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第3ラウンド
第51話 セイレーン
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本来の東京であれば、そこは多くの人間が行き交う有名なスポット。縦横斜めに交差する横断歩道。見上げれば、ネオンに光る色とりどりの看板。その明かりで照らされて、日中のように明るかった。
――――渋谷のスクランブル交差点。
横断歩道の中央に立つ私。見慣れた景色はかつてと同じ、しかし閑散としていた。時折、遠くから爆発音が聞こえるが、それ以外に音はなし。静かだった。
人は、私と彼しかいない。他の人は誰1人いない。交差点中央で、私は大きな三つ編みの彼と向き合っていた。
「久しぶりだね、アドヴィナ」
「久しぶりでもないでしょ」
セイレーンは白の猫耳パーカーを着て、ポケットに手を突っ込んでいた。背中には水色の魔法石が飾られた白の杖があった。
彼は私をずっと待っていた。多分誰も相手にせず、私だけを待っていたのだろう。
「ラッツィンガーさんと会ったよ~。随分、僕を警戒していたみたいだけど~、アドヴィナ以外は興味ないからね~」
「ハンナはどこに行ったの?」
「西の方に行ってたよ~」
西………海の方か。
ま、転移装置を使っていれば、そこにいるのは限らないけど、後で行ってみよう。
「ねぇ、セイレーン」
「なぁにー? アドヴィナ?」
「なぜあなたがずっと『生きる』自信があったのか、私ようやく分かったわ」
しきりに彼は「生きる」と宣言していた。その度に「こいつ、どういう考えでそんなことをほざいているのだろう?」と思っていた。
クレイジーなヤンデレキャラだから、適当なことを言うのは日常茶飯事、出まかせで言っているのだろうと、勝手に結論づけていた。
でも、セイレーンは「生き残る」とは答えなかった。「ゲームに勝つ」とも言わなかった。話していたのは「死なない」「生きる」だけ。
目を閉じ、ふぅーと深く息をつく。
天使よりもコイツの方が何倍も脅威だった。
「ここで殺しても、あなたは死なない」
どんな手で殺そうとも、彼の命は絶えない。
彼には何も起こらない。
すると、セイレーンはフッと笑みを零す。
「そうだね。僕が死ぬことは絶対にないよ」
やっぱりそうなのか…………。
『死なない』――――そう自信を持って彼が言える理由は。
「あなたはここにはいない、のよね………」
彼の体はここに……デスゲーム世界にはない。
彼はデスゲーム世界にいない。
「うん。僕の本当の体は、魂はここにはないよー。ここにあるのは僕が作った自分の傀儡だけ」
「本体はどこに?」
「僕の部屋」
「地下室ってこと?」
「うん。外での用事で、僕が実際に外出することはそうないよ」
まぁ、そりゃあそうか。おちゃらけた態度のせいで霞がちだが、セイレーンは本来教会の要人。そんな彼をそう簡単に外出の許可を出すことはない。
だから、自分の傀儡を作った………。
でも、彼を脅威と感じたのはそれだけじゃない。
「あなたはずっとズルをしていたのでしょう?」
セイレーンが第1ラウンドから私の行動を全て知っていたのも。
第2ラウンドで名前を呼べば、1秒待たずに来てくれたのも。
「私たちが構築している魔法式も知っていたのでしょう?」
コイツも誰かさんと同じように、デスゲームを構築している魔法陣を編集できた。
私を常時監視できるように改変し、私のところへいつだって飛べるように転移魔法を使えるようにした。
「全部じゃないよ~。一部だけさ~。全部できたら、この世界を壊せてるでしょ~?」
「そうね」
全ての術式を把握・編集できれば、神の言葉を聞ける彼もまた天使と同じように、デスゲームを破壊し、プレイヤーを元の世界に戻せた。
「………なぜ私とナアマちゃんを殺さなかったの」
セイレーンは天使以上に術式の改変ができた。ならば、ナアマちゃんの居場所を特定することなど容易にできたはず。私を殺し、ナアマちゃんを殺せば、デスゲーム世界の崩壊も狙えた。
