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12、銀龍のつがい
二重の姦計
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「誣告?」
突然出てきた言葉に、賢親王だけでなく、その場の全員が息を飲む。
「はい。わざわざ大きな腹を抱えてソリスティアまで来て、さらに殿下ではなく、アデライード姫との面会を要求する。不自然だと思っていたのです。総督府まで押しかけ、アデライード姫のお居間の近くで騒ぎを起こし、その後、子が流れたと言って騒ぐ。アデライード姫の部屋で出されたお茶に何か入っていたと言いがかりをつけるとか、あるいはその場で大げさに転んでみせるかして、そのために子が死んだと言い張るつもりではないかと。何もアデライード姫ご自身と対面する必要はない。サウラとしては総督府の、アデライード姫の近くまで入り込み、その周囲の者と接触さえすればよかった。あとは屋敷に帰ってから、急に具合が悪くなったと一芝居打てばいい。
今思えば、そちらのユーエルが、かつての側室レイナの弟であることも知っていました。玄武州の子爵の息子が親王殿下にお仕えしているなんて、普通わかりません。訴え出る材料の一つとして、ユーエルとレイナのことを考慮に入れていたかもしれません」
ユーエルが驚いて目を見開く。ずいぶんと侮蔑的な言葉を投げつけられたが、あれはユーエルをわざと激高させようとしたものだったのか。
サウラの目的が誣告であると考えたメイローズは、絶対にサウラを総督府の外に出せないと思ったのだ。城下の屋敷で流産したと騒がれてしまえば、証拠を押えることも難しくなる。サウラの腹に子がいるとされる状態ならば、〈王気〉が視えないことをもって、恭親王の子でないと主張することができるが、流産したと言い張られてしまえば、その子が本当に恭親王の子かどうかさえ、有耶無耶になってしまう。それでなくても、総督府に入れてもらえないサウラは妙な同情さえ集めており、もともと〈王気〉が視えなかったと後から言い張ったところで、男の見苦しい言い訳にしか聞こえないであろう。
メイローズはとにかく時間を稼ぎ、衆目のあるところで恭親王とサウラを対決させたかった。――恭親王の前でサウラの企みを明らかにするために。
メイローズの推測したサウラの姦計に、一同は言葉もない。確かに側室をわざと流産させたと訴えられるようなことになれば、〈聖婚〉の王女であるアデライードの評判は地に墜ちる。聖なる婚姻の神聖なイメージがあるが故に、悪評のダメージが大きいのだ。あるいは流産について訴えない代わりに、側室としての返り咲きを要求するつもりであったのか。
「つまり、メイローズはサウラ訪問の目的が、アデライード姫によって意図的に流産させられたように装い、姫君を誣告するためだと考えた。それゆえにサウラをあえて城下の屋敷には返さず、サロンに足止めしてユエリンの帰還を待ち、その場で〈王気〉のないことを明らかにして、サウラを糾弾すべきだと思ったのだな?」
「はい。……我々の目の届かぬところで流産騒ぎなど起こされては、それこそ収拾がつきませんし、姫君の汚名を雪ぐのは難しくなるかと考えました。せめて我々の目の届くところでの騒ぎであれば、証拠を押えることも可能です。サウラを引き留めるには、姫君のお出ましをズルズルと引き延ばすのが、最も効果的であると……今思えば、浅はかでございました。それこそ、刺客の狙いでありましたのに」
賢親王が確認するのに対し、メイローズが痛恨の表情で言う。
「姫君を出る出る詐欺で誤魔化す、という選択肢はなかったのか」
ゾーイが横から問いかけると、メイローズが頭を下げる。
