魔王やめて人間始めました

とやっき

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少年期・学園編

2-19 魔王様、ギルドでやらかす

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 俺の目の前には今、ダンジョンがある。


 事の始まりは金曜日。

 学園に入学してから最初の一週間を終え、俺たちは週末を寮ではなく一旦マクシュガル家に戻って過ごそうと決めていた。

 なんやかんやで母エリーゼや父セドリックが心配しているらしく、顔を出しておいた方がいいかなという総意であった。

 そして学園から自宅に向かっている途中、生えてきたのだ。

 何が生えてきたかって?

 そう、ダンジョンが、だ。


 騒ぎになって行ってみたら、塔型の巨大なダンジョンが王都の近くに出来ていた。

 ダンジョンは自然に出来上がるものと、誰かが創るものの二通りあるが、今回はまだどちらか分かっていない。

 塔の形をしているなら人工だろうと言いたくなるが、自然にできた人工物のようなダンジョンはこれまでに沢山発見されている。
 むしろダンジョンはどれも人工物っぽいのが、この世界のダンジョンと言えるだろう。


 というわけでダンジョンが生えてきた翌朝、俺は気になって見物客に紛れてダンジョンの前にいるのだ。

「おいおい坊ちゃん。ダンジョンには冒険者や国の兵士じゃないと入れないぜ。危ないから家に帰ってな」

 気さくな冒険者が、俺を心配して声をかけてくれた。
 そうか、冒険者にならないとダンジョンには入らせてもらえないのか。残念だな。

「エルリック様、どうなさいますか?」

「んー、どうしようかなー」

 プリュムに聞かれて悩むエルリック。

 実はダンジョンに来た理由は、ただ興味があるというだけでなく、スキルオーブが手に入る可能性があるからだ。
 スキルオーブが手に入るのは、ダンジョンの階層ボスの撃破時や、深層に設置された宝箱の中からだ。今回のダンジョンは縦に長いので、深層と言ったら上層部になる。

 妹のミルシャと約束を交わしてしまった以上、どこかのダンジョンに潜って取ってこないといけないと思っていたときに、このダンジョンが生成された。

 これはもう、行くしかないと思ったんだが、冒険者資格がないと入れないんじゃなー。


「あら? 君はマクシュガル家のエルリックちゃん! アタシのこと覚えてるかしら? ウフ、ロミーラちゃんよ♡」

 話しかけて来たのは、マクシュガル領の行き帰りに護衛をしてくれた、冒険者パーティーのリーダーを務めるロミーラさんだった。

 もちろん覚えている。お世話になったし、何よりインパクトが強かったからな。

「あ、ロミーラさん。この前は護衛依頼ありがとうございました。今回は新しいダンジョンの探索ですか?」

「そうよ~♡ エルリックちゃんも興味があるなら冒険者になってくるといいわよ♡ 君の実力なら低階層は余裕でクリアできると思うから、冒険者登録してきたらどうかしら?」

 え? 冒険者登録って俺の年齢でもできるのか?

「俺ってまだ五歳なんですけど、ギルドで登録できますかね?」

「あら~、できるわよ~。ギルドはお子ちゃまからオジサマまで何歳でも登録はできるのよ♡ でも試験を受けてEランクにならないとダンジョンには入れないし、討伐依頼や護衛依頼みたいな危険な依頼ができないのよ。試験は実力を示すだけでいいから、エルリックちゃんなら余裕でEランクになれると思うわ~」

 なんだ、それなら早く冒険者登録しておけば良かった。
 年齢関係なく登録できるなら、もっと小さい頃から小遣い稼ぎもできそうだったのに。
 いや、今からでも問題ないか。

「それじゃあアタシはパーティーメンバーが待っているから行くわね~。ギルドの試験官は叩きのめしちゃいなさ~い♡ バイバ~イ♡」

「ありがとうございましたー!」

 手を振って去って行くロミーラに声を張り上げてお礼を行った俺は、そのまま冒険者ギルドにプリュムを連れて直行した。





「おいおい、ガキがメイド連れて来やがったぜ! どうした~、いじめられた相手をボコして欲しいとか依頼を出しに来たのか~?」
「ぶっ、傑作だなぁ!」

 お、もしやこれはテンプレというやつか!?

