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七竅
34、レイナの懐妊
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レイナが自身の体調の変化に気づいたのは、恭親王が南方辺境に発ってから二か月を過ぎたあたりである。
月の障りの来ていないことを侍女に指摘され、だが、レイナはそれを周囲に知られないよう、侍女にも固く口止めをした。
十月の朔日に南方辺境への巡検に出かけた恭親王は、本来ならば十一月の半ばには帝都に帰還するはずであった。それが帰路につく直前に起きた厲蠻の叛乱によって足止めされ、さらに征南大将軍として叛乱討伐の総指揮を執ることになって、恭親王はそのまま南方朱雀州のプーランタ河南岸に留まったままだ。
そのような時期に、自分の懐妊などを知らせ、殿下の心を煩わせるべきではない。
殿下が帝都に凱旋なさった暁に、自分の口から打ち明けたい。レイナは、そう考えていた。
しかし、恭親王が帝都を発って早三か月。叛乱討伐は長引いて帰還の目途は立たず、邸は主不在の正月を迎えることになった。悪阻もひどくなる一方で、これ以上隠しておくことも難しい状況である。
まだ、全く膨らんでもいない腹に思わず手を当てる。
皇后腹の皇子である恭親王と、辺境の子爵の娘であるレイナでは、魔力の差が大きく、子は生まれにくいと周囲にも言われ、自分もそうだと思っていた。もし孕んでも、母胎に比べて子の魔力が強いために、子は流れやすいとも言われる。また、無事に生まれても子の〈王気〉は強くない。力のない母から生まれた皇子が冷遇されることも、以前肅郡王に仕えていたレイナは知っている。
(それでも――わたしの胎にあの方のお子が――)
正式な側室となって以来、男は週に一度はレイナの元を訪れたし、レイナの体調さえ許せば、必ずと言っていいほど、男はレイナを抱いた。一晩に幾度も求められことも珍しくはなく、男は何のためらいもなく、レイナの中に精を吐き出した。どうせレイナの胎には出来まいと思っているからか、あるいは生まれようが、どうでもいいと思っているか、どちらかだろうとレイナは思っていた。
彼はレイナのことを愛してはいない。
彼は表面的には、とても優しい。常に気配りを忘れず、会う時はいつも穏やかに、丁寧に接してくれる。
正室のイジメからは必死に守り、風にも当たらぬように過保護なほどの気遣いを見せる。
邸のすべての者が、レイナは彼の寵姫であり、ただ一人の真実愛する女だと、思い込んでいる。それこそ、正室が嫉妬に狂うほど――。
その愛が偽りだと知っているのは、レイナと、他ならぬ恭親王その人だけだ。
まるで壊れ物のように、細やかに愛撫されて幾度も上り詰め、男の精を体内に受ける瞬間、レイナは本当に愛されているかのように錯覚してしまう。その幸福の余韻に浸るレイナの耳に、男の溜息が聞こえ、あっというまにその幸せは瓦解する。
――人は、浅ましいな。愛していない女にも欲情するし、愛されていないと知っていても快楽を極められる。お前は、虚しいと思わないか?
――わたくしは、殿下をお慕いしております故、虚しくはございません。
――そうか。私は、愛していない女が抱ける自分が汚らわしくていやだ。もうやめようかと思うのに、お前を見ると欲が動いてしまう。お前はこんな男じゃなくて、もっと誠実な男の元に行った方がいいんじゃないか?