「姫君は、サウラが侍女や姫君の周囲の者に罪を被せるのではないかと、それを恐れておいででした。また、姫君ご自身がご出御になれば、サウラとて理由をつけて帰ることも難しくなります。サウラを引き留めるには、姫君がご対面なさるのが最も簡単なのです。護衛もついておりますし、サウラと侍女と産婆では、姫君に危害を加えることはできまいと、甘く見ておりました。まさかあの侍女と産婆が、イフリートの〈黒影〉だとは、思ってもみなくて……このメイローズの失態でございます」
「つまり、完全に裏をかかれた、ということなのか」
賢親王の言葉に、メイローズが深く頭を下げる。
「それで、だ。サウラは来訪の目的をどう告げたのだ」
「はい。姫君が古今の名筆家の尺牘を鑑賞するのがお好きであるとフエルより聞いたので、殿下がソリスティアからサウラ宛てに送った尺牘を持参した故、一緒に鑑賞しようと……」
「あれがソリスティアから、サウラに手紙など書いていたのか?」
それを聞いたトルフィンが叫んだ。
「ありえません!殿下の個人的な手紙は俺がすべて取り次いでいました。聖地の姫君には贈り物とともに何度も手配しましたけど、帝都の、それもサウラ様になんて! 皇后陛下にすらお便りなさらないので、よろしいのですかと、意見したくらいですよ!」
「では、あれはやはり偽手紙ですか」
エンロンが言うのに、メイローズは首を振る。
「あの手蹟は殿下に間違いございません。独特の癖がございましてね。……あれはおそらく、二年前の南方討伐の折りに、帝都のご側室レイナ様宛てに送った尺牘だと思います。シャオトーズがレイナ様のお部屋を整理した際に、その手紙が紛失していることに気づいていました」
「レイナ様ぁ?……確かに、レイナ様には南方から、頻繁に手紙を書かれていましたが……」
トルフィンが素っ頓狂な声を出した。まさか他人宛ての手紙を持ち込むなんて、思いもよらない。
「はい。暖かい地方から帝都のレイナ様を気遣う手紙の、場所を特定されないものだけを選び、順番を変えてソリスティアから送られたものを装ったのだと思います」
「つまり、あの女狐は殿下が他の女に送った手紙をくすねて、それを姫君に自慢しに来たのですか?……馬鹿というか、却って惨めというか……」
メイローズの推理に、エンロンが心底呆れたという顔で言った。彼ら総督府の者が見る限り、恭親王のアデライードへの溺愛は度を越しているが、姫君の方はどこか超然としていて、一方通行であった。あの浮世離れした姫君は、恭親王が昔の女に書いた手紙を見せられても、何とも思わないだろうに。
賢親王はメイローズに話を戻すように言った。
「それから?」
「はい。お茶も出さないのはかえって不自然と思い、姫君と同じ茶壺からサウラにもお茶を注ぎ、それを供しました。突然、茶碗を取り落として、お腹が痛いと騒ぎ出し、案の定、茶に何か入れたのだろう、などと言いがかりをつけてまいりましたので、医師を呼びました。産婆が診察を拒否いたしますので、潮時かと思い、〈王気〉のないことを指摘いたしましたら――マニ僧都が何かでアルベラ王女の〈王気〉がない、という話をした時に、産婆の方が激昂して正体を現したのでございます。その女を見て、姫君が〈エイダ〉とお呼びになったのでございます」
〈エイダ〉とは十年、アデライード姫の間近にいたイフリートの〈黒影〉の間諜だ。月蝕祭の夜以降、イフリート公爵の嫡子ギュスターブとともに行方がわからなくなっていた手練れの暗部が、まさか帝都から来たサウラの側付きになっているなんて、誰も想像していなかった。
「つまり、サウラの姦計は、イフリートの〈黒影〉が姫君に近づくために組み上げた、一種の囮だったのでございます」
メイローズは悔しそうに言って、美しい唇を噛んだ。メイローズは立ち上がると、その場に両膝をつき、賢親王に向かって額づいた。
「私がイフリートの姦計に気づかず、時間稼ぎのためにアデライード姫をサウラと引き合わせたために、結果として殿下と姫君を重大なる危険に遭わせてしまいました。全て私の不徳の致すところでございます。どのようなご処分も甘んじて受ける覚悟でございます」
