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11 恋愛はしないと決めてるんです!!
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side アキ
「好きみたい、、とは?」
私はソラウにゆっくりと聞き返した。空耳であってほしい。
「アキのことを、恋愛感情で好きみたいだ。」
私は慎重にソラウの腕を自分から剥がす。ソラウは悲しそうな顔をしたが、抵抗しようとはしなかった。
「正気ですか、、、?」
「俺だって悩んだ。だがこの数日、アキのことしか考えられないんだ、、、。」
私はひたすら瞬きした。あの、硬派だった青年は一体どこに行ったの、、、?
「あ、あの、私は男です、、、!」
「知っている。」
そんな真っ直ぐな顔で言わないでください!
「私の母は、ソラウ様の父の愛人だったんですよ?!」
それでもソラウは私から目をそらさなかった。
「両親と子供は関係ない。」
その考え方はとても素敵だとは思うんですけども!!
「おかしいですよ!!なぜ私のことを好きになるんですか!」
もう色々ひっくるめて、なぜ私を好きになるのか理解できません!
「俺だってこんな気持ちになるのは初めてなんだ。」
「え?」
「もしかしたら俺が今まで誰のことも好きになれなかったのは、そういう理由だったのかもしれない。」
えーと、、、?
「俺は男が好きなのかもしれない。」
「そ、そんな決めつけることもないんじゃ、ないかと、、、。」
これは、どう思えばいいんだ?ソラウ様は男好き、てこと、、?
「とにかく、胸がときめいてしかたないんだ。アキ、なんとかしてくれ、、、。」
ソラウが切ない顔で私に言った。
「わ、私にはどうしようもありません!私は恋愛しないし、誰のことも好きにならないって決めてるんです!!」
◇◇◇
◇◇◇
「おかえり~、アキ。
スカートは履き心地良かったかい?」
コイザは帰ってきたアキに声をかけた。明日もスカートを履いてほしいと思うのは、親ばかなのかな。本当によく似合っていた。
「ん、、、。」
アキが返事もせず、ごくごく水を飲んでいる。
「どうした、アキ?
何かあったのか?」
声をかけるとアキは口から水を吹き出して大声で言った。
「なにもないもん!!」
アキは顔を真っ赤にして自分の部屋に戻っていった。
「さては、、、恋か!!」
コイザはぐっとガッツポーズをした。
◇◇◇
「好きみたい、、とは?」
私はソラウにゆっくりと聞き返した。空耳であってほしい。
「アキのことを、恋愛感情で好きみたいだ。」
私は慎重にソラウの腕を自分から剥がす。ソラウは悲しそうな顔をしたが、抵抗しようとはしなかった。
「正気ですか、、、?」
「俺だって悩んだ。だがこの数日、アキのことしか考えられないんだ、、、。」
私はひたすら瞬きした。あの、硬派だった青年は一体どこに行ったの、、、?
「あ、あの、私は男です、、、!」
「知っている。」
そんな真っ直ぐな顔で言わないでください!
「私の母は、ソラウ様の父の愛人だったんですよ?!」
それでもソラウは私から目をそらさなかった。
「両親と子供は関係ない。」
その考え方はとても素敵だとは思うんですけども!!
「おかしいですよ!!なぜ私のことを好きになるんですか!」
もう色々ひっくるめて、なぜ私を好きになるのか理解できません!
「俺だってこんな気持ちになるのは初めてなんだ。」
「え?」
「もしかしたら俺が今まで誰のことも好きになれなかったのは、そういう理由だったのかもしれない。」
えーと、、、?
「俺は男が好きなのかもしれない。」
「そ、そんな決めつけることもないんじゃ、ないかと、、、。」
これは、どう思えばいいんだ?ソラウ様は男好き、てこと、、?
「とにかく、胸がときめいてしかたないんだ。アキ、なんとかしてくれ、、、。」
ソラウが切ない顔で私に言った。
「わ、私にはどうしようもありません!私は恋愛しないし、誰のことも好きにならないって決めてるんです!!」
◇◇◇
◇◇◇
「おかえり~、アキ。
スカートは履き心地良かったかい?」
コイザは帰ってきたアキに声をかけた。明日もスカートを履いてほしいと思うのは、親ばかなのかな。本当によく似合っていた。
「ん、、、。」
アキが返事もせず、ごくごく水を飲んでいる。
「どうした、アキ?
何かあったのか?」
声をかけるとアキは口から水を吹き出して大声で言った。
「なにもないもん!!」
アキは顔を真っ赤にして自分の部屋に戻っていった。
「さては、、、恋か!!」
コイザはぐっとガッツポーズをした。
◇◇◇
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