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1、聖なる婚姻
聖地からの使者
世界は、巨大な一つの大陸と、聖地と呼ばれる大きな島からなる。周囲は海で囲まれ、ところどころに小さな島嶼が浮かぶ他、海の向こうがどうなっているのか、誰も知らない。
その世界の平和は陰陽の調和によってもたらされる。調和は、世界の中心、天柱とも言われる聖地の霊峰プルミンテルンを頂点とし、聖地から離れるごとに失われていく、とされる。聖地から遠い辺境では陰陽の和が乱れ、その歪から〈混沌の闇〉が発生する。〈混沌〉から世界を守るのは、陰陽の調和である。太陽と月(太陰)、天と地、昼と夜、東と西、男と女―――すべてが対立し、共存し、交じり合い、そこに調和が生まれる。
聖地には陰陽の調和を説く、〈禁苑〉という教団の本部が置かれ、世界に根を下ろしている。大陸の東は太陽を信奉し、男の皇帝を戴く帝国が支配する。そして大陸の中央を南北に流れる大河ドーレを境として、西は月を信奉し、女王を戴く女王国。聖地と東西陰陽の二大国によって、世界は均衡を保っていた。
***********
東の帝国の帝都・暁京。
長く〈混沌の闇〉に閉ざされていた世界を救うために、天界より降り立った太陽の化身・龍騎士が拓いた帝国の首府として、二千年の繁栄を誇る。度重なる改修を経て拡げられた市域はほぼ正方の巨大な城壁に囲まれ、その一辺は凡そ二万五千プル(約七、五キロメートル。一プル=約三十センチメートル)にも及ぶ、大陸最大の都市である。
都の中央に巨大な皇城が置かれ、さらにその奥に皇帝の居住する皇宮がある。三千もの宮殿が藍色に輝く甍を連ね、南側が皇帝の住まう前朝、北側が妃嬪の住まう後宮となる。
後宮との境に近い皇帝の常居宮である乾坤宮に、紺色の衣裳を着た宦官の先導で、二人の僧侶が昇殿した。時刻は、すでに夜半に近い。回廊の軒に吊るされた灯篭には灯が灯され、殿庭には篝火が焚かれる。夏に向かう六月の半ばといえ、大陸の北部、内陸に位置する暁京の夜はやや冷える。僧侶たちは麻の生成りの僧衣の上に梔子色の袈裟を巻き付け、剃り上げた青い頭に篝火の光を反射させながら、長い廊下を渡り、先導によって乾坤宮の正殿に入った。
磚敷きの正殿は冷やりとした空気に満ち、室内は魔力灯がぼんやりと灯されている。がらんと広い室内の北側、数段高くなった段上には皇帝の御座が南面する形で設けられていた。宦官の先導で二人の僧侶は位置につき、跪拝する。
「面を上げよ」
「平身」
皇帝の声を受け、脇に立つ宦官が独特の抑揚で立ち上がるように促す。僧侶二人が顔を上げ、立ち上がる。
「暁京南郊の太陽神殿の神官長チャンヤンと、聖地太陽宮の十二僧正の一人、ジュルチ僧正にございます。」
宦官が恭しく皇帝に言上し、二人は頭を下げる。
皇帝は龍騎士の子孫であり、太陽の化身として大陸の東側一帯を治める。その権威を保証するのが帝都近郊の太陽神殿であり、また聖地にある本山・太陽宮であった。聖地にはさらに各地の月神殿の本山である太陰宮と、聖山プルミンテルンの麓に陰陽宮があり、それら三つを〈禁苑三宮〉と称する。
「神官長は久しいな。冬至の祭礼以来だ。そちらは、遥か聖地より危急の使いと聞いたが」
神官長は帝都の高位貴族家の出身である。神官長は最近交代して四十代半ば、細身で神経質そうな風貌をしている。
「は。夜分に拝謁の許可をいただき、恐悦に存じます。今朝、聖地太陽宮の太陽神殿の転移門より、わが太陽神殿の転移門にこちらのジュルチ僧正が転移にて現れました。事情を聞き、急ぎ馬車を仕立てて皇宮に向かい、同時に拝謁を願い出まして、つい先ほど、皇宮に着いた次第にございます。大まかな内容については、すでに密書にてお知らせしたとおりでございます。詳細はこれにおりますジュルチ僧正より、お話いたします」
