ヰタ・ピクトアリス

てるる

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ターゲットは誰だ!?

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読者を殊更想定することなく、自分のために描いているので、
対象年齢とかあまり考えないんだけど、
自分の10~20代の思い出を中心に描いているので、
まあ、それくらいのひとたちから、同じように
昔を懐かしむお年頃になるのだろう。

生徒に読んでほしくて描いているのもあるけど、
いずれ大人になってから、
ああ、せんせいはこんなセイシュンを過ごしていたのか、
へー、ほー、と苦笑いしてもらえれば重畳なので、
やはり、年齢設定は高めかもしれない。

作品として至らないがゆえに、
「わからない」のは明らかに作者の落ち度だが、
読者側の知識不足、経験値の低さ、想像力のなさが
理解を妨げるのは、不幸な出会いと言わざるを得ない。

だいぶ以前、投稿作品について、萩尾望都先生が
「読者サービス」として、ひとこと説明を
加えたほうがいいとアドヴァイスされているのを読んで、
腕組みをしました。
拒絶のやつ。
解説はムードを損なう蛇足だとわたしは思う。
でも、今にして思えば、まずはデビュー作となる
作品はみんなにわからなくてはならない。
作家性を発揮するのはそれからでいい、という
教えなのか、と。

基本的にわたしは、感性を磨け!わからなければ、
自分で調べろ!派です。
いつまで口を開けてご飯が入ってくるのを
待っているつもりだ、と思います。
歴史物などで註が入りすぎているマンガなどは、
本当に、本当に、興醒めです。

とはいえ、
そこに描かれる時代背景や、もろもろの事情が
よくわからなくても読ませる作品というのがあって、
そういう骨格があることがまず肝要。

要は、読むに足る作品であるならば、老若男女
誰だっておもしろいと思うわけで、だから、
こちらの「~向け」は撤廃して、せめてタグにしてくれないかと
思っています。
子どもの頃から手塚・石森に親しんできたし、
みんなが少年誌を好んで読む年齢には、
もう青年誌に興味が移っていたし、
今はもう所謂少年少女向けのぬるいマンガは読む気が起きない。
もっと言うなら、小説などもいいひとしか出てこないようなのは
おもしろいと思えない。

「毒」こそが、作品をおもしろくする。

それも上質のものでなければならない。

ドロドロした人間関係や、エロ・グロをひけらかしても、
毒にはならない。
ヤンキーのドヤ顔みたいなものだ。

人間の心の奥底に潜む闇。

朗らかな中にも、そんなものが匂う作品は面白いと思う。

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