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六竅
25、ちぐはぐ
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ユリアの侍女たちによるレイナの部屋襲撃事件は、恭親王にとって大きな衝撃だった。特に、ゾーイが言った一言が恭親王の胸を抉ったのだ。
『――そもそも、殿下の行いが巡り巡ってレイナ様への攻撃へと転じているのでございますよ。今回はまだ、レイナ様の御身に直接の危害は加えられておりませんが、このままの状態が続けば――さらに、今後レイナ様にご懐妊のようなことがございましたならば、果たして無事に済みますかどうか――』
恭親王がユリアを愛さない理由はユリア自身を好かないからで、レイナとは関係ない。にもかかわらず、ユリアの嫉妬はレイナに向かい、罪もないレイナに危害が加えられる。
以前の一件で恭親王はユリアと向き合うことが嫌になって、自邸で過ごすことを放棄してしまったのだが、要するにそれはレイナを守るという彼の義務を放棄したことに他ならなかった。レイナのことも放置すれば、ユリアの嫉妬も収まるかと思ったのに、なぜかユリアやその侍女は、頑なにレイナに攻撃を向け続ける。これを防ぐには、四六時中レイナに貼りついているしかないのだが、すでに一時期のような思い入れもレイナに持つことができず、一緒にいることが苦痛になりつつあった。
――理由は簡単だ。レイナの愛が重いのである。
愛されていないと知りながら、レイナは恭親王に真っ直ぐに愛を向けてくる。一年以上の時を共に過ごし、この女を愛することがないとわかりきっている恭親王には、その一方通行の愛が重く、また申し訳ない気さえしていた。さらに正室からのイジメさえ受けているのである。いくら何でも気の毒すぎる。
部屋が荒らされた事件の後で、恭親王はレイナに提案した。
このまま自分の側にいても、レイナにはどうにもならない理由で嫌がらせは続くだろう。極力守るつもりだったけれど、自分の側にいることで、レイナが危険にさらされるのは、本意ではない。
「今更かも知れないが、誰か、もっといい男の元に嫁いだ方がいいかもしれない。正室は無理だろうが、ゾーイやトルフィンなら、側室でも誠意をもって扱ってくれるだろうし」
だがその言葉を聞いたレイナの絶望の表情に、恭親王は自らの失言を悟るのだ。
「たとえどれほどの困難がありましても、生涯殿下お一人にお仕えするとわたくしは誓いました。お側に置いておいてさえ、下さらないのですか?」
黒い瞳に涙を湛えて言われると、恭親王はそれ以上何も言えなかった。側室として守ると誓った以上、もはや側に置き続けるしかない。
まず、自分の留守中にユリアに好き勝手させない環境を整えねばならない。
一応、現在の恭親王府の責任者は傅役のゲルであるが、ゲルは何かの折には恭親王に着いて邸を離れることになる。使用人頭ではユリアを抑えることはできない。
恭親王はゲルやゾーイと相談して、邸の奥向きを取り仕切る家宰を置くことにした。選んだのは、ゾラの母親の実家で十二貴嬪家の一つであるラバ家の庶子にあたる人物で、名をシュウという。四十過ぎまで武官をしていたが、怪我のために退役して白衣(無官)となっていたのだ。嫡流ではないが十二貴嬪家に連なる家柄で、軍隊経験もあって押し出しがいい。彼ならばユリアが暴走しても、強行手段を用いても止められるであろう。
久しぶりに昼間に在宅し、ゾーイと剣を手合わせした後で、ゾーイが主に苦言を呈した。
「ご正室様のことですが――」
「勘弁してくれ。あの女のことは考えたくもない」
「ですが、いつまでもこのままの状態で置いておくつもりですか?」
上半身裸になって、冷たい井戸水で絞った布で身体を拭きながら、恭親王は苦虫を噛み潰したような表情をした。
「私はお前を愛することは一生ないから、実家に帰った方がいいと、何度も言っているのに聞き入れないのだ」
「そんなことを言われて、はい、そうですかと実家に帰るような方でしたら、そもそも嫁いではこられますまい」
