2 / 36
なかなか難しいものです。
しおりを挟む
とりあえず体を起こすことが出来た私は周りの状況をゆっくり思いだした。
この家はアタナシア辺境伯と言って、他国と隣接した所に領を持っている。
他国が攻めてきた時は真っ先に対応しなければならず、国の中でも大きな領土と権力を持っている。
お父さまである、グレン・アタナシアは歴代のアタナシア家でも最強と呼ばれるほどお強いらしい。
戦っている所や訓練している所などを見たことないので本当に知識だけ知っている。
私のお父さま、強くて、かっこいい!みたいな意識がルイーズにあるのだ。
でもそういう場面を見せてもらえるほど健康的で活発な訳ではないので、1度も見たことがなかった。
見た目は本当に整っている。自分の父でもあるのにたまに笑顔を見せられるとときめいてしまうのは許して欲しい。
でもそんなお父さまが大切に大切にしているお母さま、ジュリア・アタナシアは社交界で神秘の華と呼ばれている。
これも使用人達が話しているのを聞いただけなのだけど、元々結婚する前からあまり社交界に出られなかったみたい。
でも美しさと聡明さが有名で、王族主催のどうしても参加しないといけないようなパーティーに参加した時はダンスのお誘いが耐えないようだ。
でもそれでも誰とでも踊る訳ではないので、余計神秘的だと言われたみたい。
確かに私のお母さまは綺麗。
ほんとに私を心配して泣いてた時も、安心してにっこり笑った時もまぁ、美しさが隠れることはない。
細くて、どんな色のドレスを着ても似合っている自慢のお母さまだ。
そこでその2人から生まれた私なんだけど、正直に言うと顔がどんな顔なのか分からないのだ。
使用人達が言うには「今日もお嬢様は美しいですね!」とか「高熱で大変だったのでとても痩せてしまってますが、それでも美しさは無くなりませんね~。」とか色々と私を褒めるのだが、正直自分の顔が分からないのでそういうことを言われてもにっこり笑うしかない。
笑えば逆に男女共に使用人達は「お嬢様が微笑まれた!」「やばい!笑顔が可愛すぎる!!」などと主人の娘である私の前で関係なく悶えている。
それは仕事として大丈夫なのだろうか…と最初の頃思ったりもしたが、頭がスッキリしてから日にちも経っている為、少しその感じが慣れてきた。
逆にそういう面を隠さず堂々と出している時点で有効な関係を築けているのだろうと思うことにしたのだ。
それにこのところ少しずつだが、体調も良くなっていて、ベットの上で自力で体を起こせるようになったのだ。
まだ、そこまでしか出来ていないのかとは言わないで欲しい。
本当にルイーズは体力も無く、首を動かすだけでもゆっくりしか出来ないし、まぁすぐに息切れしてしまう。
まぁそれは前世である心もそういう状況になったことが何度もあるので、どういう風に体を動かしていけばいいのかが分かるので非常にこの記憶があって良かったと思う。
体が起こせることで分かったことは髪の色だ。
首だけしか動かせなかった時はそういうことを見る余裕もなかったのだが、少しずつ余裕が出だした為、判明した。
なんと、軽くウェーブのかかった腰ぐらいまである銀髪!
