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3.誤りのスキル
ほんの些細なきっかけで
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フィーナの話……今すぐスキルを書き換える為に転移空間へ戻る……と言う申し出は、ハッキリ言って滅茶苦茶であり俺にとっては迷惑この上ないものだった。
そこへと行く為に俺は、もう一度死ななければならないんだからな。
簡単に「死ぬ」なんて言ってくれるけど、「死ぬ」ためには死ぬほど苦しまなくちゃあいけないんだ。
何が悲しゅうて、そんな究極のマゾ行為を進んで行わにゃならんのだ。
ただまぁ、やっぱりこんなスキルは持ってるだけで厄介ごとが舞い込み巻き込まれそうだ。
そこまで考えて、俺の脳裏にもう一つ気になる事が思い出された。
……あれ? それで、あの少女はどうなったんだ?
テストとは言え、少女の宿命を覗き見ちまった。
しかもその未来は、「死」に繋がるものだったんだ。
一度思い出してしまうと、気にならない訳がない。
「あ―――っ! もうっ!」
俺が口にした悪態は、此処には居ないフィーナに向けてだ。
俺はすぐに、周囲に視線を巡らせて、あの少女を探した。そして……。
……っ! いたっ!
見つけた。
人混みの向うに、辛うじてさっきの少女を見つける事が出来たんだ。
俺は思わず、その娘に向かって歩を進めていた。
しかしそこへ来て、根本的な問題にぶち当たる事になる。
……それで……俺に何が出来るって言うんだ……?
早足で少女に近づきながら、俺はその疑問に答えを見出せないでいた。
彼女の未来は「死」だ。それは間違いない。
でも、何時、何処で、どんな死に方をするのかまでは分からない。
まさか彼女に付き纏って、「その時」が訪れるまで監視する訳にもいかないよな―――……。
……考えろ。そして思い出せ……。
こういう時、経験上で有効なのは、兎に角思考を止めない事だ。
一見、打つ手がない……どうしようもなくなった様に見えて、実は何か打開策や方法、その思考に至るまでの切っ掛けなどがどこかに隠れている事がある。
考える事を止めなければそれを見つける事が出来るし、どんな小さなことでも現状を打開するかもしれないんだ。
考える……。
俺が15年かけて得た経験で、これが最も費用も掛からず、尚且つ最も重要で最も……優れた「武器」となるんだ。
ファタリテートで見た映像では、殆どの風景は真っ白だった。
それだけじゃあ、何処でってのは分からない。
……ん? じゃあ何で俺は、一目見て倒れていたのが「あの少女」だって分かったんだ?
未来が見えるって事は、必ずしも俺の知っている姿のままって訳じゃない筈だ。
それでも俺は、倒れている少女が「俺の見た少女」だと確信していたんだ。
それは、倒れていた少女の着ていた物が、さっき見かけた服装そのままだったからだ!
って事は、彼女はそう遠くない先に死ぬ事となる!
それじゃあ、それは何処で……?
彼女の流していた血が溜まっていたのは……石畳……だったか?
記憶の中に在る映像では、うつ伏せに倒れる彼女の頭からまるで湧き出る様に血が流れていた。
そしてそれは、石畳の様な目に沿ってどんどんと広がっていた。
俺はハッとして、足元を見た。
あの石畳の目は……今歩いている通りに敷き詰められていたのと同じものじゃないのか!?
と言う事は、彼女はこの通りで遠くない未来に死ぬ事となる!
それが何時かは分からないが、兎に角、今すぐに行動を起こさないと取り返しのつかない事になる気がする!
俺はさらに足を早めて少女の後ろへ付き、彼女の肩に手を置いた。
「あの―――……」
通りの交差点に差し掛かる直前で、俺は彼女を呼び止める事に成功した。
「……はい?」
不意に呼び止められて一瞬肩を震わせた少女だったが、振り返った時には優しい笑顔を浮かべて答えてくれていた。
遠目で見てもそうだったけど、近くで見ると彼女の可愛らしさが良く分かった。
「……あの―――。……何か御用ですか?」
声を掛けたまま一向に用件を言わない俺に、彼女は少なからず不信感を抱いた声でそう尋ねてきた。
し……しまった―――っ! 声を掛けたは良いけど、何を話すかなんて考えてなかった―――っ!
彼女を救わないとって考えだけに囚われて、どうやってって言う考えには及ばなかった。
「あ……あの……。もし……もし良かったら……少し俺と話しませんか?」
そして、咄嗟に出たのはこのセリフだった。
目の前で少女の表情が、みるみる不審者を見るものへと変わって行く!
そりゃあさっきのセリフだけ見れば、どう考えたって只のナンパ野郎だもんな―――……。
かと言って、馬鹿正直に「あなたは死にます」なんて言える訳もない!