そんなやり取りを幾度繰り返したか知れない。そのたびに、レイナの心は冷える。優しくて、これ以上はないほど残酷な男。しかし、レイナは彼の側を離れることはできなかった。
子が、できたと知れば、殿下はなんとおっしゃるだろう。
おそらく、あの黒曜石の瞳を一瞬見開いて、優しく言うに違いない。そうか、と。
でも、それだけだ。
子は大切にしてくれるだろうが、ただそれだけ。愛してはくれまい。
殿下が愛しているのは、ただ一人――
恭親王が寝台の脇の卓に必ず置く小さな小箱。常に肌身離さず持っているあの小箱にレイナが気づいたのは、いつだったか。
その中身が何かと問うことすら許されぬ雰囲気をレイナは感じていた。
あれが、殿下の〈唯一〉なのだ。
レイナは直感でそれを確信していた。
けして心の内を見せない彼の、唯一の拠り所。それ以外の者に心を傾けることは、一切すまいと誓っているのだろう。だから、レイナにも初めに言い切り、そしてことごとに言うのだ。
お前のことを愛することはない、と。
それでも、レイナの人生を守るために側室として身近に置き、守ると誓ってくれた。レイナの希望を聞き、抱いてはくれる。そこに愛はなくとも、同情とぬくもりはある。それ以上のことは求めまい。愛されたいとは望むまいと、レイナは自らを戒める。
今、彼はレイナに子を与えてくれた。
たとえ彼にとっては取るに足らぬ子であったとしても、レイナにとってはかけがえのない子だ。
レイナの愛と献身によって授かった小さな命の宿る腹を、彼女はそっと、両手で抱き込むようにした。
溺愛する息子を戦地に送り出している皇后は、息子の様子を知りたくてあらゆる手を尽くしていた。
肝心の息子は母親の愛など鬱陶しいと思っているのか、また目の前の仕事に没頭する性質であるのか、ついぞ母に手紙など寄こすことはないので、業を煮やした皇后は、息子から帝都への便りがあれば、必ず自分の元にも知らせるように強く命じていた。
愛していない正室や側室に手紙を書くほど暇でもない恭親王も、唯一の寵姫であるレイナの元には、ごくごく短いながらも、定期連絡の度に手紙を言付けていた。皇后はそれをも取り上げるようにして、息子の現状を知ろうとした。当初は恭親王からの手紙を渡すことを嫌がったレイナだが、サウラは皇后の名を出して強いて命じ、レイナから愛する人の手蹟を取り上げていく。皇后は、「元気でいるか、変わりはないか」とレイナの身を案ずる文句しかない短い手紙に不満を述べながらも、息子が壮健であることを確かめては、安堵の溜息をもらすのであった。
この日も、恭親王からレイナ宛の手紙が届いたとの知らせを受け、皇后の意を受けたサウラはレイナの部屋に向かう。煖坑の上の長椅子に座って手紙を見ていたレイナは、サウラの来訪を聞いて立ち上がる。
「ご機嫌よろしゅう」
丁寧に礼をするレイナを半ば無視するように、サウラは高慢に言った。
「お手紙が参ったと聞いております。皇后陛下は殿下のお元気な様子を確かめたいとのご希望です。その手紙をしばらく貸してくださいませ」
貸してと言って取り上げていって、手紙が返ってきたためしはないのだ。レイナは無駄とは知りながら、言う。
「殿下からの大切なお手紙でございます。陛下の用がお済みになりましたら、必ずお返しくださいませ」
どうせ手紙にはレイナの健康を案ずる内容しか書いていない。それでもサウラはそれを奪い取るようにし、一瞥する。
レイナが手紙で懐妊を報せることができない理由もこれだ。もし懐妊を伝えれば、恭親王は当然、手紙にもそれについて言及するであろう。そうなれば瞬く間に、サウラにも皇后にも、そしてユリアにも知れてしまう。今さら、手紙の閲覧を止めさせるようなこともできない。
レイナは自由のない今の境遇が、これほど苦しいと思ったことはなかった。
立ち上がった拍子に立ちくらみかし、悪阻のせいで胸がむかむかする。レイナが咄嗟に胸を押さえて唾を飲み込む。――だめだ、気持ちが悪い。
「申し訳ございません。今日は朝から気分がよくなくて――失礼いたします」
レイナは一礼して寝室に下がろうとするが、サウラは不快げに眉を寄せる。
「何ということ。同じ側室とはいえ、身分はわたくしの方が上。目上の客人がいるのを、下がろうと言うの? これだから辺境の女は――」
