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5.お手上げ状態
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「二人とも、絶対怒るもんな……」
怒られるのは逃れられない。まずこの一週間黙っていたことも怒られるし、新しい構築式を試す時は基本複数人で確認しましょうという約束事を破ったことも怒られる。失敗の仕方によっては大惨事に繋がる可能性もあるからだ。遠い過去に一人の魔法使いが失敗のせいで大爆発を起こし、村一つ分が消え去った事例があった。そのため、この王国に所属する魔法使いにはその約束事が課せられている。だから、そもそも怒られるというレベルではないかもしれない。もしかしたらすごく大事になってすごく罰せられるかもしれない。
「どうしよう」
出てくる声は情けない。
ゴロンと横になって全身から力を抜く。
もう少しだけ皆の目を騙しつつ解決策を模索するか、さっさと白状するか、他国の大魔法使いと取引をして助けを求めるか。
「でも、最後のは国家間の問題に発展するだろうから、無理だよなぁ」
顔を合わせたことはないが、他国に陛下と訪問した際に見た構築式は素晴らしかった。大魔法使いと呼ばれているだけある式だった。自分よりもレベルは下だが、俺がいなければ間違いなく世界一と言われてもおかしくない才能だった。だから、一番解決に近い方法だと思うが、一番大問題に発展しやすい。万が一俺の魔法を行使する権利でも要求されたら笑えないし、陛下がどれだけ激怒するか分からない。
――ルネは僕の専属魔法使いだよ。依頼は僕経由でしか受けちゃダメだからね。言っておくけど、これはルネを独占して自分の立場を優位にさせたいためじゃないから。単純に、強過ぎるお前をフリーにしておく方が面倒だからだよ。
小さい頃からそう約束しており、実際、陛下以外からの依頼は受けないようになっている。基本何でも出来る俺が他国の要求を聞いてしまえば、どんな悪影響や不利益を自国が受けるか分からない。
「やっぱ、白状するしかないか」
怒られるのは逃れられない。まずこの一週間黙っていたことも怒られるし、新しい構築式を試す時は基本複数人で確認しましょうという約束事を破ったことも怒られる。失敗の仕方によっては大惨事に繋がる可能性もあるからだ。遠い過去に一人の魔法使いが失敗のせいで大爆発を起こし、村一つ分が消え去った事例があった。そのため、この王国に所属する魔法使いにはその約束事が課せられている。だから、そもそも怒られるというレベルではないかもしれない。もしかしたらすごく大事になってすごく罰せられるかもしれない。
「どうしよう」
出てくる声は情けない。
ゴロンと横になって全身から力を抜く。
もう少しだけ皆の目を騙しつつ解決策を模索するか、さっさと白状するか、他国の大魔法使いと取引をして助けを求めるか。
「でも、最後のは国家間の問題に発展するだろうから、無理だよなぁ」
顔を合わせたことはないが、他国に陛下と訪問した際に見た構築式は素晴らしかった。大魔法使いと呼ばれているだけある式だった。自分よりもレベルは下だが、俺がいなければ間違いなく世界一と言われてもおかしくない才能だった。だから、一番解決に近い方法だと思うが、一番大問題に発展しやすい。万が一俺の魔法を行使する権利でも要求されたら笑えないし、陛下がどれだけ激怒するか分からない。
――ルネは僕の専属魔法使いだよ。依頼は僕経由でしか受けちゃダメだからね。言っておくけど、これはルネを独占して自分の立場を優位にさせたいためじゃないから。単純に、強過ぎるお前をフリーにしておく方が面倒だからだよ。
小さい頃からそう約束しており、実際、陛下以外からの依頼は受けないようになっている。基本何でも出来る俺が他国の要求を聞いてしまえば、どんな悪影響や不利益を自国が受けるか分からない。
「やっぱ、白状するしかないか」
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