両手を額の前で拱手し、背中を折り曲げるようにして頭を下げる。
「わたくしがジュルチ僧正にございます。太陽宮十二僧正の末席を汚しておりますために、今日、こちらへ使者として罷りこしましてございます」
ジュルチは三十代後半ほどの、がっちりとした体躯の僧だ。太陽宮では僧兵の指揮も取る武闘派として名高く、またさまざまの魔力に秀で、〈阿闍梨〉の称号を持つ術者でもある。
ジュルチの挨拶に、玉座の上の皇帝は頷き、玉座の右に置かれた脇卓の上の書状を手にする。
皇帝はすでに齢七十を越え、若いころの美貌はすでに衰えて、髪も髭も白い。長身の身体はやや猫背気味で、骨ばった手にも皺や染みが浮き、年齢が現れているが、それでも身に着いた威は宮殿を震わす程である。何よりも、その周囲には金色に輝く〈王気〉が纏いつき、時折龍の形を取って立ち昇る。この〈王気〉を持つこと、それがとりもなおさず皇族の、つまり龍騎士の子孫たる龍種の証である。
〈王気〉は常人には視えない。これは特殊な能力であって、強い魔力を持つ皇帝ら、皇族自身にも視ることができないが、神殿にて修行を積んだ神官長やジュルチ僧正にはその姿がはっきりと視えていた。
まだ子供の時に聖地の太陽宮に入ったジュルチは、〈王気〉を直に視る機会はほとんどなかった。〈王気〉を持つのは東西二つの皇王家の血を引く者だけなので、当然と言えば当然である。ジュルチも実際に見るのはこれが二人目であった。
(さすがに凄まじい〈王気〉だ)
ジュルチがもっとよく視ようと目を眇めた時、皇帝は書状を開いてジュルチに問いかけた。
「〈聖婚〉を、ということだが―――。ここ二百年、〈聖婚〉は行われておらぬ。いずれも、西の女王国側の拒否によって。今、朕には皇子も孫皇子も多くいる故に、こちらから皇子を出す分には問題がないが、あちらの意向はどうなのだ」
その世界の平和は陰陽の調和によってもたらされる。調和は、世界の中心、天柱とも言われる聖地の霊峰プルミンテルンを頂点とし、聖地から離れるごとに失われていく、とされる。聖地から遠い辺境では陰陽の和が乱れ、その歪から〈混沌の闇〉が発生する。〈混沌〉から世界を守るのは、陰陽の調和である。太陽と月(太陰)、天と地、昼と夜、東と西、男と女―――すべてが対立し、共存し、交じり合い、そこに調和が生まれる。
聖地には陰陽の調和を説く、〈禁苑〉という教団の本部が置かれ、世界に根を下ろしている。大陸の東は太陽を信奉し、男の皇帝を戴く帝国が支配する。そして大陸の中央を南北に流れる大河ドーレを境として、西は月を信奉し、女王を戴く女王国。聖地と東西陰陽の二大国によって、世界は均衡を保っていた。
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東の帝国の帝都・暁京。
長く〈混沌の闇〉に閉ざされていた世界を救うために、天界より降り立った太陽の化身・龍騎士が拓いた帝国の首府として、二千年の繁栄を誇る。度重なる改修を経て拡げられた市域はほぼ正方の巨大な城壁に囲まれ、その一辺は凡そ二万五千プル(約七、五キロメートル。一プル=約三十センチメートル)にも及ぶ、大陸最大の都市である。
都の中央に巨大な皇城が置かれ、さらにその奥に皇帝の居住する皇宮がある。三千もの宮殿が藍色に輝く甍を連ね、南側が皇帝の住まう前朝、北側が妃嬪の住まう後宮となる。
後宮との境に近い皇帝の常居宮である乾坤宮に、紺色の衣裳を着た宦官の先導で、二人の僧侶が昇殿した。時刻は、すでに夜半に近い。回廊の軒に吊るされた灯篭には灯が灯され、殿庭には篝火が焚かれる。夏に向かう六月の半ばといえ、大陸の北部、内陸に位置する暁京の夜はやや冷える。僧侶たちは麻の生成りの僧衣の上に梔子色の袈裟を巻き付け、剃り上げた青い頭に篝火の光を反射させながら、長い廊下を渡り、先導によって乾坤宮の正殿に入った。