サウラが嫌味を言ってレイナの行動を阻もうとした時、とうとう耐えきれぬ吐き気にレイナがえづいてしまう。慌てた侍女が駆け寄り、レイナを盥の方に誘導する。その様子に、サウラはまさかという目でレイナを見つめた。
「まさか――でも、そんな――」
辺境の子爵の娘風情が、皇后腹の皇子の子を孕むはずがない。
サウラも皇后も、おそらく正室のユリアも、そしてレイナ自身もそう、考えていた。
「……まだ、確実なことはないので……」
レイナが真っ青な顔で言う。人に漏れるのを恐れて医者にも見せていなかった。
サウラの顔はみるみる蒼白になって、きゅっと唇を噛む。
子を生むために側室となって半年以上、まだ懐妊の兆候のないサウラを尻目に、あっさりと妊娠した寵姫に、サウラは嫉妬を感じないではいられなかった。
「……しかし、そうだとすれば重要なことです。すぐに医者を手配いたします」
腹の底から冷えるような声でサウラは言い切ると、踵を返して部屋を出ていった。懐妊が気取られたことで、レイナは何ともいえない、空恐ろしい気持ちになる。
(殿下――わたしを守ってくださいまし。この子を――わたしが、この子を守れるように――)
遠く南方の戦場にある恭親王に、レイナは思わず心の中で縋った。
月の障りの来ていないことを侍女に指摘され、だが、レイナはそれを周囲に知られないよう、侍女にも固く口止めをした。
十月の朔日に南方辺境への巡検に出かけた恭親王は、本来ならば十一月の半ばには帝都に帰還するはずであった。それが帰路につく直前に起きた厲蠻の叛乱によって足止めされ、さらに征南大将軍として叛乱討伐の総指揮を執ることになって、恭親王はそのまま南方朱雀州のプーランタ河南岸に留まったままだ。
そのような時期に、自分の懐妊などを知らせ、殿下の心を煩わせるべきではない。
殿下が帝都に凱旋なさった暁に、自分の口から打ち明けたい。レイナは、そう考えていた。
しかし、恭親王が帝都を発って早三か月。叛乱討伐は長引いて帰還の目途は立たず、邸は主不在の正月を迎えることになった。悪阻もひどくなる一方で、これ以上隠しておくことも難しい状況である。
まだ、全く膨らんでもいない腹に思わず手を当てる。
皇后腹の皇子である恭親王と、辺境の子爵の娘であるレイナでは、魔力の差が大きく、子は生まれにくいと周囲にも言われ、自分もそうだと思っていた。もし孕んでも、母胎に比べて子の魔力が強いために、子は流れやすいとも言われる。また、無事に生まれても子の〈王気〉は強くない。力のない母から生まれた皇子が冷遇されることも、以前肅郡王に仕えていたレイナは知っている。
(それでも――わたしの胎にあの方のお子が――)
正式な側室となって以来、男は週に一度はレイナの元を訪れたし、レイナの体調さえ許せば、必ずと言っていいほど、男はレイナを抱いた。一晩に幾度も求められことも珍しくはなく、男は何のためらいもなく、レイナの中に精を吐き出した。どうせレイナの胎には出来まいと思っているからか、あるいは生まれようが、どうでもいいと思っているか、どちらかだろうとレイナは思っていた。
彼はレイナのことを愛してはいない。
彼は表面的には、とても優しい。常に気配りを忘れず、会う時はいつも穏やかに、丁寧に接してくれる。
正室のイジメからは必死に守り、風にも当たらぬように過保護なほどの気遣いを見せる。
邸のすべての者が、レイナは彼の寵姫であり、ただ一人の真実愛する女だと、思い込んでいる。それこそ、正室が嫉妬に狂うほど――。
その愛が偽りだと知っているのは、レイナと、他ならぬ恭親王その人だけだ。
まるで壊れ物のように、細やかに愛撫されて幾度も上り詰め、男の精を体内に受ける瞬間、レイナは本当に愛されているかのように錯覚してしまう。その幸福の余韻に浸るレイナの耳に、男の溜息が聞こえ、あっというまにその幸せは瓦解する。
――人は、浅ましいな。愛していない女にも欲情するし、愛されていないと知っていても快楽を極められる。お前は、虚しいと思わないか?
――わたくしは、殿下をお慕いしております故、虚しくはございません。
――そうか。私は、愛していない女が抱ける自分が汚らわしくていやだ。もうやめようかと思うのに、お前を見ると欲が動いてしまう。お前はこんな男じゃなくて、もっと誠実な男の元に行った方がいいんじゃないか?
