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魔導書士、魔王と戦う
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「…なんだ、貴様は?」
「…あら?」
私は今、魔王の目の前にいます。
「…どうも、ニコライと言います」
とりあえず挨拶をしてみて、周りを見渡す。
魔王がいるというので、さぞおどろおどろしい場所や、王宮のようなものを想像していたが、田舎にあるちょっと大きめの館といった風な、素朴な作りの建物のようだ。
「ニコライ?どこかで聞いたような…?」
ふむ、と椅子に座って考える魔王を見る。ローブを覆っているので顔は見えないが、体格はルル位か?声も高いようだし、女性のようですね。
「…!お前、魔導書士のニコライか!」
「え、ええ、そうです。私のことをご存じで?」
「…王都にいる部下から、要注意人物として報告があったが、まさかのこのことやってくとはな!」
魔王ががばっと立ち上がる。
「魔導書士、そう、お前は魔導書士なのだな!やはり我らの前に立ちふさがるのは、魔導書士なのか!」
「どういうことですか?」
「くく、冥途の土産に教えてやろう。かつて我らを苦しめた人間の強力な魔術。それらを構築し行使したのは大半が、魔導書士だった…。だからこそ我々は魔術を、特に魔導書士の力を削ぎ落すことに長い年月を費やし、やっと、魔導書士を貶めることに成功したのだ」
「…なるほど。それで魔導書士が最弱の職業と呼ばれるわけですか」
「そういうことだ。しかし長い歴史上、ごくまれにだが、貴様のような傑物が現れる。そういう奴はどうなると思う?」
「どうなるんですか?」
「ふふふ、脅威となる前に、この私が自ら潰してやるのさ」
そう言って魔王がばっと両手を広げる。
「どうやって貴様がここに来たかは知らんが、一人で来るとは良い度胸だ!魔族の頂点に立つ力を見せてくれるわ!」
魔王の目の前に魔力が集まりだし、凝縮され、白く輝く球体となっていく。私も鞄から魔導書を取り出し構える。
「喰らえ、核魔法!」
白い球体がこちらに飛んでくる。
「ふう、飲み込め、魔食竜!」
唱えると、本の中から光の竜が飛び出し、真っすぐと魔王に向かって行く。途中で魔王の放った魔法に当たると、
「な、なに!」
竜は魔王の魔法を飲み込み、そのまま魔王に向かって行く。
「く、避けるのが間に合わん!」
光の竜が、魔王を飲み込み、消えた。
「ん、んむ?」
光の竜が消えた跡には、魔王が何も変わった様子もなく立っていた。
「…あら?」
私は今、魔王の目の前にいます。
「…どうも、ニコライと言います」
とりあえず挨拶をしてみて、周りを見渡す。
魔王がいるというので、さぞおどろおどろしい場所や、王宮のようなものを想像していたが、田舎にあるちょっと大きめの館といった風な、素朴な作りの建物のようだ。
「ニコライ?どこかで聞いたような…?」
ふむ、と椅子に座って考える魔王を見る。ローブを覆っているので顔は見えないが、体格はルル位か?声も高いようだし、女性のようですね。
「…!お前、魔導書士のニコライか!」
「え、ええ、そうです。私のことをご存じで?」
「…王都にいる部下から、要注意人物として報告があったが、まさかのこのことやってくとはな!」
魔王ががばっと立ち上がる。
「魔導書士、そう、お前は魔導書士なのだな!やはり我らの前に立ちふさがるのは、魔導書士なのか!」
「どういうことですか?」
「くく、冥途の土産に教えてやろう。かつて我らを苦しめた人間の強力な魔術。それらを構築し行使したのは大半が、魔導書士だった…。だからこそ我々は魔術を、特に魔導書士の力を削ぎ落すことに長い年月を費やし、やっと、魔導書士を貶めることに成功したのだ」
「…なるほど。それで魔導書士が最弱の職業と呼ばれるわけですか」
「そういうことだ。しかし長い歴史上、ごくまれにだが、貴様のような傑物が現れる。そういう奴はどうなると思う?」
「どうなるんですか?」
「ふふふ、脅威となる前に、この私が自ら潰してやるのさ」
そう言って魔王がばっと両手を広げる。
「どうやって貴様がここに来たかは知らんが、一人で来るとは良い度胸だ!魔族の頂点に立つ力を見せてくれるわ!」
魔王の目の前に魔力が集まりだし、凝縮され、白く輝く球体となっていく。私も鞄から魔導書を取り出し構える。
「喰らえ、核魔法!」
白い球体がこちらに飛んでくる。
「ふう、飲み込め、魔食竜!」
唱えると、本の中から光の竜が飛び出し、真っすぐと魔王に向かって行く。途中で魔王の放った魔法に当たると、
「な、なに!」
竜は魔王の魔法を飲み込み、そのまま魔王に向かって行く。
「く、避けるのが間に合わん!」
光の竜が、魔王を飲み込み、消えた。
「ん、んむ?」
光の竜が消えた跡には、魔王が何も変わった様子もなく立っていた。
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