不思議なハートの力

ひろの助

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第Ⅴ章。「グッド・バンク」

2、元始の子(2)(3)

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--元始の子(2)ーー

元始の子は、体から黒のボールペンを出し、そして言った。
「真菜美ちゃん。これで紙に何か書いて」
(遊園地を描こう)真菜美は、そう思い。描き始める。
(まず、ジェットコースター。
 スターの乗り場。
 屋根があり、ホームがある)
 真菜美は、思うものを描き始めた。
「ここから乗るの。
 まずは、ゆっくり上昇する。
 天辺てっぺんに来たら。
 フルスピードで落下。
 まず、右に曲がる。
 そして、左。
 一回転。
 トンネルに入る。
 クルッと回転しながら進む。
 右回転。
 左回転。
 また、登り。
 急降下。
 そして、最後。大きく一回転して
 フィニシュです。
 どうどう?
 感想は?」

「すぐ。乗ってみる」元始の子は、ジェットコースターに乗った。


--元始の子(3)ーー

「きゃぁー。きゃぁーー」
元始の子は、はしゃぎ回った。
「楽しかった」

(次は、何が良いかなぁ?)
真菜美は、少し考えてからペンを走らせる。
「売店がいいなぁ。
 そう。クレープの販売店。
 イチゴ。マンゴ。キューイ。リンゴ。バナナ。
 アイス。チョコチップ。ビスケット。
 おいしいよ。
 コーラ。
 ポップコーン。
 ホットドッグ。
 定番だね。
 どうどう。食べてみて」
真菜美は、メニューを作り看板に絵を描いた。
人差し指を「ポン」と弾き、お店にイメージを入れた。
「おいしい。こんなのはじめて」元始の子は、楽しそうである。

「次は、本格レストラン。
 何がお好みですか?
 お嬢さん」
真菜美は、定員の様に元始の子にオーダーを聞く。。

「フルコース。肉肉」元始の子は、食べてみたい噂で聞いていたものを真菜美に頼む。
「ステーキと。お酒は飲めるの?」真菜美は、調子付いて来た。
「飲めるよ」元始の子は、うれしそうに答える。
「赤ワイン。
 あ!それと。
 フランス料理。
 イタリア料理。
 中華料理。
 スペイン料理。
 インド料理。
 世界中の国々の料理」
メニューを書く。
イラストを描けるものは、一生懸命に描いた。
そして、イメージを入れる。

「もっと、乗り物あるよ。
 メリーゴランド。
 木馬の乗り物。
 クルクル回る。
 ウォータスライダー。
 これが水路。
 バシャーーン。
 お化け屋敷」
   :
   :。
(雰囲気。雰囲気)
小屋を描き、看板に名前を書く。
そして、イメージを人差し指を弾き入れる。

「どう。満足した?」真菜美は、たずねる。
「う。…うん」元始の子は、うなずく。
まだまだ、何かしたりない様子である。
「まだ、何かしたいことがあるの?」真菜美は、ダイレクトに尋ねる。

元始の子は、少し考えてから、答える。
「お仕事がしたいです」


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