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第一話
6.気付かなければ怖くはない
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昼をとっくに過ぎて、もう夕方に近い時刻。
高かった気温も日が傾くにつれて下がり、過ごしやすい温度になって然るべきだというのに、家の中は外よりも温度が高い。それも中途半端に暖かい上に、ながらく換気をしていないらしく、生温く気持ちの悪い空気がその場に充満していた。
それだけならまだしも、彰にはこの家に充満している空気が妙にねっとりとしていて、まるで体にへばり付いてくるかのように感じられた。
込み上げる不快感に顔を顰める。この場から一刻も早く立ち去りたい。そんな気持ちも湧き上がってきた。
(いや、駄目だ)
あやうく後ろ向きな気持ちに支配されそうになったが、ここで逃げ帰る訳にはいかない。それでは何のためにここに来たのか分からなくなってしまう。
「大丈夫? きついなら外で待っててもいいんだよ?」
既に上がって廊下で待っていたらしい二宮が、気遣わしげに訊いてきた。二宮はこの不快な空気にも全く応えていないようで、けろりとしている。
何とも感じていないのか、それとも慣れていて平気なのか。どちらにしろ今の彰にとっては非常に頼もしい存在だった。
「これぐらい平気だって」
自分を鼓舞する意味を含めて、無理矢理に笑って見せる。強がりでも気を強くもつと、さっきよりは気分が楽になった気がした。
靴を脱いで廊下をしっかりと踏みしめる。硬いフローリングの床の感触を確かめつつ二宮の隣に並んだ。
何度か遊びに来たことがあるので、篠原家の間取りはおおよそ頭の中に入っている。
玄関から見て左手側には六畳の和室があり、突き当たりには風呂場と洗面室、突き当たりを右に曲がると奥にダイニングキッチン、右手側にリビング、階段とトイレはキッチンの手前、という造りになっている。
一階の構造をひとつひとつ思い出している間に、二宮は障子を開けて和室を覗いていた
他人の家を無許可で行動することになんの迷いも見受けられない。非常事態らしいと分かっていても、勝手に他人の家を歩き回ることに抵抗を感じる彰とは大違いである。
(普通に考えたら不法侵入だし。ってかその前にドアぶっ壊してるしな)
別の意味で怖くなってきた。元々重かった気分が更に沈んでくる。
和室になにも異常がないことを確認したらしい二宮は、リビングへと探索の手を伸ばした。彰は余計な詮索はせず、黙ってそれについていく。
綺麗に掃除され、柔らかな色彩の家具でコーディネートされたリビングには相変わらず人気がなかった。部屋の様子からは生活の跡が感じられるのに、まるで家そのものが呼吸が止めてしまったかのように空っぽだ。
どうしてだろうと考えて、ふと気付いた。
音がないのだ。自分達が鳴らす音以外の。
(そうか、何か変だと思ったら。静か過ぎるんだ、この家。誰もいないみたいにしんとしてる)
今まで漠然と感じていた違和感の正体がようやく分かった。それと同時にはっきりと実感する。この家はやはりどこかがおかしい、普通ではない、と。
よく知っている筈のこの場所が、まったく別のものに変わってしまったような気さえしてきた。
そんな筈はないと自分の頭に浮かんできた考えを打ち消し、それを確かめる為にキッチンのドアを開ける。
そうして視界に飛び込んできた光景に、彰は目を瞠った。
流し台の前に菜央の母親がうつ伏せで倒れている。
「……はっ?」
間が抜けた声が漏れた。あまりにも予想外で、一瞬思考がフリーズする。状況に理解が追いつくと、今度は焦燥と戸惑いが押し寄せてきた。
慌てて菜央の母親に駆け寄り、仰向かせて様子を調べる。息が荒く、顔も青褪めてはいるが、どうやら外傷は無さそうだ。苦しそうにぎゅっと目を瞑っている。
「だっ、大丈夫ですか、おばさん!?」
呼びかけても反応が返ってこない。返事ができないのではなく、意識を失っているのだ。
そこへ彰の声を聞いた二宮が駆けつけてきた。
「二宮! おばさんが!」
二宮は膝をついて菜央の母親の容態を診る。彰は不安げな面持ちでそれを見守った。
「……やっぱりか」
苦い顔で呟いて、それからこちらを向いて言う。
「この人をソファに寝かせる。池永、リビングまで運ぶの手伝ってくれない?」
「え、う、動かして大丈夫なのか?」