そんなやり取りを幾度繰り返したか知れない。そのたびに、レイナの心は冷える。優しくて、これ以上はないほど残酷な男。しかし、レイナは彼の側を離れることはできなかった。
子が、できたと知れば、殿下はなんとおっしゃるだろう。
おそらく、あの黒曜石の瞳を一瞬見開いて、優しく言うに違いない。そうか、と。
でも、それだけだ。
子は大切にしてくれるだろうが、ただそれだけ。愛してはくれまい。
殿下が愛しているのは、ただ一人――
恭親王が寝台の脇の卓に必ず置く小さな小箱。常に肌身離さず持っているあの小箱にレイナが気づいたのは、いつだったか。
その中身が何かと問うことすら許されぬ雰囲気をレイナは感じていた。
あれが、殿下の〈唯一〉なのだ。
レイナは直感でそれを確信していた。
けして心の内を見せない彼の、唯一の拠り所。それ以外の者に心を傾けることは、一切すまいと誓っているのだろう。だから、レイナにも初めに言い切り、そしてことごとに言うのだ。
お前のことを愛することはない、と。
それでも、レイナの人生を守るために側室として身近に置き、守ると誓ってくれた。レイナの希望を聞き、抱いてはくれる。そこに愛はなくとも、同情とぬくもりはある。それ以上のことは求めまい。愛されたいとは望むまいと、レイナは自らを戒める。
今、彼はレイナに子を与えてくれた。
たとえ彼にとっては取るに足らぬ子であったとしても、レイナにとってはかけがえのない子だ。
レイナの愛と献身によって授かった小さな命の宿る腹を、彼女はそっと、両手で抱き込むようにした。
溺愛する息子を戦地に送り出している皇后は、息子の様子を知りたくてあらゆる手を尽くしていた。
肝心の息子は母親の愛など鬱陶しいと思っているのか、また目の前の仕事に没頭する性質であるのか、ついぞ母に手紙など寄こすことはないので、業を煮やした皇后は、息子から帝都への便りがあれば、必ず自分の元にも知らせるように強く命じていた。
愛していない正室や側室に手紙を書くほど暇でもない恭親王も、唯一の寵姫であるレイナの元には、ごくごく短いながらも、定期連絡の度に手紙を言付けていた。皇后はそれをも取り上げるようにして、息子の現状を知ろうとした。当初は恭親王からの手紙を渡すことを嫌がったレイナだが、サウラは皇后の名を出して強いて命じ、レイナから愛する人の手蹟を取り上げていく。皇后は、「元気でいるか、変わりはないか」とレイナの身を案ずる文句しかない短い手紙に不満を述べながらも、息子が壮健であることを確かめては、安堵の溜息をもらすのであった。
この日も、恭親王からレイナ宛の手紙が届いたとの知らせを受け、皇后の意を受けたサウラはレイナの部屋に向かう。煖坑の上の長椅子に座って手紙を見ていたレイナは、サウラの来訪を聞いて立ち上がる。
「ご機嫌よろしゅう」
丁寧に礼をするレイナを半ば無視するように、サウラは高慢に言った。
「お手紙が参ったと聞いております。皇后陛下は殿下のお元気な様子を確かめたいとのご希望です。その手紙をしばらく貸してくださいませ」
貸してと言って取り上げていって、手紙が返ってきたためしはないのだ。レイナは無駄とは知りながら、言う。
「殿下からの大切なお手紙でございます。陛下の用がお済みになりましたら、必ずお返しくださいませ」
どうせ手紙にはレイナの健康を案ずる内容しか書いていない。それでもサウラはそれを奪い取るようにし、一瞥する。
レイナが手紙で懐妊を報せることができない理由もこれだ。もし懐妊を伝えれば、恭親王は当然、手紙にもそれについて言及するであろう。そうなれば瞬く間に、サウラにも皇后にも、そしてユリアにも知れてしまう。今さら、手紙の閲覧を止めさせるようなこともできない。
レイナは自由のない今の境遇が、これほど苦しいと思ったことはなかった。
立ち上がった拍子に立ちくらみかし、悪阻のせいで胸がむかむかする。レイナが咄嗟に胸を押さえて唾を飲み込む。――だめだ、気持ちが悪い。
「申し訳ございません。今日は朝から気分がよくなくて――失礼いたします」
レイナは一礼して寝室に下がろうとするが、サウラは不快げに眉を寄せる。
「何ということ。同じ側室とはいえ、身分はわたくしの方が上。目上の客人がいるのを、下がろうと言うの? これだから辺境の女は――」
サウラが嫌味を言ってレイナの行動を阻もうとした時、とうとう耐えきれぬ吐き気にレイナがえづいてしまう。慌てた侍女が駆け寄り、レイナを盥の方に誘導する。その様子に、サウラはまさかという目でレイナを見つめた。
「まさか――でも、そんな――」
辺境の子爵の娘風情が、皇后腹の皇子の子を孕むはずがない。
サウラも皇后も、おそらく正室のユリアも、そしてレイナ自身もそう、考えていた。
「……まだ、確実なことはないので……」
レイナが真っ青な顔で言う。人に漏れるのを恐れて医者にも見せていなかった。
サウラの顔はみるみる蒼白になって、きゅっと唇を噛む。
子を生むために側室となって半年以上、まだ懐妊の兆候のないサウラを尻目に、あっさりと妊娠した寵姫に、サウラは嫉妬を感じないではいられなかった。
「……しかし、そうだとすれば重要なことです。すぐに医者を手配いたします」
腹の底から冷えるような声でサウラは言い切ると、踵を返して部屋を出ていった。懐妊が気取られたことで、レイナは何ともいえない、空恐ろしい気持ちになる。
(殿下――わたしを守ってくださいまし。この子を――わたしが、この子を守れるように――)
遠く南方の戦場にある恭親王に、レイナは思わず心の中で縋った。
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