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第一章 領地でぬくぬく編
第20話 女神、内緒で森にお出掛けする
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デミウルゴス神歴八四二年、四月二日、維持――ローラの曜日。
春の心地良いそよ風が吹く中に、木々や草花の湿っぽい匂いが鼻に届く。テレサ村から歩いて東に二〇分ほどの距離。そんな名もない森の中をいつもの四人組が歩を進めていると、ミリアが心配するような声音でローラに言った。
「ね、ねえ、本当にやるの?」
縮こまるように小さな魔法石が嵌め込まれた木製の杖を胸に抱き、キョロキョロと落ち着きがない。まるで、マチスに悪戯をした去年のときと同様で、心配症なのは相変わらずのようである。
「なーに今更ビビっているのよ! もう修練場でできることはやりつくしちゃったわ」
この四人で訓練を開始して既に一年が経過していた。全員が八歳となり、五月生まれのミリアは、来月には一足先に九歳となる。それでも、何かはじめてのことをするときは、心配そうなミリアと大胆不敵なローラのこんな遣り取りが恒例となっている。基礎訓練が終わったあとは、ラルフに身体操作や剣術の稽古をみっちりと受け、ローラが魔法のイロハを教えたのだ。
今日は、その成果を魔獣相手に試すべく、実践訓練をしに森に来ている。
「それに出てもゴブリン程度だし。あなたたちの魔法なら一瞬よっ。いっ、しゅ、ん!」
ミリアを安心させるために、ローラが敢えて軽口をたたく。
「あっ、でも森の中だから火魔法はやめてよね。火事になって怒られたくないわ」
「既に森に来たことがばれたら、それだけで怒られると思うんだが……」
ローラが心配事を口にすると、警戒を怠らないように視線を周囲へ配っていたユリアから突っ込まれる。
「うーん、それは上手くやれば大丈夫じゃないかしら? ミリアの家でお茶して来るって言ってきたし」
ローラの姿が見えなければ、カールパニートでハーブティーを片手にアップルパイをほおばっているのが相場だ。安息日に限らず、ことあるごとにカールパニートでお茶をして過ごす時間が、ローラのお気に入りになっている。それは自他共に認める事実であり、当然、大人たちもそれを知っている。長時間姿を消すともなれば、ミリアの家に行ってくると言い訳をしたのは、賢い選択だと断言できる。
「防具着て剣を持ってよくその言い訳が通ったね」
「えっ、ミリアってバカなの? 朝食のときに伝えたに決まってるじゃない。どこに完全装備でお茶してくるって言うバカが居るのよぉ」
「ば、バカって言わなくてもいいじゃないのよっ」
ミリアが怒ったように頬を膨らませて反論する。その姿がまた可愛く、ローラはこうやってミリアをおちょくることが多い。
「シッ! 何か聞こえた」
辺りを警戒していたユリアが、左手の人差し指を口に当てる。立ち止まって腰に下げた剣の柄へと右手をのばしている。
ガサガサと音をさせながら藪を踏み潰し、木々の間から姿を現したのは、三匹のゴブリン。身長七〇センチくらいの全身緑色で目が吊り上がったゴブリンたちが、グギャグギャと耳障りな鳴き声を上げている。
「ゴブリンが三匹ね。丁度良いじゃない。わたしは見ているからみんな一匹ずつかしら」
ローラがそう言うと、ディビーが一人前へ出る。
「まずは……私……」
ディビーが右手に持った木製の杖を前方で軽く振ると、赤い魔法石が煌めく。直後に大鎌のような大きな風の刃が発現してゴブリンたちに襲い掛かる。風魔法のウィンドカッターだ。
直後、ゴト、ゴト、ゴトと重いものが地面に落ちる鈍い音に続き、ゴブリンたちがその場に崩れ落ちた。ディビーの魔法により、あっさり三匹とも息絶えた。
「ちょ、ちょっと、なに全部倒しちゃってるのよー」
「あ……ごめん」
