闇と光の慈愛のコントラスト

ひろの助

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第Ⅲ章。「光と闇がまじわるとき」

9、お礼

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--お礼--

翌朝に成った。
エンビは、眠れなかった。
(やっと朝になった)
早々に畑に行くとそこには、すでに父の姿があった。
小麦は、緑の葉を取り戻していた。
「父上、緑を取り戻しましたね」エンビは、父に声をかけた。
「エンビ お前も気になって来たか。
 葉はよみがえった。
 これでひと安心だ」ロィアナは答えた。
(アイリスに感謝しなければ)エンビは思った。
その夜、エンビは、
(本と鍋を返さなければ。しかし、本をもう少し借りとこう)と思った。
そして、闇の種族の村に近づいて行った。
東の森の端から、声をあげた。
「ウォー ウォー ウォー」
(アイリスに聞こえたかな)
すると、ひとつの影が村からでて近づいて来た。
「エンビ エンビ」
「アイリス」
2人は声をかけお互いを認識した。
「合図を使ってくれてありがとう
 でも 普通に訪ねてくれてもよかったのに」
「それも そうだね。
 これを返しに来た。
 それと」と言い。袋を渡した。
袋の中には、砂糖をまぶしたパンが入ったいた。
「何もなかったけど、家で取れた小麦で作ったパン」
「ありがとう」アイリスは、喜んだ。
ちょこんとエンビのほっぺにキスをした。
エンビは、少し照れた。
(アイリスならなんでも頼める)そう思うと言葉を切り出した。
「本は、もう少し貸しといてください」
「いいわよ」アイリスは、機嫌きげんよく返事した。
「それと読みたい本があるのです。
 本の部屋に内緒で入れませんか?」
エンビは、どうしてもと頼んだ。
「分かった。なんとかする。明日、昼に私の家にたずねていらした」
アイリスは、エンビの頼みとばかりに断らなかった。
「分かった。明日また来ます」
そう返事してまた来ることにした。
エンビは、宇宙の生い立ち、自分の生い立ちが知りたかった。
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