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異世界の勇者

第十五話、事後+α

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「イグゥッ♡ まら、まらイグゥッ♡ あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛っ!♡」

 あれから二時間以上も、メイは貫かれ続けていた。
 
 だいしゅきホールドのあとは騎乗位で、騎乗位のあとは側臥位で、側臥位のあとは後背位で貫かれ、今はベッドから壁際に移動しての立ちバックである。

 射精された回数はマンコに八回、アナルに六回。
 
 現在挿入されているのはマンコだが、アナルにはバイブが根元まで挿入され、ウィンウィンと蠢いていた。

 勇者であるユウの体力は無尽蔵だった。
 そして、魔法によって強制的に回復させられるメイの体力にも限界はない。

 しかし、物事には限度というものがある。

「イギましゅっ♡ お、お尻とおまんこ、一緒にイギましゅぅ!♡」

 メイは完全にアヘっていた。
 口は常に半開きで涎を垂らし、目も半開きで白目を剥いている。

「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛っ!♡ イグゥゥゥウウウウウッ!♡」
 
 ガクガクと全身を震わせ、メイが絶頂した。
 股間からはちょろちょろと黄金色の液体が流れ落ち、床を濡らす。

 失禁するのはこれで四度目だった。

 また意識を失うメイに強く腰を打ち付けて種付けしたあと、ユウはようやく満足したのかチンポを抜き、メイの体をベッドへと運んだ。

 細かく痙攣し続けるメイの頭を優しく撫で、魔法で体にまとわりついた精液や汗や尿を綺麗にする。
 そして、完全に使い込まれた状態になったメイのマンコを見て、自嘲の笑みを浮かべた。

「ちょっと、危なかったかな?」

 メイは狂う寸前だった。
 狂ったら狂ったで魔法で治すことは可能だが、それは何か違う気がする。

 ユウはメイのことが好きなのだ。

 好きだからこそ滅茶苦茶にしてしまいたいという嗜虐性がないでもないが、だからといって本当に壊したいわけではない。
 大事にしたいと思っている。

 にっこりといつもの笑みを浮かべたユウは、範囲指定してマンコとアナルを除外したメイの体に回復魔法をかけた。
 ユウは新品同様の閉じたマンコよりも、自分によって使い込まれ形の変わってしまったマンコの方が好きなのだ。
 アナルも同様である。

「さて、と」

 ユウは呟き、振り向いた。
 振り向いた先で、カチャリと音が鳴る。

「入っておいで」

 ユウが声をかけたのは、この部屋の扉がある場所だった。
 よく見れば、扉は薄く開かれていた。

 これは、ユウが部屋に戻ってくる際にわざと開けていた為だ。

 そして、扉の隙間からユウとメイのケダモノじみた性行為を覗いていた存在は、まんまとその罠にかかってしまったのである。

 扉がゆっくりと開かれていき、部屋に顔を真っ赤にしたスーが入ってきた。

「悪い子だね、スー。ご主人様の寝室を覗くなんて」
「ご、ごめんなさい、ユウ様……あの、その、扉が開いてて……中から声が聞こえてきたので、それで……」
「それで興奮して、我慢できなくなって────オナニーしちゃったのかい?」
「ひぅっ!?」