「さぁー、なんでだろうね?」
そう楽し気に話すセイレーンの笑顔に、一瞬だが影が差した。
「君に生きていてほしいって思ったから、かなー?」
「………」
「あはは、なーんて………」
必死に笑顔を作るセイレーン。
白銀の三つ編みがふらふらと横に揺れる。
………………そっか。
そんなに私が好きだったのね………。
「じゃあ、戦いましょっか」
「うん」
「あなたの本気を見せて」
「本気~?」
「ええ、今までちゃんと戦ってないでしょ」
セイレーンは小さく笑う。
「僕は死なないんだよ~? 本気でやりあえば、君が死ぬよ~?」
「大丈夫よ。私も死なないの」
少年のように嬉しそうな笑みを浮かべるセイレーン。
それでも、彼は渋っているようだった。
「そんなに私のこと好き?」
「うん、愛してる」
「本当に殺したくない?」
「………うーん、それはどうだろう? 君の死体も綺麗かもしれないし………」
「そこは嘘でも頷きなさい」
「ごめーん。嘘ぉ~。僕の予想を超えていく君が好きだよ~」
呑気な声に、思わず笑いを零してしまう。
セイレーンは………コイツはこういう人間なのだろう。
「私を殺したくないのは分かる。でも、戦ってほしい。あなたの力を見たい」
「見せたら、アドヴィナは僕を愛してくれる~?」
「…………もしかしたら、ね」
ごめんなさい、セイレーン。
今のは………嘘よ。
セイレーンのことは好き。
でも、それはあなたと同じ好きじゃない。
その好きはあの人へのものだから………。
「大丈夫、あなたが本気を出しても、私は死なないわ」
「………………分かった」
その瞬間、風圧を感じた。見えれば、セイレーンの顔の刺青が青く光り、オッドアイの瞳も妖光を放つ。宙に浮く彼は髪も大きくなびかせていた。
彼の姿は人間を超え、まるで神が降臨したかのよう。
圧倒され、思わず後ろへと下がる足。
「途中で降参とかなしだかねぇ~?」
「心配ご無用。安心してかかってきなさいな――――」
フッと私は笑みを零す。
そうして、私とセイレーンの最初で最後の戦いが始まった。
――――――
第53話は今日の9時頃更新します。
――――渋谷のスクランブル交差点。
横断歩道の中央に立つ私。見慣れた景色はかつてと同じ、しかし閑散としていた。時折、遠くから爆発音が聞こえるが、それ以外に音はなし。静かだった。
人は、私と彼しかいない。他の人は誰1人いない。交差点中央で、私は大きな三つ編みの彼と向き合っていた。
「久しぶりだね、アドヴィナ」
「久しぶりでもないでしょ」
セイレーンは白の猫耳パーカーを着て、ポケットに手を突っ込んでいた。背中には水色の魔法石が飾られた白の杖があった。
彼は私をずっと待っていた。多分誰も相手にせず、私だけを待っていたのだろう。
「ラッツィンガーさんと会ったよ~。随分、僕を警戒していたみたいだけど~、アドヴィナ以外は興味ないからね~」
「ハンナはどこに行ったの?」
「西の方に行ってたよ~」
西………海の方か。
ま、転移装置を使っていれば、そこにいるのは限らないけど、後で行ってみよう。
「ねぇ、セイレーン」
「なぁにー? アドヴィナ?」
「なぜあなたがずっと『生きる』自信があったのか、私ようやく分かったわ」
しきりに彼は「生きる」と宣言していた。その度に「こいつ、どういう考えでそんなことをほざいているのだろう?」と思っていた。
クレイジーなヤンデレキャラだから、適当なことを言うのは日常茶飯事、出まかせで言っているのだろうと、勝手に結論づけていた。
でも、セイレーンは「生き残る」とは答えなかった。「ゲームに勝つ」とも言わなかった。話していたのは「死なない」「生きる」だけ。
目を閉じ、ふぅーと深く息をつく。
天使よりもコイツの方が何倍も脅威だった。
「ここで殺しても、あなたは死なない」
どんな手で殺そうとも、彼の命は絶えない。
彼には何も起こらない。
すると、セイレーンはフッと笑みを零す。
