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9、棄てられた皇子
〈シウリン〉の生涯
ソファに起き上がったアデライードの隣に、恭親王は浅く腰かける。部屋のあちこちに灯された魔力灯の、光の中に浮かびあがるアデライードは美しく、その姿を見ているだけで、心臓が壊れるのではないかと思うほど、恭親王は胸が轟いた。
水色の更紗の長衣は肩のところを銀のピンで留め、胸元は広く開いて、華奢な肩から二の腕が剥き出しになっている。浮いた鎖骨の下には、先ほど彼がつけた口づけの痕。隣に座ると、身長差のある恭親王からは胸元を見下ろす形になり、白い真珠のような双丘の谷間と、やはり彼がつけた赤い花弁のような徴がはっきりと見えた。先ほどの馬車の中での甘い口づけを思い出し、さらにアデライードの薄物の下の肢体を想像するだけで、全身の血が逆流するほど劣情を煽られる。
一方のアデライードは男の思惑など全く頓着せず、ただ、ついさっき彼女の前に曝け出された驚愕の事実を、早く確かめたいという思いに囚われていて、男に対して信じられないほど無防備だった。
「さっきは、驚かせて悪かった。……あなたが知りたいのは、シウリンについてと、この指輪がどうして私の元にあるのか、だな?」
こくこくと先を促すように頷くアデライードに対し、恭親王は懐から小箱を出し、中を開いて見せる。翡翠に象嵌の装飾を施した、古い指輪。
「シウリンは……私の双子の兄弟だ」
「きょ……だい……?」
恭親王の発した言葉に、アデライードの翡翠色の瞳が驚愕で揺れる。
「そう……私とシウリンは、同じ母の腹から同時に生を享けた、双子だったそうだ。シウ、というのは東の古い言葉で、十五、という意味だ。リンは輩行と言って、一族の同じ世代の男子の名前には同じ言葉をつける習わしがある。私の名は、ユエリン。兄は、ロウリン、エリン……というようにね。正式な名をつけられる前は輩行に数字をつけて呼ばれる。シウリンとは、リンの十五番目、というような意味だ」
アデライードは蒼ざめた顔で、ただじっと恭親王を見つめ、話の続きを待つ。
「私たちの母は二人目の皇后で……父の皇帝は、遅くに娶った皇后のことを溺愛しているのだ。その、二度目の皇后の子に帝位を譲りたいと、かねてから思っていたらしい。だから、双子が生まれた時には、とても困惑した」
この世界、双子を忌む風習はない。だが、皇家のような家系で、さらに後継者となりうる血筋で、同じ母、同じ年の子供は、混乱の種でしかない。顔も声もそっくり同じ二人の皇子を見て、皇帝は一つの決断を下した。
――生まれた子は一人だけ。
一人は、皇后所生の皇子ユエリンと名付けられ、皇宮の贅を尽くした部屋で育てられる。
もう一人は、存在すら秘められて、密かに転移門をくぐり、聖地太陽宮の外れの僧院へ。
「聖地の太陽宮には〈純陽〉と呼ばれる僧侶たちがいる。生涯、聖地の外に出ることもなく、異性と交わらず、子を持つこともない。ただその高貴な血を天と陰陽への奉仕に捧げる。――シウリンは、その〈純陽〉となるべく、太陽宮に引き取られた。正式な名も、つけられることなく」
聖地は、存在を公にできない皇子や高位貴族の落胤たちを受け入れ、強い魔力を持つ彼らを〈純陽〉として閉じ込め、そして護る。
便宜的に呼ばれた〈リンの十五番目〉、という名前のまま、シウリンは聖地で育った。
恭親王は、ふっと黒曜石の瞳を翳らせた。
「シウリンの存在は、秘密にされた。皇后腹の皇子がもう一人存在し、太陽宮の僧院にいるなどと知られれば、シウリンは陰謀を企む者の格好の駒にされてしまう。おそらくシウリンは、自身が皇家の血を引くことも知らされず、太陽宮の僧院で育った。十二の歳には一生を陰陽に捧げるという〈生涯不犯〉の誓いを立て、十三の春に正式に僧として得度する予定だったと、聞いた」
「シウリン……、今、どこ……?」
アデライードが絞り出すように、懸命に口を動かして尋ねる。恭親王は、まるで身体のどこかが痛むような表情で、アデライードに言った。
「彼はもう、この世にはいない、……らしい」
それは先ほど恭親王が言ったのと同じ言葉。恭親王は、翡翠色の瞳を揺らして自分を見上げて来るアデライードに目を奪われる。揺れた瞳が涙で滲み、真珠のような涙が膨れ上がり、流れ落ちた。
「どう、して……?」
慟哭にも似たその問いに、恭親王はただ、首を振った。
「理由は、知らない。ただ、突然の、死だった、と。」
恭親王は言う。皇家の血を引くシウリンは金色の〈王気〉を持ち、身体も丈夫であった。自己治癒能力も持っていたであろう。
しかし、不死身ではない。
治癒魔法の効かない程の大怪我をすれば、あるいは身体が衰弱すれば魔力も枯渇し、当然のように死ぬ。
シウリンは、正式な僧になる前に、天に召された。
アデライードの頬が、滂沱と流れる涙に濡れている。それから、アデライードは恭親王が持つ、小箱に目をやった。
「どう、して――?」
どうしてあなたの元にあるのか――?
