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第五章 宿命【英雄への道編】
第30話 反撃のとき
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ここまで予想が的中するとは思わなかった。
アドの変身が解けてしまったのは誤算だったものの、モーラさんのおかげで地上に激突せずに済んだ。やはり何事にも予備は必要だ。
モーラさんのワイバーンに相乗りして死角から近付いた僕はファーガルの背後を取っている。声を掛けずに攻撃すれば簡単に倒せただろう。
しかし、僕はそうしなかった――僕は、まだ、諦めていない。
その昔、コウスケは魔人と和睦したという。それならば僕にだってできるかもしれない。
地上に向かおうとしていたのだろう。前傾姿勢のまま固まっているファーガルの背後から、僕は一縷の望みを託し敵意はないと努めて明るい声音で答えた。
「なぜって、それは、作戦勝ちかな」
『さ、作戦? くっ、やはりあれは演技だったのか!』
表情が見えずとも頭に響くファーガルの声は明らかに動揺している。
それもそうだろう。一度追撃の魔法を放ってきたときは焦ったけど、打ち合わせ通り準備をお願いしていたエルサの迎撃魔法に救われた。そのあとは、タイミングよく増援が到着したおかげで彼の注意は僕から完全に離れた。
つまり、僕を倒したと油断した証拠だ。
僕は僕でファーガルがドラゴンに変身したのを見て少なからず驚いた。それでもいまは、気にしている場合ではない。むしろ、より戦闘を避けたい気持ちにさせられた。
「最後に確認するけど、引く気はないかな? できれば、あの魔法もキャンセルしてくれると嬉しいんだけど。ほら、状況的に僕たちに勝つのは絶望的だと思うんだよね――」
『ふざけるなっ!』
僕の勧告に、ファーガルが殺気を含んだ雄叫びを上げた途端、ワイバーンが気圧されたように翼をバタつかせて右側に傾く。
「おっとっと……ありがとうございます」
突然のことでバランスを崩した僕は危なく滑り落ちる所だった。咄嗟にモーラさんが右手で支えてくれたのだ。
「いえ、それよりも交渉はやはり無理かと」
「うぅ……やっぱりそうですよね。引く訳がないか」
モーラさんのいい加減に諦めろとでもいうような言葉に納得しつつも、ファーガルをもう一度見ると再び吠えられてしまった。
『当然だ!』
モーラさんと僕の会話に反応したようだ。この状況であってもファーガルは負けを認めず、身体を動かせない代わりに喚いている。
戦えば勝てるだろうけど、あの数の魔獣を相手するとなるとこちら側にも被害が及ぶ。できることなら交渉によって戦わずして勝ちたかった。
結局、ダリル卿が正しかったのだ。
作戦級魔法で一気に魔獣の数を減らし、魔人――ファーガルに集中できる状況を作り出す。そして、僕が警戒されているのなら、そうさせなければ良いというのがダリル卿の提案だった。
つまり、わざと一騎打ちを行って僕が負けたフリをし、ファーガルが油断したスキを狙う計画だったのだ。
繰り返しになるけど、声を掛けずに背後から攻撃しても構わなかった。むしろ、そうすべきだった。しかしながらそうしなかったのは、話し合いによる決着を試してみるべきだと僕がダリル卿に進言し、説得の末渋々承諾を得たからだった。
結果は、失敗。
ファーガルは僕たちを殺す気満々。まったく聞く耳を持ってくれない。
「ごめん。アド……」
アドが捨て身で僕を庇ってくれたおかげでなんとか計画の帳尻があったのにそれを生かせなかった。僕は、不甲斐なさと申し訳なさから謝罪の言葉を漏らした。
ファーガルを倒したあと、どんな顔をして会えばよいのだろうか。
「コウヘイ様、そろそろ」
交渉決裂の場合は、僕が攻撃のタイミングを伝える手はずになっていた。交渉失敗が明らかなのに僕が一向に指示を出さないもんだから、モーラさんはしびれを切らしたのかもしれない。魔法石で効果を増幅させているといえども、イルマの身体拘束魔法がいつ切れるかは不明な状況なのだ。
こうなっては僕も思考を切り替える。
「そうだよね。わかってたけど、うん。それじゃあ、悪いけど、時間もなさそうだし。ここで決着を付けさせてもらうよ」
『なにをごちゃごちゃと――』
「モーラさん、ファーガルの右正面にお願いします」
「はい、行きます。しっかり掴まっていてください」
僕の合図にモーラさんがワイバーンを操縦し、ファーガルの背後から曲線を描いて回り込む。
覚悟を決めたらあとは全力を出すのみだ。
「エンチャントサンダー!」
僕はメイスを振り上げ、ありったけの魔力を込めながらモーラさんと共にファーガルへと突撃を開始する。ワイバーンが右ロールして身体が傾き、戦意を失っていない凶暴な黄金の瞳と視線がぶつかる。
『フザケルナァァァアアアーー!!』
途端、ファーガルを包んでいた光が霧散した。
「やば」
会話なんてしている場合じゃなかった。焦りから僕の鼓動が急激に速まる。
一方で、時間の流れが急激に緩やかになったかのように全ての動きがゆっくりになった。
ファーガルが口を開き、鋭い牙があらわになる。さらに奥の闇からメラメラと赤く輝く光が膨らむのが見えた。
間に合え!