「そうだね。僕が死ぬことは絶対にないよ」
やっぱりそうなのか…………。
『死なない』――――そう自信を持って彼が言える理由は。
「あなたはここにはいない、のよね………」
彼の体はここに……デスゲーム世界にはない。
彼はデスゲーム世界にいない。
「うん。僕の本当の体は、魂はここにはないよー。ここにあるのは僕が作った自分の傀儡だけ」
「本体はどこに?」
「僕の部屋」
「地下室ってこと?」
「うん。外での用事で、僕が実際に外出することはそうないよ」
まぁ、そりゃあそうか。おちゃらけた態度のせいで霞がちだが、セイレーンは本来教会の要人。そんな彼をそう簡単に外出の許可を出すことはない。
だから、自分の傀儡を作った………。
でも、彼を脅威と感じたのはそれだけじゃない。
「あなたはずっとズルをしていたのでしょう?」
セイレーンが第1ラウンドから私の行動を全て知っていたのも。
第2ラウンドで名前を呼べば、1秒待たずに来てくれたのも。
「私たちが構築している魔法式も知っていたのでしょう?」
コイツも誰かさんと同じように、デスゲームを構築している魔法陣を編集できた。
私を常時監視できるように改変し、私のところへいつだって飛べるように転移魔法を使えるようにした。
「全部じゃないよ~。一部だけさ~。全部できたら、この世界を壊せてるでしょ~?」
「そうね」
全ての術式を把握・編集できれば、神の言葉を聞ける彼もまた天使と同じように、デスゲームを破壊し、プレイヤーを元の世界に戻せた。
「………なぜ私とナアマちゃんを殺さなかったの」
セイレーンは天使以上に術式の改変ができた。ならば、ナアマちゃんの居場所を特定することなど容易にできたはず。私を殺し、ナアマちゃんを殺せば、デスゲーム世界の崩壊も狙えた。
「さぁー、なんでだろうね?」
そう楽し気に話すセイレーンの笑顔に、一瞬だが影が差した。
「君に生きていてほしいって思ったから、かなー?」
「………」
「あはは、なーんて………」
必死に笑顔を作るセイレーン。
白銀の三つ編みがふらふらと横に揺れる。
………………そっか。
そんなに私が好きだったのね………。
「じゃあ、戦いましょっか」
「うん」
「あなたの本気を見せて」
「本気~?」
「ええ、今までちゃんと戦ってないでしょ」
セイレーンは小さく笑う。
「僕は死なないんだよ~? 本気でやりあえば、君が死ぬよ~?」
「大丈夫よ。私も死なないの」
少年のように嬉しそうな笑みを浮かべるセイレーン。
それでも、彼は渋っているようだった。
「そんなに私のこと好き?」
「うん、愛してる」
「本当に殺したくない?」
「………うーん、それはどうだろう? 君の死体も綺麗かもしれないし………」
「そこは嘘でも頷きなさい」
「ごめーん。嘘ぉ~。僕の予想を超えていく君が好きだよ~」
呑気な声に、思わず笑いを零してしまう。
セイレーンは………コイツはこういう人間なのだろう。
「私を殺したくないのは分かる。でも、戦ってほしい。あなたの力を見たい」
「見せたら、アドヴィナは僕を愛してくれる~?」
「…………もしかしたら、ね」
ごめんなさい、セイレーン。
今のは………嘘よ。
セイレーンのことは好き。
でも、それはあなたと同じ好きじゃない。
その好きはあの人へのものだから………。
「大丈夫、あなたが本気を出しても、私は死なないわ」
「………………分かった」
その瞬間、風圧を感じた。見えれば、セイレーンの顔の刺青が青く光り、オッドアイの瞳も妖光を放つ。宙に浮く彼は髪も大きくなびかせていた。
彼の姿は人間を超え、まるで神が降臨したかのよう。
圧倒され、思わず後ろへと下がる足。
「途中で降参とかなしだかねぇ~?」
「心配ご無用。安心してかかってきなさいな――――」
フッと私は笑みを零す。
そうして、私とセイレーンの最初で最後の戦いが始まった。
――――――
第53話は今日の9時頃更新します。
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