 よしよし、早く喧嘩を売ってこい。
 五歳児にボコボコにされたらどんな顔をするか見てみたいな。

「おいてめぇら、呑んだくれてないで働けや。新しくダンジョンもできたんだ、子供に構ってる暇があったら修行がてら行ってこい」

「「 は、はい! すんませんしたぁ!! 」」

 立派な鎧を着たマッチョに注意されたチンピラ二人は、逃げ去るように冒険者ギルドから出て行ってしまった。

 どうやらテンプレは回避したようだ。
 まあ、良かったと言えば良かったな。

 俺は受付嬢がいるカウンターにまで進んだ。

 やべ、ちょっとカウンターが高くて身長が・・・。
 すかさずプリュムが壁際に置いてあった踏み台を用意してくれた。

 周りの微笑ましいものを見るような視線が痛い。

「ようこそ冒険者ギルドへ。受け付けのホイピーです。今日はギルドに依頼ですか?」

 そこそこ可愛くて愛嬌がある受付嬢だな。
 男性冒険者からの人気も高そう印象を受ける。

 にしても名前がホイピーちゃんか。
 鳥の鳴き声みたいな名前か、もしくはクリームみたいな・・・それと性格もいじりがいがありそうな感じの子だ。

「俺は冒険者登録に来ました。あ、隣のメイドも同じくお願いします」

 俺の言葉にホイピーは驚いていた。ホイピー、やばいなんかジワる。
 多分、メイドまで冒険者登録するのは珍しいんだろうな。

「メイドは冒険者登録ダメですかね?」

「あ、いえ、大丈夫ですよ。あの、まだ幼いですが本当に冒険者登録するんですか?」

「え、俺の方? はい。お願いします」

「分かりました。では用紙に必要事項を記載して下さい。文字が書けない場合は代筆致しますが、どうしましょうか?」

 いやいや、流石に子供だからって馬鹿にし過ぎでしょ。

 ちなみにこの世界の識字率は低く、文字が書けない冒険者が半数以上を占めているので、この質問は誰にでもすることなのだがエルリックは気づいていないようだ。

「書けますから大丈夫ですよ」

「まだ子供なのに凄い! あ、いえ、名前とかは本名でなくても良いですが、使える魔法やスキルがあればできるだけ書いて下さいね」

 え、マジで?

 できるだけとか、いくつかけば良いんだよ。

「マジで使える魔法とかスキルとか可能な限り書くんですか?」

「あっ、まだ覚えてないですよね。その場合は何かしら戦闘スキルを身に付けもらえるまでギルドで・・・」
「あ、違います! 多すぎて書ききれないってだけです!」

「多すぎ、ですか? えっと、それなら得意なものをいくつかお書きください。五つずつくらいで大丈夫です。嘘は書いたらいけませんよ? 後でランク決めの試験でバレちゃいますからね?」

 確認されるのか。
 ならスキルは剣術、槍術、拳術、弓術、錬金術にしておくか。最後のは術、術ばっかり書いていたからノリで書いてしまった。
 まあ使えるから大丈夫だ。
 次に魔法は火魔法、水魔法、木魔法、氷魔法、闇魔法でいいかな。無難なところだよな。

 戦闘職を書く欄があるが、俺は何だろうな?
 魔法武闘家でいいのか? 基本、どんな戦い方でもできるんだが。

 あ、スライムのリラシャをテイムしていることだし、ここはオシャレにテイマーと書いておこう。
 いや、何がオシャレなのか分からんが。響きがいいよな、テイマー。

「書けましたか? 名前はエルさんですね。うそっ、職業テイマー? えっ、何ですかこのスキルと魔法の量。嘘はダメって言ったじゃないですか」

「いや、事実何ですが。名前は偽名にしましたけど」

 偽名と言うより、もはや略しただけだ。
 つまり思いつかなかった。

 いつも姉たちにエル君と呼ばれているし、慣れているからこの方が良いだろう。

「テイミングされたモンスターを呼び出していただくことはできますか? 従魔契約されているなら、ギルドでも従魔登録しないといけないんですよ」

「マジか。リラシャー」

「はい、ご主人様。リラシャは召喚されちゃいました」

 瞬時に召喚魔法陣を作り、そこから出てきたリラシャ。
 もちろん人間バージョンだ。

「えっと、人にしか見えないのですが、何のモンスターですか?」

 リラシャに向かって質問したホイピー。
 さっきからずっと驚いたような表情をしている。

「リラシャは擬態スライムです。ご主人様に飼っていただいております」

「擬態スライム!? なんてモンスターをテイミングしてるんですか!?」

 いやいや、ただの擬態スライムだから。
 そんなに驚くことなんてないだろうに。

「はぁ、もう心臓に悪いです。リラシャという名前で種族は擬態スライムですね、登録しておきます。えっと、メイドさんは書き終わりましたか?」

「はい。終わりました」

「プリンさんですね。ではお二人には今書いていただいたことを確認するためのランク試験を受けていただきます。試験で合格がでなくてもFランクにはなれますのでご安心ください」

