呟きの箱

十四年生

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一等賞のタワー

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一等賞のタワー

一番天辺と
二番目の間
わずか数センチ
でも届かない

白熱する応援
手に入れたい栄光
釣られて動き出す欲望

どうしたいの?
どうなりたいの?
僕の力は必要かい?

どうしたいの?
どうなりたいの?
何になりたいんだい?

限界の向こう超えた方がいいの?
それとも僕らの側がいいかい?

何遍だって言うよ
君が望むのなら
僕はいつだってタワーを
建てるんだ


一等賞の栄光
君に輝く勲章を
最高の報酬は
君のはにかんだ笑顔

全開の向こう
僕の努力の結晶を
最高の報酬は
君の(僕の)最高の笑顔

いくつも乗り越えなきゃ
いけない壁は建って
僕らの夢を邪魔する
いくつも渡らなくちゃ
いけない川は流れて
僕らの歩みを止める

一等賞の栄誉
君が輝く証明を
最高の報酬は
君のこらえた笑顔
君を笑わせた最高を
一等賞のタワーを建てて
笑わせたい…


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