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第Ⅴ章。「光と闇」
1、闇は母。(001)~(004)
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--闇は母(001)眠りの中①--
(暗い。でも、暖かい)
(そうか、私は逃げて来たんだ)
(あの戦いの中、お爺様に助けられここに送られた)
(もう。何時間眠っていたのだろうか)
(あ。歌が聞こえる)
(男性?きれいな声)
アクティスは、また眠りについた。
ここから闇と光、アクティスとイリノイスの本当の戦いが始まる。
--闇は母(002)眠りの中②--
(アクティス。アクティス。起きて。ねぇ。起きて)
声がする。ここは、暗闇。
(誰?呼びかけるのは?)
アクティスは、目を開けた。しかし、真っ暗である。
誰も見当たらない。
(僕が言うよ)
(いや。私)
(誰なの?)アクティスは誰となく尋ねた。
(元子の妖精だよ)声の主は答えた。
(あ。また歌が聞こえる)アクティスは、その歌声に喜んだ。
(誰だか、教えようか?)
(僕の声)
(そんな分けないでしょう)
(アンディアとイリスの間に生まれた息子だよ)
(アンディア?)アクティスは驚いた。
(おじさまの息子なの?)
(行方がわからない叔父様の息子。)
(息子が居たの?)
(きれいな声)
(会いたい。声の主に)
(そう。それなら僕が呼びに行く)元子は、パッと消えた。
--闇は母(003)歌声の主①--
サンディアは、母イリスと2人暮らしです。
ここは、南の島。
島の中心には、山があり深い森に囲まれている。
サンディアは、少しだが畑を作て作物を育てていた。
そして、狩りをする。
気晴らしに、
山の森で木に登り、
歌を歌いながら小鳥と遊ぶのが好きであった。
「これは、闇の者と光の女性の物語。
乙女は、天空の城で花を育てる。
イリスは、花を愛する人。
髪には黄色のパピオスの花。
花を育て、
部屋の周りは色とりどり。
ある日、一人の男が尋ねてきた。
その男性は、浅黒く逞しく、
闇の種族の王に成るかもしれない。
2人は恋に落ちた。
:
」
サンディアはいつも歌う。
「もしもし、サンディアさん」
声がするが姿がない。
サンディアは、辺りを見渡した。
だが、誰もいない。
「もしもし、サンディアさん」
「誰?」
サンディアは不思議そうに尋ねた。
目の前に小さな妖精が現れた。
でも、黒い球に手足が生えたようなもので、
普段、あなたが普通に想像する妖精ではなく、
黒玉と言ったところです。
「サンディアさんに助けてほし人がいるのです。
助けてください。
サンディアさん」
妖精たちは、助けを求めた。
元子たちは、サンディアなら助けてくれる気がした。
優しく穏やかな目。洗練された体格。
(いつまでも見ていられる)
元子は、うっとりした。
--闇は母(004)歌声の主②--
(この人なら)
元子の妖精は言った。
「アクテイスを助けてください」
サンディアは尋ねた。
「その子は、どうしたと言うの?」
妖精は、一生懸命に説明した。
光の神と魔族の民との戦いで、
その子は、宇宙の端てに逃げ飛んで来たことを、
そして、帰れないことを話した。
「サンディア。その子をこの世界に連れ戻してほしいのです。
その子は、女の子で、可愛く。髪の毛はブラウンで長いの。
とても、落ち着いた女性です。
そうよね。みんな」
「そうそう」
妖精たちは、彼女のことをアピールし説明し懇願した。
(可愛い子か?)
