ちっちゃくて可愛いものがお好きですか。そうですかそうですか。もう十分わかったので放してもらっていいですか。

 ブラック企業を飛び出すように退職した日菜(ヒナ)は、家で一人祝杯を上げていた――はずなのに。
 不意に落ちたペンダントトップへと手を伸ばし、気がつけばまったく見知らぬ場所にいた。

 周囲を取り巻く巨大なぬいぐるみたち。
 巨大化したペンダントトップ。

 あれ?
 もしかして私、ちっちゃくなっちゃった――!?


 ……なーんてね。夢でしょ、夢!
 と思って過ごしていたものの、一向に目が覚める気配はなく。

 空腹感も尿意もある異様にリアルな夢のなか、鬼のような形相の家主から隠れてドールハウスで暮らしてみたり、仮眠中の家主にこっそりと触れてみたり。

 姿を見られたが最後、可愛いもの好きの家主からの溺愛が止まりません……!?



■一話 800~1000文字ほど
■濡れ場は後半、※マーク付き
■ご感想いただけるととっても嬉しいです( *´艸`)
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