恭親王は質問の意図を汲み取り、小箱から指輪を取り出し、掌の上に乗せた。
「私もずっと、彼の存在は知らなかった。だが――彼が皇家の血を引くことに気づく者もいた。太陽宮には、〈王気〉が視える者もそれなりいるからな。彼の死後、彼の荷物の中からこの指輪が見つかったと言って、密かに皇宮に届けられた」
清貧を旨とし、私有を禁じられた見習い僧侶が持つべき品ではないために、僧院は彼の実家――皇家――の財産ではないかと考えたのだ。
恭親王はそう、説明すると、指輪を左手の薬指に嵌めた。
「だがもちろん、皇家はシウリンに何一つ持たせていない。私はこれがどこから来たのか、ずっと調べていたんだ。――これが、シウリンが生きていたことを示す、ただ一つの証だから」
シウリンに関する記録は何一つ残されていない。まるで、最初からいなかったかの如く、その存在を消されている。
「ただ、シウリンが暮らした僧院はわかる。――指輪は、そこから来たから」
太陽宮の南の端、太陰宮との境界に近い僧院。恭親王はそこに人を送り込んでいろいろと調べさせた。そして、シウリンが時々、太陰宮の外れにある貧しい尼僧院に、手伝いに通っていたことを突き止めた。
「シウリンが僧院の外に出る機会、指輪を手に入れる機会は、その時しかない。そして、十年前の初冬、シウリンはその〈星の雫〉尼僧院の帰り道に、一人の迷子の少女を拾って、尼僧院に送り届けたことがわかった。私は――その少女が、指輪の元の持ち主ではないかと考えたのだ」
アデライードがはっと瞳をあげる。
「だが、そこから先は調べられなかった。〈星の雫〉尼僧院は老婆だけの尼僧院で、私の配下の暗部もそこには潜入できない。存在を秘密にされているシウリンのことで、太陰宮に協力を求めることはできなかった」
恭親王が、黒く長い睫毛を悲し気に伏せる。
「私は聖地に行き、シウリンの過ごした場所を見たいと、ずっと願っていた。此度の〈聖婚〉で、私はソリスティアに来る機会を得て、その念願がようやく叶えられると思っていたが――この前、メイローズからアデライード姫の誘拐の話を聞いて、糸が繋がったように思ったのだ」
アデライードはただ、指輪を――指輪の嵌まった恭親王の左手を見つめている。
実際、恭親王の語ったことは半分くらい嘘ばかりであったが、恭親王は嘘をつき過ぎず、何とか辻褄の合う話を作り上げられただろうと、思っていた。この時は――。
水色の更紗の長衣は肩のところを銀のピンで留め、胸元は広く開いて、華奢な肩から二の腕が剥き出しになっている。浮いた鎖骨の下には、先ほど彼がつけた口づけの痕。隣に座ると、身長差のある恭親王からは胸元を見下ろす形になり、白い真珠のような双丘の谷間と、やはり彼がつけた赤い花弁のような徴がはっきりと見えた。先ほどの馬車の中での甘い口づけを思い出し、さらにアデライードの薄物の下の肢体を想像するだけで、全身の血が逆流するほど劣情を煽られる。
一方のアデライードは男の思惑など全く頓着せず、ただ、ついさっき彼女の前に曝け出された驚愕の事実を、早く確かめたいという思いに囚われていて、男に対して信じられないほど無防備だった。
「さっきは、驚かせて悪かった。……あなたが知りたいのは、シウリンについてと、この指輪がどうして私の元にあるのか、だな?」
こくこくと先を促すように頷くアデライードに対し、恭親王は懐から小箱を出し、中を開いて見せる。翡翠に象嵌の装飾を施した、古い指輪。
「シウリンは……私の双子の兄弟だ」
「きょ……だい……?」
恭親王の発した言葉に、アデライードの翡翠色の瞳が驚愕で揺れる。
「そう……私とシウリンは、同じ母の腹から同時に生を享けた、双子だったそうだ。シウ、というのは東の古い言葉で、十五、という意味だ。リンは輩行と言って、一族の同じ世代の男子の名前には同じ言葉をつける習わしがある。私の名は、ユエリン。兄は、ロウリン、エリン……というようにね。正式な名をつけられる前は輩行に数字をつけて呼ばれる。シウリンとは、リンの十五番目、というような意味だ」
アデライードは蒼ざめた顔で、ただじっと恭親王を見つめ、話の続きを待つ。
「私たちの母は二人目の皇后で……父の皇帝は、遅くに娶った皇后のことを溺愛しているのだ。その、二度目の皇后の子に帝位を譲りたいと、かねてから思っていたらしい。だから、双子が生まれた時には、とても困惑した」
この世界、双子を忌む風習はない。だが、皇家のような家系で、さらに後継者となりうる血筋で、同じ母、同じ年の子供は、混乱の種でしかない。顔も声もそっくり同じ二人の皇子を見て、皇帝は一つの決断を下した。
――生まれた子は一人だけ。