突然出てきた言葉に、賢親王だけでなく、その場の全員が息を飲む。
「はい。わざわざ大きな腹を抱えてソリスティアまで来て、さらに殿下ではなく、アデライード姫との面会を要求する。不自然だと思っていたのです。総督府まで押しかけ、アデライード姫のお居間の近くで騒ぎを起こし、その後、子が流れたと言って騒ぐ。アデライード姫の部屋で出されたお茶に何か入っていたと言いがかりをつけるとか、あるいはその場で大げさに転んでみせるかして、そのために子が死んだと言い張るつもりではないかと。何もアデライード姫ご自身と対面する必要はない。サウラとしては総督府の、アデライード姫の近くまで入り込み、その周囲の者と接触さえすればよかった。あとは屋敷に帰ってから、急に具合が悪くなったと一芝居打てばいい。
今思えば、そちらのユーエルが、かつての側室レイナの弟であることも知っていました。玄武州の子爵の息子が親王殿下にお仕えしているなんて、普通わかりません。訴え出る材料の一つとして、ユーエルとレイナのことを考慮に入れていたかもしれません」
ユーエルが驚いて目を見開く。ずいぶんと侮蔑的な言葉を投げつけられたが、あれはユーエルをわざと激高させようとしたものだったのか。
サウラの目的が誣告であると考えたメイローズは、絶対にサウラを総督府の外に出せないと思ったのだ。城下の屋敷で流産したと騒がれてしまえば、証拠を押えることも難しくなる。サウラの腹に子がいるとされる状態ならば、〈王気〉が視えないことをもって、恭親王の子でないと主張することができるが、流産したと言い張られてしまえば、その子が本当に恭親王の子かどうかさえ、有耶無耶になってしまう。それでなくても、総督府に入れてもらえないサウラは妙な同情さえ集めており、もともと〈王気〉が視えなかったと後から言い張ったところで、男の見苦しい言い訳にしか聞こえないであろう。
メイローズはとにかく時間を稼ぎ、衆目のあるところで恭親王とサウラを対決させたかった。――恭親王の前でサウラの企みを明らかにするために。
メイローズの推測したサウラの姦計に、一同は言葉もない。確かに側室をわざと流産させたと訴えられるようなことになれば、〈聖婚〉の王女であるアデライードの評判は地に墜ちる。聖なる婚姻の神聖なイメージがあるが故に、悪評のダメージが大きいのだ。あるいは流産について訴えない代わりに、側室としての返り咲きを要求するつもりであったのか。
「つまり、メイローズはサウラ訪問の目的が、アデライード姫によって意図的に流産させられたように装い、姫君を誣告するためだと考えた。それゆえにサウラをあえて城下の屋敷には返さず、サロンに足止めしてユエリンの帰還を待ち、その場で〈王気〉のないことを明らかにして、サウラを糾弾すべきだと思ったのだな?」
「はい。……我々の目の届かぬところで流産騒ぎなど起こされては、それこそ収拾がつきませんし、姫君の汚名を雪ぐのは難しくなるかと考えました。せめて我々の目の届くところでの騒ぎであれば、証拠を押えることも可能です。サウラを引き留めるには、姫君のお出ましをズルズルと引き延ばすのが、最も効果的であると……今思えば、浅はかでございました。それこそ、刺客の狙いでありましたのに」
賢親王が確認するのに対し、メイローズが痛恨の表情で言う。
「姫君を出る出る詐欺で誤魔化す、という選択肢はなかったのか」
ゾーイが横から問いかけると、メイローズが頭を下げる。
「姫君は、サウラが侍女や姫君の周囲の者に罪を被せるのではないかと、それを恐れておいででした。また、姫君ご自身がご出御になれば、サウラとて理由をつけて帰ることも難しくなります。サウラを引き留めるには、姫君がご対面なさるのが最も簡単なのです。護衛もついておりますし、サウラと侍女と産婆では、姫君に危害を加えることはできまいと、甘く見ておりました。まさかあの侍女と産婆が、イフリートの〈黒影〉だとは、思ってもみなくて……このメイローズの失態でございます」