「すみませんが私、急いでおりますので」
少し棘の混じった声で、彼女はそう俺に告げるとすぐに踵を返そうとした。
「ちょ……ちょっと待ってっ!」
背を向けかけていた彼女を、俺はさっきよりも大きな声で引き留めたんだ。
「何ですか!? 大声を出しますよ!?」
ここに至って、彼女の警戒心は最大に引き上げられていた。
そりゃあ今の俺って、どう考えても不審人物……。
普通に警戒していいレベルの行動をとってるんだからなぁ……。
「いや……その……」
そして、必死で言葉を探す俺の頭に浮かぶのは、どうにも相手を警戒させるものばかりだったんだ。
まったく、その気はないのに目の前の少女にはナンパしていると思われるし、この場の空気を変える良いアイデアも浮かばない。
こりゃあ、ダメかな?
……と思ったその時だった!
すぐ近くで、突如沸き起こる破砕音!
周囲を埋め尽くす悲鳴、怒号!
そして俺の視界、右方向から左方向へと……!
転倒した巨大な荷馬車が、石畳を滑る様にして横切って行った!
一目見て、車輪が外れている事が分かった! 間違いなく脱輪による……事故だ!
その光景に目を奪われた俺は勿論、その音に再度振り返った少女も、声を上げる事さえ出来ず僅かな間その情景を見入っていた。
「人が倒れてるぞ―――っ!」
「怪我をしているっ! 診療所に運ばないとっ! 誰か、馬車を用意しろ―――っ!」
逸早くその事故に対応した人々の声で漸く再始動を果たす事の出来た俺達は、駆け足でひしゃげた荷馬車の元へと向かった。
「……あの人はまさかっ!? 大変っ!」
大破している荷馬車のすぐ傍らには小さな人垣ができ、その中央では御者の恰好をした初老の男性が頭から血を流して倒れており、周囲の人が何とか応急処置をしようとしている。
そしてその光景を見た少女が、慌てた様にその人垣へと駆け寄って行った。
恐らくは、顔見知りなのだろう。
もしかすれば、同じ主人の元で働いているのかもしれない。
俺はどうしようかと思案したが、遠目で見た怪我人の状態を窺って彼女の後に続く事を止めた。
ハッキリとした状態は分からないが、怪我をした男には意識がある様で深刻な状態では無いと思ったからだ。
この辺は、長年の経験から得る事の出来た的確な判断だな。
倒れている初老の男性に先程まで話していた少女が駆け寄り、率先して介抱をしている。
その光景を見て、俺は問題ないと判断し改めて周囲を見た。
人通りの少なくない大通りで起こった事故だったが、御車の男以外に怪我人はいない様だった。
これは奇跡と言って良いレベルだ。
そして俺は、その時ある事に気付いてハッとなった。
ひょっとして……あの少女は、この事故に巻き込まれる筈だったんじゃないのか?
タイミングとしては間違いない。
もし俺が彼女を呼び止めなければ、倒れた馬車が石畳を滑りながら通過した時間と、彼女があの交差点に差し掛かるタイミングはだいたい一致する。
―――……ファタリテート。
俺は再びスキルを発動した。
それと同時に周囲がモノクロと変わり、全ての動きが止まった世界となる。
そんな中で俺の目には、鮮やかに色を残す少女の後姿が確認出来ていた。
必死で怪我人の介抱を行っている少女の後姿が、まるで俺の意識だけが近づいて行く様に大きくなる。
―――表層障壁「Clear」。
―――深層障壁「Clear」。
―――心理的プロテクト「Without」。
―――開錠……確認。
彼女の頭上にはさっきも見た文字が浮かび上がり、確認の文字だけが緑色に明滅している。
俺は迷わず、その明滅に意識を集中した。
何か装置を作動させる様な音がし、白い風景が俺の周囲を覆った。
そして俺の目の前には、見た事のない白髪の老女が微笑んで立っていたんだ。
……いや……この老婆は……あの少女だ。
随分と見た目が変わってしまっているが、どこか面影が残っている。
その老婆の表情が穏やかだったのを見て、俺は確信した。
……あの少女の未来を……変える事が出来たのか。
俺があそこで少女に声を掛け、それによって少女が巻き込まれていたであろう事故から救う事が出来たんだ。
俺は間違いなく、未来を変えて少女を救ったと理解した。
スキルを解いた途端に俺の視界には世の中の色が戻り、耳からは人々の喧騒が飛び込んでくる。
未だ事故の余韻は周囲を包み、人混みは増える一方だった。
なんだ……。
人に宿った運命を変える切っ掛けなんて……僅かなものなのか。
そんな事を考えながら、俺はその人混みに逆らうように少女からゆっくりと離れて行った。
そこへと行く為に俺は、もう一度死ななければならないんだからな。
簡単に「死ぬ」なんて言ってくれるけど、「死ぬ」ためには死ぬほど苦しまなくちゃあいけないんだ。
何が悲しゅうて、そんな究極のマゾ行為を進んで行わにゃならんのだ。
ただまぁ、やっぱりこんなスキルは持ってるだけで厄介ごとが舞い込み巻き込まれそうだ。
そこまで考えて、俺の脳裏にもう一つ気になる事が思い出された。
……あれ? それで、あの少女はどうなったんだ?
