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第Ⅵ章。「光の神イクタス」
15、大阪大会決勝、陸運戦(剣道大会は、どうなるの?)
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--大阪大会決勝、陸運戦(剣道大会は、どうなるの?)(003)--
浪速は、神海天導。
相手、陸運は、日鶴 真奈美である。
この大将戦で勝負は決まる。
一礼する。
開始線で向かい合い屈む。
イクタスは、闇に消滅したが、神海の剣は、『イクタスの剛剣』と呼応している。
日鶴の剣もまた『アクティスの柔剣』に呼応している。
(陸運志気は、去年の覇者、負けるわけにはいかない。
私が伝統を守る。)
日鶴に重圧がかかる。
(今年こそは、浪速剛剣がタイトルをダッシュするんだ)
神海は、意気込んでいる。
「はじめぇーーーえ」
神海は、力を振り絞り打ち込む。
「メェーーーン。メェーーーン」
日鶴は、剣の太刀筋の横に当て受け流す。
扇のように竹刀を振る。
神海は、焦っているのか?
足が前につんのめる。
日鶴の面が鋭く振り下ろされる。
神海は、済んでのところで避けた。
日鶴の竹刀が鞭ようにしなって繰り出される。
神海が小手に出した竹刀が偶然に日鶴の竹刀とまともに激突する。
日鶴の手がしびれた。
日鶴の焦(あせ)りか?優位なときにこそ隙が出来るものである。
(根元は竹刀の揺れが少ない)
神海は、日鶴の剣の弱点に気づいた。
神海は、手元を狙う。
竹刀のスピードが勝敗をわけるものだ。
(神海。早く打ちたいなら、腕を引くことに全神経を集中しろ)
天地の声がした。
(天地さん)
天地は、神海の友人である。
年上の高校生であり、
神海の両親の会社の財閥のグループの党首の子供である。
神海が唯一に頭を下げる人である。
天地は、神海を可愛がった。
財閥の関係で頭を下げるのではない。
天地はあらゆる面で優れていて、神海は尊敬していた。
(日鶴の竹刀は、鞭のように振るう。だが根元はがら空きだ)
神海は、手元の的に徹することにした。
当然、日鶴も自身の弱点は理解している。
そんなことでは、剛剣の利点はないわ。
「そんなスピードでは、届かない」
日鶴は、扇に竹刀を振っているだけではない。
日鶴の体自体、扇に揺れていた。
(やっぱり、俺の剣は剛で行くしかない)
神海は、竹刀を頭上に振りかざした。
そして、満身の力を込めて振り下ろす。
スピードにかまけている暇はない。
「危ない」
日鶴も満身の力を込めて受け止めた。
日鶴の手が痺れる。
神海の剣は、生半可な構えでは受け止めれない。
日鶴の剣が鈍る。
日鶴の腕に痛みが走る。力が抜けていく。
とうとう神海の竹刀が日鶴の防御を打ち破る。
「バシィ。メェーーーーン」
赤旗が3本上がった。
両者が中央に戻り試合が再開する。
「はじめぇ」
日鶴は、守っていては負けると判断した。
体を左右に揺らしながら、
右左と竹刀を打ち込む。
神海は、軽々、日鶴の竹刀を弾く。
日鶴の腕は、まだ痺れて力が入らない。
(アクティスさん助けて)
日鶴の心が叫んだ。
(真菜美さん、助けてあげて)
アクティスの心と真菜美の心。
強いては、日鶴の心と真菜美の心が繋がる。
真菜美は、日鶴の傷みを受け止めた。
(あ!痺れと痛みが消ていく)
日鶴は、ここぞとばかり、竹刀を振った。
神海が慌てて面を守ろうとした手に、
日鶴の小手がヒットした。
「こてぇーーーーぇ」
白い旗が3本上がった。
両者が中央に戻り試合が再開する。
「はじめぇ」
「神海君。がんばれぇ」
朋子の応援に熱が入る。
その横で真菜美は少し悪びれて朋子に申し訳なく思った。
朋子の横顔に意識を取られた。
その心の隙をついた。
日鶴の腕に激痛が走る。
(あははは。闇は敵だ)
(何?どう言う意味?)