磚敷きの正殿は冷やりとした空気に満ち、室内は魔力灯がぼんやりと灯されている。がらんと広い室内の北側、数段高くなった段上には皇帝の御座が南面する形で設けられていた。宦官の先導で二人の僧侶は位置につき、跪拝する。
「面を上げよ」
「平身」
皇帝の声を受け、脇に立つ宦官が独特の抑揚で立ち上がるように促す。僧侶二人が顔を上げ、立ち上がる。
「暁京南郊の太陽神殿の神官長チャンヤンと、聖地太陽宮の十二僧正の一人、ジュルチ僧正にございます。」
宦官が恭しく皇帝に言上し、二人は頭を下げる。
皇帝は龍騎士の子孫であり、太陽の化身として大陸の東側一帯を治める。その権威を保証するのが帝都近郊の太陽神殿であり、また聖地にある本山・太陽宮であった。聖地にはさらに各地の月神殿の本山である太陰宮と、聖山プルミンテルンの麓に陰陽宮があり、それら三つを〈禁苑三宮〉と称する。
「神官長は久しいな。冬至の祭礼以来だ。そちらは、遥か聖地より危急の使いと聞いたが」
神官長は帝都の高位貴族家の出身である。神官長は最近交代して四十代半ば、細身で神経質そうな風貌をしている。
「は。夜分に拝謁の許可をいただき、恐悦に存じます。今朝、聖地太陽宮の太陽神殿の転移門より、わが太陽神殿の転移門にこちらのジュルチ僧正が転移にて現れました。事情を聞き、急ぎ馬車を仕立てて皇宮に向かい、同時に拝謁を願い出まして、つい先ほど、皇宮に着いた次第にございます。大まかな内容については、すでに密書にてお知らせしたとおりでございます。詳細はこれにおりますジュルチ僧正より、お話いたします」
両手を額の前で拱手し、背中を折り曲げるようにして頭を下げる。
「わたくしがジュルチ僧正にございます。太陽宮十二僧正の末席を汚しておりますために、今日、こちらへ使者として罷りこしましてございます」
ジュルチは三十代後半ほどの、がっちりとした体躯の僧だ。太陽宮では僧兵の指揮も取る武闘派として名高く、またさまざまの魔力に秀で、〈阿闍梨〉の称号を持つ術者でもある。
ジュルチの挨拶に、玉座の上の皇帝は頷き、玉座の右に置かれた脇卓の上の書状を手にする。
皇帝はすでに齢七十を越え、若いころの美貌はすでに衰えて、髪も髭も白い。長身の身体はやや猫背気味で、骨ばった手にも皺や染みが浮き、年齢が現れているが、それでも身に着いた威は宮殿を震わす程である。何よりも、その周囲には金色に輝く〈王気〉が纏いつき、時折龍の形を取って立ち昇る。この〈王気〉を持つこと、それがとりもなおさず皇族の、つまり龍騎士の子孫たる龍種の証である。
〈王気〉は常人には視えない。これは特殊な能力であって、強い魔力を持つ皇帝ら、皇族自身にも視ることができないが、神殿にて修行を積んだ神官長やジュルチ僧正にはその姿がはっきりと視えていた。
まだ子供の時に聖地の太陽宮に入ったジュルチは、〈王気〉を直に視る機会はほとんどなかった。〈王気〉を持つのは東西二つの皇王家の血を引く者だけなので、当然と言えば当然である。ジュルチも実際に見るのはこれが二人目であった。
(さすがに凄まじい〈王気〉だ)
ジュルチがもっとよく視ようと目を眇めた時、皇帝は書状を開いてジュルチに問いかけた。
「〈聖婚〉を、ということだが―――。ここ二百年、〈聖婚〉は行われておらぬ。いずれも、西の女王国側の拒否によって。今、朕には皇子も孫皇子も多くいる故に、こちらから皇子を出す分には問題がないが、あちらの意向はどうなのだ」
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