ミリアがディビーに向かって文句を言ったが、ディビーも予想外だったようだ。気まずそうな半笑いをしてからミリアに謝っていた。
二人の遣り取りを視界の片隅に納めながらも、ローラは絶命したゴブリンの首元をよく観察する。
とても綺麗な断面だった。剣ではこうもいかない。よく鍛えた剣であっても叩き切る感じになるため、切り口が潰れたように損傷する。つまり、魔法攻撃としては申し分ない結果だった。それも、八歳の子供にしては素晴らしすぎる出来だ。その筋のプロであっても、魔法の三大原則の弊害からディビーほど精度の高い魔法を行使できないだろう。
が、この程度でローラが満足することはない。
「魔力操作がまだ甘いわね。どんなイメージをしたのかしら?」
「真ん中のゴブリンの首を切り落とすように刃物が飛んでいく、イメージ?」
言葉に出して説明できていたが、ディビーは最後に首を傾げた。彼女自身しっかりイメージできていなかったのかもしれない。
(まあ、どれくらいの力であれば切り落とせるのか、イメージが弱くて魔力を込めすぎたのかしらね)
ディビーの反応から予想を立てたローラが、違う角度からアドバイスをする。
「それなら大きさにも気を配らないとだめよ。首を切り落とすことばかりに気を取られたのじゃないかしら?」
「あ……きっとそう……次は気を付ける」
ローラの指摘で気付いたようだ。納得したようにディビーが頷き、杖を持った拳をグッと握り直している。
「そうね。じゃあ、次もディビーにやってもらいましょう」
「え、あたしも試し切りしたいぞ」
「うん、私も魔法試したい」
それはズルイといった様子で次は私だと、ユリアとミリアが次々に主張してきた。
「落ち着きなさいよ、あなたたち。どうせ沢山いるから大丈夫よ。せっかく問題点がわかったのだからディビーにやらせてあげて。それに、他人の戦闘を見て学ぶのも訓練よ」
ゴブリンは、「発見した数の十倍いると思え」というのが、この世界の常識である。ゴブリンの繁殖率はそれほどまでに高く、害獣扱いされるくらいなのだ。
「それなら仕方ない。あたしは我慢するぞ。早くディビーもコツを掴んでそれを教えてくれ」
ユリアが納得しながらも、ディビーにある種のプレッシャーを掛けるようなことを言う。
「うん……ありがとう」
そんなに焦っても魔獣は逃げないわよ、とローラが言おうとしたが止めた。
「それじゃあ、どんどん進むわよ」
ローラがゴブリンの死骸を回収しながら先に進もうとすると、ミリアが待ったを掛ける。
「え、何? 今の……」
目をパチクリとさせ、ミリアが呆けたように口を開けて固まっている。
「異次元収納に回収しただけよ。今は無理だけど、将来的に素材とか魔石が必要になるかもしれないでしょ? そのための保険よ」
「そんな魔法があるなんて聞いていないわよ!」
「あれ? そうだったかしら?」
ミリアだけではなく、ディビーとユリアも何とも間抜けな顔をして驚いている。
「わかり易く説明すると空間魔法の一種ね。ただし、異次元だから時間も停止して内容物が劣化しないから便利よ。高位の魔法袋と同じかしらね。あとは、生物も閉じ込める魔法もあるけど、それは異世界を作る感じだから今の魔力量じゃ無理ね」
ローラからしてみれば当然のことを言ったまでだが、
「それってロストマジックって言われる神話級の魔法じゃない!」
と、ミリアが素っ頓狂な声を上げる
この三人で魔法知識が一番あるのはディビーだが、ミリアも良く勉強しているようだ。その知識と照らし合わせ、ミリアがそんな変な声を出すほど驚いたようだ。
「神話級? そうなの? でもほらっ、わたしって元神だし……この身体の魔力で足りることならなんでもできるわよ」
そう、ローラは神の知識がある故に、どんな魔法だって行使可能なのだ。
ただそれも、今となっては魔力量が転生した少女の身体に依存してしまっているため、大規模魔法は使えない。大したことはやっていないつもりのローラだが、ヒューマンの常識と照らし合わせると、ローラの行動は全てが異常に映るようだ。
