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2章 ゼルドスの反乱 二つ目の危機
67話 新たな主を得て ドライアドとモンスターたち
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(主人公視点ではありません)
ドライアドのシュカはつい先ほど、永遠に等しい呪縛から解放された。
彼女は、もう何年ぶりかも分からない幸福感に心を躍らせていた。
カラノスの能力による死のループは、彼女たちの精神を崩壊寸前まで追い込んだ。
しかし発狂することも許されず、死ぬたびに正常な意識に引き戻されてしまっていた。
もはや生き地獄などという言葉では生ぬるいほど、カラノスの能力は最悪であった。
そんな彼女たちに、ようやく救いの光が差し込んだのだ。
救世主となったのは、人間でありながら魔王の席に身を置く存在。
カラノスよりも上位の能力を持ち、圧倒するほどの力を持つ強者。
「あ、自己紹介まだだったな。俺はカイだ。一応魔王ってことになってるんだが、そこは気にしないでくれ。多分、すぐ辞めるから。で、お前たちをどうするかは仲間と相談してから決める。だからもうちょっと待ってて欲しい。いいかな?」
シュカたちは、ただただ頷いた。
新たな主を得た彼女たちは、ひたすら彼がカラノスよりも酷い人でないことを祈るばかりであったが、優しそうな表情で語りかけてくるカイに好印象を抱いた。
この救世主に尽くせるのだと思い、緩んだ気を引き締めて真剣な眼差しでカイを見つめた。
しばらくして、話し合いは終わったようだ。
ある程度酷い扱いでも天国に感じるだろうから、どんなことになろうとも覚悟はできている。
それは周りにいる仲間たちも同じだろう。
「よし、お前たち。これからは自由に生きていいぞ! ただし、人間とかは襲わないように頼むな!」
「「「 え? 」」」
あまりに予想外過ぎて抜けた声が漏れてしまった。
周りにの仲間たちも驚いた様子で目を白黒させている。
目のない仲間たちも多分、驚いていると思う。
「あの、お待ちください魔王様! 私たちをどうか見捨てないでもらえませんか!」
いつのまにか声を上げ、許可なく発言してしまった。
後でどんな罰を受けようとも、今は何とか止めなくちゃいけない。
「見捨てるというわけじゃないんだけどなー。自由に暮らしていけた方がお前たちにとっても良いんじゃないか?」
「私たちは何度も何度も死に続ける悪夢から解放されました。私たちはそれだけで十分過ぎる恩を感じています。魔王様、どうか私たちをあなたの部下にしていただけませんか!」
みんなの気持ちを代弁するかのように、私は小さな声を張り上げて言った。
自由を与えられるというのは喜ばしいことだが、大恩を返さないことにはみんな気が済まないと思う。
「カイ様、案外良いかもしれませんよ。自由を与えられるよりも、仕事を与えられた方が楽ですから。ですがこの数となると拠点が必要になってきますね。魔王城はないですし、どうしましょうか?」
「それなら、魔物の皆さんに拠点を作ってもらうのはどうでしょうか? 今は急いで西領に向かわなければいけませんから、カイさんが統治することはできませんけど、魔物の皆さんはカイさんのために働くことはできますよ」
2人の可愛らしい少女によって、話が着々と進んでいく。
彼女たちは魔王様のお妾さんなのだろうか?
恐らく魔王様の隣にいる綺麗な人が、魔王様の奥さんなのだろうから、魔王様は結構お盛んなのかもしれない。
私にもちょっと可能性あるかな?
