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第1話:借金まみれの領地と【領地ガチャ】
ガタンゴトンと、車輪が石畳を噛む振動が規則的に尻へと伝わってくる。
俺、アルス・フォン・クライナーは、揺れる馬車の窓枠に頬杖をつき、移り変わる灰色の空をぼんやりと眺めていた。
王都を出発してすでに十日。
華やかだった街並みはとうの昔に途絶え、今では痩せた木々がまばらに生える荒野が続いている。
クライナー男爵家。
それが俺の今世における家名だ。
かつては王家に連なる血筋として、それなりの権勢を誇ったらしいが、それも今は昔。
父の代で投機的な事業に失敗し、多額の負債を抱え込んだ。
そしてその父が先日、急逝した。
王都の魔法学園に通っていた俺は、ろくに悲しむ間もなく学園を退学させられ、唯一の相続人として辺境の領地へと送り返されることになった。
表向きは「相続」だが、実態は「追放」だ。
戦闘にも政治にも役立たない地味なスキルしか持たない俺は、公爵家や侯爵家がしのぎを削る王都において、邪魔者でしかなかった。
「まあ、いいか」
俺は小さく息を吐いた。
もともと、あのきらびやかだが息苦しい中央の政治劇は性に合わなかった。
俺の前世は、地方公務員。
市民課の窓口で日々を過ごし、地域振興課でイベントの雑務に追われ、最後は過剰な業務と責任の板挟みになって過労死した。
そんな俺にとって、貴族たちの権力闘争は、前世の上司たちの派閥争いよりも性質が悪く見えた。
だから、辺境送りと聞いても、どこか安堵している自分がいた。
スローライフ。
前世で叶えられなかった夢だ。
借金はあるだろうが、小さな領地で領民と向き合い、地道に再建していけばいい。
前世の知識(地方公務員としての調整能力)が少しは役立つかもしれない。
そんな淡い期待を、俺は抱いていた。
この馬車が、目的地であるクライナー領の入り口を通過するまでは。
「……ひどいな」
馬車が止まり、外に出た俺は、思わず呟いた。
目の前に広がるのは、「村」と呼ぶことすら躊躇われる光景だった。
まず、土地が死んでいる。
見渡す限り、灰色の痩せた土壌が広がり、作物が育っている気配がない。
家々は壁が崩れ、屋根には穴が開き、今にも倒壊しそうだ。
そして、なによりも。
物音に気づいて家々から出てきた領民たちの「目」が、死んでいた。
新しい領主の到着だというのに、そこには何の感情もない。
期待も、喜びも、憎しみすらない。
ただ、無関心と諦めだけが澱のように溜まっていた。
「アルト様、お待ちしておりました」
声に振り向くと、痩せた老人が一人、深々と頭を下げていた。
幼い頃に世話になった執事のロイドだ。
彼だけが、この領地に残った唯一の使用人らしい。
「ロイド、久しぶりだ。出迎えご苦労」
「とんでもございません。さあ、館へ。馬車は後ほど運び入れます」
ロイドに導かれ、いわゆる「領主の館」へと足を踏み入れる。
そこは、俺が幼少期を過ごした記憶にある華やかな屋敷ではなく、埃とカビの匂いが充満する廃墟同然の建物だった。
執務室とされる部屋で、俺はロイドから分厚い羊皮紙の束を渡された。
「こちらが、現状のクライナー領の財産目録にございます」
「……財産?」
俺はそれをめくった。
一行目から、理解不能な数字が並んでいた。
「グランデ商会より借入金……金貨五万枚」
「王都銀行より……金貨三万枚」
「ヴァイスハイト侯爵家より……金貨十万枚」
めくっても、めくっても、それは借金の内訳でしかなかった。
財産と呼べるものは、このボロ屋敷と、機能しているかも怪しい数台の馬車、そしてこの広大なだけの痩せた土地。
「……返済期限は」
「最大の債権者であるグランデ商会への第一回返済期限が、ひと月後に迫っております。金貨一万枚。到底、お支払いできる額ではございません」
ロイドは淡々と告げる。
金貨一万枚。
俺の前世の年収が束になっても届かない額だ。
「詰んだ」
前世の地方公務員としての俺が、冷静にそう判断した。
破産だ。
いや、貴族の破産は、領地没収と奴隷落ちを意味する。
スローライフどころか、人生ハードモードの再来だ。
俺は机に突伏した。
なぜだ。
転生した意味は。
またすり減って死ぬためだけなのか。
絶望が全身を鉛のように重くしていく。
その時だった。
ピロン。
軽い電子音のようなものが、脳内に響いた。
『条件(絶望)を達成。スキル【領地ガチャ】が発現します』
「……は?」
俺は顔を上げた。
目の前には、何もない。
しかし、意識の中には、半透明のウィンドウのようなものが見えていた。
『ようこそ、領主アルト・フォン・クライナー』
『あなたのスキル【領地ガチャ】は、領地運営をサポートする専用スキルです』
『本スキルは、領民の「幸福度」をリソース(ポイント)として消費し、領地発展に必要な「何か」を引き当てることができます』
『領民の幸福度は、領民の生活満足度、領主への信頼度、将来への希望によって増減します』
『現在の領民幸福度:10 / 100』
『ガチャ(ノーマル):1回 100ポイント必要です』
俺は表示されたウィンドウを、呆然と見つめた。
スキル? ガチャ?
