旦那様に浮気をされたので応援してみました

珈琲きの子

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本編

浮気現場に遭遇しました

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 頭が真っ白になった。
 手に持っていた荷物がどさりと床に落ちて、袋から中身が零れ落ちる。

 でもそんなこと気にする余裕なんてなかった。


 目の前では、僕の伴侶である勇者様と信頼する神子様が同じベッドの上で体を合わせていたのだから。
 

 ただ、ずっと心の中に引っかかっていたことが現実になったような、納得ができる光景だった。
 とはいえ、受け入れられるはずもなく、気付けば僕は自室で屈みこんでいた。

 
『この国では愛人が多いほうが気概が良いとされているのです』

 そんな言葉が耳の中で響いて、唇をかみしめる。
 泣いてしまったら、勇者様に呆れられてしまうかもしれない。
 ここで生きている以上、受け入れないといけないのに。

 廊下から足音が聞こえて、僕はハッと顔を上げた。
 なんとか……なんとか誤魔化さないと。

「あ……そうだ……」

 僕は本棚の隙間に差し込んでいた紙袋を引っ張り出した。
 そこにしまい込んでいたものを手に握り、勇者様を迎えるように扉を開ける。


 それから、勇者様に見えるように掲げた――



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感想 7

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