 プリュムがなんとも美味しそうな偽名になっていた。

 さて、これから試験のようだ。
 それからホイピーから色々と説明があったのだが、要は実力を示せということらしい。

 最低のFランクではなく、最初からEランクになるためには、ロミーラさんのアドバイス通り試験官を倒せば良いのだろう。
 プリュムにも試験官を倒すように伝えておこう。





 ちらほらギャラリーが集まり始める中、俺は試験官と思われる人と向き合っていた。

 場所はギルド内にある訓練場。言わずもがな試験はここで行われるようだ。

「君は剣と槍と弓と拳術が使えて、ん? 錬金術? まあ、とりあえず剣からでいい。これを使いなさい」

 試験官らしき男っぽい女性が刃を潰した片手剣を投げてきた。
 俺は少し慌てながらキャッチして、剣を構えた。

「子供だろうと試験で手は抜かない。それじゃあ魔法もジャンジャン使っていいから、どこからでもかかってきなさい」

「はい! 『一閃』」

 掛け声と同時に、ものは試しと思って一撃を繰り出したんだが、斬撃と同時に試験官は後方に大きく飛ばされた。

 綺麗な放物線を描きながら落下する試験官を見て、しまったと呟いたエルリックは地面に落ちきる前に風魔法でふんわりと包み込んで彼女の落下の衝撃を抑えた。

「おぉー。すげーぞ、あの坊主!」
「やりおるな。次は儂が行くぞ!」
「待て待て、俺も戦ってみてぇ!」

 ギャラリーが騒がしくなってくる中、体格が良く立派な鎧を身にまとった男がハンマーに見えるものを地面に振り下ろした。

 ドーン! と大きな音が響き、みんなビビって黙り込んでしまった。

 あ、この人は先ほど俺たちに絡んでいたチンピラ冒険者を追い払ってくれたマッチョな人だ。

「お前、いい腕だな。特別に俺様が試験官を代わりにやってやる。お前なら、いきなりBランクスタートも夢じゃねぇんじゃねぇか?」

 なるほど、この人を倒したらBランク冒険者からスタートできるのか。恐らく、スキップ制度があるのだろうな。

 ちょっと憧れるよな、ルーキーが強い冒険者倒しちゃうとか。

 うん、やっちゃおうか?


「分かりました。手合わせお願いします!」

「おいおい、あの坊主死ぬ気か?」
「坊主、やめとけ! 下手すりゃ命が飛ぶぞ!」
「試験も何も、どうせ自分が戦いだけだぜ・・・」

「見物客は黙っとけ! 俺様が試験官をやるって言ってんだから文句ねぇだろ? お前も文句ねぇよな?」

「俺は別に文句はないです。いきなりBランクになれる可能性があるなら是非お願いしたいです」

「よし、死んでも責任は取らん。んじゃあ行くぞ!」

「はい!」

 地面を蹴りつけて踏み込んできたマッチョが、大きな戦鎚を軽い剣を振り下ろす速度で打ち下ろした。
 エルリックはギリギリで回避したが、次いで追撃として打ち出された鉄棍は避けられず剣で受け止めた。

 もちろん、ギルド側から用意された刃の潰した剣は粉々に打ち砕かれ、破片が辺りに飛び散ってしまった。

「今のを受け止めんのか。殺す気だったんだがな」

「あーこれ、武器の性能差が酷すぎるだろ」

 エルリックは溜め息混じりに呟き、氷の剣を作り出して構えた。
 今ので相手マッチョがそこそこ強いと予想したため、今回は絶氷剣の第二段階を使用しているようだ。

「爆氷斬」
「はっ!?」

 エルリックの斬撃が放たれ、戦鎚で受け止めたマッチョは武器ごと凍りついた。

「あ、勝ったか」

 そう、どうやらエルリックは一撃でマッチョを戦闘不能に追い込んでしまったようだ。

「エルリック様、流石です。私も試験官を倒して来ました」

 プリュムも試験がちょうど終わったらしい。
 心配はしていなかったが無事に試験に合格したので、最低のFランクスタートということにはなら無さそうだ。

 というわけでさっさと冒険者カードかプレートかは分からないが、証明書を貰ってダンジョンに向かいたいところだな。





「えー!? お二方とも試験官倒してきちゃったんですか!? そ、それならCランクスタートです。こちらのCランクの冒険者カードをお渡ししますね。名前などお間違いが無いかご確認ください。失くしてしまったら再発行に銀貨10枚かかりますし、個人が特定できるものなので失くさないように気をつけてください」

「はーい」
「ありがとうございます」

 ちょっとBランクスタートできなかったのが残念だが、Cランクからでも悪くないな。

 ホイピーから冒険者カードをもらい、俺は早速ダンジョンに潜りに行こうと思った。
 ギルドでは思ったより時間を食わなくて良かったな。


「エルリック様、本当にダンジョンに入られるのですか?」

「今日は下見だと思って低い階層だけかな。それならトラップとか少ないし、モンスターも弱いだろうからな」

「分かりました。少し緊張しますが、お供致します」

 正直なところではプリュムを連れて行きたくないのだが、誰も同行者がいないとなると姉たちが不安がるから一人で行くという選択肢が消えてしまった。


 しかしこの後プリュムを連れて行ってしまったことで、エルリックは少しばかり後悔することになるのであった。




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