幸福度?
俺のスキルは、家系から受け継いだ【鑑定(小)】だけのはずだった。
あれは何の役にも立たないハズレスキルだったが、これは。
「……現在の幸福度、10」
俺は表示された数字を見て、再び絶望した。
「ガチャが引けないじゃないか!」
1回100ポイント必要なのに、10ポイントしかない。
これでは宝の持ち腐れだ。
いや、そもそもあの領民たちの死んだ目を見て、幸福度が10もあることに驚くべきか。
ゼロではないだけマシなのか。
俺は頭を抱えた。
どうする。
ひと月後には借金取りが来る。
ガチャは引けない。
領民は無気力。
「……待てよ」
俺は思考を切り替えた。
前世の公務員としての思考を。
「ポイントが足りないなら、稼げばいい」
何をすれば幸福度が上がる?
ウィンドウの説明をもう一度読む。
『生活満足度、領主への信頼度、将来への希望』
これだ。
いきなり将来への希望を持たせるのは無理だ。
だが、生活満足度なら?
今すぐできる、不満の解消。
「ロイド!」
俺は執務室のドアを開け、廊下を掃除していたロイドを呼んだ。
「はい、なんでしょうか、アルト様」
「領民を集めてくれ。広場がいい。今すぐだ。俺は『陳情』を聞く」
「ちんじょう……でございますか?」
ロイドは目を丸くした。
「先代の領主様は、そのようなこと一度も」
「父は父、俺は俺だ。いいから、早く」
ロイドは何か言いたげだったが、俺の剣幕に押され、「承知いたしました」と足早に館を出ていった。
数十分後。
村の中央にある唯一の広場(と呼べるだけの空き地)に、領民たちが集まっていた。
といっても、老人や女子供を含めても三十人ほどだ。
皆、やはり生気のない目で、遠巻きに俺を見ている。
「突然集めてすまない。クライナー男爵家を継いだ、アルト・フォン・クライナーだ」
俺は切り出した。
貴族的な持って回った挨拶は抜きだ。
「皆に聞きたい。今、この領地で一番困っていることは何だ。何でもいい、言ってほしい」
シーンと静まり返る。
誰も口を開かない。
言っても無駄だという諦めが、広場を支配している。
「……頼む。俺はこの領地を立て直したい。だが、俺一人では何もできない。皆の力が必要だ」
俺は頭を下げた。
貴族が平民に頭を下げる。
それは、この世界ではありえないことだったらしい。
領民たちの間に、わずかな動揺が走った。
「……アルト様」
一人の年老いた男が、おそるおそる口を開いた。
「困っていること、と仰られても……すべてが困っております故」
「その中でも一番だ。今、すぐにでも解決しないと命に関わるようなことだ」
俺が畳み掛けると、老人は少し考えた後、諦めたように言った。
「……水路が」
「水路?」
「はい。村の東側を流れる川から畑へ引いている唯一の水路ですが……先日の嵐で土砂に埋まり、まともに水が流れません。あれがなければ、痩せた土地にジャガイモすら植えられない。このままでは、冬を越せずに皆、飢え死にです」
これだ。
俺が求めていた「具体的な不満」だ。
「わかった。案内してくれ」
俺は老人に案内され、村の東側へ向かった。
そこには、確かに水路の跡があった。
だが、その半分以上が、粘度の高い泥と土砂で完全に埋まっていた。
これでは水が流れるはずもない。
「ひどいな。これを直すには、何人かで数日は」
「……男手は皆、出稼ぎに。いえ、もう帰ってこないかもしれません。我々老人と女子供では、この泥をどうすることも」
老人は力なく首を振る。
俺はロイドを振り返った。
「ロイド、館にシャベルかクワはあるか。使えるものをありったけ持ってきてくれ」