(胴ががら空きだ)
「どぉーーーーーぉ」
神海の竹刀が唸った。
「バシィーーーィ」
赤旗が3本上がった。
両者は、中央に戻る。
静かに礼が終わった。
神海の勝利。
同士のみんなが駆け寄って喜ぶ。
朋子も喜び、急いで下の会場に向かった。
真菜美も下に向かう。
日鶴と話がしたいと思った。
死闘の結果、浪速剛剣が大阪を制した。
つづく。 次回(優勝の喜び)
浪速は、神海天導。
相手、陸運は、日鶴 真奈美である。
この大将戦で勝負は決まる。
一礼する。
開始線で向かい合い屈む。
イクタスは、闇に消滅したが、神海の剣は、『イクタスの剛剣』と呼応している。
日鶴の剣もまた『アクティスの柔剣』に呼応している。
(陸運志気は、去年の覇者、負けるわけにはいかない。
私が伝統を守る。)
日鶴に重圧がかかる。
(今年こそは、浪速剛剣がタイトルをダッシュするんだ)
神海は、意気込んでいる。
「はじめぇーーーえ」
神海は、力を振り絞り打ち込む。
「メェーーーン。メェーーーン」
日鶴は、剣の太刀筋の横に当て受け流す。
扇のように竹刀を振る。
神海は、焦っているのか?
足が前につんのめる。
日鶴の面が鋭く振り下ろされる。
神海は、済んでのところで避けた。
日鶴の竹刀が鞭ようにしなって繰り出される。
神海が小手に出した竹刀が偶然に日鶴の竹刀とまともに激突する。
日鶴の手がしびれた。
日鶴の焦(あせ)りか?優位なときにこそ隙が出来るものである。
(根元は竹刀の揺れが少ない)
神海は、日鶴の剣の弱点に気づいた。
神海は、手元を狙う。
竹刀のスピードが勝敗をわけるものだ。
(神海。早く打ちたいなら、腕を引くことに全神経を集中しろ)
天地の声がした。
(天地さん)
天地は、神海の友人である。
年上の高校生であり、
神海の両親の会社の財閥のグループの党首の子供である。
神海が唯一に頭を下げる人である。
天地は、神海を可愛がった。
財閥の関係で頭を下げるのではない。
天地はあらゆる面で優れていて、神海は尊敬していた。
(日鶴の竹刀は、鞭のように振るう。だが根元はがら空きだ)
神海は、手元の的に徹することにした。
当然、日鶴も自身の弱点は理解している。
そんなことでは、剛剣の利点はないわ。
「そんなスピードでは、届かない」
日鶴は、扇に竹刀を振っているだけではない。
日鶴の体自体、扇に揺れていた。
(やっぱり、俺の剣は剛で行くしかない)
神海は、竹刀を頭上に振りかざした。
そして、満身の力を込めて振り下ろす。
スピードにかまけている暇はない。
「危ない」
日鶴も満身の力を込めて受け止めた。
日鶴の手が痺れる。
神海の剣は、生半可な構えでは受け止めれない。
日鶴の剣が鈍る。
日鶴の腕に痛みが走る。力が抜けていく。
とうとう神海の竹刀が日鶴の防御を打ち破る。
「バシィ。メェーーーーン」
赤旗が3本上がった。
両者が中央に戻り試合が再開する。
「はじめぇ」
日鶴は、守っていては負けると判断した。
体を左右に揺らしながら、
右左と竹刀を打ち込む。
神海は、軽々、日鶴の竹刀を弾く。
日鶴の腕は、まだ痺れて力が入らない。
(アクティスさん助けて)
日鶴の心が叫んだ。
(真菜美さん、助けてあげて)
アクティスの心と真菜美の心。
強いては、日鶴の心と真菜美の心が繋がる。
真菜美は、日鶴の傷みを受け止めた。
(あ!痺れと痛みが消ていく)
日鶴は、ここぞとばかり、竹刀を振った。
神海が慌てて面を守ろうとした手に、
日鶴の小手がヒットした。
「こてぇーーーーぇ」
白い旗が3本上がった。
両者が中央に戻り試合が再開する。
「はじめぇ」
「神海君。がんばれぇ」
朋子の応援に熱が入る。
その横で真菜美は少し悪びれて朋子に申し訳なく思った。
朋子の横顔に意識を取られた。
その心の隙をついた。
日鶴の腕に激痛が走る。
(あははは。闇は敵だ)
(何?どう言う意味?)
(胴ががら空きだ)
「どぉーーーーーぉ」
神海の竹刀が唸った。
「バシィーーーィ」
赤旗が3本上がった。
両者は、中央に戻る。
静かに礼が終わった。
神海の勝利。
同士のみんなが駆け寄って喜ぶ。
朋子も喜び、急いで下の会場に向かった。
真菜美も下に向かう。
日鶴と話がしたいと思った。
死闘の結果、浪速剛剣が大阪を制した。
つづく。 次回(優勝の喜び)
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