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ある世界に伝わる昔話 水晶の盾の勇者
第1話 勇者の盾
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魔王様を封印したお話をしましょう。
このお話は怠け者たちと魔王様と悪魔たちに出てくる魔王様を封印するときのお話。
原初のエルフ達と立ち上がった人々が追い詰めた魔王様を元居た世界に送り返そうとしたのだけれどそれは残念ながら叶わなかった。
魔王様はあまりにも大きくなり過ぎていたためでした。
送り返すための異界への門よりもはるかに大きくなっていて通れなかったのです。
魔王様は怠け者たちから吸い盗った魔力の量で大きくなっていたので、それはそれはたくさんの怠け者たちを食べたのだろうと恐ろしくて考えたくないほどでした。
魔王様も弱っているとはいえそれだけの魔力を持っているのでこのまま送り返されてなるものかと大暴れしました。
魔王様が力の限り暴れると山は砕け山崩れを起こし周りを押し潰しさらには火山になり炎と煙を吐き出し、湖は煮え立ちボコボコと泡を立て蒸発していき干からび、森は枯れてしまい木々は塵となり死の荒野になり、海は大荒れに荒れて津波が海岸を襲い近寄ることすらできなくなりました。
魔王様の力は凄まじく原初のエルフ達でさえも身を守るのに精一杯でした。
ある魔法使いはこのようなことになるかもしれないと考えていました。
その魔法使いは魔王様を倒す勇者を作り出そうと、魔王様との戦いの最中にもどうすれば魔王様を倒せるかを考え続けていました。
その魔法使いは原初のエルフ達にも相談しに行きました。
原初のエルフ達は人々に呆れていたため普通なら人と会うことすらしてくれませんでしたが、その魔法使いは根気よく何度も何度もお願いしに原初のエルフ達を訪ねました。
直向きなその魔法使いの姿についに原初のエルフ達もこの魔法使いならと話しを聞いてくれたのでした。
そして魔王様が持つ莫大な魔力を無くせることができればきっと倒せるだろうということでした。
それならば魔王様から魔力を奪い魔王様が簡単には使えない形に変えてしまえば最後には魔王様を倒せるかもしれないと考えました。
そして魔法使いはある盾を作りました。
水晶で出来た盾です。
魔法使い自らの血と魔力を基に作り上げたその水晶の盾は、受けた魔法をすべて水晶の結晶に変えてしまうという魔法の盾でした。
魔力を含まない攻撃も相手に跳ね返らせる魔法で勇者を守り魔王様たちの攻撃をそのまま返すことで勇者だけでも魔王様たちと戦えるように作られていました。
このお話は怠け者たちと魔王様と悪魔たちに出てくる魔王様を封印するときのお話。
原初のエルフ達と立ち上がった人々が追い詰めた魔王様を元居た世界に送り返そうとしたのだけれどそれは残念ながら叶わなかった。
魔王様はあまりにも大きくなり過ぎていたためでした。
送り返すための異界への門よりもはるかに大きくなっていて通れなかったのです。
魔王様は怠け者たちから吸い盗った魔力の量で大きくなっていたので、それはそれはたくさんの怠け者たちを食べたのだろうと恐ろしくて考えたくないほどでした。
魔王様も弱っているとはいえそれだけの魔力を持っているのでこのまま送り返されてなるものかと大暴れしました。
魔王様が力の限り暴れると山は砕け山崩れを起こし周りを押し潰しさらには火山になり炎と煙を吐き出し、湖は煮え立ちボコボコと泡を立て蒸発していき干からび、森は枯れてしまい木々は塵となり死の荒野になり、海は大荒れに荒れて津波が海岸を襲い近寄ることすらできなくなりました。
魔王様の力は凄まじく原初のエルフ達でさえも身を守るのに精一杯でした。
ある魔法使いはこのようなことになるかもしれないと考えていました。
その魔法使いは魔王様を倒す勇者を作り出そうと、魔王様との戦いの最中にもどうすれば魔王様を倒せるかを考え続けていました。
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直向きなその魔法使いの姿についに原初のエルフ達もこの魔法使いならと話しを聞いてくれたのでした。
そして魔王様が持つ莫大な魔力を無くせることができればきっと倒せるだろうということでした。
それならば魔王様から魔力を奪い魔王様が簡単には使えない形に変えてしまえば最後には魔王様を倒せるかもしれないと考えました。
そして魔法使いはある盾を作りました。
水晶で出来た盾です。
魔法使い自らの血と魔力を基に作り上げたその水晶の盾は、受けた魔法をすべて水晶の結晶に変えてしまうという魔法の盾でした。
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