R18 体験記（日本語 フランス語 併記）

ハプニングバーにて

衆恥の緊縛

ハプニングバーの一角ではアダルトビデオが常時上映されている。
　
ビデオを観るというよりは、しばしの間、腰を落ち着ける場所だ。

御主人様は縄を取り出し、ショーツのみを身に着けた私を画面の前に立たせた。

ありきたりの挿入場面よりも物珍しい緊縛シーンに人が集まってくる。

衆目を浴びて興奮気味の御主人様は、私を後ろ手にし、胸と腰をきつく縛る。

苦しさはなく、縄の感触を楽しむ。
なされるがままに身を委ねる境地は素敵だ。

御主人様が力を込めると、喰い込む縄に身が踊る。
胸の下と下腹部に縄の圧力が加わると、性的な反応が起きる。
ガクガクと、身体が前後にくねる様子は、傍から見ると不思議な光景だろうと思う。

私の反応に満足した御主人様は、縄を解き始める。

解縄は御主人様の得意とされる技だ。

縛りから解放された素肌は敏感になっている。

重量のある、しかし当たりの柔らかなジュート縄に撫でられると、再び身体が妖しくくねり始める。
それに加えて、ため息、うめき声、なされようによっては叫び声ももらすことがある。

快楽に酔いしれる私に、突然ご主人さまが不意打ちを食らわせ、バランスを崩させる。もちろん安全に注意しながら。

床に仰向けになった私の足が素早く縛られ、囚われの姿になる。
目隠しされ、そのまましばらく放置される。

しばらくすると、見知らぬ手がおずおずと私の身体を撫でる。
まるで、撫でると幸せになると言われる像のようだと思う。
手は最高４本伸びてきた。
もっと沢山の手が欲しいと、少々欲張りになる。

観客サービスが終わり、目隠しを外され、全ての縄が解かれた私は立ち上がり、御主人様を讃える。

初めて人前で縛られた私の笑顔は自身に満ちていた。