「そうなんだよね。何で間違った方向にやけに根性があるかな?」
恭親王は溜息をつく。
「その……ゲル殿のお話によれば、結局いまだ一度も東房では夜を過ごしておられないとか」
「私はゾラも驚く守備範囲の広さを誇ってはいるけど、ああいうタイプは無理だよ。香水臭くて勃たないと思う」
一時期やめていた香水も、恭親王の昼間の訪問すら絶えたことで復活してしまっていた。
「もう一度、やり直すことはできませんか?」
「やり直すも何も、一度もヤってないからね」
「ですから……!」
ゾーイは主をじっと見た。
「殿下。邸において、正室の権威は絶対です。たとえ殿下でも、それを蔑ろにすることは許されません。家庭に波風を立てず、側室たちを抑えるのは正室の役割ですが、それは夫からの信頼と愛情があってのことです。夫から欠片の愛情も、さらに家族としての信頼もなく、跡継ぎを生む責任だけを押し付ける。あまりに不公平というものです。――殿下は今、ユルゲンと同じことをしていると、わかりませんか?」
ユルゲンと同じ、と言われて恭親王の顔が引き攣る。
「……私はユリアに離婚してもいいと言っている。形だけの正妻が必要だからと、ヤスミンとの離婚に応じなかったユルゲンとは違う」
「気に入らない正室だからといって、落ち度もない正室に離婚を求める権利などございません」
「落ち度がないわけないだろう。レイナにあんなことをしておいて!」
「殿下がきちんとユリア様と向き合っておられたら、ユリア様だってあそこまでの暴走はなさらなかったのですよ。せめて今からでも、ユリア様と話し合ってください。たとえ意に染まぬ相手でも、天と陰陽の前でお迎えなさった正室です。嫌いな女だからといって、邸から逃げ回っている殿下は不誠実で、無責任です!」
ゾーイの直言に、恭親王は唇を噛んでゾーイを睨みつける。
「お前に、何がわかる! どうせ私は不誠実で無責任だ! 何と言われようと、あんな女を妻と認めるのは嫌だ!……これ以上、あの女の件で私に意見するのは許さない!」
「殿下!!」
恭親王は不愉快そうに立ち上がると、脱いだ上衣をひっつかんで、上半身裸のまま足早に自室へと引き上げる。後に残されたゾーイは、どうしようもない、という風に首を振る。
「ゾーイの兄貴、直球投げりゃいいってもんじゃないっしょ」
背後の目立たない場所で話を聞いていたゾラが、そろそろと近寄ってきて言った。
「……わかっているが……他にどうやってお諫めするのだ」
「正直、俺はこのカップルはダメだと思うね」
「ゾラ。……だからといって……」
ゾラは短く刈り上げた頭を掻きながら言う。
「殿下、変なところで潔癖なんすよね。たぶん、正室じゃなかったら、手を付けてたんでしょうけど、正室だからこそ、絶対に嫌だと思っているんじゃねぇ?」
「意味がわからんぞ」
ゾーイが精悍な眉を顰めるのを、ゾラがぼりぼりと頭を掻く。
「だーからさー。理由はわかんねぇけど、とにかく『結婚』が嫌だったんじゃねぇ? 奥さんじゃなければ、女なんていくらでも抱くけど、正室は抱いたら名実ともに『結婚』が成立しちまう。だから、傍からどれほど言われようが、正室だけは抱かない。多分、外野が何言っても、無理っすよ」
「そんな無茶な! いったいどうしてそんな……」
「俺は知らねぇけど、何か秘密があるんでしょ? 実際、デュクトさんとの件も、俺たちは知らされてなかった。殿下は、俺たちを守るためなら、その身体だって平気で差し出すくせに、ご正室様からは逃げ回る一方。正直、最近、レイナ様からも逃げてね?……なんつーかさ、ちぐはぐなんすよ」
ちぐはぐだ、というのはゾーイも感じる。最近の主はやけっぱちになって遊び回り、むしろ自堕落に堕ちて行こうとしているかのようだ。
「俺は、ひとまず仮面夫婦つーかさ、名ばかりの夫婦でいるしかないと思うっす。殿下の心がないことを知ってて嫁いできたくせに、ご正室様も殿下に対して要求しすぎるし、何より、不満をレイナ様にぶつけるのは筋が違う。それをすれば、殿下はさらに嫌悪感を募らせるだけっす。というか、こんな水と油の二人を結婚させようって皇帝陛下の考えることが、俺にはさっぱりわかんねぇっすよ」