病人を無闇に動かしてはいけないとどこかで聞いた気がする。もしも素人の間違った判断のせいで症状が悪化したら。そう思うと確認せずにはいられなかった。
「大丈夫。むしろこのまま放っておく方が危ないよ。とにかく僕一人じゃこの人は運べない。手伝って」
「わ、分かった」
近くに担架の代わりになりそうな物はなかったので、二人で直接彼女を抱え、リビングまで運ぶことにした。意識がない人間は思いのほか運びづらい。ぐったりと脱力していて、しっかり掴んでいないと落っことしてしまいそうだ。
落とさないよう慎重に運んでいる途中に、あの場合は119番するべきだったということにようやく思い至った。そんな簡単なことに気が付かなかったとは。どうやら相当に思考が混乱していたらしい。
リビングへ移動し、菜央の母親をソファに静かに寝かせる。
相変わらず菜央の母親の顔色は悪い。このまま放っておいたらまずいということは素人目にも明らかだ。
そんな彼女の傍らに立った二宮は新しくお札を手に取り、彰に渡したものと同じような文句を書いて、それを両手に握らせた。
たったそれだけで菜央の母親の顔色に変化が現れた。荒かった呼吸は徐々に整っていき、青ざめていた顔も赤みを取り戻していく。
意識はまだ戻らないが、苦しそうな表情は安らかなものになったし、もうほとんど眠っているのと変わりない様子だった。
「すごいな。そのお札って病気にも効くのか」
「まさか。そこまで万能じゃないよ。そもそもこの人は病気なんかじゃない。ただ当てられていただけだ」
「当てられた?」
二宮はソファで眠るおばさんに見下ろしたまま言う。
「そう。この家に充満してる、邪気とか瘴気とか言われてるものにね。今やこの家は無味無臭の毒ガスがそこかしこに漂ってる、そんな危険極まりない状態なんだ」
驚いて息を呑む。
無味無臭の毒ガスが充満してる? なんだそれは。相当にやばい状況なんじゃないのか?
具体的な状況を示されて彰はひどく狼狽した。緊張で口の中は乾いているのに、体からはじっとりと嫌な汗が染み出てくる。
「心配しなくても大丈夫。僕が渡したお札さえ持っていれば、実害はほとんどないから」
棒立ちになっている彰を安心させるように、二宮は優しく付け加えた。
自分がここに立っていられるのは、どうやらジャケットに突っ込んでおいたお札のおかげらしい。あれがなかったら、気分が悪いでは済まなかったのかもしれない。
もし二宮に出会わなかったら、自分も菜央の母親と同じように意識を失って、最悪の場合―――。
想像したら、身震いがした。
「さて、どうする?」
問う二宮の声はさきほどと打って変わって淡々としていた。ゆっくりとこちらを向いた表情も、似たような表現が当てはまるだろう。
どうするとはどういうことか。汗のひとつも見当たらない二宮の顔を何も言えずに見返した。
「この場所の危険性はさっき言った通りだよ。これからこの状況をつくった元凶を祓いに行く訳だけど、はっきり言うと君を連れて行く必要は全くないんだよね」
まったくその通りだ。彰は押し黙る以外になかった。
「それを踏まえて、君はこれからどうする? ここに残る? それとも付いて来る? 僕としてはどちらでも構わないし、付いて来るなら君に危害が加わらないよう、出来る限り配慮する。それでも絶対大丈夫ということはないんだ。だから僕は訊くよ、池永。君はどうしたい?」
実際のところ、自分はビビッている。そのことは十分に理解していた。今だって、抑えようとしても膝が小刻みに震えているくらいだ。
しかし、そんなものは迷う理由にはならなかった。
「行くさ、一緒に。ここで指くわえて待ってるのは性に合わねえ」
問題解決のために自分が必要とされないことも、二宮に付いて行けば身の危険が有り得るということも、二宮が気遣いつつも自分の意思を尊重させてくれていることも理解している。
だからせめて、役に立てなくとも事の成り行きは見届けたいと思う。
二宮の表情がふっと緩んだ。
「そう、分かった。でも、絶対に無理や先走った行動はしないこと。これは守ってね。でないと僕にもフォローできないからさ」
頷いて了解の意を示した彰は、軽く深呼吸して気持ちを落ち着かせようと試みた。平常心に一ミリほど近付いた気がする。
「一階はあらかた見て回ったから、次は二階か?」
「そうだね。二階で何が起こるかは分からないよ。心の準備はいいかい、池永?」
「ああ、これだけ驚いたんだ。もう何でもこいって感じだね」
膝の震えは止まらないまでも、少しだけ足に力が戻った。覚悟を決めたからだろうか。それとも緊張で気分がハイになっているのか。どちらだろうと一向に構わない。
