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エルフのお婿さん

おっさんは新しい扉をくぐりました

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「さあ、人間。始めますよ」

 何か言いたげに口をパクパクさせるレムを置き去りにして、ルルは良夫の方に向き直るなり行為を再開した。

 その瞳は欲望にギラつき、かつての見下すような冷たい視線は完全に消え去っている。

 そう……ルルの『生真面目で有能な長(おさ)の右腕』という仮面の下には、『アナルにどハマリして引き返せなくなった、ケツ穴アクメ専門のど変態エルフ』という裏の顔が隠されていたのだ。

 ルルは今、親友であり唯一の上司でもあるレムの前ですら被り続けていたその仮面をかなぐり捨て、性欲に忠実なエルフとしての本能を全面に押し出していた。

「はっ…はっ…はっ…はっ……!」

 短い間隔で熱のこもった息を吐き出しながら、ルルが両脚をガニ股に開き、腰を落としてくる。

 しかも、自らの手で尻たぶを割り開き、アナルを思い切り左右に広げながらだ。 

「…………っ」
 
 その光景に、良夫の目は釘付けになった。

 興奮に濡れ光るピンク色の割れ目の後ろで、収縮しようとしては強引に割り開かれ、ひくひくと開閉を繰り返す、うっすら茶色く色づいた肉のすぼまり。

 それは、良夫が今までに見たどんな無修正洋物AVよりもいやらしく、どんな3Dエロアニメよりも美しいものだった。(※感想はあくまで個人のものです)

「はっ…はっ…はっ…………あっ♡」

 そしてとうとう、その卑猥にうごめく後ろの口が、良夫のチンポの先端に到達した。

「うっ……!?」
 
 まだ先っぽが触れただけだというのに、良夫は快楽と……そして困惑の呻きを上げる。

 ルルのアナルから伝わってくる感触が、あまりにも異様なものだったからだ。

 それは文字通り、飲み込むような動きだった。

 先端をくわえ込んだルルのアナルが、モグモグと柔らかくチンポを咀嚼そしゃくしながら、奥へ奥へといざなっていくのである。

 いったい、どれだけ使い込めば、このような動きができるようになるのか……

 良夫は、ルルの貪欲さ全開のアナルに、戦慄すら覚えていた。


 ────だが、おののいていたのは良夫だけではない。


(あ……あ……っ♡ 違うっ、オナロ(オナニーロッド)とは全然違うっ!♡)

 徐々に良夫のチンポを自らの腸内に飲み込みながら、ルルもまた、生まれて始めて味わう『硬いチンポ』の感触に、涎を垂らさんばかりの表情を浮かべていた。
 
 ……いや、実際、すでに下の口からは粘り気のある愛液よだれがポタポタとしたたり落ち、良夫の出っ張った下腹を濡らしている。

 ルルはこれまで、夜毎よごとうずくアナル(病気ではない)を静めるため、百本を超えるオナロを制作してきた。
 
 いま牧場にいるジャックも含め、何匹ものオスのチンポを試してきた。

 しかしそのどれもが、ルルを心から満足させるものではなかった。

 人間のチンポは柔らかすぎ、木で作ったオナロは肌触りや温もりのなさが気なって、芯から気持ちよくなることができなかったのである。

 だが、このチンポはどうだ。

 生のチンポでしか味わえない熱と肌触りを有しながらも、オナロに迫る硬さまで併せ持っている。

 それは、まさにルルが長年追い求め続けてきた感触であった。

 大きさが並以下であることなど、もはや何のマイナスにもなりはしない。

 一時期は『大きさこそ正義』だと考えていた自分がバカらしく思えるほどに、良夫のチンポはルルのアナルにピッタリとフィットしていた。

「あ……あ…………あぁぁああああああんっ!!♡♡ こ、これ、しゅごいっ!♡ このチンポしゅごいよぉぉおおっ!!♡♡」

「ルルさんもっ、ルルさんのお尻もすごいですぅぅぅうううっ!!」

「ル、ルル……?」

 激しいピストンを開始したルルと良夫が同時に嬌声きょうせいを上げ、置いてきぼりにされていたレムは困惑の声を上げた。

 だが当然、理想のチンポを見つけたルルと、初めてのアナルセックスに興奮している良夫にレムの声が届くことはない。

 二人はそのまま「んほぉぉおおっ!」だとか「ひぎぃぃいいっ!」などという獣のような喘ぎを上げながら、パンッパンッという肉のぶつかる音を加速させていき────

「イッ……イクッ……イックゥゥウウウウウッ!!♡♡」

「うっ、うぅっ! うっ! うっ!」

 そして、同時に絶頂した。

 ガクガクと体を震わせながら絶頂するルルの尻穴に、良夫の精液が大量に注がれていく。

「ひ……っ、はへぇ…………♡♡♡」 

 ────プシュッ、プシュッ……チョロチョロチョロ……

 あまりにも激しい絶頂感が引き金になったのか、それとも多幸感による嬉ションなのか……それは気を失ってしまった本人にも分からないだろうが、ルルは二度、三度と潮を吹いたあと、良夫と繋がったまま失禁までしてしまっていた。

 その顔はどこまでも安らかで、幸せそうで……

「…………」

 そして、それを見つめるレムの顔には、複雑な感情が浮かんでいた。

 親友であり、信頼する部下であるルルの隠された一面を見てしまった、というだけではない。

 いくら親友であるとは言え、そのケツ穴に挿入されたチンポをそのまま使う気にはなれず、また、いくら親友であるとは言え、その尿にまみれたオスの上にまたがるような趣味は、レムにはなかったからだ。

「…………とりあえずは、風呂だな」

 濃い精臭と、微かに漂うアンモニア臭のする部屋に立ち尽くしたまま、レムはポツリと呟いた。

 こんなことになるなら、自分の部屋じゃなくてルルの部屋に呼べばよかったと後悔しながら……

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