだったガンドラオンは、簡単に間合いを詰められると、その一撃で失神し、その場に崩れ落ちた。
「お前の部下には、ひ弱な魔法使いであるオレに殴られただけで倒されるような、弱いやつしかいないようだな」
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だが確かにヴォルトは魔法使いであり、実際魔法での攻撃は拳や剣を持って戦った時よりもはるかに強い。
ヴォルトの体術や剣術が常人の2倍強いとしたら、魔法の強さなら常人の100倍以上と言えるだろう。
そんなあまりにも現実離れしたヴォルトの強さを見せつけられたヴァレンシュタイン国王は、恐怖に顔を引きつらせる。
「き……貴様……何が目的だ?!わしの首か?!わしを人質にしたいのだったら無駄だ!人質になるくらいなら、舌を噛んで死んでやる!」
「はあ……。おまえらのその戦争脳どうにかならんのか?オレは話し合いに来たと言ってるだろう?」
ヴォルトの言葉を一切理解しようとしないヴァレンシュタイン国王に対し、オズワルドが諭すように声を掛ける。
「ヴァレンシュタイン国王よ。ヴォルト様は礼を持って接すれば礼を持って対応してくださる方です。非礼を詫びて話し合いに応じてください」
「な……何を若造が!貴様ら、いくら魔王が恐ろしいとは言え、魂まで売ったのか?」
「ダメだこいつ。全然会話が成立しないぞ?」
追いつめられるとその人間の本性が現れるというのは、よくあることだ。
だからヴァレンシュタイン国王の取り乱し方は、最初窮地に陥ったために混乱したためかと思った。
だがこれはいささかおかしい。
自分に都合の悪いことは、本当に聞こえていないかのようだ。
ヴォルトは、疑いの視線を国王に送る。
焦点が定まっていない目、早い鼓動、混乱している事は間違いない。
「≪鎮静≫」
落ち着いて対話に臨んでもらうために、ヴォルトは国王へ鎮静の魔法を掛ける。
だが、バチッ!という音とともに、ヴォルトの魔法が抵抗された。
「バカな?!」
ヴォルトは目を疑った。
回復魔法に対する抵抗など考えられない。
低レベルの攻撃魔法や状態変化魔法に対する抵抗を持っているヴォルトだが、回復魔法に対する抵抗はない。
それは例え敵が唱えた回復魔法だろうが、自分にとって良い効果しかないからだ。
回復魔法でダメージを受ける一部のアンデッドモンスターならありえない話ではないが、ただの人間であるヴァレンシュタイン国王が回復魔法に抵抗する意味が分からない。
怯えながらヴォルトを睨みつけるヴァレンシュタイン国王に、ヴォルトはずかずかと歩みよる。
そしてその目をしっかりと見つめて言った。
考えられる一つの可能性を。
「まさか貴様、呪いを掛けられているのか?」
ヴォルトの言葉に、部屋に驚きの声が響く。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ヴォルトがヴァレンシュタイン国王に終戦を迫っていた同じ頃。
ヴァレンシュタイン王国最北部の街バーデンバーグでは、魔界と終戦協定について話し合いが持たれていた。
大きな部屋の中央にある長机では、人間族と魔族の代表者が座っている。
前回と違うのは、会合を行う場所だけでなく、魔界の代表であるシオンの反対側に、軍隊の将軍よりも上の地位である元帥の階級を兼任している、オーテウス教大司祭ザズーであった。
この会合で、ザズーが終戦を認めれば、戦争は終わる。
シオンたちもここが正念場と、並々ならぬ気合を持ってこの会合へとやって来てた。
魔族の捕虜を全て解放し、これ以上の攻撃を止め、終戦を認めるのであれば、魔界の領土の一部と、魔石鉱山をヴァレンシュタイン王国に差し出す。それが魔界の妥協案だった。
ザズーは、提出された資料を詳しく読む。
正直、魔界の領土などどうでもいい。魔界は魔力が多く、人間が生活するには向かない土地だ。闘争心が高まり、戦うためには良いが、生活を営むには不向きだ。それに魔物の数も人間界と比べ多く、そして強い。軍隊が駐留するなら、退けることもできるが、一般市民が住むにはやはり問題がある。
それよりなにより魅力的なのは、魔石鉱山だった。
魔石は金のなる木だ。
現在人間たちの軍勢は、本格的な鉱山を占領しているわけではない。
だが山岳地帯などで魔石は普通に落ちているため、それを拾って人間界へ持ち帰ると高額で売れる。
大きなものであれば、何年も遊んで暮らせるほどの金額になる。
それほどであるから、ザズーは、提供するという鉱山の規模、予想採掘量などの情報を特に気にして読んだ。
それは現在のヴァレンシュタイン王国の工業規模では何十年かかっても消費しきれないほどの量で、今後も戦争を続けることによる経済的効果をはるかに上回る事は確かだった。
「なるほど……」
飛び上がって喜びたいほどの気持ちを抑え、冷静に言葉を選ぶ。
「もしこの鉱山で、この資料に書かれているだけの魔石が採掘できなかった場合は保証していただけるのですね?」
「もちろんだ。最悪の場合、別の鉱山を提供しても構わない。お前たちが魔界と戦争する目的は、魔石なのだろう?十分に手に入れば、お前たちが戦争をしたい理由はないはずだ」
シオンのその言い方に、ザズーは不快感を覚える。
だが言っている事は事実。そして損得のためなら、相手の態度など大目に見ても良いだろう。
「分かりました。それではお互い立ち合いの元、その鉱山の調査を行い、私たちの希望に沿うものであれば終戦を……」
ザズーがそこまで言いかけた時、部屋へ侵入者があった。
人間と魔族の重大な話し合いの最中であり、途中から誰かが入ってくるなど考えられない。
しかもそれが、子供など……
「エィス様……、どうされましたか?」
ザズーはその子供に対し、怯えながら声を掛けた。
軍事の最高責任者であるこの男が様付けで呼んでいるのだから、王族なのだろうか?だとしても会議中に勝手に入ってくるなど躾がなっていない。シオンがそう思っていると、子供は予想外の言葉を投げかけて来た。
「おいおい、さっきから戦争を終わらせるみたいな話が聞こえて来たんだが、きさまらバカなことを言うなよ?オレがせっかくここに来たんだ。盛大に死んでくれよ」
「何を言っているのだ貴様?」
この無礼な侵入者に対し、シオンは注意をする。
だが子供の仲間であるはずのザズーは注意をするどころか、オロオロと戸惑うばかりだった。
「そこの魔族。口の利き方に気を付けろよ?」
「エィス様、この者は魔族の代表ゆえ、殺されるのは困ります」
「そうか。利用価値はあるのだな?」
「はい」
エィスとザズーの不審な会話に危険を察知した、ルビィとマグマが立ち上がり、シオンを庇おうとする。
「信仰魔法っていうのは、神の力を借りて行使されるんだ。つまりこいつらオーテウス教団が使う魔法は、全て僕の力を貸しているっていう事。僕の魔法はどれだけか分かる?」
「さっきから貴様、何を言っているんだ?!」
「≪生贄≫」
神人エィスの唱えた魔法によって、シオンたちは全員身動きが取れなくなる。
驚きの表情で固まったシオンの額からは、大量の汗が流れる。
「いくら魔法に強い魔族と言っても、神の力の前には何もできないようだね。ザズー。こいつらを人質にして、全戦力を投入した戦いを起こせ。人間も魔族もたくさん殺し合え!そこで死んだ魂を僕に捧げるんだ」
「は……はい!」
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そして戦争は、最悪の展開へと導かれようとしていた。
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