テストとは言え、少女の宿命を覗き見ちまった。
しかもその未来は、「死」に繋がるものだったんだ。
一度思い出してしまうと、気にならない訳がない。
「あ―――っ! もうっ!」
俺が口にした悪態は、此処には居ないフィーナに向けてだ。
俺はすぐに、周囲に視線を巡らせて、あの少女を探した。そして……。
……っ! いたっ!
見つけた。
人混みの向うに、辛うじてさっきの少女を見つける事が出来たんだ。
俺は思わず、その娘に向かって歩を進めていた。
しかしそこへ来て、根本的な問題にぶち当たる事になる。
……それで……俺に何が出来るって言うんだ……?
早足で少女に近づきながら、俺はその疑問に答えを見出せないでいた。
彼女の未来は「死」だ。それは間違いない。
でも、何時、何処で、どんな死に方をするのかまでは分からない。
まさか彼女に付き纏って、「その時」が訪れるまで監視する訳にもいかないよな―――……。
……考えろ。そして思い出せ……。
こういう時、経験上で有効なのは、兎に角思考を止めない事だ。
一見、打つ手がない……どうしようもなくなった様に見えて、実は何か打開策や方法、その思考に至るまでの切っ掛けなどがどこかに隠れている事がある。
考える事を止めなければそれを見つける事が出来るし、どんな小さなことでも現状を打開するかもしれないんだ。
考える……。
俺が15年かけて得た経験で、これが最も費用も掛からず、尚且つ最も重要で最も……優れた「武器」となるんだ。
ファタリテートで見た映像では、殆どの風景は真っ白だった。
それだけじゃあ、何処でってのは分からない。
……ん? じゃあ何で俺は、一目見て倒れていたのが「あの少女」だって分かったんだ?
未来が見えるって事は、必ずしも俺の知っている姿のままって訳じゃない筈だ。
それでも俺は、倒れている少女が「俺の見た少女」だと確信していたんだ。
それは、倒れていた少女の着ていた物が、さっき見かけた服装そのままだったからだ!
って事は、彼女はそう遠くない先に死ぬ事となる!
それじゃあ、それは何処で……?
彼女の流していた血が溜まっていたのは……石畳……だったか?
記憶の中に在る映像では、うつ伏せに倒れる彼女の頭からまるで湧き出る様に血が流れていた。
そしてそれは、石畳の様な目に沿ってどんどんと広がっていた。
俺はハッとして、足元を見た。
あの石畳の目は……今歩いている通りに敷き詰められていたのと同じものじゃないのか!?
と言う事は、彼女はこの通りで遠くない未来に死ぬ事となる!
それが何時かは分からないが、兎に角、今すぐに行動を起こさないと取り返しのつかない事になる気がする!
俺はさらに足を早めて少女の後ろへ付き、彼女の肩に手を置いた。
「あの―――……」
通りの交差点に差し掛かる直前で、俺は彼女を呼び止める事に成功した。
「……はい?」
不意に呼び止められて一瞬肩を震わせた少女だったが、振り返った時には優しい笑顔を浮かべて答えてくれていた。
遠目で見てもそうだったけど、近くで見ると彼女の可愛らしさが良く分かった。
「……あの―――。……何か御用ですか?」
声を掛けたまま一向に用件を言わない俺に、彼女は少なからず不信感を抱いた声でそう尋ねてきた。
し……しまった―――っ! 声を掛けたは良いけど、何を話すかなんて考えてなかった―――っ!
彼女を救わないとって考えだけに囚われて、どうやってって言う考えには及ばなかった。
「あ……あの……。もし……もし良かったら……少し俺と話しませんか?」
そして、咄嗟に出たのはこのセリフだった。
目の前で少女の表情が、みるみる不審者を見るものへと変わって行く!
そりゃあさっきのセリフだけ見れば、どう考えたって只のナンパ野郎だもんな―――……。
かと言って、馬鹿正直に「あなたは死にます」なんて言える訳もない!
