世界一大好きな番との幸せな日常(と思っているのは)

かんだ

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8.幸せ(R-18)

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 初給料日には少し良いところのレストランに行った。ご飯が終わった後はマンションに帰るのかと思っていたが、蒼さんはホテルの一室を予約していた。
「記念日だから」
「記念日?」
「記念日。和佐の初給料日」
「……それは、ちょっと恥ずかしいんですが」
 初給料を喜びはしたが、ハイランクのホテルを取るほどのことではない。
 そう思っても蒼さん的にはすごく嬉しいのか、高いお酒まで頼み祝ってくれた。夜景を見下ろしながらシャンパングラスを持つ蒼さんは驚くほど決まっている。
「和佐、おいで」
 示された場所は蒼さんの膝だった。いつもなら恥ずかしいので素直に座りはしないが、今日は違う。何故か? それは俺の気分が最高に良いからだ。
「和佐すごく酔っているな。大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「美味しかった?」
「美味しかった」
「明日は休みだよな? セックスしても良いか?」
 突然の直球なお誘い。
 俺は蒼さんを見上げる。至近距離にある顔は有無を言わせない雰囲気があった。
「したいんですか?」
「したい」
「……え、と、おれも」
 素直に答えればキスをされた。口内を舐め回されて、気持ち良さで頭がぼおっとする。そのせいか、気付く暇もなく俺は裸になっていて、後ろの穴で指を二本咥え込んでいた。
「あ゙、あぁ、あっ」
「和佐、可愛い」
 蒼さんの膝上で、一人裸で、足を大きく広げた状態で、体の内側を引っ掻かれる。
「あ、お゙い、さん゙っ、はやい、ぃ!」
「大丈夫大丈夫。ほら、気持ち良いところ」
「~~っ!」
 快感しか感じない場所を重点的に弄られて、俺は仰け反って射精する。向き合って座っていたため、俺の出したそれは蒼さんのシャツを汚した。
「ゆっ、くりして」
「ゆっくりな、分かった」
 蒼さんはベッドに移動するつもりはないらしく、そのまま自分の硬く大きなそれを取り出した。ヘソにまでつきそうなほどのそれはすでに先端が滲んでいる。蒼さんが胸ポケットから取り出したのは携帯ローションだった。開封し、二人の下半身に垂らす。
「っなんで、スーツに」
「和佐といつでも出来るように、常に持ち歩いている」
「……蒼さんは、えっちだ」
「お前限定だから良いだろ」
 体を持ち上げられる。先端が尻の穴に当たる。
「ゆっくり、してください」
「分かっている」
 俺の願い通り、蒼さんは一気に挿れることはなかった。だけど、あまりにもゆっくり過ぎて、蒼さんのその大きさと形をいつもよりしっかりと感じてしまう。押し広げられていく感覚が気持ち良い。
「ぇ?」
 止まると思っていたところで止まることはなく、どんどん奥へと進んでいく。
「ぇ、待って、あおいさん、まっ、て、とまって」
「ゆっくりなら良いって言っただろう?」
 そんな言い方はしていない。ゆっくりして欲しいと言っただけで、ゆっくりなら何しても良いという意味ではない。
 蒼さんだって分かっているだろうに、「ゆっくりするからな」と優しい声を出すだけだった。
「ぁ、ぁ、あ」
 奥へ、奥へ、ゆっくり挿れられる。
「――っ、ふ、ゔ」
「はぁ、全部、入った」
「大きい、っおなか、くるしい」
「大丈夫。和佐、キスして」
 蒼さんの腕は俺の体をしっかりと抱き、何度も奥への出入りを繰り返した。蒼さんにとってはイける動きではないのに、俺にはゆっくりとした動きだからこそ、いつもとは違う快感に襲われ頭がおかしくなる。
「たまには、ゆっくりも良いな」
「ふ、ゔ、ぅ」
「和佐?」
 キスが解かれ、顔を覗き込まれる。片手が頬を包んだ。
「泣き癖がついたな。気持ち良くて泣けてきたのか?」
「……ゔ、ん。あたま、おかしぐ、なる」
「じゃあ早くにするか?」
 頷けば、蒼さんは俺に挿れたまま移動する。ベッドの感触を背中に感じた瞬間、早い動きが始まった。
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