その時点で私はこの世界、ファンタジーなんだーって思った。
使用人達はだいたいの髪の色は黒、茶色、金、グレーな人を見かけていて、顔立ち的に日本ではなく外国かなぁ?でも辺境伯って言うぐらいだからちょっと歴史的に昔なのかなぁ?とか色々思ったりもしたが、正直銀髪とか見たことない。
染めている人は別だが、3歳である私の髪を染めたりはしないだろう。特に病弱なのによりそういう事はしないと思った。
だからこそ余計、地球じゃないんだなぁ~と思った。
その中でファンタジー?!って思ったのが魔法を使えたりする人がいるのだ。
使用人にも使える人がいて、最初見た時はビックリしてしまった。
私が喉が乾いたことを伝えると空っぽの水差しを持ってきて、何か言ったあと、その水差しが水でいっぱいになったのだ。
もう目が点になった瞬間だった。
どうも魔法が使えることが普通みたいだが、まだ3歳のルイーズには理解が出来ない。
それも前世の記憶があるせいで余計理解が出来なかった。
でもとてもワクワクしたのは、前世の自分がこういう話が好きだったからだ。
でもやはりこの環境に慣れるのはまだまだ前世の記憶が受け入れてくれないので、本当に難しい…。
この家はアタナシア辺境伯と言って、他国と隣接した所に領を持っている。
他国が攻めてきた時は真っ先に対応しなければならず、国の中でも大きな領土と権力を持っている。
お父さまである、グレン・アタナシアは歴代のアタナシア家でも最強と呼ばれるほどお強いらしい。
戦っている所や訓練している所などを見たことないので本当に知識だけ知っている。
私のお父さま、強くて、かっこいい!みたいな意識がルイーズにあるのだ。
でもそういう場面を見せてもらえるほど健康的で活発な訳ではないので、1度も見たことがなかった。
見た目は本当に整っている。自分の父でもあるのにたまに笑顔を見せられるとときめいてしまうのは許して欲しい。
でもそんなお父さまが大切に大切にしているお母さま、ジュリア・アタナシアは社交界で神秘の華と呼ばれている。
これも使用人達が話しているのを聞いただけなのだけど、元々結婚する前からあまり社交界に出られなかったみたい。
でも美しさと聡明さが有名で、王族主催のどうしても参加しないといけないようなパーティーに参加した時はダンスのお誘いが耐えないようだ。
でもそれでも誰とでも踊る訳ではないので、余計神秘的だと言われたみたい。
確かに私のお母さまは綺麗。
ほんとに私を心配して泣いてた時も、安心してにっこり笑った時もまぁ、美しさが隠れることはない。
細くて、どんな色のドレスを着ても似合っている自慢のお母さまだ。
そこでその2人から生まれた私なんだけど、正直に言うと顔がどんな顔なのか分からないのだ。
使用人達が言うには「今日もお嬢様は美しいですね!」とか「高熱で大変だったのでとても痩せてしまってますが、それでも美しさは無くなりませんね~。」とか色々と私を褒めるのだが、正直自分の顔が分からないのでそういうことを言われてもにっこり笑うしかない。
笑えば逆に男女共に使用人達は「お嬢様が微笑まれた!」「やばい!笑顔が可愛すぎる!!」などと主人の娘である私の前で関係なく悶えている。
それは仕事として大丈夫なのだろうか…と最初の頃思ったりもしたが、頭がスッキリしてから日にちも経っている為、少しその感じが慣れてきた。
逆にそういう面を隠さず堂々と出している時点で有効な関係を築けているのだろうと思うことにしたのだ。
それにこのところ少しずつだが、体調も良くなっていて、ベットの上で自力で体を起こせるようになったのだ。
まだ、そこまでしか出来ていないのかとは言わないで欲しい。
本当にルイーズは体力も無く、首を動かすだけでもゆっくりしか出来ないし、まぁすぐに息切れしてしまう。
まぁそれは前世である心もそういう状況になったことが何度もあるので、どういう風に体を動かしていけばいいのかが分かるので非常にこの記憶があって良かったと思う。
体が起こせることで分かったことは髪の色だ。
首だけしか動かせなかった時はそういうことを見る余裕もなかったのだが、少しずつ余裕が出だした為、判明した。
なんと、軽くウェーブのかかった腰ぐらいまである銀髪!
その時点で私はこの世界、ファンタジーなんだーって思った。
使用人達はだいたいの髪の色は黒、茶色、金、グレーな人を見かけていて、顔立ち的に日本ではなく外国かなぁ?でも辺境伯って言うぐらいだからちょっと歴史的に昔なのかなぁ?とか色々思ったりもしたが、正直銀髪とか見たことない。
染めている人は別だが、3歳である私の髪を染めたりはしないだろう。特に病弱なのによりそういう事はしないと思った。
だからこそ余計、地球じゃないんだなぁ~と思った。
その中でファンタジー?!って思ったのが魔法を使えたりする人がいるのだ。
使用人にも使える人がいて、最初見た時はビックリしてしまった。
私が喉が乾いたことを伝えると空っぽの水差しを持ってきて、何か言ったあと、その水差しが水でいっぱいになったのだ。
もう目が点になった瞬間だった。
どうも魔法が使えることが普通みたいだが、まだ3歳のルイーズには理解が出来ない。
それも前世の記憶があるせいで余計理解が出来なかった。
でもとてもワクワクしたのは、前世の自分がこういう話が好きだったからだ。
でもやはりこの環境に慣れるのはまだまだ前世の記憶が受け入れてくれないので、本当に難しい…。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる