A's Shot ~勇者組の獲物は落ちこぼれの俺らがいただきます~

せんぽー

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意外な彼女の言葉

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 「誰が勇者かは自分で決めるんです」
 
 彼女はそう言った。勇者組の彼らに向かって。
 横から吹いてくる風で彼女の銀髪がふわりと揺れる。
 驚きのあまり俺は言葉を失う。
とてもじゃない、俺は彼女がそんなことをいうとは思ってなかったら。
 
 「アレックス様は勇者です。私にとっては勇者なのです」
 「ノース……………………」
 
 彼女の前には1人の男。そいつは俺の方に細い目を向けていた。
 
 「研究組のアイツがか?? ハッ、ふざけるな。お前も研究組だろ」
 「それがなんですか??」
 「魔法はまともに使えない、知識があるだけのお前らが前線で戦えるのか??」
 「知識だけって!!」
 
 ノースが1歩踏み出そうとした瞬間、俺は彼女の前に立った。
 
 「貴様、何を考えている」
 「お前さ、6つの魔法が全てなんて思ってるだろ??」
 
 この世には火・水・土・風・光・闇の6つの魔法が存在する。それらをうまく操り、なおかつ魔法センスがあるやつらがエリートとされる勇者組に入っていた。
 俺らにはその6つの魔法のセンスはない。ほんの少し使える程度。
 あるのは知識。それしかないんだ。
 
 「知識をなめんなよ」
 
 未来の勇者に銃口を向けて、俺はそう言った。
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