僕は、じっとりとした汗が噴き出すのを感じながら右手に力を込める。バチバチっと音をさせ、放電するようにスパークしているメイスをファーガルの頭目掛けて振り下ろす。
祈りが届いたのか、僕の攻撃の方が一瞬早く、ファーガルの顔がひしゃげて口を閉じた。が、鈍い音と共にファーガルの口から炎が漏れ出して爆風が起きたのだった。
瞬間、急激に加速するように時間が元に戻る。
「きゃぁ!」
叫び声を上げたモーラさんの背中越しからワイバーンの鞍をしっかりと握り、今度は僕が振り落とされそうになったモーラさんを抱きしめて支える。
口から濛々たる黒煙を吐きながら力なく落下していくファーガルを確認してから上空を見上げると、メテオストライクがもう目前まで迫っていた。
「モーラさん、直ぐに離脱を」
最早、前回のように吸収している時間はないだろう。
しばらく飛んでモーラさんがワイバーンを停止させた。
「コウヘイ様、ここまでくれば大丈夫でしょうか?」
「ええ、そうですね。魔人の最後も確認したいですし、万が一爆風が届いてもこの距離ならマジックシールドで耐えられると思います」
今度こそファーガルの最後を見届けるべく振り返る。
レッドドラゴン姿のままのファーガルは、地面に激突した衝撃のせいか左側の翼が変な方向に曲がっていた。起き上がろうと右側の翼を羽ばたかせていたけど、あれでは無理だろう。
そして、不運なことに丁度そこへ魔獣の波が押し寄せる。遠目ながらも魔獣たちに踏みつけられているのがわかった。
「これは酷い」
どうやら騎士たちが魔獣の誘導に成功したようだけど、ファーガルを踏み潰させるためではない。迫り来るメテオストライクの有効活用のためだ。
その破壊力は壮絶だった。
燃え盛る巨大で歪な岩が地面へと吸い込まれるように落下し、大地を抉る。パッと閃光が走ったと思ったら鈍い音が響き、爆ぜた。衝突の衝撃で土が舞い上がり、遥か上空に避難している僕たちの方にまで小石が飛んできた。
僕は勝利を確信する。
キノコ雲のように粉塵が舞い上がり、ファーガルの生死を確認することはできないけど、これでもファーガルが生きていたら嘘だ。あの状態で避けられるはずもないのだから。
そう安心したと同時に、不安になる。
エルサは大丈夫だろうか?