ないよね・・・。
「そうか。お前たちはどう思う? それがいいなら、俺もできる限り希望に添えるようにするぞ?」
すぐにでも肯定の返事をしたいが、まずは仲間たちに確認しなければならない。
カラノスに囚われていたドライアドは、全部で35名。
私は代表として、みんなに意見を聞いて回った。
誰もが快い返事をしてくれて、ドライアドの総意は決定した。
私は緊張して手足が小さく震えながらも、魔王様の前までやってきて、膝をついて臣下の礼をとる。
「私たちドライアドは魔王様のために頑張りたいと思います! 他の種族の皆さんはどうでしょうか?」
小さな声を精一杯張り上げて、みんなに聞こえるように問いかける。
「ラミア一族も賛成します」
「俺たちオーガも、ソレでイイ」
「ケンタウロス一族も魔王様に従って、拠点作りに協力しよう」
「ゴブリン族も頑張るゼ!」
「シルフたちもオッケーだよ!」
次々と賛成の声が上がり、魔王様は少し照れを隠しながら苦笑いした。
これで全77種族の内、76種族は町作りに賛成することになった。
残りは吸血鬼の3名だけだ。
「ヴァンパイアさんたちはどうされますか?」
きっと快く受け入れてくれると思ったのだが、ヴァンパイアたちの反応は予想と違うものだった。
「我らヴァンパイア族は遠慮させてもらおう。我らは町作りよりも、魔王様に直接お仕えしたいのだ」
「そうデース! 魔王様の側で、魔王様の役に立つのデース!」
「他種族の者たちよ、我らのわがままを許して欲しい。我らは戦闘に特化している種族ゆえ、活躍できる場は血塗られた戦場に限られている」
私は決して弱くない怒りを、彼らに覚えてしまった。
それを言ったら私だって魔王様の側で、最前線でお役に立ちたいのだ。
「あなた方は魔王様のために働けるというのに、選り好みをするつもりですか。ここは私たちが一丸となるべきです!」
私の叫びを聞いた他の種族たちから、怒りの声が上がってくる。
「ドライアドの言う通り。流石にそれはないかと」
「お前たち、ズルイ」
「一種族だけ特別扱いというのは、確かにおかしなことだ」
「俺たちだって、魔王様のために戦いたいゼ!」
「そうだそうだ。ズルはいけないよ!」
非難の声が飛び交う中、魔王様はとても困った表情を浮かべていた。
「参ったな。セラファル、どうしたらいい?」
魔王様は隣にいる女性に声をかけた。
女性はほんの一瞬の間のあと、するすると綺麗な口で言葉を紡いだ。
「それでは本当に戦力になるのか、試されてみてはいかがでしょう。側に仕えたいと言うのであれば、実力を知る必要があります。種族の代表同士で戦ってもらえれば、実力は簡単にはかることができます」
「それが、手っ取り早いか。じゃあ俺の側で仕事したいって種族の代表は、俺のとこに来てくれー」
最後の一言を皮切りに、種族の代表たちがどっと押し寄せてくる。
勿論、私も魔王様の前から離れるつもりはない。
あまり戦闘には自信がないが、魔王様の側にいられる特権を得るためなら全力を出しきろう。
「おいおい、77名集まってないか? これって全種族じゃないよな・・・」
魔王様は顔を引きつらせながら、小さく言葉を呟いていたのだった。
ドライアドのシュカはつい先ほど、永遠に等しい呪縛から解放された。
彼女は、もう何年ぶりかも分からない幸福感に心を躍らせていた。
カラノスの能力による死のループは、彼女たちの精神を崩壊寸前まで追い込んだ。
しかし発狂することも許されず、死ぬたびに正常な意識に引き戻されてしまっていた。
もはや生き地獄などという言葉では生ぬるいほど、カラノスの能力は最悪であった。
そんな彼女たちに、ようやく救いの光が差し込んだのだ。
救世主となったのは、人間でありながら魔王の席に身を置く存在。
カラノスよりも上位の能力を持ち、圧倒するほどの力を持つ強者。
「あ、自己紹介まだだったな。俺はカイだ。一応魔王ってことになってるんだが、そこは気にしないでくれ。多分、すぐ辞めるから。で、お前たちをどうするかは仲間と相談してから決める。だからもうちょっと待ってて欲しい。いいかな?」
シュカたちは、ただただ頷いた。
新たな主を得た彼女たちは、ひたすら彼がカラノスよりも酷い人でないことを祈るばかりであったが、優しそうな表情で語りかけてくるカイに好印象を抱いた。
この救世主に尽くせるのだと思い、緩んだ気を引き締めて真剣な眼差しでカイを見つめた。
しばらくして、話し合いは終わったようだ。
ある程度酷い扱いでも天国に感じるだろうから、どんなことになろうとも覚悟はできている。
それは周りにいる仲間たちも同じだろう。
「よし、お前たち。これからは自由に生きていいぞ! ただし、人間とかは襲わないように頼むな!」
「「「 え? 」」」
あまりに予想外過ぎて抜けた声が漏れてしまった。
周りにの仲間たちも驚いた様子で目を白黒させている。
目のない仲間たちも多分、驚いていると思う。
「あの、お待ちください魔王様! 私たちをどうか見捨てないでもらえませんか!」
いつのまにか声を上げ、許可なく発言してしまった。
後でどんな罰を受けようとも、今は何とか止めなくちゃいけない。
「見捨てるというわけじゃないんだけどなー。自由に暮らしていけた方がお前たちにとっても良いんじゃないか?」
「私たちは何度も何度も死に続ける悪夢から解放されました。私たちはそれだけで十分過ぎる恩を感じています。魔王様、どうか私たちをあなたの部下にしていただけませんか!」
みんなの気持ちを代弁するかのように、私は小さな声を張り上げて言った。
自由を与えられるというのは喜ばしいことだが、大恩を返さないことにはみんな気が済まないと思う。
「カイ様、案外良いかもしれませんよ。自由を与えられるよりも、仕事を与えられた方が楽ですから。ですがこの数となると拠点が必要になってきますね。魔王城はないですし、どうしましょうか?」
「それなら、魔物の皆さんに拠点を作ってもらうのはどうでしょうか? 今は急いで西領に向かわなければいけませんから、カイさんが統治することはできませんけど、魔物の皆さんはカイさんのために働くことはできますよ」
2人の可愛らしい少女によって、話が着々と進んでいく。
彼女たちは魔王様のお妾さんなのだろうか?
恐らく魔王様の隣にいる綺麗な人が、魔王様の奥さんなのだろうから、魔王様は結構お盛んなのかもしれない。
私にもちょっと可能性あるかな?
ないよね・・・。
「そうか。お前たちはどう思う? それがいいなら、俺もできる限り希望に添えるようにするぞ?」
すぐにでも肯定の返事をしたいが、まずは仲間たちに確認しなければならない。
カラノスに囚われていたドライアドは、全部で35名。
私は代表として、みんなに意見を聞いて回った。
誰もが快い返事をしてくれて、ドライアドの総意は決定した。
私は緊張して手足が小さく震えながらも、魔王様の前までやってきて、膝をついて臣下の礼をとる。
「私たちドライアドは魔王様のために頑張りたいと思います! 他の種族の皆さんはどうでしょうか?」
小さな声を精一杯張り上げて、みんなに聞こえるように問いかける。
「ラミア一族も賛成します」
「俺たちオーガも、ソレでイイ」
「ケンタウロス一族も魔王様に従って、拠点作りに協力しよう」
「ゴブリン族も頑張るゼ!」
「シルフたちもオッケーだよ!」
次々と賛成の声が上がり、魔王様は少し照れを隠しながら苦笑いした。
これで全77種族の内、76種族は町作りに賛成することになった。
残りは吸血鬼の3名だけだ。
「ヴァンパイアさんたちはどうされますか?」
きっと快く受け入れてくれると思ったのだが、ヴァンパイアたちの反応は予想と違うものだった。
「我らヴァンパイア族は遠慮させてもらおう。我らは町作りよりも、魔王様に直接お仕えしたいのだ」
「そうデース! 魔王様の側で、魔王様の役に立つのデース!」
「他種族の者たちよ、我らのわがままを許して欲しい。我らは戦闘に特化している種族ゆえ、活躍できる場は血塗られた戦場に限られている」
私は決して弱くない怒りを、彼らに覚えてしまった。
それを言ったら私だって魔王様の側で、最前線でお役に立ちたいのだ。
「あなた方は魔王様のために働けるというのに、選り好みをするつもりですか。ここは私たちが一丸となるべきです!」
私の叫びを聞いた他の種族たちから、怒りの声が上がってくる。
「ドライアドの言う通り。流石にそれはないかと」
「お前たち、ズルイ」
「一種族だけ特別扱いというのは、確かにおかしなことだ」
「俺たちだって、魔王様のために戦いたいゼ!」
「そうだそうだ。ズルはいけないよ!」
非難の声が飛び交う中、魔王様はとても困った表情を浮かべていた。
「参ったな。セラファル、どうしたらいい?」
魔王様は隣にいる女性に声をかけた。
女性はほんの一瞬の間のあと、するすると綺麗な口で言葉を紡いだ。
「それでは本当に戦力になるのか、試されてみてはいかがでしょう。側に仕えたいと言うのであれば、実力を知る必要があります。種族の代表同士で戦ってもらえれば、実力は簡単にはかることができます」
「それが、手っ取り早いか。じゃあ俺の側で仕事したいって種族の代表は、俺のとこに来てくれー」
最後の一言を皮切りに、種族の代表たちがどっと押し寄せてくる。
勿論、私も魔王様の前から離れるつもりはない。
あまり戦闘には自信がないが、魔王様の側にいられる特権を得るためなら全力を出しきろう。
「おいおい、77名集まってないか? これって全種族じゃないよな・・・」
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