「つまり、完全に裏をかかれた、ということなのか」
賢親王の言葉に、メイローズが深く頭を下げる。
「それで、だ。サウラは来訪の目的をどう告げたのだ」
「はい。姫君が古今の名筆家の尺牘を鑑賞するのがお好きであるとフエルより聞いたので、殿下がソリスティアからサウラ宛てに送った尺牘を持参した故、一緒に鑑賞しようと……」
「あれがソリスティアから、サウラに手紙など書いていたのか?」
それを聞いたトルフィンが叫んだ。
「ありえません!殿下の個人的な手紙は俺がすべて取り次いでいました。聖地の姫君には贈り物とともに何度も手配しましたけど、帝都の、それもサウラ様になんて! 皇后陛下にすらお便りなさらないので、よろしいのですかと、意見したくらいですよ!」
「では、あれはやはり偽手紙ですか」
エンロンが言うのに、メイローズは首を振る。
「あの手蹟は殿下に間違いございません。独特の癖がございましてね。……あれはおそらく、二年前の南方討伐の折りに、帝都のご側室レイナ様宛てに送った尺牘だと思います。シャオトーズがレイナ様のお部屋を整理した際に、その手紙が紛失していることに気づいていました」
「レイナ様ぁ?……確かに、レイナ様には南方から、頻繁に手紙を書かれていましたが……」
トルフィンが素っ頓狂な声を出した。まさか他人宛ての手紙を持ち込むなんて、思いもよらない。
「はい。暖かい地方から帝都のレイナ様を気遣う手紙の、場所を特定されないものだけを選び、順番を変えてソリスティアから送られたものを装ったのだと思います」
「つまり、あの女狐は殿下が他の女に送った手紙をくすねて、それを姫君に自慢しに来たのですか?……馬鹿というか、却って惨めというか……」
メイローズの推理に、エンロンが心底呆れたという顔で言った。彼ら総督府の者が見る限り、恭親王のアデライードへの溺愛は度を越しているが、姫君の方はどこか超然としていて、一方通行であった。あの浮世離れした姫君は、恭親王が昔の女に書いた手紙を見せられても、何とも思わないだろうに。
賢親王はメイローズに話を戻すように言った。
「それから?」
「はい。お茶も出さないのはかえって不自然と思い、姫君と同じ茶壺からサウラにもお茶を注ぎ、それを供しました。突然、茶碗を取り落として、お腹が痛いと騒ぎ出し、案の定、茶に何か入れたのだろう、などと言いがかりをつけてまいりましたので、医師を呼びました。産婆が診察を拒否いたしますので、潮時かと思い、〈王気〉のないことを指摘いたしましたら――マニ僧都が何かでアルベラ王女の〈王気〉がない、という話をした時に、産婆の方が激昂して正体を現したのでございます。その女を見て、姫君が〈エイダ〉とお呼びになったのでございます」
〈エイダ〉とは十年、アデライード姫の間近にいたイフリートの〈黒影〉の間諜だ。月蝕祭の夜以降、イフリート公爵の嫡子ギュスターブとともに行方がわからなくなっていた手練れの暗部が、まさか帝都から来たサウラの側付きになっているなんて、誰も想像していなかった。
「つまり、サウラの姦計は、イフリートの〈黒影〉が姫君に近づくために組み上げた、一種の囮だったのでございます」
メイローズは悔しそうに言って、美しい唇を噛んだ。メイローズは立ち上がると、その場に両膝をつき、賢親王に向かって額づいた。
「私がイフリートの姦計に気づかず、時間稼ぎのためにアデライード姫をサウラと引き合わせたために、結果として殿下と姫君を重大なる危険に遭わせてしまいました。全て私の不徳の致すところでございます。どのようなご処分も甘んじて受ける覚悟でございます」
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