 スーの肩がビクンと震えた。
 ユウに隠し事をできないのは、すでに思い知らされている。

「あ、あの、その……」
「ご主人様のセックスを見ながらオナニーしちゃう悪いメイドには、お仕置きをしないとね」
「あっ……」

 お仕置き、という言葉にスーの体の奥が疼いた。
 先ほどメイをすぐに連れてこなかったお仕置きとして、指でマンコを弄り回され、イカされてしまったばかりなのだ。

 メイとのセックスを覗き見してしまった罰は、一体どんなことをされてしまうのだろう。
 不安と、同じくらいの期待がスーの心によぎる。
 
「ふふっ、期待してるのかい?」
「…………っ///」

 そしてそれは当然、ユウに見透かされてしまった。
 羞恥で震えるスーの目の前に、近づいてきたユウが立ち止まる。

 下を向いたままのスーの視界に映るのは、ユウの未だ萎えないチンポだ。

「ひっ」

 スーが息を飲んだ。
 遠目にセックスをしている二人を見ていたが、ユウのチンポは常にメイの中に没入されていたため、その全貌を確認することができなかったのだ。

 だが今、こうしてスーの目の前に現れたチンポは、あまりにも太く、あまりにも長く、あまりにも凶悪な形をしていた。

 メイが獣のような声を上げていたのも、無理のないことだと思う。
 こんな凶器でマンコをかき回されたら、どんな女でも狂ってしまうだろう。

 すくみ上がるスーの肩に、ポンとユウの手が置かれた。

「しゃぶるんだ」

 耳元で囁かれ、スーの膝が崩れ落ちる。
 膝立ちになったスーの顔に、ユウのチンポがヌルヌルと擦りつけられた。

「ほら、僕の精液やメイの愛液がこびり付いてしまっている。スーのお口でキレイにするんだよ」
「は……はいぃ……」

 半ば放心状態で頷くと、スーはその小さな舌をチロチロとユウのチンポに這わせた。
 
「そうだ、上手だよスー」

 ユウに褒められながら頭を撫でられ、スーはその心地よさに目を細めた。
 
 スーが裏スジを舐める度、カリのくびれを舐めるたび、ユウは「いいよ」「上手だよ」と褒めてくれる。
 そして、優しく優しく頭を撫でてくれた。

 スーの表情が次第に蕩けていく。

 両親以外からは褒められたことなどない。
 ギルドでスーが必要とされていたのも、ひとえにユウの担当だったからだ。

 スーは承認欲求に飢えていた。
 ユウのおこぼれで認められるのではなく、ひとりの人間として誰かに認められ、そして褒められたかった。

 その欲求が、満たされていく。
 チンポを舐めることでユウに褒められ、初めてスーは自分が役に立っていると感じられた。

 スーの中で『チンポ舐める=褒められる=自己の確立』という図式が完成した瞬間だった。

「はむっ、ちゅぽっ、ちゅる」

 スーは田舎を飛び出してから初めて、自らの意思で行動した。
 誰から指示された訳でもなく、自らユウのチンポを咥え込む。

「あぁ、いいよスー。とても気持ちいい」

 ユウが褒めてくれる。
 気持ちがいいと喜んでくれる。

 嬉しかった。
 もっと気持ちよくしてあげたいと、スーは動きを激しくする。
 
「上手だよ、スー。頑張ってくれているご褒美を上げないとね」
「んむっ!? んふぅっ……♡」

 ユウの足が、膝立ちになったスーの脚の間に差し込まれた。
 そして、すでにグチョグチョになっているスーのマンコを、指でグニグニと刺激する。

「ふっ、ふっ、ふっ……」

 鼻息を荒くしながらも、スーは口の動きを止めなかった。
 とめどなく溢れる自らの唾液と、ユウのチンポから分泌される先走り汁を飲み込みながら、懸命にフェラを続ける。
 
 ユウのチンポがでかすぎる為に顎は限界だったし、足の指だというのに巧みに性感を刺激してくるユウの愛撫のせいで意識が飛びそうだったが、それでもスーは頑張った。

 そして────

「いいよ、スー。口の中に出すから、全部飲み込むんだ」
「じゅぽっ、じゅぽっ……ふぐっ!? んんぅ……ごくっ、ごくっ」

 スーの喉奥に、大量の熱い精液が流し込まれた。
 同時にスーのマンコに差し込まれたユウの足の親指に絶頂させられながらも、スーは言われるままに喉を動かし、吐き出された精液を全て飲み込んだ。

「ごくっ、ごくっ……ずずずっ、ちゅーっ」

 そして、お掃除フェラまで完璧のこなしたところで、ちゅぽんとユウのチンポと足の指が引き抜かれた。

「んぐっ、けほっ、けほっ」
「ありがとう、スー。とても気持ちが良かったよ」
「あっ、ユウ様……♡」

 褒められ、頭を撫でられ、恍惚とした表情でスーが上を向く。

 小さな鼻からは飲み込みきれなかった精液が逆流していたが、そんな不器用なスーだからこそ、ユウのツボを刺激する可愛らしい存在だった。
 
「さあ、お仕置きはこれで終わりだよ。また頑張って働いてくれたら、今度はもっとちゃんとしたご褒美をあげるからね」
「…………はい♡」

 ユウに抱き抱えられ、額にキスを落とされる。

 ユウの言う『ちゃんとしたご褒美』が何なのか分からないスーではない。
 しかし、それに対する恐怖や不安をスーは感じなかった。

 むしろ、もっと役に立てる、褒めてもらえるという期待に目を輝かせる。
 
 自分の部屋に運ばれるまでの間、スーはずっと甘えるようにユウの胸に頭をこすりつけていた。
 
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