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てるる

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その腕、おいくら?

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ちょっと前に、大学の部の記念品のデザインを
することになった。
このわたしが!
その顛末というのがなかなか象徴的で、

「プロにタダで仕事をさせてはならじ」

「友だちなら、友だち価格を要求してはならじ」

ということを改めて思ったものです。


プロとアマの違いは「速さ」とは、後にプロになられた
美術の先生がおっしゃっていたことですが、
まさしく、そのスピーディな技術は、
自己研鑽し、自己投資をしてきた結果なわけですよ。

そして、さも簡単そうに見せるのが、「上手」ですわね。
羽生くんの氷上の舞!
あれが血の滲むような努力と鍛錬の賜物だと
わからないひとはいないでしょう。

技術とは、スキルとはそういうものです。


さて。
件の記念品のデザインを何故、シロトのわたしが
することになったか。

最初は、その筋のひとなら誰もが知るアニメーターである後輩に
依頼があり、その後輩が「自分は専門じゃないから」
と、わたしにお鉢を回したのです。
プロから認められるシロト。
たいへん面映ゆいことでしたが、後輩ちゃん、
わたしも専門外ですよ?とツッコミは入れました。
ここでは依頼した現役に失礼があるとは思いません。
部の記念品であるから、デザインができそうな先輩を
みつけて訊いてみただけ、ですからね。
最終的には、わたしがベースのデザインを考え、
玄人の先輩にロゴの置き方などを指導していただき、
めでたく完成をしました。

シカシ。
後輩ちゃんの「専門外」と断ったプロ魂に、
「常識」と「非常識」のせめぎ合いを見た気がしたわけです。
絵が描けたらなんでも一緒じゃん?という考えが
浅はかであることは、描かないひとにはわからない。
プロにはプロのプライドというものもありますから、
自分の名を冠する限り、テキトウな仕事はしたくないのですね。


「労働の対価」

というものがあるのです。
わたしは、友だちから頼まれるようなインスタなどの
翻訳は短いものなら無償で受けます。
画も描いて欲しいと言われれば、気が乗るものなら
喜んで描きます。
でも、それはあくまでも自分の愉しみでやる
「素人仕事」だからです。
英語教育、なら時給数千円頂戴します。
(それもつい自分で時給を下げてしまうのですが)

だから、逆にジャンル問わず、シュミでしていらっしゃる方から、
プロ級の作品をいただくと、勿体なくて、うれしいやら
申し訳ないやらという思いでいっぱいになります。
買ってまで欲しいものですからね。


何はともあれ。
才能と、時間をかけて積み上げた技術を駆使する
「プロの仕事」を無償で得ようなどという不届きな
考えが蔓延すると、佳いものが生まれなくなっていくでしょう。
マンガなどの娯楽が薄っぺらになっていくと、結局
読むに足るおもしろい作品がなくなり、
自分の首を絞めることになるという想像力があれば、
海賊無料サイトなんか支持しないと思うんだけどね。


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