作戦だと知っていたハズなのに、僕の下に駆け付けてきたときのエルサは大泣きしていた。いまは、アドと一緒に他の竜騎士と一緒に後方に退避してもらっている。
まあ、それよりも心配なのは、地上にいたイルマたちである。
蜘蛛の子を散らすように四方八方へ必死になって馬を走らせていた騎兵が、テレサの方へと向かうように次第に集まっている。その軍勢と共に地上を這う粉塵の中から飛び出してきた光り輝く魔導馬車を発見した。
魔法障壁だろう。作るのにかなり時間が掛かったとイルマが言っていたから、壊れないように念には念を入れているのかもしれない。
無事だと判明して安堵した瞬間、それがおかしくて思わず笑いが零れる。
「ど、どうやらみなさん無事なようですね」
僕の笑い声に反応するように振り返ったモーラさんの頬が心なしか赤くなっており、声が微妙に震えている。
「ええ、もう大丈夫ですよ」
僕がモーラさんに回している腕に少しだけ力を込め、安心してもらうためにギュッとしてあげると、正面を向いて俯いたモーラさんの震えが止まった。
もう大丈夫。
僕たちは再び魔族の襲撃を退けたのだ。
アドの変身が解けてしまったのは誤算だったものの、モーラさんのおかげで地上に激突せずに済んだ。やはり何事にも予備は必要だ。
モーラさんのワイバーンに相乗りして死角から近付いた僕はファーガルの背後を取っている。声を掛けずに攻撃すれば簡単に倒せただろう。
しかし、僕はそうしなかった――僕は、まだ、諦めていない。
その昔、コウスケは魔人と和睦したという。それならば僕にだってできるかもしれない。
地上に向かおうとしていたのだろう。前傾姿勢のまま固まっているファーガルの背後から、僕は一縷の望みを託し敵意はないと努めて明るい声音で答えた。
「なぜって、それは、作戦勝ちかな」
『さ、作戦? くっ、やはりあれは演技だったのか!』
表情が見えずとも頭に響くファーガルの声は明らかに動揺している。
それもそうだろう。一度追撃の魔法を放ってきたときは焦ったけど、打ち合わせ通り準備をお願いしていたエルサの迎撃魔法に救われた。そのあとは、タイミングよく増援が到着したおかげで彼の注意は僕から完全に離れた。
つまり、僕を倒したと油断した証拠だ。
僕は僕でファーガルがドラゴンに変身したのを見て少なからず驚いた。それでもいまは、気にしている場合ではない。むしろ、より戦闘を避けたい気持ちにさせられた。
「最後に確認するけど、引く気はないかな? できれば、あの魔法もキャンセルしてくれると嬉しいんだけど。ほら、状況的に僕たちに勝つのは絶望的だと思うんだよね――」
『ふざけるなっ!』
僕の勧告に、ファーガルが殺気を含んだ雄叫びを上げた途端、ワイバーンが気圧されたように翼をバタつかせて右側に傾く。
「おっとっと……ありがとうございます」
突然のことでバランスを崩した僕は危なく滑り落ちる所だった。咄嗟にモーラさんが右手で支えてくれたのだ。
「いえ、それよりも交渉はやはり無理かと」
「うぅ……やっぱりそうですよね。引く訳がないか」
モーラさんのいい加減に諦めろとでもいうような言葉に納得しつつも、ファーガルをもう一度見ると再び吠えられてしまった。
『当然だ!』
モーラさんと僕の会話に反応したようだ。この状況であってもファーガルは負けを認めず、身体を動かせない代わりに喚いている。
戦えば勝てるだろうけど、あの数の魔獣を相手するとなるとこちら側にも被害が及ぶ。できることなら交渉によって戦わずして勝ちたかった。
結局、ダリル卿が正しかったのだ。
作戦級魔法で一気に魔獣の数を減らし、魔人――ファーガルに集中できる状況を作り出す。そして、僕が警戒されているのなら、そうさせなければ良いというのがダリル卿の提案だった。
つまり、わざと一騎打ちを行って僕が負けたフリをし、ファーガルが油断したスキを狙う計画だったのだ。
繰り返しになるけど、声を掛けずに背後から攻撃しても構わなかった。むしろ、そうすべきだった。しかしながらそうしなかったのは、話し合いによる決着を試してみるべきだと僕がダリル卿に進言し、説得の末渋々承諾を得たからだった。
結果は、失敗。
ファーガルは僕たちを殺す気満々。まったく聞く耳を持ってくれない。
「ごめん。アド……」
アドが捨て身で僕を庇ってくれたおかげでなんとか計画の帳尻があったのにそれを生かせなかった。僕は、不甲斐なさと申し訳なさから謝罪の言葉を漏らした。
ファーガルを倒したあと、どんな顔をして会えばよいのだろうか。
「コウヘイ様、そろそろ」
交渉決裂の場合は、僕が攻撃のタイミングを伝える手はずになっていた。交渉失敗が明らかなのに僕が一向に指示を出さないもんだから、モーラさんはしびれを切らしたのかもしれない。魔法石で効果を増幅させているといえども、イルマの身体拘束魔法がいつ切れるかは不明な状況なのだ。
こうなっては僕も思考を切り替える。
「そうだよね。わかってたけど、うん。それじゃあ、悪いけど、時間もなさそうだし。ここで決着を付けさせてもらうよ」
『なにをごちゃごちゃと――』
「モーラさん、ファーガルの右正面にお願いします」
「はい、行きます。しっかり掴まっていてください」
僕の合図にモーラさんがワイバーンを操縦し、ファーガルの背後から曲線を描いて回り込む。
覚悟を決めたらあとは全力を出すのみだ。
「エンチャントサンダー!」
僕はメイスを振り上げ、ありったけの魔力を込めながらモーラさんと共にファーガルへと突撃を開始する。ワイバーンが右ロールして身体が傾き、戦意を失っていない凶暴な黄金の瞳と視線がぶつかる。
『フザケルナァァァアアアーー!!』
途端、ファーガルを包んでいた光が霧散した。
「やば」
会話なんてしている場合じゃなかった。焦りから僕の鼓動が急激に速まる。
一方で、時間の流れが急激に緩やかになったかのように全ての動きがゆっくりになった。
ファーガルが口を開き、鋭い牙があらわになる。さらに奥の闇からメラメラと赤く輝く光が膨らむのが見えた。
間に合え!