「その場所は、分かるの?」
サンディアは、もう助ける気にまんまんである。
「場所のイメージならあります。
異世界ですよ」
妖精は、自信をもって答えた。
「分かりました。
助けましょう。
この世界から行けたのなら、
帰ってこれるはず」
サンディアは、快く了承した。
妖精たちは、もし彼女が暗闇からどこか違う場所に行くと
少し寂しくなるなと思った。
つづく。 次回(闇は母(005)次元移動)
(暗い。でも、暖かい)
(そうか、私は逃げて来たんだ)
(あの戦いの中、お爺様に助けられここに送られた)
(もう。何時間眠っていたのだろうか)
(あ。歌が聞こえる)
(男性?きれいな声)
アクティスは、また眠りについた。
ここから闇と光、アクティスとイリノイスの本当の戦いが始まる。
--闇は母(002)眠りの中②--
(アクティス。アクティス。起きて。ねぇ。起きて)
声がする。ここは、暗闇。
(誰?呼びかけるのは?)
アクティスは、目を開けた。しかし、真っ暗である。
誰も見当たらない。
(僕が言うよ)
(いや。私)
(誰なの?)アクティスは誰となく尋ねた。
(元子の妖精だよ)声の主は答えた。
(あ。また歌が聞こえる)アクティスは、その歌声に喜んだ。
(誰だか、教えようか?)
(僕の声)
(そんな分けないでしょう)
(アンディアとイリスの間に生まれた息子だよ)
(アンディア?)アクティスは驚いた。
(おじさまの息子なの?)
(行方がわからない叔父様の息子。)
(息子が居たの?)
(きれいな声)
(会いたい。声の主に)
(そう。それなら僕が呼びに行く)元子は、パッと消えた。
--闇は母(003)歌声の主①--
サンディアは、母イリスと2人暮らしです。
ここは、南の島。
島の中心には、山があり深い森に囲まれている。
サンディアは、少しだが畑を作て作物を育てていた。
そして、狩りをする。
気晴らしに、
山の森で木に登り、
歌を歌いながら小鳥と遊ぶのが好きであった。
「これは、闇の者と光の女性の物語。
乙女は、天空の城で花を育てる。
イリスは、花を愛する人。
髪には黄色のパピオスの花。
花を育て、
部屋の周りは色とりどり。
ある日、一人の男が尋ねてきた。
その男性は、浅黒く逞しく、
闇の種族の王に成るかもしれない。
2人は恋に落ちた。
:
」
サンディアはいつも歌う。
「もしもし、サンディアさん」
声がするが姿がない。
サンディアは、辺りを見渡した。
だが、誰もいない。
「もしもし、サンディアさん」
「誰?」
サンディアは不思議そうに尋ねた。
目の前に小さな妖精が現れた。
でも、黒い球に手足が生えたようなもので、
普段、あなたが普通に想像する妖精ではなく、
黒玉と言ったところです。
「サンディアさんに助けてほし人がいるのです。
助けてください。
サンディアさん」
妖精たちは、助けを求めた。
元子たちは、サンディアなら助けてくれる気がした。
優しく穏やかな目。洗練された体格。
(いつまでも見ていられる)
元子は、うっとりした。
--闇は母(004)歌声の主②--
(この人なら)
元子の妖精は言った。
「アクテイスを助けてください」
サンディアは尋ねた。
「その子は、どうしたと言うの?」
妖精は、一生懸命に説明した。
光の神と魔族の民との戦いで、
その子は、宇宙の端てに逃げ飛んで来たことを、
そして、帰れないことを話した。
「サンディア。その子をこの世界に連れ戻してほしいのです。
その子は、女の子で、可愛く。髪の毛はブラウンで長いの。
とても、落ち着いた女性です。
そうよね。みんな」
「そうそう」
妖精たちは、彼女のことをアピールし説明し懇願した。
(可愛い子か?)
「その場所は、分かるの?」
サンディアは、もう助ける気にまんまんである。
「場所のイメージならあります。
異世界ですよ」
妖精は、自信をもって答えた。
「分かりました。
助けましょう。
この世界から行けたのなら、
帰ってこれるはず」
サンディアは、快く了承した。
妖精たちは、もし彼女が暗闇からどこか違う場所に行くと
少し寂しくなるなと思った。
つづく。 次回(闇は母(005)次元移動)
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