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13 貴方に助けられてばかりだね
しおりを挟む「いったぁぁあ。」
ソフィアの魔法で吹き飛ばされた私、ミィナはそのまま気を失っていたらしい。
私は10日前にタイムリープした方のミィナである。
目を覚ました時には、
ミィナ(過去)とソフィアはいなくなっていた。
「いかなきゃ・・・。」
ミィナ(過去)を止めなきゃ。
私は痛む右手を押さえて
立ち上がった。
今なら、まだミィナ(過去)を止められる。
「行かせないよ?」
後ろから、男の声がした。
どこか能天気で優しいと勘違いさせるその声は、、、
「ライト!!」
私の後ろにたっていたのは
元婚約者であり詐欺師のライトだった。
「なーんで君は
僕の名前をしってるのかなぁ?」
ニコニコと笑いながら
ライトは言った。
正体を知った今では
その笑顔は狂気じみて見える。
「そ、それは、、、。」
「君さぁ、僕らのこと公園にいたときから付け回していたよね。」
そう言うとライトはおもむろに
懐からナイフを取り出した。
「なな、何するのよ、、、!」
ライトはナイフをくるくると上空に投げた。
「ごめんねぇ、
僕も仕事なんだ。」
ごめん、なんて一ミリも思っていない口調で
ライトが言った。
「ソフィアさんが、
貴方を殺して来いっていうからさ。」
「ま、待ってよ!!
私、貴方の婚約者のミィナよ!!
お願い!私を殺さないで!!」
「顔が全然違うんだけど??」
ライトは首をかしげる。
「見てて!!
ちちんぷいぷい、ぷい!!」
手のひらから、
一本のユリが出現する。
「ふふ。確かに、
君はミィナなのかもしれないね。」
ライトは小さく微笑んだ。
「ね?!
だから私を殺さないでよ!!」
ライトはナイフを持ち直し
私に向けた。
「残念だけど、
僕にはそんなこと関係ないんだ。
命令は
絶対だからね。」
「ここで私を殺したら、
学園を奪うための魔法契約書は
手に入らないわよ!!」
「いいや。
ソフィアと一緒にいるミィナが
ちゃんと書いてくれるさ。」
「絶対に書かないよ!!」
「バイバイ。」
ライトのナイフが
まっすぐ襲い掛かってくる。
やばい、、殺される!!
私は目をつぶった。
「あれ?」
痛くない、生きてる、、、。
私はゆっくりと目を開けた。
ねぇ、私はいつもあなたに助けられてばかりだね。
「アイザイア、、、。」
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