Forever Friends

てるる

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カシマさんと再会5

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バスはすんなり乗れたが、中は激混み。
人いきれでむせかえる。
ダウンはきついね、カシマさん。
こんなに混んでると、脱ぐに脱げないから、
外に出たときに汗が冷えるだろうな。
ヒトゴトじゃないけど。
俺もウールのダッフルが重くて暑い。

バスが北に向かうにしたがって、どんどん空いていく。
学校というものは、たいていどこでも僻地に
あるものだ。
やっとツキノワグマの仔を席に着かせ、俺は見慣れた
風景を確認していた。
見慣れたはずの、か。
懐かしさがこみあげてくる。
今も充実した楽しい生活をしているが、学生時代の
あの楽しさはなんだったんだろう。
本当にセイシュンそのものだったよな。

弓道場に入ったら、厳粛さで空気が張り詰めているんだけど、
ひとたび外に出れば、その緊張感がほどけるからか、
俺たちはやたらに陽気だった。
関西の国公立落ちこぼれ組が集まったような大学というと、
怒られそうだが、少なくとも、俺はあと一歩公立にも及ばず、
落ち武者然として入学したんだ。
土地を選ばなければ行けるところもあったんだがな。
ミヤコM好き、歴史好きとしては、どうしても一度は京都に
住んでみたかったんだ。
千年の古都。
魑魅魍魎界を体感してみたかった。
冷たいと言われるひとと、冬の凍てつく寒さも。

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