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てるる

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ことだま

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「てるる」は、亡くなったおばあちゃんの名前から
取りました。
自分の名前を「さん」付けで呼ばれるのが好きなので、
ずっと本名を使っているのですが、
名前があれば、いつもおばあちゃんと一緒に居られるような
気がして、ついったから心機一転しました。
もちろん旧活動名をご存知の方はそちらを使ってくださるに
やぶさかではございません。
ここでは混乱を避けるため「てるる」でいいと思いますが。


さて。

これはマンガ特有の現象かもしれないけど、
キャラの名前が決まらないと、動かない。
物語も動かない。

名前は命です。

あだやおろそかにできない。

シンプルで、「そのひと」をイメージしやすい
ネーミングに気を遣います。
ふりがなナシでは読めない名前も、DQNキャラを
表現できるならそのようにします。

どんな些末なことでも、作中すべて必然性がないと、
よろしくないと思うのですね。


短編のお手本は手塚先生の『B・J』と言われて、
異論のあるひとはいないでしょう。
わずか21頁とかの中にあの情報量!
もちろん中には駄作もあるでしょうが、
無駄を極限まで削ぎ落した表現力に舌を巻きます。
(4コマなら、やはり『サザエさん』かな)

手塚先生の時代などは、ネーミングには
ずい分とテキトー感がありますが、マンガだから、まずは、
ひと目で読者がその人物像を想定できるキャラ・デザインが
第一。
そのうえで名前も人物の背景理解の援けになるものだと思います。
ミーハーだとか、験担ぎがきついとか、教養ゼロとか、
名付けでその家庭を判断できる。
そのイメージを裏切るか、まんまで行くかは、
演出の見せどころでしょうね。

キャラを描いたら、名前はわりとすぐに
決められるのですが、最後まで呻吟することが多いのが
タイトルのほう。
どうすれば、出オチにならず、内容を彷彿とさせ、
印象に残るようにできるものか。

『もにょもにょ』は、
敬愛する若き絵師P嬢に、
「もにょもにょしたものを描くのです」
と宣言したときから、ふたりの間で「もにょもにょ」と
呼んでいたのでそのままにしました。
我的最高傑作は桃山時代を舞台にした
『あをの彼方』
これ以上のタイトルはないと思っています。
気に入っているのは
『はじまりのDING☆DONG』
『がんばれ!温泉卵!!』
『キスのツケ』
ですかね。

小説指南書の中で、たとえ悲劇であっても
タイトルまで陰陰滅滅たるものにしないほうがよい由
書いてあったので、踏襲しています。
まあ、そんな暗い話も描いていませんが。

言葉の遣いかたというものは、センスの問われる
ところだと思います。
あまりにもペダンティックだと鼻につくし、
逆に教養を疑いたくもなりますが、古今東西の古典などに
目を通していると、美しい言葉や表現に触れることができるし、
和歌や俳句、歌詞などは、凝縮したイメッヂの
伝え方の参考になるのではないでしょうか。

そのまま拝借するよりは、インスパイアされたほうが
カッコいいと思う。


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