ここからが正念場だ。彰は開け放したドアの向こう、二階へと続く階段を見据え、気合を入れなおした。
高かった気温も日が傾くにつれて下がり、過ごしやすい温度になって然るべきだというのに、家の中は外よりも温度が高い。それも中途半端に暖かい上に、ながらく換気をしていないらしく、生温く気持ちの悪い空気がその場に充満していた。
それだけならまだしも、彰にはこの家に充満している空気が妙にねっとりとしていて、まるで体にへばり付いてくるかのように感じられた。
込み上げる不快感に顔を顰める。この場から一刻も早く立ち去りたい。そんな気持ちも湧き上がってきた。
(いや、駄目だ)
あやうく後ろ向きな気持ちに支配されそうになったが、ここで逃げ帰る訳にはいかない。それでは何のためにここに来たのか分からなくなってしまう。
「大丈夫? きついなら外で待っててもいいんだよ?」
既に上がって廊下で待っていたらしい二宮が、気遣わしげに訊いてきた。二宮はこの不快な空気にも全く応えていないようで、けろりとしている。
何とも感じていないのか、それとも慣れていて平気なのか。どちらにしろ今の彰にとっては非常に頼もしい存在だった。
「これぐらい平気だって」
自分を鼓舞する意味を含めて、無理矢理に笑って見せる。強がりでも気を強くもつと、さっきよりは気分が楽になった気がした。
靴を脱いで廊下をしっかりと踏みしめる。硬いフローリングの床の感触を確かめつつ二宮の隣に並んだ。
何度か遊びに来たことがあるので、篠原家の間取りはおおよそ頭の中に入っている。
玄関から見て左手側には六畳の和室があり、突き当たりには風呂場と洗面室、突き当たりを右に曲がると奥にダイニングキッチン、右手側にリビング、階段とトイレはキッチンの手前、という造りになっている。
一階の構造をひとつひとつ思い出している間に、二宮は障子を開けて和室を覗いていた
他人の家を無許可で行動することになんの迷いも見受けられない。非常事態らしいと分かっていても、勝手に他人の家を歩き回ることに抵抗を感じる彰とは大違いである。
(普通に考えたら不法侵入だし。ってかその前にドアぶっ壊してるしな)
別の意味で怖くなってきた。元々重かった気分が更に沈んでくる。
和室になにも異常がないことを確認したらしい二宮は、リビングへと探索の手を伸ばした。彰は余計な詮索はせず、黙ってそれについていく。
綺麗に掃除され、柔らかな色彩の家具でコーディネートされたリビングには相変わらず人気がなかった。部屋の様子からは生活の跡が感じられるのに、まるで家そのものが呼吸が止めてしまったかのように空っぽだ。
どうしてだろうと考えて、ふと気付いた。
音がないのだ。自分達が鳴らす音以外の。
(そうか、何か変だと思ったら。静か過ぎるんだ、この家。誰もいないみたいにしんとしてる)
今まで漠然と感じていた違和感の正体がようやく分かった。それと同時にはっきりと実感する。この家はやはりどこかがおかしい、普通ではない、と。
よく知っている筈のこの場所が、まったく別のものに変わってしまったような気さえしてきた。
そんな筈はないと自分の頭に浮かんできた考えを打ち消し、それを確かめる為にキッチンのドアを開ける。
そうして視界に飛び込んできた光景に、彰は目を瞠った。
流し台の前に菜央の母親がうつ伏せで倒れている。
「……はっ?」
間が抜けた声が漏れた。あまりにも予想外で、一瞬思考がフリーズする。状況に理解が追いつくと、今度は焦燥と戸惑いが押し寄せてきた。
慌てて菜央の母親に駆け寄り、仰向かせて様子を調べる。息が荒く、顔も青褪めてはいるが、どうやら外傷は無さそうだ。苦しそうにぎゅっと目を瞑っている。
「だっ、大丈夫ですか、おばさん!?」
呼びかけても反応が返ってこない。返事ができないのではなく、意識を失っているのだ。
そこへ彰の声を聞いた二宮が駆けつけてきた。
「二宮! おばさんが!」
二宮は膝をついて菜央の母親の容態を診る。彰は不安げな面持ちでそれを見守った。
「……やっぱりか」
苦い顔で呟いて、それからこちらを向いて言う。
「この人をソファに寝かせる。池永、リビングまで運ぶの手伝ってくれない?」
「え、う、動かして大丈夫なのか?」
病人を無闇に動かしてはいけないとどこかで聞いた気がする。もしも素人の間違った判断のせいで症状が悪化したら。そう思うと確認せずにはいられなかった。
「大丈夫。むしろこのまま放っておく方が危ないよ。とにかく僕一人じゃこの人は運べない。手伝って」