色々説明したつもりでいたが、何の気なしに行うローラの行動に一々驚かれて説明を繰り返す日々が続いている。ローラは、今回もまた、異次元収納のことを懇切丁寧に教えてあげるのだった。
春の心地良いそよ風が吹く中に、木々や草花の湿っぽい匂いが鼻に届く。テレサ村から歩いて東に二〇分ほどの距離。そんな名もない森の中をいつもの四人組が歩を進めていると、ミリアが心配するような声音でローラに言った。
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「なーに今更ビビっているのよ! もう修練場でできることはやりつくしちゃったわ」
この四人で訓練を開始して既に一年が経過していた。全員が八歳となり、五月生まれのミリアは、来月には一足先に九歳となる。それでも、何かはじめてのことをするときは、心配そうなミリアと大胆不敵なローラのこんな遣り取りが恒例となっている。基礎訓練が終わったあとは、ラルフに身体操作や剣術の稽古をみっちりと受け、ローラが魔法のイロハを教えたのだ。
今日は、その成果を魔獣相手に試すべく、実践訓練をしに森に来ている。
「それに出てもゴブリン程度だし。あなたたちの魔法なら一瞬よっ。いっ、しゅ、ん!」
ミリアを安心させるために、ローラが敢えて軽口をたたく。
「あっ、でも森の中だから火魔法はやめてよね。火事になって怒られたくないわ」
「既に森に来たことがばれたら、それだけで怒られると思うんだが……」
ローラが心配事を口にすると、警戒を怠らないように視線を周囲へ配っていたユリアから突っ込まれる。
「うーん、それは上手くやれば大丈夫じゃないかしら? ミリアの家でお茶して来るって言ってきたし」
ローラの姿が見えなければ、カールパニートでハーブティーを片手にアップルパイをほおばっているのが相場だ。安息日に限らず、ことあるごとにカールパニートでお茶をして過ごす時間が、ローラのお気に入りになっている。それは自他共に認める事実であり、当然、大人たちもそれを知っている。長時間姿を消すともなれば、ミリアの家に行ってくると言い訳をしたのは、賢い選択だと断言できる。
「防具着て剣を持ってよくその言い訳が通ったね」
「えっ、ミリアってバカなの? 朝食のときに伝えたに決まってるじゃない。どこに完全装備でお茶してくるって言うバカが居るのよぉ」
「ば、バカって言わなくてもいいじゃないのよっ」
ミリアが怒ったように頬を膨らませて反論する。その姿がまた可愛く、ローラはこうやってミリアをおちょくることが多い。
「シッ! 何か聞こえた」
辺りを警戒していたユリアが、左手の人差し指を口に当てる。立ち止まって腰に下げた剣の柄へと右手をのばしている。
ガサガサと音をさせながら藪を踏み潰し、木々の間から姿を現したのは、三匹のゴブリン。身長七〇センチくらいの全身緑色で目が吊り上がったゴブリンたちが、グギャグギャと耳障りな鳴き声を上げている。
「ゴブリンが三匹ね。丁度良いじゃない。わたしは見ているからみんな一匹ずつかしら」
ローラがそう言うと、ディビーが一人前へ出る。
「まずは……私……」
ディビーが右手に持った木製の杖を前方で軽く振ると、赤い魔法石が煌めく。直後に大鎌のような大きな風の刃が発現してゴブリンたちに襲い掛かる。風魔法のウィンドカッターだ。
直後、ゴト、ゴト、ゴトと重いものが地面に落ちる鈍い音に続き、ゴブリンたちがその場に崩れ落ちた。ディビーの魔法により、あっさり三匹とも息絶えた。
「ちょ、ちょっと、なに全部倒しちゃってるのよー」
「あ……ごめん」
ミリアがディビーに向かって文句を言ったが、ディビーも予想外だったようだ。気まずそうな半笑いをしてからミリアに謝っていた。
二人の遣り取りを視界の片隅に納めながらも、ローラは絶命したゴブリンの首元をよく観察する。