僕は、じっとりとした汗が噴き出すのを感じながら右手に力を込める。バチバチっと音をさせ、放電するようにスパークしているメイスをファーガルの頭目掛けて振り下ろす。
祈りが届いたのか、僕の攻撃の方が一瞬早く、ファーガルの顔がひしゃげて口を閉じた。が、鈍い音と共にファーガルの口から炎が漏れ出して爆風が起きたのだった。
瞬間、急激に加速するように時間が元に戻る。
「きゃぁ!」
叫び声を上げたモーラさんの背中越しからワイバーンの鞍をしっかりと握り、今度は僕が振り落とされそうになったモーラさんを抱きしめて支える。
口から濛々たる黒煙を吐きながら力なく落下していくファーガルを確認してから上空を見上げると、メテオストライクがもう目前まで迫っていた。
「モーラさん、直ぐに離脱を」
最早、前回のように吸収している時間はないだろう。
しばらく飛んでモーラさんがワイバーンを停止させた。
「コウヘイ様、ここまでくれば大丈夫でしょうか?」
「ええ、そうですね。魔人の最後も確認したいですし、万が一爆風が届いてもこの距離ならマジックシールドで耐えられると思います」
今度こそファーガルの最後を見届けるべく振り返る。
レッドドラゴン姿のままのファーガルは、地面に激突した衝撃のせいか左側の翼が変な方向に曲がっていた。起き上がろうと右側の翼を羽ばたかせていたけど、あれでは無理だろう。
そして、不運なことに丁度そこへ魔獣の波が押し寄せる。遠目ながらも魔獣たちに踏みつけられているのがわかった。
「これは酷い」
どうやら騎士たちが魔獣の誘導に成功したようだけど、ファーガルを踏み潰させるためではない。迫り来るメテオストライクの有効活用のためだ。
その破壊力は壮絶だった。
燃え盛る巨大で歪な岩が地面へと吸い込まれるように落下し、大地を抉る。パッと閃光が走ったと思ったら鈍い音が響き、爆ぜた。衝突の衝撃で土が舞い上がり、遥か上空に避難している僕たちの方にまで小石が飛んできた。
僕は勝利を確信する。
キノコ雲のように粉塵が舞い上がり、ファーガルの生死を確認することはできないけど、これでもファーガルが生きていたら嘘だ。あの状態で避けられるはずもないのだから。
そう安心したと同時に、不安になる。
エルサは大丈夫だろうか?
作戦だと知っていたハズなのに、僕の下に駆け付けてきたときのエルサは大泣きしていた。いまは、アドと一緒に他の竜騎士と一緒に後方に退避してもらっている。
まあ、それよりも心配なのは、地上にいたイルマたちである。
蜘蛛の子を散らすように四方八方へ必死になって馬を走らせていた騎兵が、テレサの方へと向かうように次第に集まっている。その軍勢と共に地上を這う粉塵の中から飛び出してきた光り輝く魔導馬車を発見した。
魔法障壁だろう。作るのにかなり時間が掛かったとイルマが言っていたから、壊れないように念には念を入れているのかもしれない。
無事だと判明して安堵した瞬間、それがおかしくて思わず笑いが零れる。
「ど、どうやらみなさん無事なようですね」
僕の笑い声に反応するように振り返ったモーラさんの頬が心なしか赤くなっており、声が微妙に震えている。
「ええ、もう大丈夫ですよ」
僕がモーラさんに回している腕に少しだけ力を込め、安心してもらうためにギュッとしてあげると、正面を向いて俯いたモーラさんの震えが止まった。
もう大丈夫。
僕たちは再び魔族の襲撃を退けたのだ。
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