「わ、分かった」
近くに担架の代わりになりそうな物はなかったので、二人で直接彼女を抱え、リビングまで運ぶことにした。意識がない人間は思いのほか運びづらい。ぐったりと脱力していて、しっかり掴んでいないと落っことしてしまいそうだ。
落とさないよう慎重に運んでいる途中に、あの場合は119番するべきだったということにようやく思い至った。そんな簡単なことに気が付かなかったとは。どうやら相当に思考が混乱していたらしい。
リビングへ移動し、菜央の母親をソファに静かに寝かせる。
相変わらず菜央の母親の顔色は悪い。このまま放っておいたらまずいということは素人目にも明らかだ。
そんな彼女の傍らに立った二宮は新しくお札を手に取り、彰に渡したものと同じような文句を書いて、それを両手に握らせた。
たったそれだけで菜央の母親の顔色に変化が現れた。荒かった呼吸は徐々に整っていき、青ざめていた顔も赤みを取り戻していく。
意識はまだ戻らないが、苦しそうな表情は安らかなものになったし、もうほとんど眠っているのと変わりない様子だった。
「すごいな。そのお札って病気にも効くのか」
「まさか。そこまで万能じゃないよ。そもそもこの人は病気なんかじゃない。ただ当てられていただけだ」
「当てられた?」
二宮はソファで眠るおばさんに見下ろしたまま言う。
「そう。この家に充満してる、邪気とか瘴気とか言われてるものにね。今やこの家は無味無臭の毒ガスがそこかしこに漂ってる、そんな危険極まりない状態なんだ」
驚いて息を呑む。
無味無臭の毒ガスが充満してる? なんだそれは。相当にやばい状況なんじゃないのか?
具体的な状況を示されて彰はひどく狼狽した。緊張で口の中は乾いているのに、体からはじっとりと嫌な汗が染み出てくる。
「心配しなくても大丈夫。僕が渡したお札さえ持っていれば、実害はほとんどないから」
棒立ちになっている彰を安心させるように、二宮は優しく付け加えた。
自分がここに立っていられるのは、どうやらジャケットに突っ込んでおいたお札のおかげらしい。あれがなかったら、気分が悪いでは済まなかったのかもしれない。
もし二宮に出会わなかったら、自分も菜央の母親と同じように意識を失って、最悪の場合―――。
想像したら、身震いがした。
「さて、どうする?」
問う二宮の声はさきほどと打って変わって淡々としていた。ゆっくりとこちらを向いた表情も、似たような表現が当てはまるだろう。
どうするとはどういうことか。汗のひとつも見当たらない二宮の顔を何も言えずに見返した。
「この場所の危険性はさっき言った通りだよ。これからこの状況をつくった元凶を祓いに行く訳だけど、はっきり言うと君を連れて行く必要は全くないんだよね」
まったくその通りだ。彰は押し黙る以外になかった。
「それを踏まえて、君はこれからどうする? ここに残る? それとも付いて来る? 僕としてはどちらでも構わないし、付いて来るなら君に危害が加わらないよう、出来る限り配慮する。それでも絶対大丈夫ということはないんだ。だから僕は訊くよ、池永。君はどうしたい?」
実際のところ、自分はビビッている。そのことは十分に理解していた。今だって、抑えようとしても膝が小刻みに震えているくらいだ。
しかし、そんなものは迷う理由にはならなかった。
「行くさ、一緒に。ここで指くわえて待ってるのは性に合わねえ」
問題解決のために自分が必要とされないことも、二宮に付いて行けば身の危険が有り得るということも、二宮が気遣いつつも自分の意思を尊重させてくれていることも理解している。
だからせめて、役に立てなくとも事の成り行きは見届けたいと思う。
二宮の表情がふっと緩んだ。
「そう、分かった。でも、絶対に無理や先走った行動はしないこと。これは守ってね。でないと僕にもフォローできないからさ」
頷いて了解の意を示した彰は、軽く深呼吸して気持ちを落ち着かせようと試みた。平常心に一ミリほど近付いた気がする。
「一階はあらかた見て回ったから、次は二階か?」
「そうだね。二階で何が起こるかは分からないよ。心の準備はいいかい、池永?」
「ああ、これだけ驚いたんだ。もう何でもこいって感じだね」
膝の震えは止まらないまでも、少しだけ足に力が戻った。覚悟を決めたからだろうか。それとも緊張で気分がハイになっているのか。どちらだろうと一向に構わない。
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