一人は、皇后所生の皇子ユエリンと名付けられ、皇宮の贅を尽くした部屋で育てられる。
もう一人は、存在すら秘められて、密かに転移門をくぐり、聖地太陽宮の外れの僧院へ。
「聖地の太陽宮には〈純陽〉と呼ばれる僧侶たちがいる。生涯、聖地の外に出ることもなく、異性と交わらず、子を持つこともない。ただその高貴な血を天と陰陽への奉仕に捧げる。――シウリンは、その〈純陽〉となるべく、太陽宮に引き取られた。正式な名も、つけられることなく」
聖地は、存在を公にできない皇子や高位貴族の落胤たちを受け入れ、強い魔力を持つ彼らを〈純陽〉として閉じ込め、そして護る。
便宜的に呼ばれた〈リンの十五番目〉、という名前のまま、シウリンは聖地で育った。
恭親王は、ふっと黒曜石の瞳を翳らせた。
「シウリンの存在は、秘密にされた。皇后腹の皇子がもう一人存在し、太陽宮の僧院にいるなどと知られれば、シウリンは陰謀を企む者の格好の駒にされてしまう。おそらくシウリンは、自身が皇家の血を引くことも知らされず、太陽宮の僧院で育った。十二の歳には一生を陰陽に捧げるという〈生涯不犯〉の誓いを立て、十三の春に正式に僧として得度する予定だったと、聞いた」
「シウリン……、今、どこ……?」
アデライードが絞り出すように、懸命に口を動かして尋ねる。恭親王は、まるで身体のどこかが痛むような表情で、アデライードに言った。
「彼はもう、この世にはいない、……らしい」
それは先ほど恭親王が言ったのと同じ言葉。恭親王は、翡翠色の瞳を揺らして自分を見上げて来るアデライードに目を奪われる。揺れた瞳が涙で滲み、真珠のような涙が膨れ上がり、流れ落ちた。
「どう、して……?」
慟哭にも似たその問いに、恭親王はただ、首を振った。
「理由は、知らない。ただ、突然の、死だった、と。」
恭親王は言う。皇家の血を引くシウリンは金色の〈王気〉を持ち、身体も丈夫であった。自己治癒能力も持っていたであろう。
しかし、不死身ではない。
治癒魔法の効かない程の大怪我をすれば、あるいは身体が衰弱すれば魔力も枯渇し、当然のように死ぬ。
シウリンは、正式な僧になる前に、天に召された。
アデライードの頬が、滂沱と流れる涙に濡れている。それから、アデライードは恭親王が持つ、小箱に目をやった。
「どう、して――?」
どうしてあなたの元にあるのか――?
恭親王は質問の意図を汲み取り、小箱から指輪を取り出し、掌の上に乗せた。
「私もずっと、彼の存在は知らなかった。だが――彼が皇家の血を引くことに気づく者もいた。太陽宮には、〈王気〉が視える者もそれなりいるからな。彼の死後、彼の荷物の中からこの指輪が見つかったと言って、密かに皇宮に届けられた」
清貧を旨とし、私有を禁じられた見習い僧侶が持つべき品ではないために、僧院は彼の実家――皇家――の財産ではないかと考えたのだ。
恭親王はそう、説明すると、指輪を左手の薬指に嵌めた。
「だがもちろん、皇家はシウリンに何一つ持たせていない。私はこれがどこから来たのか、ずっと調べていたんだ。――これが、シウリンが生きていたことを示す、ただ一つの証だから」
シウリンに関する記録は何一つ残されていない。まるで、最初からいなかったかの如く、その存在を消されている。
「ただ、シウリンが暮らした僧院はわかる。――指輪は、そこから来たから」
太陽宮の南の端、太陰宮との境界に近い僧院。恭親王はそこに人を送り込んでいろいろと調べさせた。そして、シウリンが時々、太陰宮の外れにある貧しい尼僧院に、手伝いに通っていたことを突き止めた。
「シウリンが僧院の外に出る機会、指輪を手に入れる機会は、その時しかない。そして、十年前の初冬、シウリンはその〈星の雫〉尼僧院の帰り道に、一人の迷子の少女を拾って、尼僧院に送り届けたことがわかった。私は――その少女が、指輪の元の持ち主ではないかと考えたのだ」
アデライードがはっと瞳をあげる。
「だが、そこから先は調べられなかった。〈星の雫〉尼僧院は老婆だけの尼僧院で、私の配下の暗部もそこには潜入できない。存在を秘密にされているシウリンのことで、太陰宮に協力を求めることはできなかった」
恭親王が、黒く長い睫毛を悲し気に伏せる。
「私は聖地に行き、シウリンの過ごした場所を見たいと、ずっと願っていた。此度の〈聖婚〉で、私はソリスティアに来る機会を得て、その念願がようやく叶えられると思っていたが――この前、メイローズからアデライード姫の誘拐の話を聞いて、糸が繋がったように思ったのだ」
アデライードはただ、指輪を――指輪の嵌まった恭親王の左手を見つめている。
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