ゾラの言葉に、ゾーイは溜息をつく。
どうにも、ならない――。
ゾーイはただ、主に幸福な家庭を築いて欲しいだけなのだが――。
『――そもそも、殿下の行いが巡り巡ってレイナ様への攻撃へと転じているのでございますよ。今回はまだ、レイナ様の御身に直接の危害は加えられておりませんが、このままの状態が続けば――さらに、今後レイナ様にご懐妊のようなことがございましたならば、果たして無事に済みますかどうか――』
恭親王がユリアを愛さない理由はユリア自身を好かないからで、レイナとは関係ない。にもかかわらず、ユリアの嫉妬はレイナに向かい、罪もないレイナに危害が加えられる。
以前の一件で恭親王はユリアと向き合うことが嫌になって、自邸で過ごすことを放棄してしまったのだが、要するにそれはレイナを守るという彼の義務を放棄したことに他ならなかった。レイナのことも放置すれば、ユリアの嫉妬も収まるかと思ったのに、なぜかユリアやその侍女は、頑なにレイナに攻撃を向け続ける。これを防ぐには、四六時中レイナに貼りついているしかないのだが、すでに一時期のような思い入れもレイナに持つことができず、一緒にいることが苦痛になりつつあった。
――理由は簡単だ。レイナの愛が重いのである。
愛されていないと知りながら、レイナは恭親王に真っ直ぐに愛を向けてくる。一年以上の時を共に過ごし、この女を愛することがないとわかりきっている恭親王には、その一方通行の愛が重く、また申し訳ない気さえしていた。さらに正室からのイジメさえ受けているのである。いくら何でも気の毒すぎる。
部屋が荒らされた事件の後で、恭親王はレイナに提案した。
このまま自分の側にいても、レイナにはどうにもならない理由で嫌がらせは続くだろう。極力守るつもりだったけれど、自分の側にいることで、レイナが危険にさらされるのは、本意ではない。
「今更かも知れないが、誰か、もっといい男の元に嫁いだ方がいいかもしれない。正室は無理だろうが、ゾーイやトルフィンなら、側室でも誠意をもって扱ってくれるだろうし」
だがその言葉を聞いたレイナの絶望の表情に、恭親王は自らの失言を悟るのだ。
「たとえどれほどの困難がありましても、生涯殿下お一人にお仕えするとわたくしは誓いました。お側に置いておいてさえ、下さらないのですか?」
黒い瞳に涙を湛えて言われると、恭親王はそれ以上何も言えなかった。側室として守ると誓った以上、もはや側に置き続けるしかない。
まず、自分の留守中にユリアに好き勝手させない環境を整えねばならない。
一応、現在の恭親王府の責任者は傅役のゲルであるが、ゲルは何かの折には恭親王に着いて邸を離れることになる。使用人頭ではユリアを抑えることはできない。
恭親王はゲルやゾーイと相談して、邸の奥向きを取り仕切る家宰を置くことにした。選んだのは、ゾラの母親の実家で十二貴嬪家の一つであるラバ家の庶子にあたる人物で、名をシュウという。四十過ぎまで武官をしていたが、怪我のために退役して白衣(無官)となっていたのだ。嫡流ではないが十二貴嬪家に連なる家柄で、軍隊経験もあって押し出しがいい。彼ならばユリアが暴走しても、強行手段を用いても止められるであろう。
久しぶりに昼間に在宅し、ゾーイと剣を手合わせした後で、ゾーイが主に苦言を呈した。
「ご正室様のことですが――」
「勘弁してくれ。あの女のことは考えたくもない」
「ですが、いつまでもこのままの状態で置いておくつもりですか?」
上半身裸になって、冷たい井戸水で絞った布で身体を拭きながら、恭親王は苦虫を噛み潰したような表情をした。
「私はお前を愛することは一生ないから、実家に帰った方がいいと、何度も言っているのに聞き入れないのだ」
「そんなことを言われて、はい、そうですかと実家に帰るような方でしたら、そもそも嫁いではこられますまい」
「そうなんだよね。何で間違った方向にやけに根性があるかな?」
恭親王は溜息をつく。
「その……ゲル殿のお話によれば、結局いまだ一度も東房では夜を過ごしておられないとか」