とても綺麗な断面だった。剣ではこうもいかない。よく鍛えた剣であっても叩き切る感じになるため、切り口が潰れたように損傷する。つまり、魔法攻撃としては申し分ない結果だった。それも、八歳の子供にしては素晴らしすぎる出来だ。その筋のプロであっても、魔法の三大原則の弊害からディビーほど精度の高い魔法を行使できないだろう。
が、この程度でローラが満足することはない。
「魔力操作がまだ甘いわね。どんなイメージをしたのかしら?」
「真ん中のゴブリンの首を切り落とすように刃物が飛んでいく、イメージ?」
言葉に出して説明できていたが、ディビーは最後に首を傾げた。彼女自身しっかりイメージできていなかったのかもしれない。
(まあ、どれくらいの力であれば切り落とせるのか、イメージが弱くて魔力を込めすぎたのかしらね)
ディビーの反応から予想を立てたローラが、違う角度からアドバイスをする。
「それなら大きさにも気を配らないとだめよ。首を切り落とすことばかりに気を取られたのじゃないかしら?」
「あ……きっとそう……次は気を付ける」
ローラの指摘で気付いたようだ。納得したようにディビーが頷き、杖を持った拳をグッと握り直している。
「そうね。じゃあ、次もディビーにやってもらいましょう」
「え、あたしも試し切りしたいぞ」
「うん、私も魔法試したい」
それはズルイといった様子で次は私だと、ユリアとミリアが次々に主張してきた。
「落ち着きなさいよ、あなたたち。どうせ沢山いるから大丈夫よ。せっかく問題点がわかったのだからディビーにやらせてあげて。それに、他人の戦闘を見て学ぶのも訓練よ」
ゴブリンは、「発見した数の十倍いると思え」というのが、この世界の常識である。ゴブリンの繁殖率はそれほどまでに高く、害獣扱いされるくらいなのだ。
「それなら仕方ない。あたしは我慢するぞ。早くディビーもコツを掴んでそれを教えてくれ」
ユリアが納得しながらも、ディビーにある種のプレッシャーを掛けるようなことを言う。
「うん……ありがとう」
そんなに焦っても魔獣は逃げないわよ、とローラが言おうとしたが止めた。
「それじゃあ、どんどん進むわよ」
ローラがゴブリンの死骸を回収しながら先に進もうとすると、ミリアが待ったを掛ける。
「え、何? 今の……」
目をパチクリとさせ、ミリアが呆けたように口を開けて固まっている。
「異次元収納に回収しただけよ。今は無理だけど、将来的に素材とか魔石が必要になるかもしれないでしょ? そのための保険よ」
「そんな魔法があるなんて聞いていないわよ!」
「あれ? そうだったかしら?」
ミリアだけではなく、ディビーとユリアも何とも間抜けな顔をして驚いている。
「わかり易く説明すると空間魔法の一種ね。ただし、異次元だから時間も停止して内容物が劣化しないから便利よ。高位の魔法袋と同じかしらね。あとは、生物も閉じ込める魔法もあるけど、それは異世界を作る感じだから今の魔力量じゃ無理ね」
ローラからしてみれば当然のことを言ったまでだが、
「それってロストマジックって言われる神話級の魔法じゃない!」
と、ミリアが素っ頓狂な声を上げる
この三人で魔法知識が一番あるのはディビーだが、ミリアも良く勉強しているようだ。その知識と照らし合わせ、ミリアがそんな変な声を出すほど驚いたようだ。
「神話級? そうなの? でもほらっ、わたしって元神だし……この身体の魔力で足りることならなんでもできるわよ」
そう、ローラは神の知識がある故に、どんな魔法だって行使可能なのだ。
ただそれも、今となっては魔力量が転生した少女の身体に依存してしまっているため、大規模魔法は使えない。大したことはやっていないつもりのローラだが、ヒューマンの常識と照らし合わせると、ローラの行動は全てが異常に映るようだ。
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