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気弱な青年
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「あ、あの、困ります…………」
「いひひ、何が困るって?」
「なにも困ることなんてないだろ? ちょっとそこまで付き合ってくれって言ってるだけなんだからさぁ」
僕は今、ガラの悪い二人の女性に絡まれていた。
こんなことはしょっちゅうだ。
どうも僕は女好きのする顔や体をしているようで、小さな頃からいたずらをされたり卑猥な言葉をかけられたりして育ってきたのだ。
「なあ、お兄ちゃん。そんだけいい体してんだから、童貞ってことはないだろぉ?」
「あたし達はさぁ、なにも痛いことしようってんじゃないんだ。一緒に気持ちいいことしようって言ってるだけなんだぜ?」
「あ、あの、その…………」
正直に言って、自分のどこにそんな魅力があるのか分からない。
でも、外を歩けば毎日のように女性から言い寄られる日々…………
それでも…………
それでも僕は、まだ童貞を守り通していた。
初めては好きな人とがいい。
僕はどこにでもいる普通の男の子と同じように、そんな夢を抱いているのだ。
「さ、すぐそこにあたしらの泊まってる宿があるからさ、そこで三人仲良くセックスしようぜ」
そう言いながら、女の人のひとり────髪の長い方の女の人が、僕のお尻を撫で回した。
「ひゃっ」
「ん?」
僕は思わず声を上げてしまう。
そして次の瞬間、体を折り曲げて前かがみになった。
「…………おいおい、もしかしてこいつ、勃起したんじゃないのか?」
「まさか…………軽く尻を撫でただけだぜ?」
「へへっ、確かめてみるか。おい、後ろから羽交い締めにして、背筋を伸ばしてやれよ」
「あっ、や、やめてください」
「ああ、すぐに止めてやるさ…………兄ちゃんが勃起してなかったら、なっ」
「ああ…………」
髪の長い女の人に後ろから羽交い締めにされ、僕は体を起こされた。
「なっ…………!」
「ん、どうした? 勃ってたか? どれどれ…………うぉ、マジか!」
「う、うぅぅ…………」
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる。
僕はいわゆる敏感体質というやつで、少しの性的刺激を与えられるだけでオチンチンがガチガチになってしまうのだ。
しかも…………
「で、でけぇ…………こんなの初めて見たぜ」
「めちゃくちゃ太いうえに、とんでもなく長ぇ…………こんなの入れたら…………ごくっ」
…………僕のオチンチンは、人並み外れて大きいようなのだ。
普段は人差し指くらいの大きさしかないのだが、血が集まると急激に膨張し、三倍くらいの長さにまで伸びた上、片手で握っても指が回らないほどの太さになる。
膨張率が大きいとでも言えばいいのか。
限界までパンパンに膨らんだ僕のオチンチンは、鍛え上げられた戦士の筋肉のような硬さまで持っているのだ。
「お、おい、早く連れて行こうぜ」
「あ、ああ。こんなもの見せられちゃ、我慢なんてできねぇよ」
二人の女の人が僕の両脇に入り、持ち上げるようにして僕の体を引きずりだした。
「や、やめて…………やめてください! 放してください!」
必死に抵抗するが、男の筋力で女の人に勝てるわけがない。
このままじゃ、好きでもない人たちに童貞を散らされてしまう…………!
僕の心が絶望と恐怖に支配されかけたその時────
「…………おい」
頭上から、低い声が聞こえてきた。
「いひひ、何が困るって?」
「なにも困ることなんてないだろ? ちょっとそこまで付き合ってくれって言ってるだけなんだからさぁ」
僕は今、ガラの悪い二人の女性に絡まれていた。
こんなことはしょっちゅうだ。
どうも僕は女好きのする顔や体をしているようで、小さな頃からいたずらをされたり卑猥な言葉をかけられたりして育ってきたのだ。
「なあ、お兄ちゃん。そんだけいい体してんだから、童貞ってことはないだろぉ?」
「あたし達はさぁ、なにも痛いことしようってんじゃないんだ。一緒に気持ちいいことしようって言ってるだけなんだぜ?」
「あ、あの、その…………」
正直に言って、自分のどこにそんな魅力があるのか分からない。
でも、外を歩けば毎日のように女性から言い寄られる日々…………
それでも…………
それでも僕は、まだ童貞を守り通していた。
初めては好きな人とがいい。
僕はどこにでもいる普通の男の子と同じように、そんな夢を抱いているのだ。
「さ、すぐそこにあたしらの泊まってる宿があるからさ、そこで三人仲良くセックスしようぜ」
そう言いながら、女の人のひとり────髪の長い方の女の人が、僕のお尻を撫で回した。
「ひゃっ」
「ん?」
僕は思わず声を上げてしまう。
そして次の瞬間、体を折り曲げて前かがみになった。
「…………おいおい、もしかしてこいつ、勃起したんじゃないのか?」
「まさか…………軽く尻を撫でただけだぜ?」
「へへっ、確かめてみるか。おい、後ろから羽交い締めにして、背筋を伸ばしてやれよ」
「あっ、や、やめてください」
「ああ、すぐに止めてやるさ…………兄ちゃんが勃起してなかったら、なっ」
「ああ…………」
髪の長い女の人に後ろから羽交い締めにされ、僕は体を起こされた。
「なっ…………!」
「ん、どうした? 勃ってたか? どれどれ…………うぉ、マジか!」
「う、うぅぅ…………」
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる。
僕はいわゆる敏感体質というやつで、少しの性的刺激を与えられるだけでオチンチンがガチガチになってしまうのだ。
しかも…………
「で、でけぇ…………こんなの初めて見たぜ」
「めちゃくちゃ太いうえに、とんでもなく長ぇ…………こんなの入れたら…………ごくっ」
…………僕のオチンチンは、人並み外れて大きいようなのだ。
普段は人差し指くらいの大きさしかないのだが、血が集まると急激に膨張し、三倍くらいの長さにまで伸びた上、片手で握っても指が回らないほどの太さになる。
膨張率が大きいとでも言えばいいのか。
限界までパンパンに膨らんだ僕のオチンチンは、鍛え上げられた戦士の筋肉のような硬さまで持っているのだ。
「お、おい、早く連れて行こうぜ」
「あ、ああ。こんなもの見せられちゃ、我慢なんてできねぇよ」
二人の女の人が僕の両脇に入り、持ち上げるようにして僕の体を引きずりだした。
「や、やめて…………やめてください! 放してください!」
必死に抵抗するが、男の筋力で女の人に勝てるわけがない。
このままじゃ、好きでもない人たちに童貞を散らされてしまう…………!
僕の心が絶望と恐怖に支配されかけたその時────
「…………おい」
頭上から、低い声が聞こえてきた。
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