「アルト様? まさか」
「いいから、早く」
ロイドが慌てて館に戻っていく。
俺は集まった領民たちに向き直った。
そして、ためらうことなく、着ていた上着(王都から着てきた上質なものだ)を脱ぎ捨て、近くの木の枝に放り投げた。
シャツの袖をまくり上げる。
「見てるだけじゃ始まらない」
俺はそのまま水路の泥の中に、足を踏み入れた。
ズブリと、膝まで泥に沈む。冷たい感触が気持ち悪い。
「アルト様!?」
「何を! 貴族様のお体が!」
老人たちが慌てて止めようとする。
「いいから。ロイド、シャベルだ」
戻ってきたロイドからシャベルを受け取ると、俺は無心で泥をかき出し始めた。
重い。
前世の公務員生活でなまりきった体には、すぐに堪える。
だが、俺は手を止めなかった。
「……」
「……」
領民たちは、泥まみれになってシャベルを振るう俺の姿を、唖然として見つめていた。
彼らにとって、貴族とは「搾取する者」であり「命令する者」だ。
決して、共に汗を流す存在ではなかった。
「……おい」
集まった領民の中から、若い男(といっても三十代だろうか)が一人、声を上げた。
「……何やってんだ、俺たちは」
彼は近くに落ちていた枝を拾うと、泥の中に飛び込んだ。
「領主様だけに泥仕事させて、どうすんだ!」
「お、おい!」
「行くぞ!」
その男を皮切りに、二人、三人と、錆びたクワや自宅から持ってきた鍋まで使って、泥をかき出す作業に加わり始めた。
女たちも、「お湯を!」「怪我した時用の布を!」と走り出す。
さっきまでの、死んだような空気が嘘のようだった。
「アルト様、無理をなさらないでください」
ロイドが心配そうに言うが、俺は首を振った。
「大丈夫だ。前世(まえ)よりマシだ」
「まえ……?」
俺は笑い、夢中でシャベルを動かした。
もう日は傾きかけていた。
全員が泥だらけで、ヘトヘトになっていた。
だが。
ゴボゴボッ。
小さな音と共に、水路の先端で塞がっていた最後の泥が取り除かれた。
次の瞬間。
川からの水が、勢いよく水路へと流れ込み始めた。
「「「おおおおお!!」」」
領民たちから、歓声が上がった。
細々とした流れではあるが、確かに水が、畑の方へと流れていく。
「水だ!」
「水が来たぞ!」
子供たちが、はしゃぎながら水の流れを追いかけていく。
老人たちは、その場に座り込み、涙を拭っていた。
俺もその場にへたり込んだ。
全身が泥まみれで、疲労はピークだった。
だが、不思議と気分は悪くなかった。
むしろ、清々しい。
前世で予算を通して市民から感謝された時よりも、ずっと。
その時だった。
ピロン。
再び、あの電子音が脳内に響いた。
『領民の生活満足度が上昇しました』
『領主への信頼度が大幅に上昇しました』
『将来への希望がわずかに発生しました』
『領民の幸福度が上昇しました』
『現在の幸福度:110 / 100』
俺は泥だらけの手を、強く、強く握りしめた。
「……よし」
幸福度が、100を超えた。
ガチャが引ける。
ひと月後の破滅を回避するための、最初の「何か」が。
俺たちの未来を掴むための、最初のガチャが。
「ロイド。悪いが湯を沸かしてくれ。それと……一番いい酒を」
俺は立ち上がり、泥だらけのまま笑った。
「今夜はささやかな宴会だ。皆にもそう伝えてくれ」
領民たちの驚く顔を背に、俺は館へと歩き出した。
まずは、この泥を落とさなければ。
そして今夜、引く。
この領地の運命を変える、最初のガチャを。
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