「私はゾラも驚く守備範囲の広さを誇ってはいるけど、ああいうタイプは無理だよ。香水臭くて勃たないと思う」
一時期やめていた香水も、恭親王の昼間の訪問すら絶えたことで復活してしまっていた。
「もう一度、やり直すことはできませんか?」
「やり直すも何も、一度もヤってないからね」
「ですから……!」
ゾーイは主をじっと見た。
「殿下。邸において、正室の権威は絶対です。たとえ殿下でも、それを蔑ろにすることは許されません。家庭に波風を立てず、側室たちを抑えるのは正室の役割ですが、それは夫からの信頼と愛情があってのことです。夫から欠片の愛情も、さらに家族としての信頼もなく、跡継ぎを生む責任だけを押し付ける。あまりに不公平というものです。――殿下は今、ユルゲンと同じことをしていると、わかりませんか?」
ユルゲンと同じ、と言われて恭親王の顔が引き攣る。
「……私はユリアに離婚してもいいと言っている。形だけの正妻が必要だからと、ヤスミンとの離婚に応じなかったユルゲンとは違う」
「気に入らない正室だからといって、落ち度もない正室に離婚を求める権利などございません」
「落ち度がないわけないだろう。レイナにあんなことをしておいて!」
「殿下がきちんとユリア様と向き合っておられたら、ユリア様だってあそこまでの暴走はなさらなかったのですよ。せめて今からでも、ユリア様と話し合ってください。たとえ意に染まぬ相手でも、天と陰陽の前でお迎えなさった正室です。嫌いな女だからといって、邸から逃げ回っている殿下は不誠実で、無責任です!」
ゾーイの直言に、恭親王は唇を噛んでゾーイを睨みつける。
「お前に、何がわかる! どうせ私は不誠実で無責任だ! 何と言われようと、あんな女を妻と認めるのは嫌だ!……これ以上、あの女の件で私に意見するのは許さない!」
「殿下!!」
恭親王は不愉快そうに立ち上がると、脱いだ上衣をひっつかんで、上半身裸のまま足早に自室へと引き上げる。後に残されたゾーイは、どうしようもない、という風に首を振る。
「ゾーイの兄貴、直球投げりゃいいってもんじゃないっしょ」
背後の目立たない場所で話を聞いていたゾラが、そろそろと近寄ってきて言った。
「……わかっているが……他にどうやってお諫めするのだ」
「正直、俺はこのカップルはダメだと思うね」
「ゾラ。……だからといって……」
ゾラは短く刈り上げた頭を掻きながら言う。
「殿下、変なところで潔癖なんすよね。たぶん、正室じゃなかったら、手を付けてたんでしょうけど、正室だからこそ、絶対に嫌だと思っているんじゃねぇ?」
「意味がわからんぞ」
ゾーイが精悍な眉を顰めるのを、ゾラがぼりぼりと頭を掻く。
「だーからさー。理由はわかんねぇけど、とにかく『結婚』が嫌だったんじゃねぇ? 奥さんじゃなければ、女なんていくらでも抱くけど、正室は抱いたら名実ともに『結婚』が成立しちまう。だから、傍からどれほど言われようが、正室だけは抱かない。多分、外野が何言っても、無理っすよ」
「そんな無茶な! いったいどうしてそんな……」
「俺は知らねぇけど、何か秘密があるんでしょ? 実際、デュクトさんとの件も、俺たちは知らされてなかった。殿下は、俺たちを守るためなら、その身体だって平気で差し出すくせに、ご正室様からは逃げ回る一方。正直、最近、レイナ様からも逃げてね?……なんつーかさ、ちぐはぐなんすよ」
ちぐはぐだ、というのはゾーイも感じる。最近の主はやけっぱちになって遊び回り、むしろ自堕落に堕ちて行こうとしているかのようだ。
「俺は、ひとまず仮面夫婦つーかさ、名ばかりの夫婦でいるしかないと思うっす。殿下の心がないことを知ってて嫁いできたくせに、ご正室様も殿下に対して要求しすぎるし、何より、不満をレイナ様にぶつけるのは筋が違う。それをすれば、殿下はさらに嫌悪感を募らせるだけっす。というか、こんな水と油の二人を結婚させようって皇帝陛下の考えることが、俺にはさっぱりわかんねぇっすよ」
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