「すみませんが私、急いでおりますので」
少し棘の混じった声で、彼女はそう俺に告げるとすぐに踵を返そうとした。
「ちょ……ちょっと待ってっ!」
背を向けかけていた彼女を、俺はさっきよりも大きな声で引き留めたんだ。
「何ですか!? 大声を出しますよ!?」
ここに至って、彼女の警戒心は最大に引き上げられていた。
そりゃあ今の俺って、どう考えても不審人物……。
普通に警戒していいレベルの行動をとってるんだからなぁ……。
「いや……その……」
そして、必死で言葉を探す俺の頭に浮かぶのは、どうにも相手を警戒させるものばかりだったんだ。
まったく、その気はないのに目の前の少女にはナンパしていると思われるし、この場の空気を変える良いアイデアも浮かばない。
こりゃあ、ダメかな?
……と思ったその時だった!
すぐ近くで、突如沸き起こる破砕音!
周囲を埋め尽くす悲鳴、怒号!
そして俺の視界、右方向から左方向へと……!
転倒した巨大な荷馬車が、石畳を滑る様にして横切って行った!
一目見て、車輪が外れている事が分かった! 間違いなく脱輪による……事故だ!
その光景に目を奪われた俺は勿論、その音に再度振り返った少女も、声を上げる事さえ出来ず僅かな間その情景を見入っていた。
「人が倒れてるぞ―――っ!」
「怪我をしているっ! 診療所に運ばないとっ! 誰か、馬車を用意しろ―――っ!」
逸早くその事故に対応した人々の声で漸く再始動を果たす事の出来た俺達は、駆け足でひしゃげた荷馬車の元へと向かった。
「……あの人はまさかっ!? 大変っ!」
大破している荷馬車のすぐ傍らには小さな人垣ができ、その中央では御者の恰好をした初老の男性が頭から血を流して倒れており、周囲の人が何とか応急処置をしようとしている。
そしてその光景を見た少女が、慌てた様にその人垣へと駆け寄って行った。
恐らくは、顔見知りなのだろう。
もしかすれば、同じ主人の元で働いているのかもしれない。
俺はどうしようかと思案したが、遠目で見た怪我人の状態を窺って彼女の後に続く事を止めた。
ハッキリとした状態は分からないが、怪我をした男には意識がある様で深刻な状態では無いと思ったからだ。
この辺は、長年の経験から得る事の出来た的確な判断だな。
倒れている初老の男性に先程まで話していた少女が駆け寄り、率先して介抱をしている。
その光景を見て、俺は問題ないと判断し改めて周囲を見た。
人通りの少なくない大通りで起こった事故だったが、御車の男以外に怪我人はいない様だった。
これは奇跡と言って良いレベルだ。
そして俺は、その時ある事に気付いてハッとなった。
ひょっとして……あの少女は、この事故に巻き込まれる筈だったんじゃないのか?
タイミングとしては間違いない。
もし俺が彼女を呼び止めなければ、倒れた馬車が石畳を滑りながら通過した時間と、彼女があの交差点に差し掛かるタイミングはだいたい一致する。
―――……ファタリテート。
俺は再びスキルを発動した。
それと同時に周囲がモノクロと変わり、全ての動きが止まった世界となる。
そんな中で俺の目には、鮮やかに色を残す少女の後姿が確認出来ていた。
必死で怪我人の介抱を行っている少女の後姿が、まるで俺の意識だけが近づいて行く様に大きくなる。
―――表層障壁「Clear」。
―――深層障壁「Clear」。
―――心理的プロテクト「Without」。
―――開錠……確認。
彼女の頭上にはさっきも見た文字が浮かび上がり、確認の文字だけが緑色に明滅している。
俺は迷わず、その明滅に意識を集中した。
何か装置を作動させる様な音がし、白い風景が俺の周囲を覆った。
そして俺の目の前には、見た事のない白髪の老女が微笑んで立っていたんだ。
……いや……この老婆は……あの少女だ。
随分と見た目が変わってしまっているが、どこか面影が残っている。
その老婆の表情が穏やかだったのを見て、俺は確信した。
……あの少女の未来を……変える事が出来たのか。
俺があそこで少女に声を掛け、それによって少女が巻き込まれていたであろう事故から救う事が出来たんだ。
俺は間違いなく、未来を変えて少女を救ったと理解した。
スキルを解いた途端に俺の視界には世の中の色が戻り、耳からは人々の喧騒が飛び込んでくる。
未だ事故の余韻は周囲を包み、人混みは増える一方だった。
なんだ……。
人に宿った運命を変える切っ掛けなんて……僅かなものなのか。
そんな事を考えながら、俺はその人混みに逆らうように少女からゆっくりと離れて行った。
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