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第Ⅳ章。「侵略」
13、侵略㉒㉓㉔㉕㉖(命の息吹)
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--侵略(022)呪いの呪文①--
光の兵士は、闇の村に火を放つ。
慌てふためく闇の村人。
一斉に家から飛び出る。
「なんだ!何が起きたんだ!あわ!」
子供を連れ。逃げ惑う。
光の兵士は、村人を切り捲った。
最初は、闇の村人はあっさりやられていたが、
闇の種族の男子は屈強な体をしている。
剣を掴み抵抗する者もいた。
しかし、鉄の剣は容赦なく闇の村人を切り裂いた。
子供、女性。区別なく。
殺戮が繰り広げられる。
逃げ切れた人々は村の中央の広場に集まつた。
手には木の鍬を持つものもいた。
アクデシアは、しんがりをつとめている。
横にアクティスもいる。
村はずれにぼんやり木の大きな十字架が明かりに照らされて浮かび上がっていた。
「アイリスーーーーー」
力なく十字架にぐったりと釣り下がっている。
血の気がない。
衣服は、ぼろ布に成り、なんとか大事な部分を隠して状態である。
「なんて惨いことを」
「落ち着くのだ。
まずは、村の火をけさねばならぬ」
アクデシアは、手に持っている杖を振りかざし、
空に文字を書き、天に突き刺した。
「空の水よ集まり来りて雲となし、雨を降らしたまえ」
魔法で雲を呼び雨を降らそうとする。
「ゴゴォゴォォ」
空が黒くなり、雲がもくもく集まりだす。
--侵略(023)呪いの呪文②--
空が黒ずんで雲が集まりだした。
「空がぁぁぁ」
光の兵士は、驚いてうろたえている。
「ドドドドッドドゴォォォォーーーン」
黒い空に光る球体。
天空の城である。
「ドゴーーーーン」
天空に光る人影。
天空神イリノイスである。
「うろたえるな光の民よ」
イリノイスの声が大地を揺るがし響いた。
今度は、闇の村人が騒めき出した。
「あれは、光の神」
イリノイスは、両手を空にかざし
手のひらに力を込めた。
「天は、我に従え。従えり。
我は、天の王なり」
黒い雲は薄れて白くなり消えていった。
「アハハハ。
愚か者め」
--侵略(024)呪いの呪文③--
光の十二神が降り立つ。
武神イクタス、火の神ブレィズ、大地の神グラウンデス、
石の神ゴンドーン、海の神グラデシィー
が地上に降り立ち戦闘に参加した。
残りの十二神は、天空の城で戦況を見守った。
武神イクタスは、竜巻の如くに剣を素早く振りかざし闇の種族を切り裂いた。
「ビューーーゥ。ビューォ」
火の神ブレィズは、火を操り炎を飛び散らし闇の種族の家を焼き尽くした。
「ボォォオーーーォ」
大地の神グラウンデスは、拳で大地を殴り地を割き闇の種族を大地に葬り去った。
「ベキベキ。ゴォォォーーーーン」
石の神ゴンドーンは、触れる闇の種族を石に変えた。
「ガチガチ。ガチ」
海の神グラデシィーは、割れた大地から海水を噴き上げ海に飲み込んでいった。
「ザァーーーァ。ジャヤバアン」
ロィタたちは、こっそり小屋から抜け出し、
光の十二神の攻撃をさけ、
闇のものにまぎれながらも、広場の奥へ奥へと進んだ。
「たぶんあの杖を持った人物がアクデシアに違いない。」
そして、ゆっくりアクデシアに背後に近ずく。
--侵略(025)闇の種族の崩壊--
イリノイスは、右手を胸のあたりにかざし、
手のひらを天に向けて力を入れた。
手のひらの上には、光が集まり、
それは、だんだん球状になった。
そして、燃え上がる。
まるで小さな太陽のように。
そして、イリノイスは、エネルギーを与え続ける。
