我が身可愛さに行動したら取り返しのつかない結果になった。

かんだ

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3.試してみよう

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「……あー! 全く分からない!」
 意気込んですでに一週間目。
 魔力が宿った魔石を使って試行錯誤するが全く分からない! ビックリする程何も分からないし手掛かりも掴めない! 用意した魔石も底を尽きそう! 魔石がなくなったら詰む!
 自分の魔力がないから魔石を使うしかないのに、今まで魔石を使う必要がなかった俺がそれを買っているだけで他の魔法使いから訝しまれるのだ。「ぇ、なんであなたが魔石?」という目を向けられる。「必要ないのに買い占めて嫌味ですか?」と。「新しい研究用だよ」と答えているけど、魔石自体貴重だし、だからそろそろ小言を言われそうな雰囲気だ。
 魔石には魔力が宿っており、構築式さえ埋め込んであれば一般人でも魔法が使えてしまう。そのため、この国では使い方や使い所など全てが決められており、魔石は魔法使いが所属する国家機関魔塔で管理されている。購入者も保存されるため、あまりにも俺が購入していると変に思われる。
 だから、あと数個しかない魔石でなんとかしたい。俺は見下ろしながら、それぞれ何の構築式を組み込むか考える。余裕がないため本当に無駄には出来ない。
「魔石は宿る魔力量が決まっているから、それに合わせた構築式じゃないと魔石が耐えられない。でも、残っている魔石は微妙」
 もう幾つも構築式に耐えられなかった魔石を粉々にしてしまっている。魔力量を図る魔道具で魔石の鑑定はしているが、俺が使う構築式にどの量の魔力が必要か分からないのだ。普段は無尽蔵に在る自身の魔力を使っているし、俺が考える構築式は簡略だったり複雑だったりと通常とは違う。そのせいで鑑定具はあってないようなものだった。
 先程は構築式を鑑定する構築式を魔石に組み込んだけど耐えられなかった。魔力量を図るよりも構築式を図る方が複雑だからだろう。
「感覚で、構築式を考えて進めるしかない」
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