手の平の光の球状が、
燃え上がる小さな太陽に完成された。
闇の村人は反撃して光の村人を2,3人を殺した。
イリノイスは、怒りを覚える。
「我が民を」
またも、呪文を唱え始めた。
「光は、我のもの
闇の者。光を失い。醜い闇に姿を隠すがいい」
「ダラクーダ。ヤンガラ。ジャクアナ。ダーダーガゴ」
闇の種族は、醜い姿を現す。
太陽の光が闇の種族を包む。
光が闇の種族の身を焦がし始めた。
燃えあがる体。光を避けて天空彼方に飛んで逃げて行くもの。
散り散りになった。
闇の種族は崩壊しつつあった。
アクデシアは、杖を掲げた。
イリノイスの小さな太陽の前に暗い空洞が現れた。
アクデシアの全意識は、前方に注ぎ込まれる。
闇で太陽を飲み込もうとした。
「ううぅぅ」
その時、後ろから激痛が走る。
ロィタのブラハブの剣がアクデシアの背中を貫いていた。
--侵略(026)命の息吹--
アクデシアの体は、赤く燃え上がり、ブラハブの剣に向かって
集まっていく。
今度は、どんどん白光色に輝いてくる。
闇の種族の民は、驚き散り散りに飛び去った。
アクデシアは、最後の力をふり絞り、
闇の宇宙を開いた。
「アクテイスお逃げ。お前が最後の望みだ」
アクティスを闇の宇宙に逃がす。
とうとうアクデシアは、爆発した。
アクデシアの体の全ての生命の源は欠片となり、世界に飛び散った。
赤、青、黄、緑、茶の光の線が幾重にも広がる。
あらゆる生命の息吹となり、
自然の進化による生命の誕生と神による生命の進化が始まるのである。
闇の種族が異形にさせられたのではなく本来の姿を現しただけのかもしれない。
種族により容姿は大なり小なり異なる。
異形は悪ではない。
これより闇の種族は、太陽を嫌う宿業を背負い闇に生きていくことになった。
侵略、支配ではあってはならない。
神の役目は、支え導きなのである。
これで、闇の種族の村は、光の種族に落ちた。
第Ⅳ章。「侵略」(完)
光の兵士は、闇の村に火を放つ。
慌てふためく闇の村人。
一斉に家から飛び出る。
「なんだ!何が起きたんだ!あわ!」
子供を連れ。逃げ惑う。
光の兵士は、村人を切り捲った。
最初は、闇の村人はあっさりやられていたが、
闇の種族の男子は屈強な体をしている。
剣を掴み抵抗する者もいた。
しかし、鉄の剣は容赦なく闇の村人を切り裂いた。
子供、女性。区別なく。
殺戮が繰り広げられる。
逃げ切れた人々は村の中央の広場に集まつた。
手には木の鍬を持つものもいた。
アクデシアは、しんがりをつとめている。
横にアクティスもいる。
村はずれにぼんやり木の大きな十字架が明かりに照らされて浮かび上がっていた。
「アイリスーーーーー」
力なく十字架にぐったりと釣り下がっている。
血の気がない。
衣服は、ぼろ布に成り、なんとか大事な部分を隠して状態である。
「なんて惨いことを」
「落ち着くのだ。
まずは、村の火をけさねばならぬ」
アクデシアは、手に持っている杖を振りかざし、
空に文字を書き、天に突き刺した。
「空の水よ集まり来りて雲となし、雨を降らしたまえ」
魔法で雲を呼び雨を降らそうとする。
「ゴゴォゴォォ」
空が黒くなり、雲がもくもく集まりだす。
--侵略(023)呪いの呪文②--
空が黒ずんで雲が集まりだした。
「空がぁぁぁ」
光の兵士は、驚いてうろたえている。
「ドドドドッドドゴォォォォーーーン」
黒い空に光る球体。
天空の城である。
「ドゴーーーーン」
天空に光る人影。
天空神イリノイスである。
「うろたえるな光の民よ」
イリノイスの声が大地を揺るがし響いた。
今度は、闇の村人が騒めき出した。
「あれは、光の神」
イリノイスは、両手を空にかざし
手のひらに力を込めた。
「天は、我に従え。従えり。
我は、天の王なり」
黒い雲は薄れて白くなり消えていった。
「アハハハ。
愚か者め」
--侵略(024)呪いの呪文③--
光の十二神が降り立つ。
武神イクタス、火の神ブレィズ、大地の神グラウンデス、
石の神ゴンドーン、海の神グラデシィー
が地上に降り立ち戦闘に参加した。
残りの十二神は、天空の城で戦況を見守った。
武神イクタスは、竜巻の如くに剣を素早く振りかざし闇の種族を切り裂いた。
「ビューーーゥ。ビューォ」
火の神ブレィズは、火を操り炎を飛び散らし闇の種族の家を焼き尽くした。
「ボォォオーーーォ」
大地の神グラウンデスは、拳で大地を殴り地を割き闇の種族を大地に葬り去った。
「ベキベキ。ゴォォォーーーーン」
石の神ゴンドーンは、触れる闇の種族を石に変えた。
「ガチガチ。ガチ」
海の神グラデシィーは、割れた大地から海水を噴き上げ海に飲み込んでいった。
「ザァーーーァ。ジャヤバアン」
ロィタたちは、こっそり小屋から抜け出し、
光の十二神の攻撃をさけ、
闇のものにまぎれながらも、広場の奥へ奥へと進んだ。
「たぶんあの杖を持った人物がアクデシアに違いない。」
そして、ゆっくりアクデシアに背後に近ずく。
--侵略(025)闇の種族の崩壊--
イリノイスは、右手を胸のあたりにかざし、
手のひらを天に向けて力を入れた。
手のひらの上には、光が集まり、
それは、だんだん球状になった。
そして、燃え上がる。
まるで小さな太陽のように。
そして、イリノイスは、エネルギーを与え続ける。
手の平の光の球状が、
燃え上がる小さな太陽に完成された。
闇の村人は反撃して光の村人を2,3人を殺した。
イリノイスは、怒りを覚える。
「我が民を」
またも、呪文を唱え始めた。
「光は、我のもの
闇の者。光を失い。醜い闇に姿を隠すがいい」
「ダラクーダ。ヤンガラ。ジャクアナ。ダーダーガゴ」
闇の種族は、醜い姿を現す。
太陽の光が闇の種族を包む。
光が闇の種族の身を焦がし始めた。
燃えあがる体。光を避けて天空彼方に飛んで逃げて行くもの。
散り散りになった。
闇の種族は崩壊しつつあった。
アクデシアは、杖を掲げた。
イリノイスの小さな太陽の前に暗い空洞が現れた。
アクデシアの全意識は、前方に注ぎ込まれる。
闇で太陽を飲み込もうとした。
「ううぅぅ」
その時、後ろから激痛が走る。
ロィタのブラハブの剣がアクデシアの背中を貫いていた。
--侵略(026)命の息吹--
アクデシアの体は、赤く燃え上がり、ブラハブの剣に向かって
集まっていく。
今度は、どんどん白光色に輝いてくる。
闇の種族の民は、驚き散り散りに飛び去った。
アクデシアは、最後の力をふり絞り、
闇の宇宙を開いた。
「アクテイスお逃げ。お前が最後の望みだ」
アクティスを闇の宇宙に逃がす。
とうとうアクデシアは、爆発した。
アクデシアの体の全ての生命の源は欠片となり、世界に飛び散った。
赤、青、黄、緑、茶の光の線が幾重にも広がる。
あらゆる生命の息吹となり、
自然の進化による生命の誕生と神による生命の進化が始まるのである。
闇の種族が異形にさせられたのではなく本来の姿を現しただけのかもしれない。
種族により容姿は大なり小なり異なる。
異形は悪ではない。
これより闇の種族は、太陽を嫌う宿業を背負い闇に生きていくことになった。
侵略、支配ではあってはならない。
神の役目は、支え導きなのである。
これで、闇の種族の村は、光の種族に落ちた。
第Ⅳ章。「侵略」(完)
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